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DAY2-2 学校モード
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「おはよー!」
ダッシュで教室にかけこむと、先生はまだ来ていなかった。ほっと胸をなでおろす。中三なので遅刻欠席は受験的にダメージが大きいのだ。
「凛々遅いよ~」
「ギリギリじゃ~ん」
「朝メシおかわりしてたんだろ~」
陽気なクラスメート達が私をからかう。
「うっさいな~、レディは身じたくに時間がかかるんですぅ~」
「発芽玄米みたくなってるぞ」
瀬名がいつの間にか後ろに立っていて、頭の右上についた寝グセに人差し指をからめた。
「瀬名!」
「どこがレディだ」
クラスみんながどっと笑う。「いいな~凛々~」なんてうらやましがる声も聞こえてきた。瀬名は身長が百八十センチもあってバスケ部のエースなので、人気なのだ。
別に良くないし。瀬名はからかってるだけだし。
「もー!ほっといてよー!」
私は瀬名をどつくが、びくともしない。三十センチも体格差があるんだから、当たり前かも。でも、そんな様子を見てクラスメートは笑う。
「あははは…」
「今日もウチのクラスは元気だな~。瀬名~香坂~、席につけー」
担任の森先生に声をかけられ、席に急ぐ。
そう、ウチのクラスはみんな仲が良くて、明るい。
その中で浮かないように、私も精一杯明るくふるまっているけど、これが結構疲れるんだよなぁ。ああ、早く帰ってゲームがしたい。
陰キャの学校モードは、長持ちがしないんです。
ダッシュで教室にかけこむと、先生はまだ来ていなかった。ほっと胸をなでおろす。中三なので遅刻欠席は受験的にダメージが大きいのだ。
「凛々遅いよ~」
「ギリギリじゃ~ん」
「朝メシおかわりしてたんだろ~」
陽気なクラスメート達が私をからかう。
「うっさいな~、レディは身じたくに時間がかかるんですぅ~」
「発芽玄米みたくなってるぞ」
瀬名がいつの間にか後ろに立っていて、頭の右上についた寝グセに人差し指をからめた。
「瀬名!」
「どこがレディだ」
クラスみんながどっと笑う。「いいな~凛々~」なんてうらやましがる声も聞こえてきた。瀬名は身長が百八十センチもあってバスケ部のエースなので、人気なのだ。
別に良くないし。瀬名はからかってるだけだし。
「もー!ほっといてよー!」
私は瀬名をどつくが、びくともしない。三十センチも体格差があるんだから、当たり前かも。でも、そんな様子を見てクラスメートは笑う。
「あははは…」
「今日もウチのクラスは元気だな~。瀬名~香坂~、席につけー」
担任の森先生に声をかけられ、席に急ぐ。
そう、ウチのクラスはみんな仲が良くて、明るい。
その中で浮かないように、私も精一杯明るくふるまっているけど、これが結構疲れるんだよなぁ。ああ、早く帰ってゲームがしたい。
陰キャの学校モードは、長持ちがしないんです。
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