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16話
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私はフォルス、魔王討伐に向けて始動したが夜になっても勇者様の帰りが遅い何してるんだか
私は苦戦なんてあり得ないと思っていた
まさか予想もしてない事態が起こっていることに
その時は気づいて居なかった
洞窟内は血に染まり血の海、
魔王に冒険者達はバラバラにされ一万のパーティが全滅してるなんて…
================================
冒険者ギルドでフォルスとパナケア受付嬢の3人で勇者の帰りを待っていた
「遅いなぁ勇者様達!もう夜になった…
宴の準備はできてるしパナケアちゃんとギルドの嬢ちゃんで始めようか?」
「お姉ちゃんだめだよ!帰ってくるの待たなきゃ!」
頬を膨らませパナケアが怒る
「そうですよフォルス様いくら勇者様が強くなったからそう簡単に魔王は倒せませんよ」
「それもそうねもう少し待って見ましょ」
「…」
「…」
「…やっぱり変よね?倒せないにしても勇者様なら逃げて帰ってくるはず…」
「“グゥおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅぅぅぅ~”」
「なに?この雄叫び…」
「お姉ちゃん私外見てくる」
「ダメ!私がいくギルド嬢ちゃんとパナケアちゃんはここにいて!」
「分かりました2人でここに残ります
フォルス様気をつけてください“鎮守の森”から聞こえてきたような」
「うん行ってくる
すぐそこね!」
鎮守の森から得体の知れない雄叫びが聞こえてきた
フォルスは鎮守の森に向かうため中央広場を横切る
【中央広場】
「え?何で?勇者様?こんな所に?」
「た…ただ……ただいま………」
「え?嘘でしょ!勇者さまぁ~
うううううっっうう
スキル:治癒魔法アポロー」
「森…森にはいく…な」
「黙って…ううっうっううっうっううう
何で…
ううっう…」
「いくな…魔王が……いる………」
「うるさい黙ってて絶対私が治す…
絶対治すから……
召喚魔法: アンギティア
アンギティア様今すぐ勇者様を全回復させてぇ!
早く!何でこんな事に…
お願い!急いで早く!」
「フォルス様できません私は病気治癒の女神です
病気以外は治せません」
「クソ!くうっ くっ ううっ うっうっ
はぁぁぁぁぁうっううっうっ
はぁぁぁぁ落ち着け落ち着け!落ち着け!!」
「ははっ…フォルス…が…召喚魔法…間違えるなんてな…
泣いてるのか?そんな…泣きじゃくるなよ…
フォルスが…泣くなんて
そんなに…泣く…こと…か?大…袈裟だな…」
「お願い…これ以上喋らないで……お願い………
なんでこんな事に…なんでこんな事になってるのよ!
なんで?なんですぐ逃げなかったのバカ!
本当にポンコツなんだから!死んだら殺す!!
召喚魔法:パイエオン
早く!パイエオン様勇者様を助けて」
「申し訳ありませんこの状態では完治は不可能です」
「なんで?あなた神でしょ!使えないわね!」
「フォルス…もう…平気だ…痛みはもう…ない…」
「なんで…なんでなんで!
平気なわけないじゃない!
血が…血が…だって…だって…だって…無い…
左半身が…いぃぃぃ…
くうっ くっううっ うっうっううっううっっ」
フォルスの手は勇者の血で赤く染まっていた
勇者の左半身は抉り取られ
フォルスはそれでも諦めなかった泣きながらも必死に治癒魔法に長けた神を召喚魔法で呼び出すが治せない
勇者は常に笑顔だった
「これ…やっぱり…すごいな…パナケア…が作ってくれた上級ポーション……へへっ!」
「こんな時に笑うな!笑うなよ!」
「ごめん私のせいだ…私も行けば…ごめんなさい」
は!そうだ!パナケアちゃんがいる!」
「もういいんだ…もう……間に………合わない…………最後に……………顔が見れて良かった
最後…くらい笑ってくれ…あ…あり…とうな………………フォルス…………………………………」
「諦めるな!
私は絶対死なせない!絶対に!
召喚魔法:パナケア!」
最後の望みの最強の神パナケアを呼び出した
「え?ここは広場?お姉ちゃんどうしたの?」
「説明は後早く勇者様を助けて…」
「お兄ちゃん!!どうしてこんな事に…
任せて!
治癒魔法:パナケイア
うううううううううううううううっ~」
フォルスとパナケアは涙を堪えながら勇者に治癒魔法をおどこした
「パナケアお願い!私も!2人でなら
治癒魔法:アポロ!」
数時間にも及ぶ治癒魔法
「皆さんどうされたんですか?
フォルス様とパナケア様がずっと帰って来ないから見に来たらこんなところで何を?」
「良かった嬢ちゃんは治癒魔法できる?」
「ええ多少の治癒は出来ますが?」
「早くこっちに来て3人で勇者様を助けるよ!」
「勇者様!
そんなこれって…
フォルス様…お辞めになって下さい」
「お前!誰に言ってる!」
「もう…」
「黙れ!言うな!絶対助ける!」
「お姉ちゃん私意識が…もう…限界……」
「頑張れパナケア!絶対諦めない!」
「うん…頑張る……」
「お二人とも!やめて下さい!
いつまで続ける気ですか?それにこんな小さい子にこんな事させないでください!
パナケア様が震えてます!」
「黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!」
「お姉ちゃんごめんなさい…意識が…………………」
「パナケア様!しっかり!ポーションこのポーションを飲んでください!」
「パナケアは休んでて私1人でやる!」
「フォルス様!勇者様はもう“死んでいます”!ううっ うっうっううっううっっっ
もうやめて下さい…お願いですから……」
私は苦戦なんてあり得ないと思っていた
まさか予想もしてない事態が起こっていることに
その時は気づいて居なかった
洞窟内は血に染まり血の海、
魔王に冒険者達はバラバラにされ一万のパーティが全滅してるなんて…
================================
冒険者ギルドでフォルスとパナケア受付嬢の3人で勇者の帰りを待っていた
「遅いなぁ勇者様達!もう夜になった…
宴の準備はできてるしパナケアちゃんとギルドの嬢ちゃんで始めようか?」
「お姉ちゃんだめだよ!帰ってくるの待たなきゃ!」
頬を膨らませパナケアが怒る
「そうですよフォルス様いくら勇者様が強くなったからそう簡単に魔王は倒せませんよ」
「それもそうねもう少し待って見ましょ」
「…」
「…」
「…やっぱり変よね?倒せないにしても勇者様なら逃げて帰ってくるはず…」
「“グゥおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅぅぅぅ~”」
「なに?この雄叫び…」
「お姉ちゃん私外見てくる」
「ダメ!私がいくギルド嬢ちゃんとパナケアちゃんはここにいて!」
「分かりました2人でここに残ります
フォルス様気をつけてください“鎮守の森”から聞こえてきたような」
「うん行ってくる
すぐそこね!」
鎮守の森から得体の知れない雄叫びが聞こえてきた
フォルスは鎮守の森に向かうため中央広場を横切る
【中央広場】
「え?何で?勇者様?こんな所に?」
「た…ただ……ただいま………」
「え?嘘でしょ!勇者さまぁ~
うううううっっうう
スキル:治癒魔法アポロー」
「森…森にはいく…な」
「黙って…ううっうっううっうっううう
何で…
ううっう…」
「いくな…魔王が……いる………」
「うるさい黙ってて絶対私が治す…
絶対治すから……
召喚魔法: アンギティア
アンギティア様今すぐ勇者様を全回復させてぇ!
早く!何でこんな事に…
お願い!急いで早く!」
「フォルス様できません私は病気治癒の女神です
病気以外は治せません」
「クソ!くうっ くっ ううっ うっうっ
はぁぁぁぁぁうっううっうっ
はぁぁぁぁ落ち着け落ち着け!落ち着け!!」
「ははっ…フォルス…が…召喚魔法…間違えるなんてな…
泣いてるのか?そんな…泣きじゃくるなよ…
フォルスが…泣くなんて
そんなに…泣く…こと…か?大…袈裟だな…」
「お願い…これ以上喋らないで……お願い………
なんでこんな事に…なんでこんな事になってるのよ!
なんで?なんですぐ逃げなかったのバカ!
本当にポンコツなんだから!死んだら殺す!!
召喚魔法:パイエオン
早く!パイエオン様勇者様を助けて」
「申し訳ありませんこの状態では完治は不可能です」
「なんで?あなた神でしょ!使えないわね!」
「フォルス…もう…平気だ…痛みはもう…ない…」
「なんで…なんでなんで!
平気なわけないじゃない!
血が…血が…だって…だって…だって…無い…
左半身が…いぃぃぃ…
くうっ くっううっ うっうっううっううっっ」
フォルスの手は勇者の血で赤く染まっていた
勇者の左半身は抉り取られ
フォルスはそれでも諦めなかった泣きながらも必死に治癒魔法に長けた神を召喚魔法で呼び出すが治せない
勇者は常に笑顔だった
「これ…やっぱり…すごいな…パナケア…が作ってくれた上級ポーション……へへっ!」
「こんな時に笑うな!笑うなよ!」
「ごめん私のせいだ…私も行けば…ごめんなさい」
は!そうだ!パナケアちゃんがいる!」
「もういいんだ…もう……間に………合わない…………最後に……………顔が見れて良かった
最後…くらい笑ってくれ…あ…あり…とうな………………フォルス…………………………………」
「諦めるな!
私は絶対死なせない!絶対に!
召喚魔法:パナケア!」
最後の望みの最強の神パナケアを呼び出した
「え?ここは広場?お姉ちゃんどうしたの?」
「説明は後早く勇者様を助けて…」
「お兄ちゃん!!どうしてこんな事に…
任せて!
治癒魔法:パナケイア
うううううううううううううううっ~」
フォルスとパナケアは涙を堪えながら勇者に治癒魔法をおどこした
「パナケアお願い!私も!2人でなら
治癒魔法:アポロ!」
数時間にも及ぶ治癒魔法
「皆さんどうされたんですか?
フォルス様とパナケア様がずっと帰って来ないから見に来たらこんなところで何を?」
「良かった嬢ちゃんは治癒魔法できる?」
「ええ多少の治癒は出来ますが?」
「早くこっちに来て3人で勇者様を助けるよ!」
「勇者様!
そんなこれって…
フォルス様…お辞めになって下さい」
「お前!誰に言ってる!」
「もう…」
「黙れ!言うな!絶対助ける!」
「お姉ちゃん私意識が…もう…限界……」
「頑張れパナケア!絶対諦めない!」
「うん…頑張る……」
「お二人とも!やめて下さい!
いつまで続ける気ですか?それにこんな小さい子にこんな事させないでください!
パナケア様が震えてます!」
「黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!」
「お姉ちゃんごめんなさい…意識が…………………」
「パナケア様!しっかり!ポーションこのポーションを飲んでください!」
「パナケアは休んでて私1人でやる!」
「フォルス様!勇者様はもう“死んでいます”!ううっ うっうっううっううっっっ
もうやめて下さい…お願いですから……」
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