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ブロウ大陸編
第4話:ビレルデ東領
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アルは辺りを見回す。
大森林を出て数分、存在しているのは背の低い草のみ。花も咲いていなければ動物もおらず、人すらいない。本当に一面真緑である。
どこか不気味ではあるが、目立ちたくないアルにとっては都合が良い。
「のどかですね。天気も良いですし、人がいないのが不思議です」
隣を歩いている執事服の男が、柔らかい声と笑顔でそう言った。
クロム・モブレスだ。クロムは執事長を努めている人間族である。その顔には目立った特徴がなく、街で見ても記憶に残らないであろう。茶髪の髪も派手な長さや髪型ではない。しかし、彼の笑顔と声は相手を安心させる効果が常時ついている。いくら警戒していても、相手の精神力が弱ければ完全に警戒心をなくすことができるのだ。
「僕もちょうど同じこと思ってた。まあ、こういうことも含めて、分からないことを無くしていこう」
「そうですね」
クロムの返事を聞いてから一息おき、アルは再び口を開く。
「それそろ、ビレルデの東領の街が見えてくるはず」
ビレルデは、城が建てられている中央領の街、その少し離れた場所に東領の街と南領の街、そして北領の街が存在している。
アンフェールから中央領の街へ最短距離で行くためには、東領を必ず通ることになる。
武装王国と言われている国だ。その戦力がどの程度なのか、しっかりと把握しなければいけない。敵の戦力を見誤った状態で動くのは、愚かで危険な行為である。
アルがそう考えていると、東領の街が遠目に見えた。しかし様子がおかしい。
「霧がかかっているようですね……」
クロムの言葉に返事をしようとしたそのとき、魔力を感じた。肌にチクチク刺さるような感覚である。街にかかっているのは自然現象の霧ではない。
「あれはただの霧じゃない。誰かの魔法だ」
クロムの眉がピクリと動き、その柔らかい表情が険しいものへと変わった。
「急ごう」
「はい」
足早で街に近づく。入口に着くと、やはり何者かの魔法であると確信する。
「これは……雪魔法も混じってる」
どのような魔法か確認するため、アルは右手を霧の中に入れる。すると、不快感に襲われた。
「微量だけど、体力が削られていく」
「遠回りして中央の街に行きますか?」
クロムの問いに、首を横に振る。
「いや、原因を見つけて止める。恩を売るようなことはあまりしたくないけど、ここの人たちを助けておけば、後のためになる」
その前に、体力が削られぬように自身の身を守らなければならない。
アルは自身の体とクロムに手を触れて、魔法を発動する。
「炎魔法・護りの聖炎」
アルとクロムの体を燃え盛る炎が包み、やがて消えた。この魔法は炎で体を守る魔法である。中位程度の氷魔法や霧魔法、雪魔法ならば無効化することができる。
「ありがとうございます、アルデバラン様」
「いいよ。さ、入ろう」
二人で同時に霧の中に入る。体力を削られる嫌な感覚はない。しっかりと無効化できているようだ。
街の中をゆっくりと歩く。大きく崩れた建物などはない。しかし人の姿はなく、静寂に包まれている。
すると、クロムが前方を指差して叫んだ。
「人が倒れています!」
倒れている人に駆け寄ったクロムに続き、アルも走る。
倒れているのは老人だ。逃げ遅れたのだろう。アルは老人の手首に触れる。驚くほど冷たいが、僅かな脈を指先で感じた。
「脈はある。護りの聖炎」
どこに避難させようかと考えていると、背後に不気味な気配を感じた。
アルはすぐに振り向く。
七メートルほど先で、明らかに狂気を醸し出した男が二人をじっと見て立っていた。
その男は、オレンジ色の髪を横と後ろで切り揃えているが、前髪の中央だけは短いという特殊な髪型をしている。目は丸く見開かれており、横に広い口は狂気的な笑みを浮かべている。
「てめぇラ、何もんダ?」
不安を煽るような、無機質で高い声だ。
男が異常の元凶だと踏んだアルは、あえて煽るように返事をする。
「先に名乗るのが礼儀じゃないの?」
「生意気な野郎だナ。俺の霧と雪の混合魔法も効いてねぇようだシ……あア……ムカつくなァ。殺してェ……!」
よほど煽りが効いたのか、男は歯をギリギリと鳴らして頭を掻く。そして次の瞬間、両手の平を地面に付けた。
「雪魔法・雪の三騎士!」
雪など積もっていないはずの地面から、雪の人形が三つ形成されていく。やがてそれらは鎧を着た騎士の見た目になり、剣を構えた。
昨日戦った大男たちといい、この世界の男はこうもみんな血の気が多いのか。
アルは呆れたように苦笑したあと、クロムの方を向く。
「ちょっと待ってて。すぐ終わらせるから」
クロムは、信頼の眼差しを向けて頷き、老人を背負ってその場から離れた。
「行けェ、俺の騎士ヨ! そいつを細切れにしちまエ!」
その言葉に反応して、雪の騎士たちは一斉に動き出す。
しかしアルは何もしない。いや、何かをする必要はない。
騎士たちは剣を振り上げ、容赦なく下ろした。しかし、剣がアルの体に触れた瞬間、騎士たちは溶けてなくなった。
「何ダ? てめェ、何をしやがっタ!」
焦る男は、指を差してそう叫ぶように聞いた。アルは余裕の表情で答える。
「相性が悪かったね。僕は炎、そっちは雪。このままやっても百二十パーセント勝てないわけだけど、どうする?」
男は顔を真っ赤にして怒りを表しながら、頭を掻きむしり叫ぶ。
「ふざけんナ! まだダ、まダ……」
しかし、その声は遠くから聞こえてくる馬の足音によってかき消された。
足音は街に近づいてきており、やがて間近に迫る。
少しすると、三人ほどの鎧を着た男が街に入ってきた。異常に気づいてきたビレルデの騎士団か、それともこの男の仲間だろうか。
アルがそう考えていると、男が突然走り出した。
「クソ! 騎士団が来やがっタ! 眼帯野郎、次会ったときは必ず殺ス! それまで死ぬんじゃねぇゾ!」
「こっちの台詞だよ……」
そうして、霧の中に消えていった。その数秒後、霧が晴れて視界がはっきりとする。
騎士団の三人のうち、一人がアルに歩み寄る。他の二人は、街の中に散っていった。
歩み寄ってきた一人は、短い金髪を後ろに流しており、顔立ちは爽やかで、表情からは自信と覚悟が伝わってくる。着用している紫色の鎧のデザインは派手な色に反してシンプルで、頑丈そうだ。
「ビレルデ騎士団・副団長のカムイ・アングラーです。異常事態の通報を受けて来ました」
「追わないんですか? あの男」
カムイの軽い一礼に、同じように軽い礼で返したあと、男が逃げていった方向を親指で差す。
すると、カムイの表情が曇った。
「追いたいのはやまやまなんですが、事情がありまして……」
それ以上言葉を繋がなかったため、話すことができないのだろうと察し、事情について深くは聞かないことにした。
人の事情に土足で踏み込むことを躊躇しないタイプだが、騎士団相手ではそんなことはできないと判断したからである。
「街の人々を守ってくれたお礼がしたいです。我々にできることがあれば、何でも言ってください」
――好機だ。
まず、目指すは世界の征服。しかし、すべてを掌握して好き勝手やりたいわけではない。
アルとロードが言う世界征服は、すべての国の上に立ち、すべての国、人々が良好な関係になるよう導くことである。それを忘れてはいけない。
目指すは平和。そのためには邪魔する敵を打ち倒す戦力がなくてはならない。ロードと管理者たちがいれば戦力不足ではないだろうが、念には念を入れるべきだ。ならば、武装王国と言われているビレルデと協力関係を結び、戦力の増加をするべきか。
「では、ビレルデ王に合わせていただきたいのですが……」
カムイの顔が少し険しくなる。しかし、即座に断わることはしない。いや、できないの方が正しいだろうか。
「ここですぐに答えは出せません。国に帰って、話してみます」
その言葉にアルは笑顔で――
「ありがとうございます」
と返した。
大森林を出て数分、存在しているのは背の低い草のみ。花も咲いていなければ動物もおらず、人すらいない。本当に一面真緑である。
どこか不気味ではあるが、目立ちたくないアルにとっては都合が良い。
「のどかですね。天気も良いですし、人がいないのが不思議です」
隣を歩いている執事服の男が、柔らかい声と笑顔でそう言った。
クロム・モブレスだ。クロムは執事長を努めている人間族である。その顔には目立った特徴がなく、街で見ても記憶に残らないであろう。茶髪の髪も派手な長さや髪型ではない。しかし、彼の笑顔と声は相手を安心させる効果が常時ついている。いくら警戒していても、相手の精神力が弱ければ完全に警戒心をなくすことができるのだ。
「僕もちょうど同じこと思ってた。まあ、こういうことも含めて、分からないことを無くしていこう」
「そうですね」
クロムの返事を聞いてから一息おき、アルは再び口を開く。
「それそろ、ビレルデの東領の街が見えてくるはず」
ビレルデは、城が建てられている中央領の街、その少し離れた場所に東領の街と南領の街、そして北領の街が存在している。
アンフェールから中央領の街へ最短距離で行くためには、東領を必ず通ることになる。
武装王国と言われている国だ。その戦力がどの程度なのか、しっかりと把握しなければいけない。敵の戦力を見誤った状態で動くのは、愚かで危険な行為である。
アルがそう考えていると、東領の街が遠目に見えた。しかし様子がおかしい。
「霧がかかっているようですね……」
クロムの言葉に返事をしようとしたそのとき、魔力を感じた。肌にチクチク刺さるような感覚である。街にかかっているのは自然現象の霧ではない。
「あれはただの霧じゃない。誰かの魔法だ」
クロムの眉がピクリと動き、その柔らかい表情が険しいものへと変わった。
「急ごう」
「はい」
足早で街に近づく。入口に着くと、やはり何者かの魔法であると確信する。
「これは……雪魔法も混じってる」
どのような魔法か確認するため、アルは右手を霧の中に入れる。すると、不快感に襲われた。
「微量だけど、体力が削られていく」
「遠回りして中央の街に行きますか?」
クロムの問いに、首を横に振る。
「いや、原因を見つけて止める。恩を売るようなことはあまりしたくないけど、ここの人たちを助けておけば、後のためになる」
その前に、体力が削られぬように自身の身を守らなければならない。
アルは自身の体とクロムに手を触れて、魔法を発動する。
「炎魔法・護りの聖炎」
アルとクロムの体を燃え盛る炎が包み、やがて消えた。この魔法は炎で体を守る魔法である。中位程度の氷魔法や霧魔法、雪魔法ならば無効化することができる。
「ありがとうございます、アルデバラン様」
「いいよ。さ、入ろう」
二人で同時に霧の中に入る。体力を削られる嫌な感覚はない。しっかりと無効化できているようだ。
街の中をゆっくりと歩く。大きく崩れた建物などはない。しかし人の姿はなく、静寂に包まれている。
すると、クロムが前方を指差して叫んだ。
「人が倒れています!」
倒れている人に駆け寄ったクロムに続き、アルも走る。
倒れているのは老人だ。逃げ遅れたのだろう。アルは老人の手首に触れる。驚くほど冷たいが、僅かな脈を指先で感じた。
「脈はある。護りの聖炎」
どこに避難させようかと考えていると、背後に不気味な気配を感じた。
アルはすぐに振り向く。
七メートルほど先で、明らかに狂気を醸し出した男が二人をじっと見て立っていた。
その男は、オレンジ色の髪を横と後ろで切り揃えているが、前髪の中央だけは短いという特殊な髪型をしている。目は丸く見開かれており、横に広い口は狂気的な笑みを浮かべている。
「てめぇラ、何もんダ?」
不安を煽るような、無機質で高い声だ。
男が異常の元凶だと踏んだアルは、あえて煽るように返事をする。
「先に名乗るのが礼儀じゃないの?」
「生意気な野郎だナ。俺の霧と雪の混合魔法も効いてねぇようだシ……あア……ムカつくなァ。殺してェ……!」
よほど煽りが効いたのか、男は歯をギリギリと鳴らして頭を掻く。そして次の瞬間、両手の平を地面に付けた。
「雪魔法・雪の三騎士!」
雪など積もっていないはずの地面から、雪の人形が三つ形成されていく。やがてそれらは鎧を着た騎士の見た目になり、剣を構えた。
昨日戦った大男たちといい、この世界の男はこうもみんな血の気が多いのか。
アルは呆れたように苦笑したあと、クロムの方を向く。
「ちょっと待ってて。すぐ終わらせるから」
クロムは、信頼の眼差しを向けて頷き、老人を背負ってその場から離れた。
「行けェ、俺の騎士ヨ! そいつを細切れにしちまエ!」
その言葉に反応して、雪の騎士たちは一斉に動き出す。
しかしアルは何もしない。いや、何かをする必要はない。
騎士たちは剣を振り上げ、容赦なく下ろした。しかし、剣がアルの体に触れた瞬間、騎士たちは溶けてなくなった。
「何ダ? てめェ、何をしやがっタ!」
焦る男は、指を差してそう叫ぶように聞いた。アルは余裕の表情で答える。
「相性が悪かったね。僕は炎、そっちは雪。このままやっても百二十パーセント勝てないわけだけど、どうする?」
男は顔を真っ赤にして怒りを表しながら、頭を掻きむしり叫ぶ。
「ふざけんナ! まだダ、まダ……」
しかし、その声は遠くから聞こえてくる馬の足音によってかき消された。
足音は街に近づいてきており、やがて間近に迫る。
少しすると、三人ほどの鎧を着た男が街に入ってきた。異常に気づいてきたビレルデの騎士団か、それともこの男の仲間だろうか。
アルがそう考えていると、男が突然走り出した。
「クソ! 騎士団が来やがっタ! 眼帯野郎、次会ったときは必ず殺ス! それまで死ぬんじゃねぇゾ!」
「こっちの台詞だよ……」
そうして、霧の中に消えていった。その数秒後、霧が晴れて視界がはっきりとする。
騎士団の三人のうち、一人がアルに歩み寄る。他の二人は、街の中に散っていった。
歩み寄ってきた一人は、短い金髪を後ろに流しており、顔立ちは爽やかで、表情からは自信と覚悟が伝わってくる。着用している紫色の鎧のデザインは派手な色に反してシンプルで、頑丈そうだ。
「ビレルデ騎士団・副団長のカムイ・アングラーです。異常事態の通報を受けて来ました」
「追わないんですか? あの男」
カムイの軽い一礼に、同じように軽い礼で返したあと、男が逃げていった方向を親指で差す。
すると、カムイの表情が曇った。
「追いたいのはやまやまなんですが、事情がありまして……」
それ以上言葉を繋がなかったため、話すことができないのだろうと察し、事情について深くは聞かないことにした。
人の事情に土足で踏み込むことを躊躇しないタイプだが、騎士団相手ではそんなことはできないと判断したからである。
「街の人々を守ってくれたお礼がしたいです。我々にできることがあれば、何でも言ってください」
――好機だ。
まず、目指すは世界の征服。しかし、すべてを掌握して好き勝手やりたいわけではない。
アルとロードが言う世界征服は、すべての国の上に立ち、すべての国、人々が良好な関係になるよう導くことである。それを忘れてはいけない。
目指すは平和。そのためには邪魔する敵を打ち倒す戦力がなくてはならない。ロードと管理者たちがいれば戦力不足ではないだろうが、念には念を入れるべきだ。ならば、武装王国と言われているビレルデと協力関係を結び、戦力の増加をするべきか。
「では、ビレルデ王に合わせていただきたいのですが……」
カムイの顔が少し険しくなる。しかし、即座に断わることはしない。いや、できないの方が正しいだろうか。
「ここですぐに答えは出せません。国に帰って、話してみます」
その言葉にアルは笑顔で――
「ありがとうございます」
と返した。
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