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思いの綴り
神遊び
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男に手を掴まれた瞬間、世界が反転する感覚を覚えて巧は思わず身構えてしまうがそれは程なく回復して来て気が付くと、元居た神社とは別の場所に来てしまっていた。
巧が連れられて来たのは穏やかな日の光が燦々と降り注ぐ、雲海の上の世界であった、ここが今まで自分達が居た世界とは別の世界である事は、まだ少年の時分であった巧にもハッキリと理解が出来たが何しろ場所が解らない。
すると。
「ここはな?神々の住まう世界、所謂“神界”と言う所じゃよ・・・」
まるでそれを察したかのように男が巧に教えてくれたがそう言われて彼はいよいよ目の前の男がただの人間ではない事を悟った、と同時に。
(・・・神様じゃないのか?この人は)
そう思うに至って巧は男に向かって初めて己の意思で口を開いた、“貴方は一体、誰なのですか?”と。
しかし。
「儂の事は、好きに呼ぶが良い・・・」
男はそう言うと、少年と連れ立って歩き始めた、“まずは普通に歩けるようになれ”とそう言って、そして。
当時まだ13歳だった巧に視線を送るが彼は見るからに辛そうだった、当たり前である、ここは空気が恐ろしい程にまで薄い上に波動エネルギーが篦棒に濃くて、どうしても呼吸が乱されて息継ぎが荒くなってしまうのだ。
それだけではない、息を吸い込む度に肺や気管支が焼かれるような感覚に陥ってしまい、結果脈拍や脳波が乱れに乱れて精神が上手く統一出来なくなってしまうが、しかし。
「静かにゆっくりと、大きく気吹きをしてごらん?肺だけでは無くて胃袋を使うんじゃ、全身に光の力である“神気”が行き渡るように想像しながらな・・・」
そう言われても最初、巧には“光の力”や“神気”が何を意味するのかが解らなかった、それが高次元な“純粋波動エネルギー”を指す言葉だと気付いたのは1週間程経ってからの事であり、そしてそれから更に3週間程の時を費やして彼はここ、神界での呼吸法を完全にマスターする事が出来たのである。
そうしている内に男は更に巧に対して肺や心臓、脳等に光のエネルギーを限界まで溜め込む訓練を施した、それが済んだら次に内臓系や神経系、筋繊維に血管、チャクラ、ナディ、スシュムナー管等全体的に余す事無く光を満ち溢れさせて行き、彼を根本から高次元の強力なエネルギーに慣れ親しませて行ったのだ。
「よしよし、ここに居られるようにはなった様じゃな?では次じゃ」
“走れ”と彼は言った、“呼吸法を忘れずに無理なくへばるまで走ってみよ”とそう述べて。
それに対して最初は戸惑った巧であったがしかし、彼は“出来ません”とは言わなかった、まるで魔法か何かを掛けられたように何処か夢見心地だった事もあったが何よりかにより“この人の言う事を聞いていれば強くなれる”と胸の内である種の確信を覚えていた少年は黙々と従ったのだ。
それに走り込みならば、両親からの課せられていたメニューで毎日のように6キロはやらされていたから多少の事ならば苦にならなかった、彼は走った、時間が経つのも忘れて走って走って走り続けた、そうしている内にー。
最初は苦しかった呼吸法も3ヶ月程経つ内に徐々に意識しなくても実践出来るようになり、普通に立っている時や座っている時のみならず、動いている時までも気吹きを行う事が出来るようになっていった、それを見た男は巧と並んで徒競走をしたり、雲海で泳いだり、山に登ったりと一緒になって遊び呆けた、それも何日も何日も何日もー。
その内に気が付くと、すっかり巧は元の彼以上に頑健で力強い生命力と体力、そして精力とを手に入れるに至っていた、肉体が十二分に整ったと見て取った男は今度は少年に自分の想念を観察してそれを受け流す極意を授けた、強すぎる憎しみや欲望等の負の感情や、それに端を発する欲求等に飲み込まれないようにする為である。
これには多少、手こずった少年だったが半年程過ぎる頃には無事に様々なまやかしや雑念等に惑わされる事無く、所謂“無の境地”を長く保つ事が可能となって行ったのだ。
そしてそれに伴って意識領域が拡大し、感覚がよりシャープになり直感力が強化されて様々な物事に気付き易くなっていったのである。
所が。
「拙い!!!」
その途端に少年は一気に我に帰った、何とした事だろうか、9ヶ月もの間、家を空けてしまうなんて。
両親は心配しているだろうし帰ったなら激怒されるだろう、一体、どうすれば良いと言うのか。
「おじさん、僕は家に帰らないと。お父さんとお母さんが心配しているよ!!!」
「あっはっはっはっ!!!」
するとそれを聞いた男は呵々大笑した、“心配はいらん”とそう告げて。
「帰りは儂が、お主を元の場所まで連れ帰ってやろう。出立した時と何ら変わらない時間軸線にな、だから心配致すな・・・」
「・・・・・」
それを聞いた少年は一瞬、“そんな事が出来るのか?”とギョッとしてしまった、しかし今となっては男の言う事を信じるほか無い。
「そんな事より巧よ、次からはこの衣を身に纏って修練に励むんじゃ」
そう言って男は自分が着ているモノと寸分違わぬ衣を差し出して巧に着せるが、それを着た途端に。
「うわっ。お、重いっ!!!」
巧が思わず悲鳴を挙げた、その衣は恐ろしい程にまで重くて自らの体に纏わり付いて来た、まるで濡れた着物か何かを身に付けているかのような感覚である。
「当然じゃ。それはな?この星の力を凝縮した衣なんじゃ、この星は水の星。つまりその衣は切り取られた海そのモノだと言って良い、海を纏った気分はどうじゃ?」
「・・・・・っ。お、重いです。すっごく!!!」
「まあそうじゃろな。じゃが儂らが着ているモノはお主のそれよりも更に重いぞ?それでもお主に与えたモノはかなり重さの比率を軽減させてあるモノなんじゃ、それを着て今までやったように走ってもらおうかの・・・」
そう言って男は再び巧の尻を叩くように“走れ!!!”と言って彼を急かした、巧は泣く泣くそれに従い、更に半年間程走り込みや腹筋、腕立て伏せ等をみっちりと熟して行き、時には切り立った崖を攀じ登らされたりもした。
「はあっ、はあ・・・っ!!!」
(実家の修業よりも厳しいな・・・)
内心で挫けそうになる自分を、それでも必死に奮い立たせ、また己をしっかりと保ちながら巧は男から与えられた課題を着実にクリアーしていったのだ。
やがて。
巧が苦もなく一連の動作を行えるようになるのを見届けた男は最後に“飛ぼう”と言って彼共々雲海の上を飛翔し始めた、最初は驚いていた巧であったがすぐにその楽しさや心地好さ等に慣れて行き、自らも自在に空を飛びたいと思うようになった。
「飛んでごらん・・・?」
すると男はまた、そんな彼の気持ちを察したかのように優しい声と表情で巧に告げて来た。
「今のお主は“神通力”が使える筈じゃ。自分の思った通りにせよ・・・」
その言葉に巧は空を飛んだまま回転したり宙返りをしたりして、まるで児童の頃に戻ってしまったかのように遊び呆けた、それまでとは打って変わって身が軽く、まるで翼が生えたように彼は空中で遊び続けていた。
それを1ヶ月間程続けた、ある日。
「もう充分じゃな、お主はもう充分に強くなった」
“帰ってよい”と男は言った、“地上まで儂が送り届けてやる”とそう続けて。
「お主はもう、以前までのお主では無い。ここに来て全身に“神力”を馴染ませた上に心臓や肺と言った呼吸器系や各内臓器にも蓄える事が出来るようになったし肉体も精神も立派に成長した、それに“神力”を体内に吸収する呼吸法までモノにしたしな。それどころか想念の観察や受け流しまで可能となった、解るか?お主は儂の“言霊”から自身を解き放ったのじゃ、それで我に帰って家の事を思い出したんじゃな」
「・・・・・」
“神通力までも、扱えるようになったし・・・”と述べる男に対して巧は再び、恐る恐る尋ねてみた、“おじさんは一体、何者なの?”とそう言って。
すると。
「儂か?儂はな、スサノオと呼ばれている者じゃ。お主達人間にはそう呼ばれておる・・・」
「・・・えええっ!!?」
男が初めて口にした自らの呼び名に、巧はビックリしてしまった、まさか本物の神様だったなんて。
それに。
「・・・素戔嗚尊様!!?」
“マジか!!!”と彼は内心で驚いていた、素戔嗚尊と言えば高天原で乱暴、狼藉を働いて下界に追放された筈なのに、実際に会ってみると物凄く穏やかで優しい神様だったのである。
「・・・・・っ!!!」
「・・・ほら、そうやって驚くじゃろ?だから名乗り出たくは無かったんじゃが」
そんな巧の胸の内を察したかのように神は言った、しかし。
「だってスサノオ様ってイメージと全然違うからさ!!?」
「儂の事は、どうでも良い。ほれ、そろそろ帰ろうかの、あんまり遅いとお主、本当に学び舎に遅刻してしまうからな・・・」
そう告げると神は来た時と同じように彼の手を取って“時渡り”を行い、瞬く間に巧を元の神社に連れて帰って来た、そしてその直後に。
“儂と遊んだ事は、周囲の者達には内緒にしておけ?”、“これから毎朝4時にこの神社に来るように・・・”とそれだけ言い残して。
神は神界へと帰って行った。
巧が連れられて来たのは穏やかな日の光が燦々と降り注ぐ、雲海の上の世界であった、ここが今まで自分達が居た世界とは別の世界である事は、まだ少年の時分であった巧にもハッキリと理解が出来たが何しろ場所が解らない。
すると。
「ここはな?神々の住まう世界、所謂“神界”と言う所じゃよ・・・」
まるでそれを察したかのように男が巧に教えてくれたがそう言われて彼はいよいよ目の前の男がただの人間ではない事を悟った、と同時に。
(・・・神様じゃないのか?この人は)
そう思うに至って巧は男に向かって初めて己の意思で口を開いた、“貴方は一体、誰なのですか?”と。
しかし。
「儂の事は、好きに呼ぶが良い・・・」
男はそう言うと、少年と連れ立って歩き始めた、“まずは普通に歩けるようになれ”とそう言って、そして。
当時まだ13歳だった巧に視線を送るが彼は見るからに辛そうだった、当たり前である、ここは空気が恐ろしい程にまで薄い上に波動エネルギーが篦棒に濃くて、どうしても呼吸が乱されて息継ぎが荒くなってしまうのだ。
それだけではない、息を吸い込む度に肺や気管支が焼かれるような感覚に陥ってしまい、結果脈拍や脳波が乱れに乱れて精神が上手く統一出来なくなってしまうが、しかし。
「静かにゆっくりと、大きく気吹きをしてごらん?肺だけでは無くて胃袋を使うんじゃ、全身に光の力である“神気”が行き渡るように想像しながらな・・・」
そう言われても最初、巧には“光の力”や“神気”が何を意味するのかが解らなかった、それが高次元な“純粋波動エネルギー”を指す言葉だと気付いたのは1週間程経ってからの事であり、そしてそれから更に3週間程の時を費やして彼はここ、神界での呼吸法を完全にマスターする事が出来たのである。
そうしている内に男は更に巧に対して肺や心臓、脳等に光のエネルギーを限界まで溜め込む訓練を施した、それが済んだら次に内臓系や神経系、筋繊維に血管、チャクラ、ナディ、スシュムナー管等全体的に余す事無く光を満ち溢れさせて行き、彼を根本から高次元の強力なエネルギーに慣れ親しませて行ったのだ。
「よしよし、ここに居られるようにはなった様じゃな?では次じゃ」
“走れ”と彼は言った、“呼吸法を忘れずに無理なくへばるまで走ってみよ”とそう述べて。
それに対して最初は戸惑った巧であったがしかし、彼は“出来ません”とは言わなかった、まるで魔法か何かを掛けられたように何処か夢見心地だった事もあったが何よりかにより“この人の言う事を聞いていれば強くなれる”と胸の内である種の確信を覚えていた少年は黙々と従ったのだ。
それに走り込みならば、両親からの課せられていたメニューで毎日のように6キロはやらされていたから多少の事ならば苦にならなかった、彼は走った、時間が経つのも忘れて走って走って走り続けた、そうしている内にー。
最初は苦しかった呼吸法も3ヶ月程経つ内に徐々に意識しなくても実践出来るようになり、普通に立っている時や座っている時のみならず、動いている時までも気吹きを行う事が出来るようになっていった、それを見た男は巧と並んで徒競走をしたり、雲海で泳いだり、山に登ったりと一緒になって遊び呆けた、それも何日も何日も何日もー。
その内に気が付くと、すっかり巧は元の彼以上に頑健で力強い生命力と体力、そして精力とを手に入れるに至っていた、肉体が十二分に整ったと見て取った男は今度は少年に自分の想念を観察してそれを受け流す極意を授けた、強すぎる憎しみや欲望等の負の感情や、それに端を発する欲求等に飲み込まれないようにする為である。
これには多少、手こずった少年だったが半年程過ぎる頃には無事に様々なまやかしや雑念等に惑わされる事無く、所謂“無の境地”を長く保つ事が可能となって行ったのだ。
そしてそれに伴って意識領域が拡大し、感覚がよりシャープになり直感力が強化されて様々な物事に気付き易くなっていったのである。
所が。
「拙い!!!」
その途端に少年は一気に我に帰った、何とした事だろうか、9ヶ月もの間、家を空けてしまうなんて。
両親は心配しているだろうし帰ったなら激怒されるだろう、一体、どうすれば良いと言うのか。
「おじさん、僕は家に帰らないと。お父さんとお母さんが心配しているよ!!!」
「あっはっはっはっ!!!」
するとそれを聞いた男は呵々大笑した、“心配はいらん”とそう告げて。
「帰りは儂が、お主を元の場所まで連れ帰ってやろう。出立した時と何ら変わらない時間軸線にな、だから心配致すな・・・」
「・・・・・」
それを聞いた少年は一瞬、“そんな事が出来るのか?”とギョッとしてしまった、しかし今となっては男の言う事を信じるほか無い。
「そんな事より巧よ、次からはこの衣を身に纏って修練に励むんじゃ」
そう言って男は自分が着ているモノと寸分違わぬ衣を差し出して巧に着せるが、それを着た途端に。
「うわっ。お、重いっ!!!」
巧が思わず悲鳴を挙げた、その衣は恐ろしい程にまで重くて自らの体に纏わり付いて来た、まるで濡れた着物か何かを身に付けているかのような感覚である。
「当然じゃ。それはな?この星の力を凝縮した衣なんじゃ、この星は水の星。つまりその衣は切り取られた海そのモノだと言って良い、海を纏った気分はどうじゃ?」
「・・・・・っ。お、重いです。すっごく!!!」
「まあそうじゃろな。じゃが儂らが着ているモノはお主のそれよりも更に重いぞ?それでもお主に与えたモノはかなり重さの比率を軽減させてあるモノなんじゃ、それを着て今までやったように走ってもらおうかの・・・」
そう言って男は再び巧の尻を叩くように“走れ!!!”と言って彼を急かした、巧は泣く泣くそれに従い、更に半年間程走り込みや腹筋、腕立て伏せ等をみっちりと熟して行き、時には切り立った崖を攀じ登らされたりもした。
「はあっ、はあ・・・っ!!!」
(実家の修業よりも厳しいな・・・)
内心で挫けそうになる自分を、それでも必死に奮い立たせ、また己をしっかりと保ちながら巧は男から与えられた課題を着実にクリアーしていったのだ。
やがて。
巧が苦もなく一連の動作を行えるようになるのを見届けた男は最後に“飛ぼう”と言って彼共々雲海の上を飛翔し始めた、最初は驚いていた巧であったがすぐにその楽しさや心地好さ等に慣れて行き、自らも自在に空を飛びたいと思うようになった。
「飛んでごらん・・・?」
すると男はまた、そんな彼の気持ちを察したかのように優しい声と表情で巧に告げて来た。
「今のお主は“神通力”が使える筈じゃ。自分の思った通りにせよ・・・」
その言葉に巧は空を飛んだまま回転したり宙返りをしたりして、まるで児童の頃に戻ってしまったかのように遊び呆けた、それまでとは打って変わって身が軽く、まるで翼が生えたように彼は空中で遊び続けていた。
それを1ヶ月間程続けた、ある日。
「もう充分じゃな、お主はもう充分に強くなった」
“帰ってよい”と男は言った、“地上まで儂が送り届けてやる”とそう続けて。
「お主はもう、以前までのお主では無い。ここに来て全身に“神力”を馴染ませた上に心臓や肺と言った呼吸器系や各内臓器にも蓄える事が出来るようになったし肉体も精神も立派に成長した、それに“神力”を体内に吸収する呼吸法までモノにしたしな。それどころか想念の観察や受け流しまで可能となった、解るか?お主は儂の“言霊”から自身を解き放ったのじゃ、それで我に帰って家の事を思い出したんじゃな」
「・・・・・」
“神通力までも、扱えるようになったし・・・”と述べる男に対して巧は再び、恐る恐る尋ねてみた、“おじさんは一体、何者なの?”とそう言って。
すると。
「儂か?儂はな、スサノオと呼ばれている者じゃ。お主達人間にはそう呼ばれておる・・・」
「・・・えええっ!!?」
男が初めて口にした自らの呼び名に、巧はビックリしてしまった、まさか本物の神様だったなんて。
それに。
「・・・素戔嗚尊様!!?」
“マジか!!!”と彼は内心で驚いていた、素戔嗚尊と言えば高天原で乱暴、狼藉を働いて下界に追放された筈なのに、実際に会ってみると物凄く穏やかで優しい神様だったのである。
「・・・・・っ!!!」
「・・・ほら、そうやって驚くじゃろ?だから名乗り出たくは無かったんじゃが」
そんな巧の胸の内を察したかのように神は言った、しかし。
「だってスサノオ様ってイメージと全然違うからさ!!?」
「儂の事は、どうでも良い。ほれ、そろそろ帰ろうかの、あんまり遅いとお主、本当に学び舎に遅刻してしまうからな・・・」
そう告げると神は来た時と同じように彼の手を取って“時渡り”を行い、瞬く間に巧を元の神社に連れて帰って来た、そしてその直後に。
“儂と遊んだ事は、周囲の者達には内緒にしておけ?”、“これから毎朝4時にこの神社に来るように・・・”とそれだけ言い残して。
神は神界へと帰って行った。
応援ありがとうございます!
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