推しが可哀相だと可愛い!!

杵竺  タオ

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第一幕 転生

第二話

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自分の立ち位置、今いる場所、かわいい双子の妹、家族、実親エトセトラと話をしたけれど。3大公爵家のひとつのクラーク家、魔力もピカイチの上使用人は礼儀を弁えている。

「ひっ、あが…」
「子供じゃ流石にむりかー」

神ryの父親のせいか魔力保有量がチートなわたしが、少しだけ魔力を与えるだけでも快楽に耐えられない者の続出だ。与える側として楽しみの一つもない。今はクラーク家の娘として出来損ないの人間混じりのエルフとして過ごしているが、たまにちょっかいをかけてくる相手に度々試しながら魔力を流すが結果はいつも同じ。

「折角この世界じゃ、画期的な能力があるのに子供じゃいい実験体あいても見つからないしなぁ」

基本的に魔力が快楽元簡単に言えば媚薬に近い効能を持っている中で、妄想大好き尚且ついじめっ子体質の私は小中のあだ名を外しても大概ドSだの名誉?なあだ名をいただく事しばしばあった。それに、喪女として男性経験は未経験である上に自信がイッたこもなかったのでどうやれば絶頂を迎えることができるのか、研究やラブグッズ、ASMRなんやかんやと漁りまくり喪女だけどエロい妄想大好き!みたいな痴女が出来上がった。まあ、最終的には友達のいうように攻め側が一番しっくり来る上にテンションも上がり、最もいいのが推しが可哀想なほどかわいいと思ってしまう歪んだ癖!!!イケメン、美女強気な人の心を叩き折って快楽沼に突き落とすのイイよね。あー興奮する。

「…実験動物1おもちゃはどうなったんだろ~」

先日、私のかわいいセレノアちゃんに襲いかかってきた公爵家を恨む家からの刺客を撃退して、公爵ちちうえから譲り受けた。その際、哀れみの視線を刺客が受けたことは、まあスルーさせてもらおう。

「ぁ………ぅ……」
「あーあ。完全にイカれちゃったかなー?」

快楽に弱い。まあ、どこの世界も生き物みんな快楽に弱いとは知っているけど。特にこの世界はそういう仕組みシステムだからこんな邪道なやり方じゃ頭の中溶けちゃうか。

「ゆるしてください、ゆるして…ゆるして、くださ、もう嫌だ、イきたくない、イかせて、イきたく、んぁ゙ぁ゙♡♡!?」
「熊はけっこう耐えられるって聞いたけど、そうでもないのかなぁ?」

セレノアと遊ぶ為に早めに遊びを辞めて、一晩放置したのがよほど効いたのか。はたまた、今までにない方法で責め立てられたせいか。刺客だという誇りも忘れて泣きじゃくり、懇願するように子供に許しを請うその姿に自然と口角が上がってしまう。

「まあ、いいか~」
「!おわり…?帰れる、帰れるのですか?!俺は、俺は俺は許されてっ」
「誰がおわりだっていったのー?」

一晩中イき狂ったのか精神が若干壊れたけど、声のトーンが変わったのは感じ取れるほどの感覚は残ってたみたいだ。
若干希望がでた表情に、笑顔むけると数秒てま氷のように固まった。

「君が来たせいでセレノアがすごく驚いて転んだの。見てたよね?」
「ひっ、嫌だ…イヤ、これ以上はっぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡」
「はーい、第2ラウンド~」

汚い嗚咽をしながら途中はもはや叫びとも言える喘ぎ声を後から受けながら防音対策をしっかりした部屋の扉を閉じる。もっといろいろ試してみたいものの今現在捕獲できる実験体がだいぶ不足している。下手に使用人でやればさすが公爵に怒られるし~。早く、原作の学園にさえ行ければ漁り放題なのかもしれないけれど。

「セレニア!どこにいっていたの!」
「ノアちゃーん!今日もかわいいねぇ」
「ちょっと!髪が崩れますわ!」

性欲より実験欲が強く出ていて、前世でできなかったあんなことやこんなことの男性性器での実験が気になりすぎる。やりすぎたら強姦で捕まりそうだしね、現代は。そんなことを考えながら、屋敷まで歩いてくるとぷんすこと怒った表情のセレノアがお出迎えしてくれた。その事に、今まで考えていたことなど忘れてその可愛い妹に抱きつく。最近羞恥心というのを覚えてしまったのか、ひっつくと少しだけ嫌がるけれど本気で嫌がっていないのは理解してるので、さらに私がデレデレするというループにハマりつつある。

「ツンノアちゃんかわいいねぇ」
「ニアはたまによくわからないことをいうのよね!」
「うんうん。セレノアが可愛いって話だからいいんだよぉ~」
「か、かわいいのはあなたもでしょっ」
「はあ~~~」
「どうしたの!?どこか悪いの?!」
「私の妹が天使すぎて倒れた」
「もうばか!」

さっきよりお顔を赤くしてぷんすこするセレノアちゃん。とてもかわいい。とても尊い。女の子きゃわいい~。それでも置いていかないのはセレノアの優しさで、そこにまたグッとくる。悪役令嬢がなんだ。この子もうヒロインでいいじゃん。いや、ヒロインだとあっちこっちの男ににゃんにゃんされるのは許しがたし。一途でセレノアだけを思って、強くて、優しくて、賢いオスじゃなきゃ私の妹はあげられないわ~(笑)

「それよりあなた、また厨房に行ったの?」

甘い匂いがするわ。そういって鼻をひくつかせるセレノアに、先程行った場所で白濁液でも踏んだかなと思いながら、ごまかしげに笑ってその手を掴む。

「料理長がアップルパイをやいていたのを見てたんだ」
「アップルパイ!すてき、たべにいきましょう!」
「お昼の前に食べてお母様に怒られない?」
「怒られたら一緒に怒られればいいのよ」
「泥団子やかくれんぼはもうしないのかー」
「…お母様から逃げたところでつかまるだけだわ」
「たしかに~…」

エルフの長だけある。隠密行動はさることながら、子どものお遊戯のかくれんぼなんてお手の物だろう。しかし、そこでアップルパイを食べないという選択肢をしないのはさすが私の妹、大好きだ。

「それじゃあ見つかる前にアップルパイを強奪しに行こうか!」
「強奪だなんて。わたしたちは公爵令嬢よ!そのけんりがあるの!」

日に日に語彙力を増やしていくお姫様ににやりと笑い合って走り出す。まあ、結果は見事に強奪は成功し、そして母親に見つかり二人して夕飯ににがーいお灸が添えられたとさ。まあ、またやるけどね。




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