輪廻に踊れウィリアム

佐々木犬蛇MAX

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第1章 亡国の騎士

1.2 魔獣

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 漆黒の毛を纏う牙獣がここにいる。

 うねうねと伸びた黒色こくしょくの毛が重力に逆らって宙を漂う。

 深紅の瞳。異様に発達した2本の犬歯から滴る唾液がぼたりと落ちると大理石の石畳が融解して穴が穿たれる。

 隆起する筋肉と骨格は人類のそれとはかけ離れており、成人男性の胴回りをはるかに超えた太さの腕にはそれぞれ4本の鍵爪が備わっている。

 生まれ持っての殺戮者。

 捕食のためではなく殺すための強さ。

 逃れるためではなく恐怖を与える為の強さ。

「ふむ、これが"魔獣"か。聞きしに勝る悍おぞましさよ。闇を統べる邪悪の権化、悪魔王の血肉を食らいし怪物けもの。眷属たる貴様の主はどこぞの魔王なるや?」

 魔獣。悪魔王から直接血肉を与えられた怪物。高い知能と強したたかさを持つ超越生物。



 ―――そんな"俺"がなぜ?

 ―――なぜ斯様かような弱き者に不安の色を抱く?

 ―――この女はなんだ?



 人間の小娘を抑えつけた爪が、薄弱たる表皮を破り肉へと食い込む。

 なんと脆弱たる肉体か。ほんの少し加減を誤れば容易に臓物が弾けてしまう。

 枯れ枝を踏み抜いたような音。腕か足かが砕けてしまったようだ。

 弱い。弱い。弱い。弱い。

 生物として雌としてあまりにも弱すぎる。だのになぜ?

「貴様、ナゼ・・・笑ウ? 自分ハ死ナヌトデモ思ッテイルノカ?」

 女を抑えつける腕に力が入る。全身の骨が軋む音が辺りに響く。

 肉体に食い込んだ爪をぐるりとかき回すと女の口や鼻から血と体液とがごぼりと零れた。

 けれども女の顔には笑みが浮かんでいる。そしてその眼は鋭く"俺"を睨みつける。なぜだ。なぜ。

「兵の出払ったこの時にわざわざ我が寝所に現れるくらいだ。初めから狙いは我が命なのだろう。なにゆえ非力な小娘ひとりを・・・?」

「ワガ王ハ、コノ世デ最モ強ク、容赦ノナイ御方。誇ッテヨイゾ弱国ノ姫ヨ。理由ナド知ル必要ハナイ、タダ王ガ御自ラ貴様ノ首ヲ御所望ダ。ソノ小首、面ニ憎悪ト恐怖ノ限リヲ湛エテ王ヘ献上セヨ」

「・・・・・・・ッ」

 女がパクパクと口を動かすも喉から音が漏れない。腹を抑えつけられ肺が押しつぶされているようだ。

 いったいどんな泣き言を言っている? 情けなく無様な命乞いか? 虚勢に塗れた悪態の類か?

 聴かせてみろ人間の女よ。魔王の因子を受けし本能が貴様の絶望を欲している。 

 女を抑えつける力を少し緩める。

「・・・・・カハッ! ゲホッ! ・・・・グ・・・ゲェッ 」

 一気に吸い込まれた空気に血や吐しゃ物が混じり、女の顔が苦痛に歪む。

 それでいい。魔王様に仇なす者にはその表情こそ似つかわしい。

 頭を鷲掴み、持ち上げてみると猿にも劣るみすぼらしい細躯が軽々と宙に浮く。

「乞エ。我ラガ王ニ、必至ニ、無様ニ、人間風情ニ生ヲ受ケ産マレタ赦シヲ乞ウノダ」

 幾度かの嗚咽を繰り返し、荒げた呼吸を整うのを待つ。

 すると

「・・・ふっ。畜生の分際で良く回る口だ。よほど我ら人間に苦汁を飲ませたいのだろう。貴様らの王の器が見てとれる。怯えか羨望か。そんなに我々が恨めしいか?」

「黙レ雌猿ガァッッッッッッ!!!!」

 我が王へのあまりにも不遜な物言いに感情が高ぶる。

 女の口へと爪を捻じ込み、頬を引き裂いてやった。幾本かの歯と一緒に血潮が飛び、壁や寝具に赤い飛沫が付く。下らぬ戯言がこれで吐きやすくなっただろう。

 顔の作りが整っているくらいしか取り柄の無い若く弱い劣等種の雌。これで懇ろになって雄をたぶらかすことすらできなくなった。悲痛な表情を浮かべて、しゃべりづらそうに口を開く。

「・・・・す・・・すまぬ、みじめな我を許してくれ。どうかこの通りだ」

 弱弱しく吐かれたその言葉の直後。

 我が左目が赤く染まり、ずぶりという違和感が頭の中に響く。なにが起きたのかはすぐに分かった。

 顔に伸びていた女の手が力なくだらりと垂れ、酷薄な笑みを浮かべる。

 開いている方の腕で左目に刺さったそれを引き抜くと、銀細工が施された短刀から血が滴り落ちた。

 くだらぬ、こんなもので、魔獣である我に・・・・ 

 左目はすぐさま再生する。魔王様の血肉に斯様な傷が残ろうはずもない。

 が、しかし



 自分の中で何かが爆発した。

「グガァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 力任せに女を床に叩きつけて、腕を踏みつぶしてやる。

「・・・・・・・ッッッ!!!」

「王カラノ勅命ハ確実ナ抹殺ダ。ソレハ守ロウ」

 激痛から女が声にならぬ悲鳴を上げる。

「ダガ貴様ハ楽ニハ殺サヌゾ。手足ヲ磨リ潰シ、想像ヲ絶スル凌辱ノ果テニ自ラノ死ヲ懇願サセテヤロウ」

 すでにひしゃげた腕を踏みにじると、女は苦痛に身もだえる。

 しかし、けれど、それでもなお、女が浮かべる表情は・・・。

「・・・ハァハァ・・・わかっていない・・・わかっていないな"魔王"よ。絶つなら命では無かろうに」

 女が語り掛ける。目の前で己が命を握る俺にではなく、俺の中にいる我が魔王に。

「まぁよい、まと・・・もに口が効けるうちに、ひとつだけ言わせてくれ・・・」 

「コノ期ニ及ンデ・・・貴様ガ口ニデキルノハ命乞イ悲鳴ダケダ」

 爪を額へと突き立てる。元の顔と比較できるよう左半分を、あえてゆっくりと皮膚や肉を巻き込むよう、ゆっくりと顔を引き裂いていく。ブチブチと肉がちぎれる音が鳴り女の顔が崩れていく。"魔王の因子"に起因する嗜虐心がジワリと満たされている。が、

――― ナゼだ? ナゼそんな眼ができる?

「覚・・・悟しておけ魔王・・・よ。ヒトはしつこいぞ? 我らの溜め込んだ"悪意"は底知れない。弱く卑屈で愚かな分、貴様らのそれよりも遥かに根は深いぞ・・・」

 女は笑った。裂けた口を持ち上げ、我をもってしても凶悪であると感じるほどに歪んだ笑みを。

 我が王はなぜこの女を殺そうとしたのか。"このこと"を知っていたのか?

 いや、違う、王が殺せと命じられたのはこの女が・・・

「モウイイ、何デアレ貴様ハ・・・・・死ヌ」

 とどめを刺す。

 存分に楽しんでからと思っていたが、俺の中の何かが早く殺せと訴えかけた。

 殺す。殺す。殺す。殺す。

 最期にその憎たらしい顔を殴り砕こうと拳を振りかぶったその時、女の視線が他所へと向けられていることに気が付いた。

 いつの間にか表情からは凶悪な色が消えうせている。悲哀か、苦悩か、驚嘆か。なにともとれる微妙な面に浮かぶ眼には、ある種の優しさの様なものが込められて見える。

 なにを見ている? 外になにかあるのか?

 視線のその先、崩れた石壁の奥に"それ"はいた。





 両の手で剣を握りしめガタガタと震える切っ先を我に向けている。

 緊張と恐怖。涙と汗でぐちゃぐちゃのその顔の作りは軟弱そうな少年のそれだ。地面へと崩れた膝を付き、立ち上がることもできずにただそこにいるだけ。

 なんだこのグズは? 兵士か?

「イツカラソコニイタ? フハハハハハ! ナンダ!? マサカ貴様、主ガ嬲ラレテイルノニモカカワラズソコニズット座リ込ンデイタノカ!?」

「ァ・・・・ゥ・・・・」

「なぜ・・・来るのだウィル。さっさと逃げろ馬鹿者・・・ッ」

 女の声色に感情が宿る。先までとは異なるこの感情は・・・。

 アイツか? アイツが・・・

「キサマノ急所カ?」

 殺す前に一度、この女の絶望する顔がみたい。

 振り上げた腕を下ろし代わりに足を踏み砕くと悲鳴を噛み殺す女の唇が切れて血が滴った。

 違っていても構わない。どうせどちらも殺すのだから先にこのグズをやってしまっても何も変わらないだろう。ほんの些細な感情の揺らぎだけが根拠の意味のない行いだとしても可能性が僅かでもあるのなら、この女の感情を死ぬ前に僅かでも曇らせることができるのならそれでいい。

 虫の息になるまで肉を引きちぎり、生きたまま臓物を無理やりこの女に食わせてやろうか。プライドの高そうな女だ。グズの命と引き換えに恥辱の行いを強制させてから自死させてもいい。

 兎に角。

「誰デモナイ弱キ者ヨ、運ガ無カッタナ。試シニ死ンデミセテクレ」 

「・・・・・・・ッッッ!!!!」

 目の前で無様に怯える男。

 悲鳴を上げることもできず、逃げることもできず。よくこの場まで来ることができたものだ。

 軽く爪を振り上げると簡単に剣がはじけ飛び、小僧は後ずさりをし恐怖の面持ちでこちらを見上げる。

 焦点も定まらず今にも気を失ってしまいそうに見える。何がしたいのだコイツは。アワアワと何かを言おうと口を開閉させているが萎みきった喉からはヒュー、ヒューと細い空気が漏れるだけ。何度も何度も繰り返し同じ言葉を繰り返しているようだ。何度も何度も何度も何度も、自分に言い聞かせるように。

「・・・・・ル・・・・・モル・・・・・ボクが・・・・・・・もるんだ・・・・・・護る・・・・・ボクが・・・・・クレアを・・・・・・・ボクが・・・・・・護るんだ・・・・・・ボクがッ・・・・」

 あまりにも憐れ。とりあえず眼でも潰しておこう。

 爪を突き刺そうと腕を伸ばす。

 と、不意に違和感が全身を駆け巡った。  

――― 腕が・・・動かぬ!?

 そう思った瞬間に足の力が抜け落ち床へと倒れ伏していた。

 小僧が何かしたのか!? 違う! こいつは今だ無様に身を震わせ怯えていて、俺と同様に驚き目を見開いている。と、なると。

「・・・クハハ。あんまり反応がないので効かぬものかと思ったが・・・。無駄に膨れ上がった巨躯では、反応もまた鈍いものだな」

「貴様かッ! 死にぞこないの雌猿が俺に何をしたぁ!!!!!」

 満身創痍で天井を仰ぐ女は何も答えずに呼吸を粗くするばかりだ。

 この全身を覆う痺れ。魔獣である我が四肢を封じるほどのナニか。可能性はひとつしかない。

「魔孕虫ノ麻痺毒カッ。先ノ"短刀"ニ仕込ミオッタナ」

 ここハイデリアの国内に魔孕蟲の巣コロニーがあることは知っている。城から兵の尽くが蟲共の駆除に出払っているのを知っていたからこそ本丸に入り込んだのだ。

「ダガ、解セヌ。蟲如キノ毒デ"魔獣"デアル我ガ神経ヲ封ジルナド叶ワヌハズダ。ナニヲシタ?」

「フフッ・・・さぁて、なんだろうな?」

「憎タラシイ、コノ魔女ガ・・・」

 その時、城の衛兵共の声が響いた。ここへ来る道中に目につく者はあらかた始末してきたが、どうやら時間をかけすぎたらしい。今の状態では邪魔に入られてしまう。衛兵如き束になろうと俺に傷ひとつ付けられまいが手間取って軍の本体が来てしまうと少々面倒だ。

 全身に力を込めて立ち上がり、女の方へと居直る。四肢がしびれ力が入らぬが死に体の女の頭蓋を踏み砕くことくらいはできるだろう。身体を引きずりながら近づいていくと後ろ足が一段と重くなった。

 何事かと思い振り返ると先ほどまで死にそうな顔をしていたグズな兵士が、やはり死にそうな顔をしたまま俺の後ろ脚へとしがみついていた。

「ク・・クククレアに!! て、手を出すなぁ!!!」

「失セログズ。貴様ニ構ッテイル暇ハ無クナッタ」

 感覚の薄くなった後ろ脚を力任せに蹴り上げると、男はあっけなく吹き飛び壁に全身を強く打ち付けて倒れ込んだ。当たり所が悪ければ死んでいてもおかしくないが、生きていたとしてもどうでもよい事だ。

「・・・・・サテ」

 腕1本と足1本。左顔面をずたずたにされた死にぞこないの女が1人。体内にある毒の中和も間もなく済むだろう。さっさと殺して立ち去る。容易なことだ。 

「貴様ニ絶望ヲ与エラレナクテ残念ダ。セメテ死ノ間際グライハ良イ声デ鳴イテクレ」

「・・・・・・」

 女は何を思っているのだろうか。ただ黙って天井を見上げていた。

 つまらん。

 今度こそはと腕を振り上げ

 力を込め

 今

 勢いよく腕を振り下ろ・・・・



「"13個目の鍵"は私が手に入れるぞ・・・・」

「ッッッッッッッッグ!!!!!」 

 頭が砕かれるような強い痛みが迸る。高音の波が脳を支配し激しい耳鳴りが襲ってきた。

 振り下ろされ、まさにこの憎たらしい頭を砕こうとしていた腕が止まり、脳に直接言葉が響いた。

 この声は。

 我が魔王のモノだ。

『―――・・・――・・――・・・・――――』

「!?」

 響いた言葉は静止と帰還の命。

 王を侮辱した女を生かしおめおめと帰れ、と。

「ナゼ!!!!!!! ナゼコノ女ヲ生カスノデスカ!!!???」

 女を殺せぬ怒りのあまり我が王へと疑問をぶつけてしまった。

 王へ疑問を持つなどととんでもない。

 当然、王はそのことが気に入らなかったのだろう頭の痛みは激しくなり俺は頭を抱えて転げまわる。

「グゥガァァガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 申シ訳アリマセン!!!!! 我ガ魔王ヨ!!!!! オ許シヲォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 痛みを、怒りを振り払うように俺は駆け出した。

「殺ス! 殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス!!!! イツカ必ズ貴様ニ絶望ヲ与エテヤルゾ! ハイデリア乃魔女メ!!!」 

 途中、捕えようと剣を向けてくる兵たちを、城下に暮す民たちを、その尽く肉塊に変えひた走る。

 闇を夜を翔け、冷たい空気を引き裂いて、どれだけの人間を破壊しても怒りが治まることはなかった。

 許すまい。

 必ずいつか。

 すべての人間どもに、そしてあの魔女に絶望を・・・・



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