異世界ラブコメは永久に不滅です!ーラブコメが廃れた世界で誰もが羨むラブラブパーティーを作ってのんびり過ごします。

ゆぱ@NieR

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令嬢婚約破棄クエスト

公爵令嬢登場

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「それでは城内へとご案内いたします。くれぐれも言動と行動には細心の注意

 を払ってください。」




そう言われバルフレッドに付いていくと、城内に入る前に門兵にチェックを受ける。

既に話が通っていたのか、すんなり中へと入ることができた。


開かれていた大扉をくぐり抜け、城内に足を踏み入れると、思わず4人と一緒に声を上げていた。


「すご―――い!」すげえ…」


まさに豪華絢爛、城の中に何てそもそも入ったことなんて無いが、

諸外国が集まる会議ということだけあって、(恐らくだが)いつも以上に豪勢な飾り付け

が施されており、その他にも彫刻や絵画、骨董品?等が数多く並んでいた。

もう会議が始まっているのか良く分からないが、艶やかな着こなしをされた紳士淑女の

皆さまが数多く既に迎えられているようで、ザワザワとした城内は笑い声などで賑わいで

いる。


「こちらでございます。」


バルフレッドに案内され、城内の奥に進んでいく。

しばらくして着いたのは正に社交場というに相応しい大広間で

たくさんのケータリングが並んでおり、貴族たちが優雅に踊っていた。


「これが会議は踊る、されど進まずってやつか…。」


「リュシー様を連れてまいります。こちらでお待ちください。」


バルフレッドに言われ、俺たちはぎこちない佇まいでそこで待っていると、

恐らく今回の真の依頼人の公爵家ご令嬢が姿を表した。

金髪縦ロールにブラウンの瞳、ワインレッドのザ・貴族のドレスを身にまとい落ち着いた

佇まい。さすがに美人だ。


「ご機嫌麗しゅう…


バルフレッドが何か彼女に耳打ちしている。


「誠様、ニャミス様、クー様、カエデ様、アテネ様、

 今回は私の我がままで遠いところからわざわざ、

 足を運んでいただきありがとうございます。

 いかがお過ごしでございましたか?」


ニコッと笑うリュシー嬢、これが公爵令嬢というやつか。


いきなり貴族的回答が求められるプレッシャーのかかる場面だ。

友人という設定であっても、いつも見たいな話し方ではまずいだろう…

ここは慎重に…


「…お前誰?」


クーがいきなりぶっ放した。

そんな言葉を聞いた近くの貴族たちギョッとしてコソコソと話しながら、こちらを見ている。


「クー!そんな言葉遣いしたらだめでしょ!」


よかった…こういう時ニャミスは意外と頼りになるからな。


「失礼しました。それでは改めまして…

 そちらさんは誰でごぜえましょう?オーホッホッホ!」」


こいつら設定を把握してねえ…。

最後の笑いで令嬢らしさを出したつもりだろうか?甘めに見積もって0点。

さらにざわつきは広がり、俺たちは悪い意味で早くも注目を集めてしまっていた。

対面しているリュシー嬢は眉をピクつかせて引きつり笑いしている。

そしてその隣にいるバルフレッドは俺たちを今すぐ殺さんばかりの視線で睨みつけている。

隣にいたカエデに背中をちょいちょいと肘でつつかれ小声でせっつかれる。


「ちょっと!誠何とかしなさいよ!このままだたやばいわよ!」


分かってるよ…おれはコホンと咳払いをする。


「リュシー様お久しぶりです、私の妹たちがとんだ無礼を…

 ご厚意に甘えて、あまり面識の無かった妹たちまで招待させて頂いて本当によろしかっ

 たのでしょうか?この2人には後でキツく言っておきます。」


リュシー嬢の溜飲はすこし下がったように見えた。


「いいんですのよ誠様。妹君たちも見ない間に本当に大きくなられて…

 そうでしたわ…あなた方をもてなす為に特別にお部屋をご用意いたしましたの。

 良ければそちらにご案内いたしますわ。」


「妹?私はこの人のいも―痛っ!


俺はアテネの二の腕を後ろでつねりながら、殺意の目線で言葉を止めさせた。


「あ…ありがとうございますわリュシー様!それでは是非さっそくご案内してくださいま
 せ!」


ぎこちない話し方ながらもなんとか他のあんぽんたん共を引っ張るカエデ。

まともに動けそうなのはコイツくらいか…


リュシー嬢に案内され、俺たちは大広間を後にして城の上層部へと登っていく。

人気の無い比較的質素な廊下を歩いていくと、

少人数で食事をするダイニングのようなところに案内された。

10人くらいが座って食事ができるような長いテーブル(勿論高級そうな)

があって、バルフレッドが入ってきた扉を占めたことを確認すると、リュシー嬢は

テーブルのお誕生日席に勢いよくドカッと大股開きで腰かけた。

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