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出会いは、ブルーでしたか?
悲しみ色、オールド・クロック 翔、咲side
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「あの大きなビルで仕事をしてる、秘書さんらしい。いつもは同僚ときてるのにねぇ……それに、『エメラルド・ミスト』なんて強い酒……あの子、あんまり強くなかった気がするんだよな、こういう時に限って」
あの時も、透明な青いカクテルを飲んでいた。甘口の青い、でも強めの酒。あの時目に滲んでいた透明の液体さえも、彼女のオーラに染められて青になりそうだった。
「……めちゃくちゃ綺麗な人っすね」
悪企みをする顔で言った俺の同僚。明らかに口説こうとしているのが見え見えだった。
「まぁな。彼氏はいないらしいけど、お前はやめとけよ。あの子人嫌いっぽいから、他人に話しかけられるとすぐいなくなっちゃうし」
「嫌いなんすかね?」
「なんかまぁ……いろいろあったんだよ、昔な」
「オーナー知ってるんですか? 話してくださいよ」
「お前、アホか。お得意さんの秘密、ずばずば話すわけねぇっつーの。お前にゃ無理だよ」
「無理って何がっすか」
単純に唇を尖らせる、不満げな男の顔。何も知らないあの人は、優雅に『エメラルド・ミスト』を飲み続ける。
「お前、話しかけるつもりでいたろ? ばっさり切られてしまいだぞ、あの子の同僚に。下手したら慰謝料だ」
「はぁっ? なんでですか」
「『外見だけで判断するようなクソ男に任せるわけないでしょ、カス。オーナー、クビにして? うちらが来なくなってもいいっつーなら別だけど』ってな」
「……や、やめとくっす」
「おう、やめとけ」
ドン引きした同僚に、オーナーはけらけらと笑っていた。高校時代女には困らなかった俺は、そんな話どうでもいいと気にも留めず、グラスを磨いていたが──彼女、杉本咲を目に留めたらそうもいかなくなったんだ。
「っ……」
「その同僚オトシても無理っすか」
「お前、とことんアホだな。同僚さん──あー、松野さんには彼氏がいるよ。溺愛されてる」
「うーっ、やっぱり無理っす──」
同僚の悔しげな言葉を遮った──甘い甘い声。
「……オーナー、頼める?」
「ん? なんだい」
「……『ミント・ジュレップ』」
「はいよ。今日はお友達は?」
「……足腰立たなくて一日中ベッドの中って呟いてた。また嫉妬されたってさ」
「うわ……彼氏さんもすごいねぇ」
声さえも、耳に心地よく入ってくる。話している内容は──まぁ、アレだが。
「はい、ミント。今日はよく飲むね」
「元彼と会っただけ……少し酔いたい」
「咲ちゃん強いからねぇ、もう少しはいけそうだけど無理しないで」
「大丈夫」
私事で帰った同僚を見送ったあとも、咲さんはいた。
「あの子はそれなりに強いよ……もう『エメラルド・ミスト』が終わったんだ。あれは二十五度以上ある、結構強い酒なんだよ」
「へぇ」
「珍しい。翔は興味ないか? 咲ちゃんに」
「まぁ、綺麗な人とは思いますけど……高嶺の花かなって」
「ふーん、高嶺の花か……話してみるとそうでもないんだけどね」
「そうなんですか。……あ、呼んでますよ。どうかしましたか?」
「……今日は帰るね。だいぶ酔ったから」
「ほい、じゃあ会計だね」
左肩に流している長い黒髪を揺らしてあの人が出て行ったそのすぐあと、俺は帰った。追いつけるかもしれないって、心の奥底では思っていたのかもしれない。
数年経って同僚が辞めても、俺はあの人に話しかけることはなかった。今日が初めてだった。
「……高嶺の花か」
偏見だったかもな、と思う。冷たくて何も言わない氷でもないのに──『おやすみなさい』の声は、とても甘かったのに。
「うあーっ、もう!」
分かってる、あの時から惚れてた。好きだったことは認めるけど、外見だけに恋をしたような気がして、気持ちに嫌悪感があったんだ。
「性格までいいって、なんなんだよっ……!」
もう、どうにもできない。そう翔が覚悟した頃、咲はというと────。
「……はぁ、疲れた」
入浴し、ベッドの上で落ちかけていた。
「……そろそろ、染め直さなきゃな」
彼女の髪は、蜂蜜色から黒髪に染められている。それだけではない、ブランデー色の瞳はカラーコンタクトでカバーされており、ゆるい螺旋状のはずの髪はコテによって強制的にまっすぐにさせられていた──高校時代からの、咲の日常だ。
日本へ移住してきた時の洗礼を、咲は絶対に忘れない。
中学校に編入してきた途端に、見ただけでそれと分かる外国人の血でからかわれ、気を抜けば出てしまう英語でものを考え、口に出してしまう。もちろんそれを素直に『すごい』などと言う人間は、思春期真っ只中の生徒たちの中にはいなかった。
気づけば、いじめに発展していた。ぐちゃぐちゃのマーブリングのようになった絵の具の中に、画鋲がいくつも入っている。そんなモノが上履きに入っていることは日常茶飯事、ロッカーや筆箱に入っているものをご丁寧にばらばらに隠されたこともある。暴力も、ないと言ったら嘘になった。
そんな地元から離れるために受験した高校に合格できたと知った、直後──両親の離婚。
理由は、父親の不倫だった。
献身的に父親の世話をしていた母親がみるみる憔悴していくのを、指をくわえて見ていることしかできなかった咲は、負担をかけないためにと第一志望校ではなく全寮制の第二志望校に入学した。
「…………」
その母親も、数年前に死んだけれど。
「……独り身か」
私には、ある意味で良かったのかもしれない。そう思った時、咲のスマートフォンが音楽を奏でた。
「ぅわっ……え、梨紗?」
『起きたなう。あのお兄さんに声かけられてない? ないならいいんだけど』
「ったく、どんだけ過保護……そんな物好きいないってば」
暴力を振るう人も、裏切る人も、見分けられるようにはなった──そう思ってもいいとは思う。
「『そこまで自過剰じゃない』っと……んぁ?」
すぐに来た返信。
「『あんたはそろそろ自覚しろ』って、何をよ……」
くるくると髪を弄びながら、ほろ酔い加減の頭で考える──もちろん、正常な思考とは言いがたいが。
「ふーぅっ、寝よっ……」
明日も、『GAZE』に行こうかな。そんなことを考えたのち、咲の意識は消えていった──だがそれは、そのうちに遮られる。
「んう、いっ……!」
はぁっ、はっ。激しい呼吸が落ち着いた後、脱力してベッドに倒れこんだ。その顔色はもともと色白い咲をさらに病的に見せ、いつの間にか眦からは涙がこぼれていた。
「っ、なんだ、夢かっ……!」
あの日──違う。日、なんかじゃない。あの、地獄の日々を、やっとの思いでくぐり抜けた、そう思ったのに──襲ってきたのは、悪夢だった。
あの日々の記憶が、冷たい吹雪のように舞い戻ってくる。あの真っ赤な絵の具、鈍色の画鋲、上履きの薄く汚れた白、閉じ込められた暗闇。
脳の激烈な痛みを伴って、それのまた繰り返し。
「…………」
こうやって手に握る睡眠導入剤も、もう会社用のバッグに入れてそのままだ。
「いっ、つー……」
ずっと、ずっと昔から、時計は止まったまま。
もう慣れたようになってしまったけれど、痛みはいつも激しくて耐えられない。痛みに慣れるなんて、無理だった。
「ふ、うぅーっ……!」
ピリリリッと、また着信音が響いた。梨紗からのものとは違う、無機質な音。その瞬間、また咲の表情が歪んだ。
『来月の十二日、おいで願えますか』。
そう画面に表示された記号の羅列は、咲の睡眠導入剤の過剰服用を促してしまった事がある。
「う、あぁぁっ!」
苦しさに叫んだ咲の哭く声を、誰も聞いた者はいなかった。
あの時も、透明な青いカクテルを飲んでいた。甘口の青い、でも強めの酒。あの時目に滲んでいた透明の液体さえも、彼女のオーラに染められて青になりそうだった。
「……めちゃくちゃ綺麗な人っすね」
悪企みをする顔で言った俺の同僚。明らかに口説こうとしているのが見え見えだった。
「まぁな。彼氏はいないらしいけど、お前はやめとけよ。あの子人嫌いっぽいから、他人に話しかけられるとすぐいなくなっちゃうし」
「嫌いなんすかね?」
「なんかまぁ……いろいろあったんだよ、昔な」
「オーナー知ってるんですか? 話してくださいよ」
「お前、アホか。お得意さんの秘密、ずばずば話すわけねぇっつーの。お前にゃ無理だよ」
「無理って何がっすか」
単純に唇を尖らせる、不満げな男の顔。何も知らないあの人は、優雅に『エメラルド・ミスト』を飲み続ける。
「お前、話しかけるつもりでいたろ? ばっさり切られてしまいだぞ、あの子の同僚に。下手したら慰謝料だ」
「はぁっ? なんでですか」
「『外見だけで判断するようなクソ男に任せるわけないでしょ、カス。オーナー、クビにして? うちらが来なくなってもいいっつーなら別だけど』ってな」
「……や、やめとくっす」
「おう、やめとけ」
ドン引きした同僚に、オーナーはけらけらと笑っていた。高校時代女には困らなかった俺は、そんな話どうでもいいと気にも留めず、グラスを磨いていたが──彼女、杉本咲を目に留めたらそうもいかなくなったんだ。
「っ……」
「その同僚オトシても無理っすか」
「お前、とことんアホだな。同僚さん──あー、松野さんには彼氏がいるよ。溺愛されてる」
「うーっ、やっぱり無理っす──」
同僚の悔しげな言葉を遮った──甘い甘い声。
「……オーナー、頼める?」
「ん? なんだい」
「……『ミント・ジュレップ』」
「はいよ。今日はお友達は?」
「……足腰立たなくて一日中ベッドの中って呟いてた。また嫉妬されたってさ」
「うわ……彼氏さんもすごいねぇ」
声さえも、耳に心地よく入ってくる。話している内容は──まぁ、アレだが。
「はい、ミント。今日はよく飲むね」
「元彼と会っただけ……少し酔いたい」
「咲ちゃん強いからねぇ、もう少しはいけそうだけど無理しないで」
「大丈夫」
私事で帰った同僚を見送ったあとも、咲さんはいた。
「あの子はそれなりに強いよ……もう『エメラルド・ミスト』が終わったんだ。あれは二十五度以上ある、結構強い酒なんだよ」
「へぇ」
「珍しい。翔は興味ないか? 咲ちゃんに」
「まぁ、綺麗な人とは思いますけど……高嶺の花かなって」
「ふーん、高嶺の花か……話してみるとそうでもないんだけどね」
「そうなんですか。……あ、呼んでますよ。どうかしましたか?」
「……今日は帰るね。だいぶ酔ったから」
「ほい、じゃあ会計だね」
左肩に流している長い黒髪を揺らしてあの人が出て行ったそのすぐあと、俺は帰った。追いつけるかもしれないって、心の奥底では思っていたのかもしれない。
数年経って同僚が辞めても、俺はあの人に話しかけることはなかった。今日が初めてだった。
「……高嶺の花か」
偏見だったかもな、と思う。冷たくて何も言わない氷でもないのに──『おやすみなさい』の声は、とても甘かったのに。
「うあーっ、もう!」
分かってる、あの時から惚れてた。好きだったことは認めるけど、外見だけに恋をしたような気がして、気持ちに嫌悪感があったんだ。
「性格までいいって、なんなんだよっ……!」
もう、どうにもできない。そう翔が覚悟した頃、咲はというと────。
「……はぁ、疲れた」
入浴し、ベッドの上で落ちかけていた。
「……そろそろ、染め直さなきゃな」
彼女の髪は、蜂蜜色から黒髪に染められている。それだけではない、ブランデー色の瞳はカラーコンタクトでカバーされており、ゆるい螺旋状のはずの髪はコテによって強制的にまっすぐにさせられていた──高校時代からの、咲の日常だ。
日本へ移住してきた時の洗礼を、咲は絶対に忘れない。
中学校に編入してきた途端に、見ただけでそれと分かる外国人の血でからかわれ、気を抜けば出てしまう英語でものを考え、口に出してしまう。もちろんそれを素直に『すごい』などと言う人間は、思春期真っ只中の生徒たちの中にはいなかった。
気づけば、いじめに発展していた。ぐちゃぐちゃのマーブリングのようになった絵の具の中に、画鋲がいくつも入っている。そんなモノが上履きに入っていることは日常茶飯事、ロッカーや筆箱に入っているものをご丁寧にばらばらに隠されたこともある。暴力も、ないと言ったら嘘になった。
そんな地元から離れるために受験した高校に合格できたと知った、直後──両親の離婚。
理由は、父親の不倫だった。
献身的に父親の世話をしていた母親がみるみる憔悴していくのを、指をくわえて見ていることしかできなかった咲は、負担をかけないためにと第一志望校ではなく全寮制の第二志望校に入学した。
「…………」
その母親も、数年前に死んだけれど。
「……独り身か」
私には、ある意味で良かったのかもしれない。そう思った時、咲のスマートフォンが音楽を奏でた。
「ぅわっ……え、梨紗?」
『起きたなう。あのお兄さんに声かけられてない? ないならいいんだけど』
「ったく、どんだけ過保護……そんな物好きいないってば」
暴力を振るう人も、裏切る人も、見分けられるようにはなった──そう思ってもいいとは思う。
「『そこまで自過剰じゃない』っと……んぁ?」
すぐに来た返信。
「『あんたはそろそろ自覚しろ』って、何をよ……」
くるくると髪を弄びながら、ほろ酔い加減の頭で考える──もちろん、正常な思考とは言いがたいが。
「ふーぅっ、寝よっ……」
明日も、『GAZE』に行こうかな。そんなことを考えたのち、咲の意識は消えていった──だがそれは、そのうちに遮られる。
「んう、いっ……!」
はぁっ、はっ。激しい呼吸が落ち着いた後、脱力してベッドに倒れこんだ。その顔色はもともと色白い咲をさらに病的に見せ、いつの間にか眦からは涙がこぼれていた。
「っ、なんだ、夢かっ……!」
あの日──違う。日、なんかじゃない。あの、地獄の日々を、やっとの思いでくぐり抜けた、そう思ったのに──襲ってきたのは、悪夢だった。
あの日々の記憶が、冷たい吹雪のように舞い戻ってくる。あの真っ赤な絵の具、鈍色の画鋲、上履きの薄く汚れた白、閉じ込められた暗闇。
脳の激烈な痛みを伴って、それのまた繰り返し。
「…………」
こうやって手に握る睡眠導入剤も、もう会社用のバッグに入れてそのままだ。
「いっ、つー……」
ずっと、ずっと昔から、時計は止まったまま。
もう慣れたようになってしまったけれど、痛みはいつも激しくて耐えられない。痛みに慣れるなんて、無理だった。
「ふ、うぅーっ……!」
ピリリリッと、また着信音が響いた。梨紗からのものとは違う、無機質な音。その瞬間、また咲の表情が歪んだ。
『来月の十二日、おいで願えますか』。
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