1 / 9
まえがき
まえがき
しおりを挟む
2025年夏…
私は上野舞。26歳でOLをしている。4年前に新宿で仕事を始めたので、東京都月島のアパートで一人暮らしを始めた。あまりにも都会だと家賃が高過ぎるし、都会に住んでみたいという夢があった。さすがに新宿や渋谷には住めなかったが、月島は良いところだと思う。2階建ての2階で1Kだ。とても日当たりが良くて、住み心地が良い。
通勤は自転車で月島駅まで行き、都営大江戸線に乗っている。家の近くにはスーパーマーケットやコンビニエンスストアもあり、とても便利だ。
平日はいつも朝8時に家を出て、大抵は夜7時頃には帰宅する。帰り道にスーパーマーケットで買い物をして自炊している。日によるが。誰かと一緒でなければ、あまり外食はしない。
休日は土日祝日でカレンダー通り。
私は202号室。両隣には男性が住んでいて、両方一人暮のようだ。201号室は30歳前後の男性で、203号室は40歳代ぐらいの男性がいる。なぜ男性と分かるかと言うと、挨拶程度だが時々廊下ですれ違ったり、玄関先で顔を合わせたりすることがある。
金曜日になると201号室の男性には彼女らしき人がいて、よく泊まりに来る。私もお隣さんもカレンダー通りの休日のようだ。ほぼ毎週金曜日の夜には女性が来ている。このアパートは壁が薄く、女性の声が聞こえるから分かってしまう。会話の内容まではほとんど聞き取れないが、男性とは違う高い声が聞こえ、それはいつも同じ声に聞こえる。特定の彼女と言って、間違いないだろう。
私はと言うと、2年前まで彼氏がいた。別れてからは時々寂しいと思うが、頑張ってまで彼氏を作ろうとは思わない。ただ… 性欲が強くて…。最後にセックスをしたのは2年ぐらい前になる。
中学生の頃にオナニーを覚えて、今では頻繁にオナニーをしている。感じやすいかと言われると分からないが、濡れやすい体質だとは思う。
オナニーを覚えたのは、ある時自転車に乗っていて、サドルが股間に当たるのが気持ちいいと思ったのがきっかけだ。それ以降、学校で机の角に股間を押し付けたりして快楽を楽しむようになった。
いつからか直接クリトリスを触るようになった。それがとても気持ち良くて…。男性経験をしてからは直接指を出し入れするようにもなって、オナニーで絶頂に達することも出来るようになった。
私はここではっきり言う。頭の中は変態だ。いつもどこかでレイプされる妄想をしている。アダルト動画にあるようなストーリーがいつも頭の中にあるのだ。電車に乗れば痴漢に遭い、旅行をすれば旅館の部屋に押し入られるとか…。色んな場面がある。
仕事中もムラムラすることが頻繁にある。そんな時は周りに人が居ないことを確認して、コピー機の角に股間を押し付けたり、会議室で机の角に押し付けたり。給湯室でガスコンロのスイッチに押し付けることもある。とにかく使える物は使う。快楽のためと考えると大抵の物は使える。さすがにそんな場所で絶頂に達することはないが…。だが、いつも自宅でオナニーする時もイキ我慢をして長くしてることが悦びであると感じているので、会社でのその行為も楽しめている。
普段は自宅で犯される妄想もしている。隣人が部屋に入り込んで来て、私を襲うというもの。203号室にはヲタク系の男性が住んでいて、恐らく現在彼女はいないだろうと思う。もしかすると、今まで彼女がいたことがないかもしれない。だが、何となく風俗に通ってそうな気もする。
ある夏の金曜日に仕事から帰ると、私はまずお風呂に入ってから、サッパリして部屋着に着替えて夕食を摂る。テレビをつけて、何となくバラエティー番組なんかを見ながら、適当にスマートフォンをいじったりしていると、いつも201号室から男性と女性の笑い声などが聞こえてくる。
(今週も来てるなぁ…)
ぐらいに思う。私は別に1人でいることが寂しいとは思わない。ただ…
夜8時過ぎには隣の201号室から女性の笑い声が聞こえていた。それに反応するかのように男性らしき低い声がモゴモゴと聞こえてくる。会話の内容は聞き取れないが仲が良さそうな雰囲気は伝わってくる。テレビか何かの音も少し聞こえてくる。
私は決して盗み聞きをしようとしてるわけではない。勝手に耳に入ってくるのだ。
反対の隣の203号室からは、ほとんど物音が聞こえてくることはない。だからこそ謎なのだ。ヘッドフォンをしてゲームでもしているのか?それともアニメでも見ているのか?それとも模型でも作っているのか?まぁ、会話でもしない限り謎が解けることはないと思う。
私は上野舞。26歳でOLをしている。4年前に新宿で仕事を始めたので、東京都月島のアパートで一人暮らしを始めた。あまりにも都会だと家賃が高過ぎるし、都会に住んでみたいという夢があった。さすがに新宿や渋谷には住めなかったが、月島は良いところだと思う。2階建ての2階で1Kだ。とても日当たりが良くて、住み心地が良い。
通勤は自転車で月島駅まで行き、都営大江戸線に乗っている。家の近くにはスーパーマーケットやコンビニエンスストアもあり、とても便利だ。
平日はいつも朝8時に家を出て、大抵は夜7時頃には帰宅する。帰り道にスーパーマーケットで買い物をして自炊している。日によるが。誰かと一緒でなければ、あまり外食はしない。
休日は土日祝日でカレンダー通り。
私は202号室。両隣には男性が住んでいて、両方一人暮のようだ。201号室は30歳前後の男性で、203号室は40歳代ぐらいの男性がいる。なぜ男性と分かるかと言うと、挨拶程度だが時々廊下ですれ違ったり、玄関先で顔を合わせたりすることがある。
金曜日になると201号室の男性には彼女らしき人がいて、よく泊まりに来る。私もお隣さんもカレンダー通りの休日のようだ。ほぼ毎週金曜日の夜には女性が来ている。このアパートは壁が薄く、女性の声が聞こえるから分かってしまう。会話の内容まではほとんど聞き取れないが、男性とは違う高い声が聞こえ、それはいつも同じ声に聞こえる。特定の彼女と言って、間違いないだろう。
私はと言うと、2年前まで彼氏がいた。別れてからは時々寂しいと思うが、頑張ってまで彼氏を作ろうとは思わない。ただ… 性欲が強くて…。最後にセックスをしたのは2年ぐらい前になる。
中学生の頃にオナニーを覚えて、今では頻繁にオナニーをしている。感じやすいかと言われると分からないが、濡れやすい体質だとは思う。
オナニーを覚えたのは、ある時自転車に乗っていて、サドルが股間に当たるのが気持ちいいと思ったのがきっかけだ。それ以降、学校で机の角に股間を押し付けたりして快楽を楽しむようになった。
いつからか直接クリトリスを触るようになった。それがとても気持ち良くて…。男性経験をしてからは直接指を出し入れするようにもなって、オナニーで絶頂に達することも出来るようになった。
私はここではっきり言う。頭の中は変態だ。いつもどこかでレイプされる妄想をしている。アダルト動画にあるようなストーリーがいつも頭の中にあるのだ。電車に乗れば痴漢に遭い、旅行をすれば旅館の部屋に押し入られるとか…。色んな場面がある。
仕事中もムラムラすることが頻繁にある。そんな時は周りに人が居ないことを確認して、コピー機の角に股間を押し付けたり、会議室で机の角に押し付けたり。給湯室でガスコンロのスイッチに押し付けることもある。とにかく使える物は使う。快楽のためと考えると大抵の物は使える。さすがにそんな場所で絶頂に達することはないが…。だが、いつも自宅でオナニーする時もイキ我慢をして長くしてることが悦びであると感じているので、会社でのその行為も楽しめている。
普段は自宅で犯される妄想もしている。隣人が部屋に入り込んで来て、私を襲うというもの。203号室にはヲタク系の男性が住んでいて、恐らく現在彼女はいないだろうと思う。もしかすると、今まで彼女がいたことがないかもしれない。だが、何となく風俗に通ってそうな気もする。
ある夏の金曜日に仕事から帰ると、私はまずお風呂に入ってから、サッパリして部屋着に着替えて夕食を摂る。テレビをつけて、何となくバラエティー番組なんかを見ながら、適当にスマートフォンをいじったりしていると、いつも201号室から男性と女性の笑い声などが聞こえてくる。
(今週も来てるなぁ…)
ぐらいに思う。私は別に1人でいることが寂しいとは思わない。ただ…
夜8時過ぎには隣の201号室から女性の笑い声が聞こえていた。それに反応するかのように男性らしき低い声がモゴモゴと聞こえてくる。会話の内容は聞き取れないが仲が良さそうな雰囲気は伝わってくる。テレビか何かの音も少し聞こえてくる。
私は決して盗み聞きをしようとしてるわけではない。勝手に耳に入ってくるのだ。
反対の隣の203号室からは、ほとんど物音が聞こえてくることはない。だからこそ謎なのだ。ヘッドフォンをしてゲームでもしているのか?それともアニメでも見ているのか?それとも模型でも作っているのか?まぁ、会話でもしない限り謎が解けることはないと思う。
1
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる