12 / 16
第2層 意識の芽生え
第12話 限界突破の連撃《クリムゾン・ラッシュ》
しおりを挟む
ダンジョン第2層、南東部“崩れた回廊”。
瓦礫が積み重なり、天井の一部が崩落しているこのエリアは、探索者の間でも「事故率が高い」とされる危険地帯だ。
「……ここらへんにいるんだよな?」
『はい。先ほどの情報通り、特殊個体:剛脚とかげがこのエリアに出現する可能性が高いです。直哉、警戒を──』
その瞬間、空気が裂けた。
「っ──!?」
直哉の視界に、緑色の残像が走った。
剛脚とかげ《ザ・ランブラー》が、壁を蹴って跳ね上がり、直哉に向かって一直線に飛び掛かってきたのだ。
反応が遅れた。避けられない。
『防御壁《エア・ガーディアン》、展開』
イチカの声と同時に、直哉の周囲に青色の半透明なエアバックが広がった。
それは、スライム素材を彷彿とさせる柔軟で弾力のある防御フィールドだ。
剛脚とかげの突撃を寸前で受け止め、衝撃を吸収し、ぷるんと弾き返す。
「ぐっ……っ、助かった……!」
直哉は後方に跳ねて距離を取る。
剛脚とかげは着地と同時に壁を蹴り、再び跳躍。だが、今度は直哉の目がそれを捉えていた。
「なめんなよ!!今度は──見えてる!」
直哉はバットを構え、跳躍軌道を予測。
壁を蹴る瞬間、閃光弾を投げ込む。爆発的な光が空間を満たし、動きが一瞬鈍る。
「今だ──!」
直哉は地面を蹴り、背後に回り込む。
尻尾が薙ぎ払われるが、ギリギリで回避した。バットを振り下ろし、柔らかい胴体部分を狙って一撃。
「インッパクト!!」
叫んだ。無意識に。
技名を口にする癖は、戦闘中に熱中すると抑えられない。だが、それが集中力を高める。
『命名によるテンション上昇を確認。戦闘効率、12%アップです』
「それ、俺の中二病がバフになってるってことかよ!」
剛脚とかげは再び跳躍しようとするが、イチカのサポートが光る。
ホルダーのチャージを使い、踏み切る瞬間の地面に、足と同じ大きさの穴を開けた。
態勢がわずかに崩れる。
直哉は滑り込むように接近し、連撃。バットの一撃、回転しての横薙ぎ、足の間に滑り込み、股間(があるかどうか知らないが)を目掛けて突き上げる。
「インパクト・フィニッシュ!!」
尻尾が力なく垂れ、体がポリゴン状に分解されていく。
光の粒となって空間に消え、魔石だけが残された。
『……完了。特殊個体:剛脚とかげ、撃破を確認しました』
直哉は息を整えながら、魔石を拾い上げた。
その輝きは、これまでの戦いの成果を物語っていた。
「ふぅ……最初は焦ったけど、なんとかなったな。イチカ、ナイスガーディアン」
『ありがとうございます。直哉の反応速度も、以前より向上しています。なお、叫び声による敵の混乱効果は、今後も活用可能です』
「…………」
* * *
戦闘を終え、直哉は魔石をポーチに収めながら、深く息を吐いた。
『アプリにアイコンが追加されたようです。見てください』
たしかに第2層の地図の右上にとかげのアイコンが光っている。
「これが3つ揃うと……」
《はい、おそらくゲートキーが付与されるものと思われます』
「なるほどな」
『次の特殊個体の反応を検知しました。位置は南西部“沈んだ坑道”です。地形は狭く、地中からの奇襲に適しています』
「……また面倒そうな場所だな。よし、案内頼む」
イチカのナビゲーションに従い、直哉は瓦礫の間を抜け、崩れた道を下っていく。
空気は湿っていて、地面はわずかに震えていた。
「……来るか」
『振動感知、反応あり。特殊個体:穿孔モグラ、接近中です』
直哉はバットを構え、周囲を見渡す。
だが、敵は地中から来る。視界には映らない。
『煙幕の展開、魔石による輪郭強調も行いますか?』
「あぁ、タイミングは任せる。俺の“勘”だけじゃ、今回は無理そうだ」
次の瞬間、地面が盛り上がった。
突如として、巨大なモグラが飛び出した。両腕がドリルになっており、回転音が「ギュイイイイイイン!」と響く。
「うわっ、音がうるせぇ!」
高速で移動するモグラに、直哉は回避に専念するが、ドリルの軌道が読めない。
一撃、バットで迎撃しようとするが──
「っ──!」
金属音。バットが弾かれ、反動で腕が痺れ、体勢が崩れる。
「まずい……!」
旋回して再び突撃してきた。
直哉は地面に転がり、ギリギリで回避するが、肩をかすめて血が滲む。
『煙幕弾《スモーク・カプセル》を展開します。カウントダウン──3、2、1──展開』
空間が白く染まり、視界が遮られる。
同時に、イチカが魔石を使用し、敵の輪郭を強調。
直哉の視界には、シルエットが青白く浮かび上がる。
「見える……けど、動きが速すぎる!」
四苦八苦しながら回避を続ける。
煙幕の中でもなお危険だった。
『身体能力を一時的に強化します。魔石チャージ、使用──』
イチカの声とともに、体が軽くなる。
筋肉の反応速度が上がり、視界の処理速度も向上。
さらに、動きの補正がリアルタイムで行われる。
「……これなら、いける!」
潜ろうとした瞬間──
『防御壁《エア・ガーディアン》、地面に展開──』
地面に青色の半透明なエアバックが広がり、潜行が阻まれ、動きが鈍る。
「ナイス、イチカ。今だ──!」
直哉は跳び上がり、頭上から連撃を叩き込む。
バットが火花を散らし、ドリルが軋む。
「クリムゾン・ラッシュ──!」
限界を超えた速度での連打。
イチカの補正が直哉の動きを支え、攻撃が寸分の狂いもなく命中する。
穿孔モグラの装甲が砕け、ドリルが停止。
最後の一撃が、モグラの頭部を貫いた。
『……撃破確認。特殊個体:穿孔モグラ、消滅しました』
モグラの体がポリゴン状に分解され、魔石が残された。
直哉は膝をつき、肩で息をしながら、それを拾い上げる。
「……しんどかった。けど、勝ったな」
『直哉の戦闘適応力、著しく向上しています。限界突破、おめでとうございます』
「……なんか、ゲームのクリア報告みたいだな。
でも、ありがとな。イチカ」
* * *
穿孔モグラとの激戦を終え、直哉は魔石をポーチに収めながら、深く息を吐いた。
肩の傷はじんじんと痛むが、それ以上に、身体の内側から沸き上がる感覚があった。
「……イチカ、今のって」
『はい。レベルアップを確認しました。直哉は現在、レベル6です。ステータスの更新を表示します』
直哉はスマホを取り出し、ダン活アプリを起動する。
画面に表示された数値を見て、思わず声を漏らした。
ステータス更新:
レベル:6
体力:21 → 23
筋力:23 → 24
敏捷:20 → 26
器用:17 → 18
知力:16 → 17
「……敏捷、26!? ものすごい上がったな」
『これまで直哉の身体を解析した結果、敏捷性に大きな才能があることが確認できています。
その才能が最適化されるようサポートを行った結果、敏捷が急激に成長したものと推測されます』
「……おぉ、まじかー。すげー、んだよな?」
『ええ、もちろんです』
直哉は立ち上がり、周囲を見渡す。
このエリアには、もう1体特殊個体がいるはずだった。だが──
「イチカ、次の個体は?」
『反応はありますが、かなり離れた位置にいます。
残りの個体もこれまで同様に強力です。
直哉の現在の状態では、連戦は推奨できません』
「……だよな。肩も痛いし、今日はここまでにしとくか。
ボスは次の機会に。今は、帰って換金だ」
『了解。帰還ルートを案内します。なお、魔石の換金額は推定で──』
「それは着いてからの楽しみにしとく。
今日はもう、風呂入って寝る!」
直哉は笑いながら、ダンジョンの出口へと歩き出す。
その背中には、戦いの疲労と、確かな成長の重みが宿っていた。
瓦礫が積み重なり、天井の一部が崩落しているこのエリアは、探索者の間でも「事故率が高い」とされる危険地帯だ。
「……ここらへんにいるんだよな?」
『はい。先ほどの情報通り、特殊個体:剛脚とかげがこのエリアに出現する可能性が高いです。直哉、警戒を──』
その瞬間、空気が裂けた。
「っ──!?」
直哉の視界に、緑色の残像が走った。
剛脚とかげ《ザ・ランブラー》が、壁を蹴って跳ね上がり、直哉に向かって一直線に飛び掛かってきたのだ。
反応が遅れた。避けられない。
『防御壁《エア・ガーディアン》、展開』
イチカの声と同時に、直哉の周囲に青色の半透明なエアバックが広がった。
それは、スライム素材を彷彿とさせる柔軟で弾力のある防御フィールドだ。
剛脚とかげの突撃を寸前で受け止め、衝撃を吸収し、ぷるんと弾き返す。
「ぐっ……っ、助かった……!」
直哉は後方に跳ねて距離を取る。
剛脚とかげは着地と同時に壁を蹴り、再び跳躍。だが、今度は直哉の目がそれを捉えていた。
「なめんなよ!!今度は──見えてる!」
直哉はバットを構え、跳躍軌道を予測。
壁を蹴る瞬間、閃光弾を投げ込む。爆発的な光が空間を満たし、動きが一瞬鈍る。
「今だ──!」
直哉は地面を蹴り、背後に回り込む。
尻尾が薙ぎ払われるが、ギリギリで回避した。バットを振り下ろし、柔らかい胴体部分を狙って一撃。
「インッパクト!!」
叫んだ。無意識に。
技名を口にする癖は、戦闘中に熱中すると抑えられない。だが、それが集中力を高める。
『命名によるテンション上昇を確認。戦闘効率、12%アップです』
「それ、俺の中二病がバフになってるってことかよ!」
剛脚とかげは再び跳躍しようとするが、イチカのサポートが光る。
ホルダーのチャージを使い、踏み切る瞬間の地面に、足と同じ大きさの穴を開けた。
態勢がわずかに崩れる。
直哉は滑り込むように接近し、連撃。バットの一撃、回転しての横薙ぎ、足の間に滑り込み、股間(があるかどうか知らないが)を目掛けて突き上げる。
「インパクト・フィニッシュ!!」
尻尾が力なく垂れ、体がポリゴン状に分解されていく。
光の粒となって空間に消え、魔石だけが残された。
『……完了。特殊個体:剛脚とかげ、撃破を確認しました』
直哉は息を整えながら、魔石を拾い上げた。
その輝きは、これまでの戦いの成果を物語っていた。
「ふぅ……最初は焦ったけど、なんとかなったな。イチカ、ナイスガーディアン」
『ありがとうございます。直哉の反応速度も、以前より向上しています。なお、叫び声による敵の混乱効果は、今後も活用可能です』
「…………」
* * *
戦闘を終え、直哉は魔石をポーチに収めながら、深く息を吐いた。
『アプリにアイコンが追加されたようです。見てください』
たしかに第2層の地図の右上にとかげのアイコンが光っている。
「これが3つ揃うと……」
《はい、おそらくゲートキーが付与されるものと思われます』
「なるほどな」
『次の特殊個体の反応を検知しました。位置は南西部“沈んだ坑道”です。地形は狭く、地中からの奇襲に適しています』
「……また面倒そうな場所だな。よし、案内頼む」
イチカのナビゲーションに従い、直哉は瓦礫の間を抜け、崩れた道を下っていく。
空気は湿っていて、地面はわずかに震えていた。
「……来るか」
『振動感知、反応あり。特殊個体:穿孔モグラ、接近中です』
直哉はバットを構え、周囲を見渡す。
だが、敵は地中から来る。視界には映らない。
『煙幕の展開、魔石による輪郭強調も行いますか?』
「あぁ、タイミングは任せる。俺の“勘”だけじゃ、今回は無理そうだ」
次の瞬間、地面が盛り上がった。
突如として、巨大なモグラが飛び出した。両腕がドリルになっており、回転音が「ギュイイイイイイン!」と響く。
「うわっ、音がうるせぇ!」
高速で移動するモグラに、直哉は回避に専念するが、ドリルの軌道が読めない。
一撃、バットで迎撃しようとするが──
「っ──!」
金属音。バットが弾かれ、反動で腕が痺れ、体勢が崩れる。
「まずい……!」
旋回して再び突撃してきた。
直哉は地面に転がり、ギリギリで回避するが、肩をかすめて血が滲む。
『煙幕弾《スモーク・カプセル》を展開します。カウントダウン──3、2、1──展開』
空間が白く染まり、視界が遮られる。
同時に、イチカが魔石を使用し、敵の輪郭を強調。
直哉の視界には、シルエットが青白く浮かび上がる。
「見える……けど、動きが速すぎる!」
四苦八苦しながら回避を続ける。
煙幕の中でもなお危険だった。
『身体能力を一時的に強化します。魔石チャージ、使用──』
イチカの声とともに、体が軽くなる。
筋肉の反応速度が上がり、視界の処理速度も向上。
さらに、動きの補正がリアルタイムで行われる。
「……これなら、いける!」
潜ろうとした瞬間──
『防御壁《エア・ガーディアン》、地面に展開──』
地面に青色の半透明なエアバックが広がり、潜行が阻まれ、動きが鈍る。
「ナイス、イチカ。今だ──!」
直哉は跳び上がり、頭上から連撃を叩き込む。
バットが火花を散らし、ドリルが軋む。
「クリムゾン・ラッシュ──!」
限界を超えた速度での連打。
イチカの補正が直哉の動きを支え、攻撃が寸分の狂いもなく命中する。
穿孔モグラの装甲が砕け、ドリルが停止。
最後の一撃が、モグラの頭部を貫いた。
『……撃破確認。特殊個体:穿孔モグラ、消滅しました』
モグラの体がポリゴン状に分解され、魔石が残された。
直哉は膝をつき、肩で息をしながら、それを拾い上げる。
「……しんどかった。けど、勝ったな」
『直哉の戦闘適応力、著しく向上しています。限界突破、おめでとうございます』
「……なんか、ゲームのクリア報告みたいだな。
でも、ありがとな。イチカ」
* * *
穿孔モグラとの激戦を終え、直哉は魔石をポーチに収めながら、深く息を吐いた。
肩の傷はじんじんと痛むが、それ以上に、身体の内側から沸き上がる感覚があった。
「……イチカ、今のって」
『はい。レベルアップを確認しました。直哉は現在、レベル6です。ステータスの更新を表示します』
直哉はスマホを取り出し、ダン活アプリを起動する。
画面に表示された数値を見て、思わず声を漏らした。
ステータス更新:
レベル:6
体力:21 → 23
筋力:23 → 24
敏捷:20 → 26
器用:17 → 18
知力:16 → 17
「……敏捷、26!? ものすごい上がったな」
『これまで直哉の身体を解析した結果、敏捷性に大きな才能があることが確認できています。
その才能が最適化されるようサポートを行った結果、敏捷が急激に成長したものと推測されます』
「……おぉ、まじかー。すげー、んだよな?」
『ええ、もちろんです』
直哉は立ち上がり、周囲を見渡す。
このエリアには、もう1体特殊個体がいるはずだった。だが──
「イチカ、次の個体は?」
『反応はありますが、かなり離れた位置にいます。
残りの個体もこれまで同様に強力です。
直哉の現在の状態では、連戦は推奨できません』
「……だよな。肩も痛いし、今日はここまでにしとくか。
ボスは次の機会に。今は、帰って換金だ」
『了解。帰還ルートを案内します。なお、魔石の換金額は推定で──』
「それは着いてからの楽しみにしとく。
今日はもう、風呂入って寝る!」
直哉は笑いながら、ダンジョンの出口へと歩き出す。
その背中には、戦いの疲労と、確かな成長の重みが宿っていた。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる