メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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ガリア帝国編

温もりに触れる時 後編

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「ん、んんんぼっ!!!?んぼおおおぉぉぉぉぉっっっ❤❤❤❤❤❤❤ぷはああぁぁぁっ!!!!!うううっ、ゴホオォォォッ。ゴホゴホッ!!はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

「はあはあっ、ふううぅぅぅ・・・っ!!!気が付いたんだね?オリヴィア・・・」

 それから暫く経って後ー。

 オリヴィアが目を覚ますと目の前には優しい微笑みを浮かべている、愛しい夫の顔があって、少しホッとした表情で彼女の事を見つめていた、彼自身は相変わらず彼女の上から覆い被さるように寝そべっては正常位で腰の油送を継続させていたモノの、その動きはやはり柔らかくてゆっくりとした、ソフトなモノとなっており、奥をコンコンッとノックされる度に徐々に暖かくて安らぎに満ち満ちたエネルギーが身体に、心に、そして何より魂の中にまで染み渡って来るのを感じていたのだが、事実としてこうした青年の気遣いを、オリヴィアは素直に嬉しく思い、感謝すらしていたのである。

 “自分の身を案じてくれている”、“自分はこんなにも蒼太に愛してもらっているのだ”と言う心情と信念とが己の中枢部分から絶えず湧き上がって来てはその度毎に、“これある限り、自分は何物にも負けはしない!!!”と言う力強くて確かな自信と自負とを彼女に与え、そしてそれらがオリヴィアをして胸の高鳴りを覚えさせると同時に余計に喜ばしい気持ちにさせていたのであったのだ。

「オリヴィア、大丈夫?ちょっと無理させすぎちゃったかな・・・?」

「いいや、そんな事は無いっ!!!」

 少し不安そうに、そして何処か申し訳無さそうに彼女を見つめる“夫”の言葉にそう応えると、オリヴィアは一息付いてからニッコリと微笑んでからこう述べた、“嬉しかったんだ”とそう告げて。

「私は、その。今まで自分の事を騎士だと思って生きて来たんだ、周囲の為にも自分の為にもそうあるべきだと信じて敢えて、女の部分を封印したまま見て見ぬ振りをして生きて来たんだ。女としての自分など不要だと、この世界に身を置いてしまったのであるのならばもう、そんな事を考えていてはいけないのだと。女としての幸せ等は追求してはいけないのだと、そう考えて生きて来たんだ」

 “それを”とオリヴィアは続けた、“一変させてくれたのが君だったんだ”とそう言って。

「初めて君に会った時にはもう、忘れられない気持ちを抱いていたよ。もっとも本当に最初の内は“可愛い男の子が入って来たな”と言う思いの方が強かったんだけどね?それも単に見てくれがどうのという話では無い、その心構えや精神面がだ。何しろ君と来たら純粋で真っ直ぐで、少し強情っ張りな所があって、そう言った部分がとても眩しく映っていたんだ。君自身は知らなかったのかも知れないけれども結構、女性隊員達からの注目の度合いは高かったんだ、そんな君が・・・っ!!!」

 オリヴィアが尚も言葉を紡いだ、“ある日突然、行方不明になってしまったと思っていたなら、こんなにも良い男になって帰って来るなんて!!!”とそう結んで。

「大人になった君を見た時には、正直言って最初は面食らったよ。だけどすぐにだ、その声に、面構えに、そして何より逞しさを増したその容姿にドキドキと胸が高鳴って行ったのは。“私の蒼太が帰って来てくれたのだ!!!”と、自分でも何故かは解らないけれども本心からそう感じていたんだ。凄く嬉しくて興奮してしまって、夜も眠れない程だった・・・っ!!!」

「・・・・・」

「まさかその君に、こうして抱かれる日が来るとはな。夢にも思っていなかったのだが・・・。それでその、どうだった?」

「・・・・・?」

「だからその・・・っ。私はちゃんと出来ていたのだろうか。セ、セックスなんて初めての事だったから、解らない事だらけで。その・・・!!!」

「・・・・・っ。そんなこと!!!」

 それを聞いた蒼太は自分の下で横になっている“氷炎の大騎士”を抱き締めつつもこう答えた。

「すっごく気持ち良かったよ?オリヴィアの胎内(なか)、子宮は亀頭にチュウチュウとしゃぶり付いて来るし、膣壁はゾワゾワ、ウネウネ蠢いて粘膜が僕のあれに絡み付いて来たしね?まるで“絶対に離さない”って君が言ってくれているような気がして、滅茶苦茶嬉しくなっちゃったよ!!!」

「・・・・・っ。き、気持ち良かった?そ、そうかっ!!!」

 するとそれを聞いたオリヴィアが照れ笑いを浮かべつつも、それでもやはり自信ありげに“ふふん”っと鼻を鳴らして見せた。

「“離さないとでも言うかのように”、か。ま、まあ悪くないな、その通りだ。これで君は名実共に私のモノになったのだから、その辺りの事は今後は肝に銘じておいてもらわないとなっ!!?」

「・・・・・」

「・・・・・っ。そ、そのっ。君のもとっても気持ち良かったぞ?そう言った事に経験豊富な友人達が数名いるのだがな、彼女達の話では男はただ単にアソコが大きいだけでは女は気持ち良くはなれないのだそうだ。ちゃんとテクニックがあるのは勿論の事、自分の身体との相性が良くなければならないらしいのだが・・・。君とのあれはその・・・っ。さ、最高だった・・・っ!!!」

 恥じらいながらもそう告げるとオリヴィアは思わず顔を赤らめつつも俯き加減となってしまうが正直、今から思い返してみても蒼太の“アレ”は規格外の大きさだった、熱さも硬さも剛根具合も何もかもが彼女の想像を遙かに超えていたのであり、そして何より互いの身体の相性も抜群だった事もあって奥を貫かれる衝撃も、そこから生み出される激感も、何もかもが到底、忘れられそうに無い程の、ビッグなイチモツだったのである。

(・・・まったく。大人しそうな顔をしている癖に何という巨根の持ち主なのだっ!!!それにとんでもない絶倫さだ、お陰で腰がガクガクでまだ、満足に動かす事も出来ない程だぞ?そ、それに、それにっっっ!!!)

 オリヴィアが思うが“夫”のそれで胎内(なか)を抉り抜かれる度に強烈なまでの圧迫感と愉悦とが走って身体がフワッと浮き上がるかのような感覚に襲われると同時に頭がバチバチとスパークし、一方で腰が引ける時にはカリ首が入り口に引っ掛かって膣口から内臓が無理矢理引き摺り出されそうになる程の快感を覚えてそれぞれ悶絶させられる。

 突き上げる力加減も強すぎず、かと言って弱すぎもせずにちょうど良い塩梅で最奥部分をコンコンッ、コンコンッとノックして来たかと思えば一気にピストンを激化させては中をしこたま穿ち抜いて来る上に、そこに更に円運動を加えて穿(ほじく)り回しても来るのである、ただでさえ、長年に渡って愛しく思って来た男性との行為である、その感動も愛しさも、心地好さも何もかもがこれ以上無い程にまで高まっている、と言うのにこれをやられてしまうとオリヴィアは完全に彼に対する愛欲と快楽の虜となってしまうのであり、すっかり前後不覚に陥ってしまっては、息も絶え絶えによがり狂ってしまうのだった。

 しかし。

「オリヴィア、実はね?」

「・・・・・?」

 “まだこれで終わりじゃ無いんだ・・・っ!!!”と、キョトンとしながら自らの言葉に聞き耳を立てていた彼女に対して蒼太は告げると、“もっと激しくしても良い?”と改めて伴侶に問い質した。

「・・・・・っ。な、なに!?まだ続きがある、と言うのか?」

「・・・うん、そうなんだけれどもオリヴィアの胎内(なか)、僕との相性もかなり良いみたいだし。勿論、“筋肉弛緩魔法”を使っているから、と言う側面もあるからだけれどもそれでも、事実としてもう充分なまでに解れ切っているんだよね?だからもし、君が苦痛を感じていない、と言うのであれば、このまま第二段階にまで行ってしまいたいんだけれども・・・。勿論、力は加減した上でね?ちょっとした触りと言うか、少しだけ試してみないか?と思って」

「・・・・・っ!?!?!?!?!?」

 運命の恋人からもたらされたその言葉に、さしものオリヴィアも些か以上に困惑してしまっていた、今までだってこれ以上無い位にまで気持ち良くされていた、と言うのにその上更に、何かをやられてしまったのならば、自分は一体、どうなってしまうのだろうと言う恐怖と期待とある種の悦びに、思わずその身を震わせる。

 しかし。

「ま、待て蒼太っ。待ってくれっ!!!」

 ここに来て、不意に頭の中を掠めた疑問を“氷炎の大騎士”は“夫”へとぶつけてみた、曰くー。

 “それはメリアリアやアウロラにもやった事がある行為なのか?”と、するとー。

「・・・・・っ。いいや?アウロラに対してはまだ、やってはいないよ?ただしメリーに対しては何度も何度もやっているけど」

「ぬうぅぅ・・・っ!!!」

 するとそれを聞いたオリヴィアの表情が、露骨に不満なそれとなるモノの、アウロラがそうであったように、どうやら彼女は他の二人、取り分けメリアリアに対しては強烈なまでのライバル意識を持っている様子であり、しかもそれは無理からぬ事と言えた、何しろメリアリアは自分達3人の内ではもっとも蒼太との付き合いが長い女性であり、一番愛を重ね合ってきた存在でもある、今までだったらともかくとしても、蒼太への愛に目覚めたオリヴィアが、何も思わない方が不思議な事ではあったのだ。

(しまった!!!)

 蒼太は思った、女の子の嫉妬や“引けぬ戦い”に付いては子供の頃、メリアリアとアウロラが鉢合わせした際にちゃんと学んだ筈だったし、その後も三人が自分を取り合うようにしてプチ修羅場に発展して来た現場を何度となく目撃して来た筈だったのに、彼はそれを活かす事が、まだまだ出来てはいなかった、こんな筈では間違っても無かった、まずは時間を掛けてゆっくりとアウロラとオリヴィアの胎内(なか)を自分に馴染ませ、充分に練れ切ってから事に及ぶつもりであったのに、これでは本末転倒であり逆効果になってしまう。

 第一。

(意地の張り合いをしていると、セックスを充分に堪能できないだけじゃ無くて、それ以上に危険なんだ。自分のもっとも敏感な部分を重ね合わせて行為に及ぶわけだから、何かあったら簡単に、再起不能な程のダメージを性器自体に背負わせてしまう事となる。それに場合によっては命に関わるぞ!!?)

 それが解っていたから蒼太はどんなに激しく責めても彼女達に対する手心や力加減を加える事を忘れなかったのであるモノの、ここに来て流れが些か以上に急なモノへと変わりつつある様子であった、これではまずい、もしもセックスの最中に身体に何か変調があった場合でも、オリヴィアは無理をして言ってくれなくなる可能性があるのであり、そしてそれは蒼太の目指す“安全かつ健全な性行為”に重大なる影を落とす事となる。

「いや、あの。あのね?オリヴィア。でもメリーはほら、僕との付き合いが一番長いし、ずっと一緒にいた訳だからセックスもその分、何度となく繰り返している訳だからして・・・!!!」

「ぬうううううううっっっ!!!!!!」

 自分達の関係を裏表無く、正直にオリヴィアに伝えてしまった事で蒼太はまた“しまった!!!”と思ってしまっていた、これでは何のフォローにもならない所か余計にオリヴィアのハートに火を点ける結果となってしまっただけではないか。

 メリアリア等の大切な人々の思いや心と言ったモノをしっかりと受け止めては包み込み、何があっても彼女達と共に歩んで行ける強さと優しさとを兼ね備えていた蒼太は同時に、凶悪な魔物やモンスターが相手であれば少しも臆する事無く立ち向かって行ける勇気と気概と能力とを併せ持っていたのであるモノのしかし、この青年は根が純朴で素直な為だろう、“女同士の戦い”の様な修羅場に巻き込まれるとからっきし弱かった、こんな時にもし、蒼太が経験豊富なプレイボーイ的気質や資質を持ち合わせていたのであれば、逆にこれを好機と判断してオリヴィアの事を正しく焚き付け、自然な流れを装ってはもっと凄絶な悦楽地獄へと貶める事が出来ていたかも知れなかったが、彼には流石に、そんな変な気色は無く(もっともだからこそ、メリアリアもアウロラもオリヴィアも、彼に心惹かれたのであったが・・・)、そしてそれ故に尚一層、この“氷炎の大騎士”をして嫉妬の炎を燃え滾らせる状況を、作り出してしまっていたのだ。

「蒼太っ!!!」

「ええっ!?な、なに・・・?」

「・・・・・っ。やれっ!!!」

「・・・・・っ。“やれ”って、何を?」

「決まっているだろうっ!!!」

 怪訝そうな表情を見せる蒼太に対してオリヴィアが絶叫した、“メリアリアにやっている事を自分にもやれと言っているんだっ!!!”とそう告げて。

「早くしろっ、それも全力でなっ。このまま引き下がって等いられるモノかっ!!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 “本当に良いのかい?”とやや心配そうに告げる蒼太に対して“構わん、やれっ!!!”ともう一度叫ぶとオリヴィアは覚悟を決めた面持ちとなり蒼太にしっかりと抱き着いて見せた、そんな彼女の。

「・・・・・っ。解ったよ、じゃあ行くからね?オリヴィア」

 気持ちを決して無駄にはするまい、と悟った蒼太はそれでもしかし、“大丈夫かな?”と言う若干の不安要素を抱えつつも自らも恋人を抱擁したまま肺のみならず、胃袋まで使った大きな呼吸をゆっくりと何度も行っては丹田に気と意識とを集中させて行き、最後に一際深くまで息を吸い込ませると一旦、それらを完全に止めては全身を強く力ませてみせた、瞬間ー。

「ーーーーー・・・・・・・っっっ!!!!!!?~~~~~~~・・・・・・・・・っっっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤あ、あがっ!!!あぁぁぁあああああ~っ。あ・・・♪♪♪♪♪」

 蒼太の肉体が倍加して筋骨が隆々と膨れ上がり、それと同時に神経系も筋繊維も発達して身体能力が強化されて行った、それだけではない、その類い稀なる男根も余計に巨大で剛強なモノとなるが、それまではオリヴィアの女性器を生殖器奥の最深部分まで使ってなんとか収まっていた青年のイチモツは、今やそれでも到底、足りずに子宮粘膜ごと腸を押し退けて、胃袋の下辺りにまで達する程になっていたのだ。

「あ、あがあぁぁぁあああああっ!!!!!!?あがああぁぁぁ~っ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤あ・・・っ♪♪♪♪」

「・・・・・」

 それは最早、筆舌に尽くしがたい程に限度を超えた衝撃だった、それまでのモノよりも更に数倍はするであろう比類無き圧迫感が彼女を満たし、腹の中にみっちりと埋もれるまでに突き入れられた男根の重みで内臓が前後左右に押し潰される。

 その余りの大きさに下腹部は剛根の形にプックリと膨れ、胎内が無理矢理拡張されて行く、想像を絶する激感にオリヴィアは思わず半狂乱となり、恍惚とした表情で喘ぎよがるが、しかし。

「うっほおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっっひいいいいいい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

たったそれだけで“こと”を終わらせる様な蒼太では当然、無かった、無論の事暫くはそのまま動かずにおり、伴侶が痛みを覚えていないか、苦しがってはいないだろうかと注意して見ていた青年だったがやがて、それらが悉(ことごと)く杞憂な事が解るとそのままゆっくりとした律動を開始しては敏感に震えるオリヴィアの子宮全体を、優しくソフトに突き上げ始めて行ったのだ。

「ふんぎいいいいいい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛っっっひゃああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 そのピストンの鋭すぎる圧力はそれでも、オリヴィアの身体に苛烈なまでの無制限連続絶頂を誘発させては彼女を一層の、高みへと打ち昇らせて行ったのであるモノの、ただでさえ力の強い蒼太のピストンは潜在能力を解放させた今となってはそれまでのモノとは比べ物にならない位にまで、更にその威力が跳ね上がってしまっており、性感の超絶スポットである子宮最奥を穿たれる度に彼女の下腹部の央芯中枢では快楽の激震が巻き起こり、そこから絶え間なく発生して来る超越的なまでのエクスタシーの奔流に全身上下を刺し貫かれては脳幹が爆破されて頭の中が真っ白くなるまで染め上げられて行く。

 膣からは何度となくビシューッ、ビシューッと熱い潮が吹き上がり続けて二人の股間と周囲を濡らすがそれでも蒼太はお構いなしにストロークを継続させては彼女の意識を涅槃の彼方のその先にまで追いやり尽くして行ったのだ。

「んっほおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっっほおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 尚もオリヴィアの身悶えは続くがそれでも蒼太は決して彼女を離す事無く逆に余計に油送の勢いを増大させて、挙げ句に腰の動きに緩急強弱を付けては円運動を加え始めた、余計にその強さを増した絶大なる刺激と官能とにオリヴィアは再現無くイキ続けて完全に狂乱の淵へと追い落とされてしまって行ったのである。

 そこへ持って来て。

「んんんっほおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛おっっっぎゃああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 蒼太は再び陰茎から風の魔法とミックスさせた己の波動を回転気流状に発生させては纏わり付かせ、彼女の胎内(なか)を“これでもか”と言う位にまで抉り抜き始めるモノの、凄絶に過ぎるその超悦に、オリヴィアは堪らず白眼を剥いて涙を流し、舌を突き出して絶頂した、腰は引っ切り無しに跳ね飛び続けて心臓はバクバクと脈を打ち、その激しい性感反応と連続オルガの為だろう、全身からは再びとなる猛烈な汗が一気にブワッと吹き上がり始めて来た。

「あんぎゃあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっびゃああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

「うおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!」

「うっほおおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっっ!!!!!!!?や、やめえええっ。や゛め゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ーーー・・・・・・・・・・っっっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

 散々なまでに喘ぎ続ける伴侶の肢体を蒼太は全身をやや強めに力ませると同時にしっかりと掻き抱いては猛然たる勢いのまにまに腰を思いっ切り振りたくるが、その峻烈極まるアクメの嵐にオリヴィアは自我を完全なまでに己の領域外にまで吹き飛ばされてしまった挙げ句に息も絶え絶えに悶絶した、瞳は真上まで裏返っては口から涎を滴らせ、白くて艶やかな柔肌を真っ赤に染めては前後不覚に乱れに乱れる。

 しかし。

「んんんっごおおおぉぉぉぉぉっ!!!!!!?ブクブクブクブク・・・ッ❤❤❤❤❤うっごおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!ゴボゴボゴボゴボ・・・ッ♪♪♪♪♪」

 それでも尚も蒼太は彼女を抱き締めたままでひたすらピストンを繰り返しては彼女の奥を刺し貫いて行き、遂にはオリヴィアに気泡まで吐かせてしまうモノの、その後も青年はストロークをキメ込み続けては彼女を高みへと昇らせ続けた。

 己の最も深い部分を完膚無きまでに抉られ続けた“氷炎の大騎士”は何度となく気絶と覚醒とを繰り返しつつも結局は夜を待たずに彼の腕の中で果て尽くして行ったのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「う、ううんん・・・!!?」

「オリヴィア、オリヴィアッ!!!」

 それから十数分が経った後ー。

 蒼太の呼び声と自身を揺する手に誘われてオリヴィアが目を覚ますとそこには心配そうに自身を覗き込む恋人の姿があった。

「大丈夫だった?ごめんね、ちょっとやり過ぎちゃったよ・・・!!!」

「・・・・・」

 そんな青年の言動と悔恨の念とが強く表れている顔色とにオリヴィアは徐々に意識と記憶が追い付いて来て合点が行った、そうだった、自分は蒼太に抱かれている内に、また気をやってしまっていたのだ。

「良かった、オリヴィア死んだようにグッタリとしちゃったからビックリしちゃったよ。ゴメンよ?本当に。僕も調子に乗りすぎた・・・!!!」

「・・・・・?」

 “・・・君は一体、何を謝っているのだ?”と、そんな運命の伴侶の姿にオリヴィアは先程までとは打って変わって穏やかで優しい表情のままに彼に接し続けるモノの、この時既に、彼女は察していたのである、自身の嫉妬と焦りの怒りとが、蒼太をして自戒と自責の念を抱かせる要因となってしまったのだと言う事を。

「君は何も悪く無いぞ?私自身が望んで君にやらせた事なのだからな・・・!!!」

「オリヴィア、だけど・・・!!!」

「言わないでくれ」

 そう告げて尚も謝罪の意を露わそうとする恋人に対してオリヴィアはソッとそう答えては青年の唇に人差し指を押し当てるモノの、事実として彼女は嬉しかったのだ、蒼太が全力を出して自分を抱きに来てくれた事も、メリアリアと同等に扱ってくれた事も、何もかもが暖かな喜びを覚えて仕方が無かったのである。

 それに。

 それに、だ、オリヴィアは一瞬、何事かを言い掛けてしかし、やはり口を噤むと同時にフフッと笑って黙ってしまうが散々に掻き抱かれはしたモノの、しかし一方で“自分の夫はまだあんな力を隠し持っていたのか”と言うことが感じ取れた事に加えて、何よりかによりの話としてまだ、殆ど誰にも知られていないであろう蒼太の秘密の領域に忍び込めた事が、否、もっと言ってしまえば“受け入れてもらえた事”が誇らしくて、そしてその結果として自分自身がどうしようも無く満たされて行くのを感じてすっかり舞い上がってしまっていたのである。

「・・・改めて私の胎内(なか)、どうだった?蒼太」

「・・・そりゃ気持ち良くて心地好くて、堪らなかったよ。蕩けそうだった」

「・・・・・っ。ふふふっ、そうか。そんなに気持ちが良かったとはな!!!」

 そう言って悦に浸るオリヴィアだったがしかし、抱かれた悦びと気持ち良さとに夢中になっていた彼女は気が付けなかった。

 否、これは彼女だけでは無くて、アウロラもまた同様であったのであるモノの、蒼太が決して彼女達の胎内(なか)をして“最高だ!!!”とは言わなかった事を。

 そして間違っても彼女達に対して行為の最中、少なくとも自分の側からただの一度も“愛してる”とは言わなかったのだと言う事実も、彼女達は気が付く事が出来なかったのであるモノのしかし、そんなアウロラとオリヴィアに対してハッキリとした罪悪感と申し訳無さを感じつつも、それでも蒼太はそう言った、自身の思いや葛藤を腹に収めて二人に接し続けて行く事になるのであった。

「オリヴィア、可愛いよ。とっても綺麗だ!!!」

「なっ!!?ば、馬鹿者っ。そんな事を・・・っ。し、しかし。しかし・・・!!!」

 と一瞬、あからさまなまでに恥じらいを覚えて動揺していたオリヴィアだったが、その直後にはもう既に照れた笑いを浮かべつつも、俯き加減で顔を赤らめ、“有り難う”と小声で告げる。

 そうだ、蒼太は彼女を年上の“氷炎の大騎士”としてでは無くて、キチンと何も知らない少女、乙女として扱ったのであり、そしてそれは間違いなく大正解であったのだ、自身の身も心も大切にされたオリヴィアは魂の底から満たされた事で大いに悦び、結果ますます、蒼太に傾倒して行く事となるのである。

「・・・・・っ!!!」

 青年の言葉を受けた淑女が“私も蒼太が好きだ”と言わんばかりに優しい笑みを浮かべて彼に抱き着き、その身を寄せた、そして。

「私は、君を。愛している・・・」

「・・・・・」

「君は私を、愛してくれているか?蒼太・・・!!!」

「・・・・・」

 “愛していなければ、こんな事はしないよ?”とオリヴィアに対しても直接的な表現は避けて、アウロラに放ったモノと同じような言霊を発する蒼太であったが、オリヴィアは特に気にする風でも無く、“ふふっ、そうかっ!!!”と大満足な面持ちとなり潤んだ瞳を青年へと向けた。

「愛しているぞ?蒼太。誰よりも何よりも愛している・・・」

「・・・・・」

 そんな伴侶の言葉に直接的に答える事の出来ない蒼太は困ったような、そしてどこか申し訳無さそうな微笑みを浮かべたままで彼女を見つめ、そしてー。

 まるで“それ以上は言わせない”とでも言うかのように唇を奪って舌を絡めた。

“ん、んむむむっ!!?んちゅ、じゅるっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、ちゅむむむむむむむむ~っ!!!ぷふううぅぅぅっ!!?ふぅーっ、ふぅーっ、ふぅーっ。ふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤んぷぷぷっ!!?んちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、クチュクチュッ、レロレロ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるるる、じゅるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤”

“ん、はむっ。んちゅ、ずちゅっ。レロ、クチュ、レロレロ、レロレロ・・・ッ。ちゅううぅぅぅっ!!!ずちゅ、ちゅる、じゅるるる~っ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるるるるるる~っ!!!!!”

 最初は驚いていたオリヴィアだったが自身も直ぐにそれに応えては彼との熱くて深いディープなキスへと没頭して行くモノの、この後蒼太は“時の涙滴”の影響下にある時間断層のバスルームの中で、実に一ヶ月の長きに渡ってオリヴィアを抱いて抱いて抱きまくり、イカせてイカせてイカせまくった、これらは自分とのセックスに慣れさせる以外にも、イッた際の不要な力みを解消させるのに必要不可欠な処置だったのだ。

 お陰で“時の涙滴”の効能が切れる頃にはオリヴィアの奥はすっかり蒼太に順応して身体に少しの負担も無く、彼女との行為を行う事が出来るようになっており、そしてその事を確認した蒼太は漸く安心して“次からはもう少し、本気を出せるようになるかな?”等と密かに思いを馳せるに至っていた。

 最後の一週間程は十二分に身体を休めてピロートークや後戯に花を咲かせた後で身も心もリフレッシュさせつつ、自身と周囲の清掃、入浴を済ませた二人はお風呂場を後にして、現実世界へと帰還を果たしていったのである。
ーーーーーーーーーーーーーー
 読者の皆様方こんにちは、ハイパーキャノンと申します。

 いつもいつも、小説を読んで下さいまして誠に有り難う御座います。

 今回は皆様方に少しこの度のお話の捕捉説明をさせていただきたいと思いまして参上仕りました、どうか最後までお付き合い下さいませ。

 実は本当は、この“温もりに触れる時、後編”に於きましては当初、オリヴィアちゃんとの間に“巨大化エッチ”までをも完遂させようか、とも思っていたのですが。

 “流石に最初からそれは出来ないな”、“ちょっとやり過ぎだろう”と思い至り、最初の方の触りの所で止めにしておいた、と言う訳でして(その代わりに、メリアリアちゃん達が普段、蒼太君とのセックスにおいてどんな快楽を覚えているのか、また彼女達がどんな感想を抱いているのか、と言った心理描写や情景描写を今回は主にオリヴィアちゃん目線で御説明させていただきました←そう言った事はまだ、あんまり詳しく描写をした事がそれほど御座いませんでしたので・・・。ちなみに勿論、メリアリアちゃんもアウロラちゃんも同じように感じております←今度のメリアリアちゃんとのエッチで彼女目線でのそうした感想も描きたい、と考えております。そしてもう一つが、オリヴィアちゃんの蒼太君に対する思いの綴りに付いても描写させていただきました、読んでいただき、誠に有り難う御座いました)、それでこんな中途半端な感じになってしまった、と言う訳です、誠に申し訳御座いませんでした、ここにお詫び申し上げます。

 次回からはオリヴィアちゃんに関しましては“巨大化エッチ”も出来るようになって行くであろう、と思っておりますので(もしかしたならアウロラちゃんも、そろそろ巨大化エッチに突入させるかも知れません、そうしませんとエッチシーンが前回と同じになってしまい、些か以上にマンネリ化してしまいますから)どうか今後とも、私と皆様方の物語であります“メサイアの灯火”をよろしくお願い申し上げます(ちなみに次回は一話か二話程度の閑談休話と“送り祝い”の話を挟んだ後で、いよいよ大本命のメインヒロインであります、メリアリアちゃんとのエッチです←今まで得た文体や文脈、または表現方法の総決算と言いますか、そう言ったモノを全て用いたお話になると思います←もしかしたなら4部構成になるかも知れませんけれども、いずれにしましても蒼太君とメリアリアちゃんとの“超絶純愛ラブ陵辱”を描きたいと思っております)。

              敬具。

        ハイパーキャノン。
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