blue moon again

るう

文字の大きさ
14 / 25

心のすれ違い

しおりを挟む


 凜は今週1週間は忙しいと言っていた、悠斗もバイトが週末まで休みがない。それでも大学にいて時間が会う時は一緒にランチしたり、いつもと変わらない距離感だった。

 そんな時、拓也に毎日バイトに入っているのか聞かれた。

「なんか今週は交代で入っているバイトの人が都合悪いみたいで週末まで休みがない」

「そっか…」何か言いたげな拓也に
「バイトがどうかした?」

「んー。いや…ここ何回か大学が終わった後、街で凜ちゃんを見かけて…」
「いつも一緒にいる訳でもないし、凜も忙しいって言ってたけど?凜がなんかした?」

「いや、なんかしたとかじゃなく、男の人と一緒にいるところを見かけたんだ」

 気まずそうに悠斗の顔を伺いながら話す。

「男の人?まさか?佐野か?」
「いや、佐野ならわかるでしょ」

「俺もわからない、ただ凄いイケメンでカッコいい感じの人」

 凄いイケメンでカッコいいって言ったら…まさか…オーナーじゃないか?
 憶測で考えてはイケないとわかってはいるけど、もしオーナーなら凜も隠さず話すはずなんだけど。

 考え込んでしまって固まっていたら拓也が「凜ちゃんに限って変な事はないと思うけどな…心配はするな」

 拓也が慰めるかのように悠斗の肩をポンポンと叩く。

 そんなの慰めにもならない。出来れば知らない方が良かった。


 夕方、バイトに入り仕事をしているとオーナーから電話が入る。

「俺の知り合いが店に顔を出すから来たら待っててもらって」

 用件だけ伝えて切ってしまった。

 知り合いって男か女か?名前だけでも言ってくれたらいいのにと悠斗はぼやいた。
 でも今日はオーナーが店に顔を出すって事だから凜の事を聞いてみようと思った。

店の扉が開く──

 入り口を見ると1人の女性が入って来た。側に行き席に案内すると女性は「新堂さん、居る?」と声をかけられる。

 もしかしてオーナーが言っていた知り合いかと思い「オーナーと待ち合わせしてる方ですか?」

「そうそう。呼び出されたのよ」
 よく見るとモデルなのかと思うほどスタイルが良く顔立ちも大きな瞳に鼻筋がすっと通っていて美しい。女の色香を感じるような、ほんのりと甘い香りが掠めた。

 悠斗がどこかであった事があると思いだそうとしていると女性はクスっと笑い「覚えていない?前にここで貴方に会った事があるわ」




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

処理中です...