正義の味方は素っ裸

犬童 幕

文字の大きさ
2 / 3

スッポンガール危機一髪

しおりを挟む
美女「こ、ここはどこ?」

悪人「やっと気が付いたかい。マンピーアタックをくらう瞬間にアソコに睡眠薬を塗らせて貰ったのさ。そしてここは俺様の隠れ家。どんなに大声を出しても誰にも聞こえないぜ」

美女「私の服はどこ?」

悪人「初めから素っ裸だったじゃねーか」

美女「くっ、この鎖を外しなさいよ!」

悪人「それは出来ないね。お楽しみはこれからさ」

美女「ああ、何?」

悪人「両足に繋いだ鎖を巻き上げているのさ。さあ、足を大きく広げてよく見せてくれよ」

美女「いやっ、やめて!」

悪人「おや、いつも裸なのに恥ずかしいのかい?」

美女「ああ、いやっ!」

悪人「マンピーアタックのポーズで固定するぜ。いつもは暗いし一瞬でよく見れないからな。今日はこうしてスポットライトをあてて、ほらよく見える」

美女「ああっ」

悪人「おやっ、濡れてきてるじゃないか。感じてるのか?」

美女「感じる訳ないわ。これは汗よ」

悪人「へえー、正義の味方は変な所から汗をかくんだな。それじゃあもっと汗をかかせてやるよ」

美女「くっ」

悪人「ほら、こんなに汗が溢れてきてるぜ。最後に写真を撮らせて貰うぜ」

美女「写真を撮ったら私を殺すの?」

悪人「そんなもったいない事、する訳ないだろ。細部までよく見せて貰ったし逃してやるよ」

美女「鎖を解いたら仕返しするわよ」

悪人「どうぞご自由に。ほら」

美女「鎖を解いた事を後悔させてやるわ。マンピーッ、アターック!」

悪人「濡れ濡れのマンピーアタック最高っ!」

バタン(悪人の倒れる音)

美女「これに懲りたら悪い事をするのは止めなさい」

悪人「止められませーん」

美女「今何時なの、それにここは何処? やだ、真っ昼間じゃない。ここから全裸でどうやって帰れって言うのよ。仕方がない、全力疾走ね。そりゃあーっ!」

こうして悪は倒れ、全裸で街を疾走するスッポンガールだった

美女「やだ、恥ずかしさでまた汗が溢れてきちゃった。見ないでーっ!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

声劇・シチュボ台本たち

ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。 声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。 使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります) 自作発言・過度な改変は許可していません。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合短編集

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

処理中です...