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異世界なんかで喧嘩なんかしたくないけど

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「はぁ!十夜朝はバターだろ!」

「いーや!朝はジャムだ!」

「なんだと!」

「あー!やんのか!」

「2人とも!落ち着いて!」

今十夜とアイズは朝のパンに何を付けるか喧嘩をしていた

「ふんっ!アイズは勝手にバターでも付けとけ!」

「あぁ、言われなくてもそうするよ!」

「ふ た り と も!喧嘩はダメですよ!別に2つとも不味くはないんですから!」

「そう言うレイちゃんは今何パンたべてるんだよ!」

「私はバタージャムパンです」

「おいレイ!そこはジャムだろ!」

「いいや!バターだ!」

「なんだとー!」

「なんだ十夜やるか!」

あー、また始まりました

「2人とも今日はダンジョンでレベル上げるんでしょ」

ちなみに今十夜達のレベルは
十夜27レイ26アイズ35だ

「あぁでも俺は別行動だ。この喧嘩がが始まる前からそう決まってたから。でも同じ層に入るからなんかあったら言ってくれよレイちゃん!」

「レイは俺が守るからそんな心配はしなくていい!」
 
「十夜じゃ心配だからだよ!」

「なんだとー!」

「「ふんっ!」」

あららこりゃとうぶんは喧嘩したままだろうな、困っちゃうなー私がどうにかしないとダメだねこりゃ

「2人ともとりあえずダンジョンいくよ!」

「わかったよレイ」

「あぁそうするか」

十夜とアイズは喧嘩をしたままダンジョンへ向かった

ジャキーン!

バゴーーン!

「グワーー!」

「十夜!じゃまだ!」

「アイズこそ向こうに行くんじゃなかったのかよ!」

ジャキーン!

「十夜がこのゴブリンの群れを連れてきたんだろが!」

「アイズだって!」

「なんだとー!」

「ここで決着つけるか!」

「あぁ!いいだろう!」

「新技いくぜ!爆炎斬!」

「エアカッティング!」

ジャキーン!

バゴーーン!

2人ともお互いの攻撃を避け、避けた攻撃はゴブリンに当たった

「くそ!このゴブリンども邪魔だ!」

「十夜先にゴブリン共のけりをつけるぞ!」

「わかった!」

「エアカッティング!」

「爆炎斬!」

2つの技がゴブリンに直撃した

「グワーー!」

「よしこれで全部か、十夜続きだ!」

ドゴンドゴンドゴン

十夜達の近くから足音が聞こえてきた

「なんだあの足音!」

「十夜!あれはゴブリンヘッドだ!たぶんこの34層のボス的存在だ!」

十夜とアイズの前に姿を現したのは鎧を着た大型のゴブリンだった

「こないだはこんな奴居なかっただろ!」

「たぶん前の奴が倒してたんだろ!十夜!前やったのいくぞ!」

「了解だ!レイ!アクセルを頼む!」

「はい!アクセル!」

「うぉぉぉぉぉ!グラァァァ!」

「乗るぞアイズ!」

「グラァ」

十夜はアイズの上に飛び乗った

「そのまま突っ込んでくれ!」

「グラァ!」

「行くぜ!とう!爆炎斬!」

十夜はアイズから飛び降りるとそのままゴブリンの顔めがけて技を出した

ジャキン!

くそ、止められたか!

「うぉぉぉぉ!くらえー!」

バゴーーン!

「グワーーー!」

アイズが放った攻撃がゴブリンの足を切った

「レイちゃん今だ!」

「グリーンロック!」

レイが使った魔法は木根っこで相手を縛る魔法だった

「アイズ行くぞ!」

「おう!」

「爆炎斬!」

「エアカッティング!」

ジャキーン!バゴーーン!

「グワーーーーー!」

「よっしゃー!勝ったぜ十夜!」

「当たり前だろ!俺たち3人なら簡単だ!」

「2人とも凄かったです!」

「「「イェーイ!」」」

パチン!

3人はハイタッチをした

「ところで2人とも喧嘩はもう大丈夫なんですか?」

「あぁなんかゴブリン共倒したらスッキリしてよー、アイズと喧嘩してた事なんか完全に忘れてたよ」

「俺も十夜と同じだ、なんか今回のゴブリン共は俺たちの喧嘩に巻き込んだだけだったな、魔物に悪いことしたなー」

「ははは、そうだったんですね。仲良しに戻ったならよかったです!」

「あぁこの後飯でも食いに行くか!」

「行くぞー!」

「はい!行きましょう!」

「今日はアイズのおごりなー」

「なんでだよ!こないだも俺だったじゃんか!たまには十夜のおごりにしようぜ!」

「いやいやここは間を取ってレイのおごりで行こうぜ!」

「なんで私なんですか!この中で1番歳下なんですよ!ダーリンは私をこう言う時にしか使わない都合のいい女なんですね!」

「れっレイさん?なんか誤解を招く様な発言はしないでもらえるかな?」

「へー、十夜の変態スケベ男」

「頭おかしいだろー!今の話を内容を聞いてるお前ならわかるだろーが!」

「はははすまんすまん」

結局レイとアイズは十夜のおごりでご飯を食べる事になった

カランカラン

「いらっしゃーい」

十夜達が来たのは十夜が前に1度来た店だった

「お姉さーんポテトください!」

「マヨネーズかケチャップどっちー」

「ケチャップで」

「マヨネーズで」

「いいや!ポテトにはケチャップだ!」

「何を言うか!ポテトにはマヨネーズだろ!」

また始まりましたよ

「まぁしょうがない今回は十夜に譲ろう」

「俺こそ今回はアイズに譲ってやる」

「「ぷっははは」」

なんだ2人とも仲良いじゃないですか

「じゃレイちゃん今日は十夜と俺のおごりだ!何でも頼んでいいぞ!」

「あぁ今日は俺達が迷惑かけたからおごるぜ!何でも頼め!」

「ありがとうございます!では遠慮なく
お姉さーんハンバーグとパスタとパフェを追加で!」

「レイちゃん結構食べるね」

「確かにあの小さな体のどこにあの量が入るのか」

「今ダーリン小さな体っていったー!」

「ごめんごめん」

「別にいいですよ」

そう言ってレイは机に置かれていた水を飲み始めた

「とりあえず今日はお疲れ様俺たちの服が少ないからまた服屋にでも行こうそれでいいなレイ、アイズ」

「はい!」

「おう!」

「そうと決まればとにかく食べるぞー!」

「「おーう!」」
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