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DAY2-1 占いなんて信じない
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「いや、ないわ」
目覚めた瞬間、そう口に出していた。
何って?昨日の占いだよ!
昨日は不覚にもショックを受けてしまったけど、一週間後に死ぬなんて、絶対ない。まして
それがあんなのんきそうな占い師に分かるわけがない。
「学校行くしたくしないと…」
部屋を出て一階に降りると、リビングはシンと静まり返っていた。
いつものことだ。両親は中学校の先生なので、いつも忙しい。朝は早いし帰りは遅いし、休みも部活の指導やら引率やらでロクにいない。
養ってもらってるんだから文句言うな?
分かってるよ。ただ、私はほとんど会っていないという事実を述べているだけ。
冷蔵庫を開けると、お母さんが作ったサンドイッチがあった。私はそれを取り出し、カップにアールグレイのティーバッグと角砂糖を放り込む。三分の一お湯を注いで少し蒸らした後、スチームしたミルクを注ぐ。朝は絶対これ。
テレビをつけながら、ブルーベリージャムとクリームチーズのサンドイッチにかじりつく。
「…昨夜未明、〇〇県でナイフを持った…」
「…で砲撃があり…死者は…にものぼり…」
今日も世界は不穏だ。
私がのんきに朝ごはんを食べている間も、人は殺され、痛みや飢えに苦しむ人がいる。
手に持ったサンドイッチを目にしたら、罪悪感に押しつぶされそうになった。
「七時四十五分です、各地の天気を…」
「…ヤッバ!」
私はサンドイッチを口に押し込み、ミルクティーで流し込んだ。
私がどんな気分であっても、世界が不穏であっても、学校は始まるのだ。
目覚めた瞬間、そう口に出していた。
何って?昨日の占いだよ!
昨日は不覚にもショックを受けてしまったけど、一週間後に死ぬなんて、絶対ない。まして
それがあんなのんきそうな占い師に分かるわけがない。
「学校行くしたくしないと…」
部屋を出て一階に降りると、リビングはシンと静まり返っていた。
いつものことだ。両親は中学校の先生なので、いつも忙しい。朝は早いし帰りは遅いし、休みも部活の指導やら引率やらでロクにいない。
養ってもらってるんだから文句言うな?
分かってるよ。ただ、私はほとんど会っていないという事実を述べているだけ。
冷蔵庫を開けると、お母さんが作ったサンドイッチがあった。私はそれを取り出し、カップにアールグレイのティーバッグと角砂糖を放り込む。三分の一お湯を注いで少し蒸らした後、スチームしたミルクを注ぐ。朝は絶対これ。
テレビをつけながら、ブルーベリージャムとクリームチーズのサンドイッチにかじりつく。
「…昨夜未明、〇〇県でナイフを持った…」
「…で砲撃があり…死者は…にものぼり…」
今日も世界は不穏だ。
私がのんきに朝ごはんを食べている間も、人は殺され、痛みや飢えに苦しむ人がいる。
手に持ったサンドイッチを目にしたら、罪悪感に押しつぶされそうになった。
「七時四十五分です、各地の天気を…」
「…ヤッバ!」
私はサンドイッチを口に押し込み、ミルクティーで流し込んだ。
私がどんな気分であっても、世界が不穏であっても、学校は始まるのだ。
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