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第2層 意識の芽生え
第6話 第2階層の洗礼
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あれから数度の戦闘をこなし、魔石もぼちぼち溜まってきた。
直哉はポーチの重みを確認し、満足げにうなずいた。
「よし、そろそろ帰るか。」
『下から敵性が接近しています。注意してください』
足元の岩がわずかに揺れた。直哉もそれに気づき、足を止める。
「……来るか?」
次の瞬間、地面がモコッと盛り上がり、牙持ちモグラが飛び出した。
突進してくる動きはやたらキレがよく、直哉は横っ飛びで回避。バールを抜いて反撃。
金属音のような衝撃。だが硬い。牙がかすめ、制服の袖が裂ける。
『左からもう1体、接近中』
イチカの警告に反応し、直哉はバールを振り下ろす。
モグラはよろめき、瓦礫の隙間に突進する。
その隙を見て頭部を叩く。
「よし、魔石……」
地面に転がる小さな光の粒。直哉はそれを拾い、ポーチに収める。
『撃破確認。魔石は9等級、純度は平均値です』
「ふふん、俺ってやっぱ冴えてるな。」
* * *
洞窟から戻る途中、空気がピリッと震えた。
耳を澄ますと、天井付近から「ピシッ」と岩が弾けるような音。
「……上か?」
次の瞬間、緑色の細長い影が跳ねてきた。跳躍トカゲ。
鋭い爪としなやかな体を持ち、空中で姿勢を変えながら直哉に向かってくる。
「1体じゃないな……3、いや4!」
跳ねながら移動するため、動きが読みにくい。直哉は岩陰に身を隠し、イチカと連携する。
『跳躍軌道を予測。3秒後、右上から接近』
「了解!」
直哉はバールを構え、息を止める。
岩の上から跳ねてきた1体目が空中で回転しながら爪を振り下ろす。
直哉はタイミングを見計らい、バールを振り抜いた。
「はい、ドーン!」
金属音のような衝撃。トカゲの腹に命中し、空中で体勢を崩して地面に叩きつけられる。
岩肌にぶつかり、魔石を残して消滅。
「1体目、撃破!」
だが、すぐに別の個体が背後から跳ねてくる。直哉は地面に転がりながら回避。
岩の間を滑り込むように移動し、イチカの声に耳を傾ける。
『次は左上から、跳躍角度は45度。着地地点は直哉の右後方です』
「よし……!」
直哉はバットに持ち替え、跳ねてきたトカゲの着地を狙って振り下ろす。
打撃音とともに、トカゲが地面に沈む。
「2体目、撃破!」
残り2体。3体目は岩棚の上から跳ねてくるが、足場が崩れて着地に失敗している。
直哉はその隙を逃さず、バールで頭部を叩く。
「3体目、撃破!」
最後の1体は逃走を試みる。跳ねながら洞窟の奥へと向かうが、イチカが跳躍軌道をリアルタイムで解析。
『逃走ルートを予測。次の着地地点は前方の岩棚です』
「逃がすかよ!」
直哉は岩を駆け上がり、跳躍トカゲの着地と同時にバットを振る。
トカゲは空中で弾かれ、岩壁に激突して消滅。
「ふふん、跳ねるやつも俺の前じゃ跳ねられないな」
『調子に乗るのはほどほどに、直哉』
「はいはい。でも、俺の動き、ちょっとキレてたよな?」
『確かに。反応速度と判断力が向上しています。跳躍型への適応は順調です』
直哉は魔石を拾いながら、洞窟の静けさに耳を澄ませた。
戦闘の余韻が、まだ空気に残っている。
* * *
跳躍トカゲとの戦闘を終え、階段の方へ向かうと、遠くから複数の足音と、切迫した声が響いてきた。
「……誰かいる?」
岩壁の向こう側、広めの空間で3人組の探索者が跳躍トカゲに囲まれていた。
岩棚の上から跳ね回るトカゲたちが、3人を翻弄している。
剣を持つ青年、槍使い、そして魔石で仲間を回復する女性。
直哉は状況を一瞬で把握し、岩場を跳び越えて駆け寄る。
足元の瓦礫を蹴散らしながら、跳躍トカゲの1体が空中で回転するのを見て、バールを構えた。
「援護する!」
声と同時に、直哉は跳ねてきたトカゲの腹を狙ってバールを振り抜いた。
衝撃が腕に伝わり、トカゲの体が空中で弾かれて岩壁に激突。魔石を残して消滅する。
その一撃に、周囲のトカゲが一瞬怯んだ。
直哉はその隙を逃さず、次の跳躍軌道を予測する。
(『次の個体は右上から。着地まで2秒』)
「そこだな!」
直哉はバールで跳ねてきたトカゲの着地を狙って振り下ろす。打撃音とともに、トカゲが地面に沈む。
「今だ、分断する!」
3人の探索者もすぐに反応する。
剣使いの青年が前方のトカゲを牽制し、槍使いが横から突きを入れる。
女性は魔石を胸元に押し当て、自身を回復、淡い光が体を包む。
直哉は岩棚を駆け上がり、跳躍トカゲの着地を待たずに、足元の岩を蹴って小石をぶつけた。
トカゲが一瞬怯んだ隙に、バールを逆手に持ち替え、柄の部分で顎を突く。
バランスを崩して地面に転がったところを追撃する。
最後の1体は、まるで「俺は違う」と言わんばかりに、壁を蹴って斜め上に跳躍。
だが、直哉はそれを見てニヤリと笑った。
(イチカ、頼む!)
(『跳躍軌道を解析中……着地地点は、直哉の頭上1.2メートルです』)
直哉はとっさにバットを縦に構え、トカゲの着地を“ホームランの構え”で迎え撃つ。
トカゲが空中で回転しながら降ってきた瞬間、直哉はバットを振り切り――
「ドッカーンッ!」
完璧なタイミングでトカゲの腹にフルスイングする。
トカゲは岩壁に「ベチャッ」とぶつかり、魔石を残して消滅。
静寂が戻る。洞窟の空気が、戦闘の余韻でわずかに震えていた。
「……助かった。君、ソロでここまで来たのか?」
槍使いの青年が驚いたように声をかける。
「まあ、放課後の趣味みたいなもんです」
「趣味でこの動き!? すごすぎる……」
3人は直哉に感謝し、探索者同士の交流が始まる。モンスターの分布や出現傾向など、現場ならではの情報が交換される。
「この辺りは跳躍トカゲが多いけど、奥にはもっと厄介なのがいるらしい」
「そうか……俺も、もう少し進んでみるよ」
「また会えたら、よろしく頼むよ」
「こちらこそ。気をつけて」
* * *
跳躍トカゲとの連戦と、探索者たちとの共闘を終えた直哉は、足元の岩を踏みしめながら、来た道を引き返す。
洞窟の空気は、戦闘の熱気が去った後の静けさに包まれていた。
第1階層へ戻る階段を上り、都市風景の石畳に足を踏み入れると、空気が一気に軽くなる。魔石灯の明かりが暖かく感じられた。
ダンジョン課の窓口に戻ると、職員が淡々と対応する。
「魔石の提出ですね。第2階層のもの……跳躍トカゲが中心ですか」
直哉はポーチから魔石を取り出し、トレイに並べる。職員が1つずつスキャナーに通していく。
「純度は高めですね。合計で6,000円です」
「……時給2,000円か。いくつか使っちゃったけど、バイトよりいいな」
財布が少し重くなる。直哉は満足げにうなずき、窓口を後にした。
* * *
市庁舎を出ると、空はすっかり夕焼けに染まっていた。
オレンジ色の光が街並みに差し込み、直哉の影を長く伸ばす。
『本日の探索は効率的でした。跳躍型への対応力が向上しています』
「うん。動きも読めてきたし、バールとバットの使い分けも悪くなかった」
『ナオヤの成長は、私にとっても喜ばしいことです。』
「そういえば今日助けた人。女の人が魔石で傷を治してたよね?」
『はい。魔石で治すことはできますが、基本的には医療関係者以外難しいとされています。
魔石は知識をもとに願いを具現化するため、複雑なことを実現するには知識が不可欠と言われています。』
「じゃあ、あれって結構すごかったり?」
『はい、一般的な探索者で魔石を使って傷を治せるのは0.2%というデータがあります。』
「えっ、そんなに少ないの!? レアじゃん」
『はい、医療関係者の人数から比較しても正常な範囲です。』
「そうなんだ、そんなに少ないのか。」
『私は医療知識を収集済みですので、骨折まででしたら魔石治療が可能です。』
「えっ、いつの間に。」
『ナオヤの睡眠中に、医療データベースを参照しました。ついでに応急処置の手順も学習済みです』
「ついでの範囲が広すぎるだろ……」
『ダンジョンのマップ情報も2層までは収集済みです。第3層以降の情報が少なく、現在様々な情報を結合中です。』
「お前、いつ休んでるのよ?」
『私は休息を必要としません。直哉が寝ている間も、最適化は進行しています》
「俺が寝てる間に成長してるの、なんかズルくない?」
『私の学習は、直哉の成長でもあります』
「……そうか、そうだったな。これからも頼むぜ相棒」
『お任せください。』
夕焼けの空の下、直哉は少し照れくさそうに笑った。
魔石、モンスター、探索者、そしてイチカ。
この世界は、思ったよりもずっと広くて、面白い。
明日もまた――新しい何かが待っているだろう。
直哉はポーチの重みを確認し、満足げにうなずいた。
「よし、そろそろ帰るか。」
『下から敵性が接近しています。注意してください』
足元の岩がわずかに揺れた。直哉もそれに気づき、足を止める。
「……来るか?」
次の瞬間、地面がモコッと盛り上がり、牙持ちモグラが飛び出した。
突進してくる動きはやたらキレがよく、直哉は横っ飛びで回避。バールを抜いて反撃。
金属音のような衝撃。だが硬い。牙がかすめ、制服の袖が裂ける。
『左からもう1体、接近中』
イチカの警告に反応し、直哉はバールを振り下ろす。
モグラはよろめき、瓦礫の隙間に突進する。
その隙を見て頭部を叩く。
「よし、魔石……」
地面に転がる小さな光の粒。直哉はそれを拾い、ポーチに収める。
『撃破確認。魔石は9等級、純度は平均値です』
「ふふん、俺ってやっぱ冴えてるな。」
* * *
洞窟から戻る途中、空気がピリッと震えた。
耳を澄ますと、天井付近から「ピシッ」と岩が弾けるような音。
「……上か?」
次の瞬間、緑色の細長い影が跳ねてきた。跳躍トカゲ。
鋭い爪としなやかな体を持ち、空中で姿勢を変えながら直哉に向かってくる。
「1体じゃないな……3、いや4!」
跳ねながら移動するため、動きが読みにくい。直哉は岩陰に身を隠し、イチカと連携する。
『跳躍軌道を予測。3秒後、右上から接近』
「了解!」
直哉はバールを構え、息を止める。
岩の上から跳ねてきた1体目が空中で回転しながら爪を振り下ろす。
直哉はタイミングを見計らい、バールを振り抜いた。
「はい、ドーン!」
金属音のような衝撃。トカゲの腹に命中し、空中で体勢を崩して地面に叩きつけられる。
岩肌にぶつかり、魔石を残して消滅。
「1体目、撃破!」
だが、すぐに別の個体が背後から跳ねてくる。直哉は地面に転がりながら回避。
岩の間を滑り込むように移動し、イチカの声に耳を傾ける。
『次は左上から、跳躍角度は45度。着地地点は直哉の右後方です』
「よし……!」
直哉はバットに持ち替え、跳ねてきたトカゲの着地を狙って振り下ろす。
打撃音とともに、トカゲが地面に沈む。
「2体目、撃破!」
残り2体。3体目は岩棚の上から跳ねてくるが、足場が崩れて着地に失敗している。
直哉はその隙を逃さず、バールで頭部を叩く。
「3体目、撃破!」
最後の1体は逃走を試みる。跳ねながら洞窟の奥へと向かうが、イチカが跳躍軌道をリアルタイムで解析。
『逃走ルートを予測。次の着地地点は前方の岩棚です』
「逃がすかよ!」
直哉は岩を駆け上がり、跳躍トカゲの着地と同時にバットを振る。
トカゲは空中で弾かれ、岩壁に激突して消滅。
「ふふん、跳ねるやつも俺の前じゃ跳ねられないな」
『調子に乗るのはほどほどに、直哉』
「はいはい。でも、俺の動き、ちょっとキレてたよな?」
『確かに。反応速度と判断力が向上しています。跳躍型への適応は順調です』
直哉は魔石を拾いながら、洞窟の静けさに耳を澄ませた。
戦闘の余韻が、まだ空気に残っている。
* * *
跳躍トカゲとの戦闘を終え、階段の方へ向かうと、遠くから複数の足音と、切迫した声が響いてきた。
「……誰かいる?」
岩壁の向こう側、広めの空間で3人組の探索者が跳躍トカゲに囲まれていた。
岩棚の上から跳ね回るトカゲたちが、3人を翻弄している。
剣を持つ青年、槍使い、そして魔石で仲間を回復する女性。
直哉は状況を一瞬で把握し、岩場を跳び越えて駆け寄る。
足元の瓦礫を蹴散らしながら、跳躍トカゲの1体が空中で回転するのを見て、バールを構えた。
「援護する!」
声と同時に、直哉は跳ねてきたトカゲの腹を狙ってバールを振り抜いた。
衝撃が腕に伝わり、トカゲの体が空中で弾かれて岩壁に激突。魔石を残して消滅する。
その一撃に、周囲のトカゲが一瞬怯んだ。
直哉はその隙を逃さず、次の跳躍軌道を予測する。
(『次の個体は右上から。着地まで2秒』)
「そこだな!」
直哉はバールで跳ねてきたトカゲの着地を狙って振り下ろす。打撃音とともに、トカゲが地面に沈む。
「今だ、分断する!」
3人の探索者もすぐに反応する。
剣使いの青年が前方のトカゲを牽制し、槍使いが横から突きを入れる。
女性は魔石を胸元に押し当て、自身を回復、淡い光が体を包む。
直哉は岩棚を駆け上がり、跳躍トカゲの着地を待たずに、足元の岩を蹴って小石をぶつけた。
トカゲが一瞬怯んだ隙に、バールを逆手に持ち替え、柄の部分で顎を突く。
バランスを崩して地面に転がったところを追撃する。
最後の1体は、まるで「俺は違う」と言わんばかりに、壁を蹴って斜め上に跳躍。
だが、直哉はそれを見てニヤリと笑った。
(イチカ、頼む!)
(『跳躍軌道を解析中……着地地点は、直哉の頭上1.2メートルです』)
直哉はとっさにバットを縦に構え、トカゲの着地を“ホームランの構え”で迎え撃つ。
トカゲが空中で回転しながら降ってきた瞬間、直哉はバットを振り切り――
「ドッカーンッ!」
完璧なタイミングでトカゲの腹にフルスイングする。
トカゲは岩壁に「ベチャッ」とぶつかり、魔石を残して消滅。
静寂が戻る。洞窟の空気が、戦闘の余韻でわずかに震えていた。
「……助かった。君、ソロでここまで来たのか?」
槍使いの青年が驚いたように声をかける。
「まあ、放課後の趣味みたいなもんです」
「趣味でこの動き!? すごすぎる……」
3人は直哉に感謝し、探索者同士の交流が始まる。モンスターの分布や出現傾向など、現場ならではの情報が交換される。
「この辺りは跳躍トカゲが多いけど、奥にはもっと厄介なのがいるらしい」
「そうか……俺も、もう少し進んでみるよ」
「また会えたら、よろしく頼むよ」
「こちらこそ。気をつけて」
* * *
跳躍トカゲとの連戦と、探索者たちとの共闘を終えた直哉は、足元の岩を踏みしめながら、来た道を引き返す。
洞窟の空気は、戦闘の熱気が去った後の静けさに包まれていた。
第1階層へ戻る階段を上り、都市風景の石畳に足を踏み入れると、空気が一気に軽くなる。魔石灯の明かりが暖かく感じられた。
ダンジョン課の窓口に戻ると、職員が淡々と対応する。
「魔石の提出ですね。第2階層のもの……跳躍トカゲが中心ですか」
直哉はポーチから魔石を取り出し、トレイに並べる。職員が1つずつスキャナーに通していく。
「純度は高めですね。合計で6,000円です」
「……時給2,000円か。いくつか使っちゃったけど、バイトよりいいな」
財布が少し重くなる。直哉は満足げにうなずき、窓口を後にした。
* * *
市庁舎を出ると、空はすっかり夕焼けに染まっていた。
オレンジ色の光が街並みに差し込み、直哉の影を長く伸ばす。
『本日の探索は効率的でした。跳躍型への対応力が向上しています』
「うん。動きも読めてきたし、バールとバットの使い分けも悪くなかった」
『ナオヤの成長は、私にとっても喜ばしいことです。』
「そういえば今日助けた人。女の人が魔石で傷を治してたよね?」
『はい。魔石で治すことはできますが、基本的には医療関係者以外難しいとされています。
魔石は知識をもとに願いを具現化するため、複雑なことを実現するには知識が不可欠と言われています。』
「じゃあ、あれって結構すごかったり?」
『はい、一般的な探索者で魔石を使って傷を治せるのは0.2%というデータがあります。』
「えっ、そんなに少ないの!? レアじゃん」
『はい、医療関係者の人数から比較しても正常な範囲です。』
「そうなんだ、そんなに少ないのか。」
『私は医療知識を収集済みですので、骨折まででしたら魔石治療が可能です。』
「えっ、いつの間に。」
『ナオヤの睡眠中に、医療データベースを参照しました。ついでに応急処置の手順も学習済みです』
「ついでの範囲が広すぎるだろ……」
『ダンジョンのマップ情報も2層までは収集済みです。第3層以降の情報が少なく、現在様々な情報を結合中です。』
「お前、いつ休んでるのよ?」
『私は休息を必要としません。直哉が寝ている間も、最適化は進行しています》
「俺が寝てる間に成長してるの、なんかズルくない?」
『私の学習は、直哉の成長でもあります』
「……そうか、そうだったな。これからも頼むぜ相棒」
『お任せください。』
夕焼けの空の下、直哉は少し照れくさそうに笑った。
魔石、モンスター、探索者、そしてイチカ。
この世界は、思ったよりもずっと広くて、面白い。
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