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一ノ瀬紅羽の場合
10話
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「な……っ、んですか、これは……!?」
家に入った十三の第一声がこれだ。
「ん? ワンルーム、初めてか?」
「や、そうじゃなくて、ですね……」
ワンルーム、といっても色々ある。僕のは一応、玄関と部屋が区切られているタイプだ。先に靴を脱いで、部屋までの廊下にあるゴミの袋を隅によける。玄関で靴を脱ごうとしない十三に「上がらないのか?」と首を傾げれば、十三は何かを決したように「お邪魔、します……」と渋々靴を脱いだ。
「先輩、あの、ちょっとこれは、片付けたほうがいいんじゃ……」
そう気不味そうに言い、鞄を大事そうに抱える十三。さっきまでの格好良さは一体どこにいってしまったのか。
にしても、失礼なやつだな。ほんの少し、ゴミの袋が廊下と、それから部屋に溢れてるだけなのに。
「結構片付いてると思うけどな。道あるし」
「道!?」
何に驚いてるのかわからないまま、僕は「適当に座ってくれていいから」と部屋への扉を開けた。
「え、えぇ、わかりまし……座るとこありませんよ!?」
「んぇ? あるだろ、そこらへんに」
「ありませんが!?」
なんだ、我儘なやつだな。
部屋の入口から一向に動こうとしない十三をほっといて、僕は部屋右奥に見えるロフトベッドまでのゴミ袋を少し横にどける。いや、確かロフトベッドの下にまだスペースがあったな。そこに置いておくか。
「よいしょ」
「よいしょじゃありませんよ。そこ、ゴミ置く場所じゃないですよね」
「場所ならある」
ロフトベッドといっても、下に机があるタイプじゃない。ハンガーがかけれるタイプで、でも僕はそこまで服を持ってないから結局使っていない。
デッドスペースにしておくくらいなら、有効活用したほうがいいに決まってる。
「先輩、明日休みですね」
「何を今さら……」
元は十三が“休みなら飯でも”と誘ってきたんじゃないか。
「明日、二人でここを片付けましょう」
「片付ける必要ないだろ? ちゃんとベッドで寝れるし」
「客人が座れない時点で片付いてないんですよ」
十三がまだ何かぶつぶつ言いながら、つま先歩きでロフトベッドまで歩いていく。不本意そうではあるが、ベッドに鞄を置くようだ。まぁ、床に置きたくないなら、それはそれで仕方がない。
僕は僕で茶でも出したほうがいいかなと、かざがさゴミ袋の隙間を縫って冷蔵庫まで辿り着いた。
「先輩……」
「ん? なんだ、まだ何か言いたいのか」
冷蔵庫を開ける。
しまった、何もなかった。下のコンビニまでペットボトルのお茶でも買いに行くか?
「これ、指輪ですよね」
「あー……、あ!?」
慌てて振り返れば、枕元に置きっぱなしにしていたピンクの小箱を、十三が開いているところだった。
「……先輩、やっぱりまだ」
「ち、違うから! ほんとに、違うんだ!」
弁明もしたいし、小箱も取り返したいしで、慌てた拍子で袋に躓いてしまう。そのまま別の袋に顔面から突っ込んで、いつのかわからないコンビニ弁当の食べカスが髪やら服やらにつく。
「……先輩」
流石の十三も少し引いている。
でもここで勘違いされたままなのは心底嫌で、特に十三にだけはちゃんと伝えたくて、僕は「わかんないんだよ!」と叫ぶように口にした。
「本当に好きじゃないんだ。でも、でもそれ、給料の三ヶ月分なんだよ! 言うなら僕が頑張って働いた努力の結晶なわけだ! それを簡単に手放すの、なんか悔しいじゃないか! もう、ほんと、僕、ぼく、は、それを、どうすれば……っ」
言いたいことはたくさんあるし、伝えなきゃいけないことは他にもあるのに、感情ばかりが先にいってしまって上手く話せない。しかもなんか臭いし。
「……先輩の努力は俺がよく知ってますよ。馬鹿みたいに真面目だから、言われたことをきちんとこなそうとしてるし」
「馬鹿で悪かったな」
「真面目のわりに結構ズボラですけどね」
「要領よくないとは、よく言われる……」
十三が指輪を取り出して、空になった小箱をそのへんのゴミ袋に投げ入れた。指輪は無造作にポケットに突っ込んだようだ。
「おい、勝手に」
「三ヶ月分、でしたっけ。俺ならそれ以上の努力を認めて、褒めて、先輩だけを愛しますよ」
「……でも、お前はαで、僕はβで」
素敵なΩが現れたら、きっと僕はいらなくなる。
それがとても怖い。
「それ、理由つけてるだけですよね。自分がもう傷つきたくないから、予防線張ってるだけですよ」
「……っ」
身体を少し起こして四つん這いになる。膝で潰したカップ麺の容器が、パキッと小気味のいい音を立てて割れた。臭い。
「あのですね、先輩」
十三がゴミを踏まないようにしてこっちまで来てくれる。たまに鼻がやられるのか「うっ」と顔をしかめながら。
「先輩はβなんでわからないでしょうが、俺らαからすれば、Ωって、まぁ、好きな香りがするわけですよ」
「フェロモン、だっけ……?」
「そうです」
目の前に右膝をついた十三が、手を伸ばして僕の頬に触れる。知らずのうちに溢れた涙を、その指先が拭ってくれた。
「わかりやすく言えば、今の腐臭まみれの先輩よりだいぶいい匂いをさせてるわけですが」
「生ゴミで悪かったな」
ぐす、と鼻を鳴らせば、十三が「それでも」と顔を寄せ額に軽く口づけてきた。
「俺は、そんないい香りのするΩより、腐臭漂う先輩のほうがどうしようもなく好きなんですよ」
「……っ」
頬に触れる十三の手に、おずおずと自分の手を重ねた。すがるように少し力を込めれば、十三が「先輩」と微笑んでくれた。
「いい、のかな……? だって、まだ、別れてから三ヶ月、も、経ってないし、ふ、不誠実に、ならないか……?」
「それ言ったら、俺は先輩に一目惚ですし」
「ぼ、僕は、βで男で……。あ、αなら、Ωを番にして」
「紅羽さん」
まだ決心がつかず、知らずと視線を反らす僕の名前を十三が呼ぶ。導かれるように十三と目を合わせれば、やつは鼻先を犬みたいに擦りつけてきた。
「紅羽さん、いいんですよ。もう、いいんです」
「ぁ……」
今までせき止めていた思いが、感情が、全部溢れていく。それは涙となってぽろぽろと零れるばかりで、十三に言わなきゃいけないことはたくさんあるのに、僕の口からは嗚咽しか出ない。
だから縋るように、もう離れていかないように、その胸元に顔を埋めて、両手を十三の背中に伸ばした。
「う、あああぁぁっ、わああん、ひぐっ、僕、ぼくっ」
「はい、紅羽さん」
僕の背に回された十三の腕が暖かい。それがとても安心できて、僕の口からは自然と「そ、すけ……っ」とやつの名前が出ていた。腕に少しだけ力が込められ、僕もまた抱きしめる腕に力を入れる。
「すき……、颯介が、好きだ……っ」
「はい、紅羽さん。俺もあなたが好きです」
そう言って、どちらからでもなく重ねた唇は、僕のほうが微かに震えていた。
家に入った十三の第一声がこれだ。
「ん? ワンルーム、初めてか?」
「や、そうじゃなくて、ですね……」
ワンルーム、といっても色々ある。僕のは一応、玄関と部屋が区切られているタイプだ。先に靴を脱いで、部屋までの廊下にあるゴミの袋を隅によける。玄関で靴を脱ごうとしない十三に「上がらないのか?」と首を傾げれば、十三は何かを決したように「お邪魔、します……」と渋々靴を脱いだ。
「先輩、あの、ちょっとこれは、片付けたほうがいいんじゃ……」
そう気不味そうに言い、鞄を大事そうに抱える十三。さっきまでの格好良さは一体どこにいってしまったのか。
にしても、失礼なやつだな。ほんの少し、ゴミの袋が廊下と、それから部屋に溢れてるだけなのに。
「結構片付いてると思うけどな。道あるし」
「道!?」
何に驚いてるのかわからないまま、僕は「適当に座ってくれていいから」と部屋への扉を開けた。
「え、えぇ、わかりまし……座るとこありませんよ!?」
「んぇ? あるだろ、そこらへんに」
「ありませんが!?」
なんだ、我儘なやつだな。
部屋の入口から一向に動こうとしない十三をほっといて、僕は部屋右奥に見えるロフトベッドまでのゴミ袋を少し横にどける。いや、確かロフトベッドの下にまだスペースがあったな。そこに置いておくか。
「よいしょ」
「よいしょじゃありませんよ。そこ、ゴミ置く場所じゃないですよね」
「場所ならある」
ロフトベッドといっても、下に机があるタイプじゃない。ハンガーがかけれるタイプで、でも僕はそこまで服を持ってないから結局使っていない。
デッドスペースにしておくくらいなら、有効活用したほうがいいに決まってる。
「先輩、明日休みですね」
「何を今さら……」
元は十三が“休みなら飯でも”と誘ってきたんじゃないか。
「明日、二人でここを片付けましょう」
「片付ける必要ないだろ? ちゃんとベッドで寝れるし」
「客人が座れない時点で片付いてないんですよ」
十三がまだ何かぶつぶつ言いながら、つま先歩きでロフトベッドまで歩いていく。不本意そうではあるが、ベッドに鞄を置くようだ。まぁ、床に置きたくないなら、それはそれで仕方がない。
僕は僕で茶でも出したほうがいいかなと、かざがさゴミ袋の隙間を縫って冷蔵庫まで辿り着いた。
「先輩……」
「ん? なんだ、まだ何か言いたいのか」
冷蔵庫を開ける。
しまった、何もなかった。下のコンビニまでペットボトルのお茶でも買いに行くか?
「これ、指輪ですよね」
「あー……、あ!?」
慌てて振り返れば、枕元に置きっぱなしにしていたピンクの小箱を、十三が開いているところだった。
「……先輩、やっぱりまだ」
「ち、違うから! ほんとに、違うんだ!」
弁明もしたいし、小箱も取り返したいしで、慌てた拍子で袋に躓いてしまう。そのまま別の袋に顔面から突っ込んで、いつのかわからないコンビニ弁当の食べカスが髪やら服やらにつく。
「……先輩」
流石の十三も少し引いている。
でもここで勘違いされたままなのは心底嫌で、特に十三にだけはちゃんと伝えたくて、僕は「わかんないんだよ!」と叫ぶように口にした。
「本当に好きじゃないんだ。でも、でもそれ、給料の三ヶ月分なんだよ! 言うなら僕が頑張って働いた努力の結晶なわけだ! それを簡単に手放すの、なんか悔しいじゃないか! もう、ほんと、僕、ぼく、は、それを、どうすれば……っ」
言いたいことはたくさんあるし、伝えなきゃいけないことは他にもあるのに、感情ばかりが先にいってしまって上手く話せない。しかもなんか臭いし。
「……先輩の努力は俺がよく知ってますよ。馬鹿みたいに真面目だから、言われたことをきちんとこなそうとしてるし」
「馬鹿で悪かったな」
「真面目のわりに結構ズボラですけどね」
「要領よくないとは、よく言われる……」
十三が指輪を取り出して、空になった小箱をそのへんのゴミ袋に投げ入れた。指輪は無造作にポケットに突っ込んだようだ。
「おい、勝手に」
「三ヶ月分、でしたっけ。俺ならそれ以上の努力を認めて、褒めて、先輩だけを愛しますよ」
「……でも、お前はαで、僕はβで」
素敵なΩが現れたら、きっと僕はいらなくなる。
それがとても怖い。
「それ、理由つけてるだけですよね。自分がもう傷つきたくないから、予防線張ってるだけですよ」
「……っ」
身体を少し起こして四つん這いになる。膝で潰したカップ麺の容器が、パキッと小気味のいい音を立てて割れた。臭い。
「あのですね、先輩」
十三がゴミを踏まないようにしてこっちまで来てくれる。たまに鼻がやられるのか「うっ」と顔をしかめながら。
「先輩はβなんでわからないでしょうが、俺らαからすれば、Ωって、まぁ、好きな香りがするわけですよ」
「フェロモン、だっけ……?」
「そうです」
目の前に右膝をついた十三が、手を伸ばして僕の頬に触れる。知らずのうちに溢れた涙を、その指先が拭ってくれた。
「わかりやすく言えば、今の腐臭まみれの先輩よりだいぶいい匂いをさせてるわけですが」
「生ゴミで悪かったな」
ぐす、と鼻を鳴らせば、十三が「それでも」と顔を寄せ額に軽く口づけてきた。
「俺は、そんないい香りのするΩより、腐臭漂う先輩のほうがどうしようもなく好きなんですよ」
「……っ」
頬に触れる十三の手に、おずおずと自分の手を重ねた。すがるように少し力を込めれば、十三が「先輩」と微笑んでくれた。
「いい、のかな……? だって、まだ、別れてから三ヶ月、も、経ってないし、ふ、不誠実に、ならないか……?」
「それ言ったら、俺は先輩に一目惚ですし」
「ぼ、僕は、βで男で……。あ、αなら、Ωを番にして」
「紅羽さん」
まだ決心がつかず、知らずと視線を反らす僕の名前を十三が呼ぶ。導かれるように十三と目を合わせれば、やつは鼻先を犬みたいに擦りつけてきた。
「紅羽さん、いいんですよ。もう、いいんです」
「ぁ……」
今までせき止めていた思いが、感情が、全部溢れていく。それは涙となってぽろぽろと零れるばかりで、十三に言わなきゃいけないことはたくさんあるのに、僕の口からは嗚咽しか出ない。
だから縋るように、もう離れていかないように、その胸元に顔を埋めて、両手を十三の背中に伸ばした。
「う、あああぁぁっ、わああん、ひぐっ、僕、ぼくっ」
「はい、紅羽さん」
僕の背に回された十三の腕が暖かい。それがとても安心できて、僕の口からは自然と「そ、すけ……っ」とやつの名前が出ていた。腕に少しだけ力が込められ、僕もまた抱きしめる腕に力を入れる。
「すき……、颯介が、好きだ……っ」
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