8 / 25
本意を忘れずに
しおりを挟む
――まずは属性魔法の確認をしようかな
まず、本で例となっていたような火属性の魔法を行使しよう。
魔火石の時と同じように、右腕に魔力を発生させ掌に集中すると半透明の靄が出てくる。魔法というものがない所で育ったから、この光景も実に不思議なものに感じるな。
「――ここまでは同じだ。こっから火の発生するイメージを……」
本に書いてある通り、魔力が空気に反応して火が出るイメージを浮かべると靄が橙色へと変色した。
次に魔法名を発声するのだが、魔法名をどうするか少し迷ってしまう。
たしか俺が自由に決めていいんだったよな?だったら……
何の気なしに「初歩的なやつだから……《火球》とかでいいか」と独り言をつぶやいたが――
――刹那、サッカーボール程の大きさの火球が掌に突然現れた。
「――おわぁ!? ……こんな小さい声で発動すんのかよ!」
一旦集中を切らしてしまうと、火球は元からそこになかったかのように消え失せた。無論、掌に発生していた橙色の靄も消えてしまう。
戦闘中、不意にアクシデントが起こった時を考えると、この失敗は命にかかわるかもしれないな。
「……なるほど、集中が切れるとこんな風になるんだな。
よく分かったわ。……本当によく分かった。あぁ怖ぇ」
次は驚かないように覚悟をしてから発動する。今度は驚かずにしっかりと発生させることが出来たようだ。
火球の発生までは問題なかったため、今度は射出してみよう。一応危険性を考えて、草も生えていない土の山にぶつけてみることにする。
「いくぞ……《火球》!」
火球は真っ直ぐ飛んでいき、土に当たると弾け飛んだ。その着弾部分は若干黒く……焦げたのかな?
取り敢えずは成功と見ていいだろう。魔法の発動に関してはこれで一安心だな。
ちなみに「射出されるまで」をイメージすると、その通りに玉が飛んでいくが、単に「火の玉」をイメージすると飛ばずに手に残るようだ。その後に射出のイメージをすることで玉が飛んでいく。
次に《水球》も試しに使ってみたが、これも問題なく使うことが出来た。一応矢の形や壁状に形成することも出来たが、ただの球状と比べたら心なしか難しい。
――適性があるからって、手足のように使えるわけじゃないか。
当然のことを確認した俺は次に回復魔法の練習に移るが、そこである問題が生じる。回復というのは"対象の人間"がいてこそ発動できるということだ。
となると――やるしか無いな。
……俺は持ってきたナイフを取り出し、顔を顰めながらではあるが指先を少し傷つける。傷口からは血液がポタポタと地面に落ち、足元に小さな染みを作った。
「痛っつ……《ヒール》! 」
今度は靄が黄緑色に変わり傷口へと吸い込まれるように入っていく。傷口が薄く光るとみるみるうちに傷口が塞がった。
「おぉ! 痛みもすぐ消えたし跡も残ってない」
ヒールなら問題なく使えるようだ。
ハイヒールとかレイズとかはさすがに自分では確認できないな。どちらかと言うと確認することが無いほうが平和でいいんだが……
――取り敢えず魔法の確認はこんなものでいいか。
属性魔法の中級や上級とかもあるのだろうが、今はまだ勉強しなくていいだろう。応用に手を付けるのは基本を使いこなせるようになってからだな。
――さて、ここまで来て何か重要な事を忘れているような気がする。
そもそも魔法を勉強することになったのは何故だ?
「なんかまた腹が減ってきたな。また何か食……」
そこで俺は気付いた。思わず冷や汗が出て――
「金が無いから仕方なく狼を食ったんじゃねぇか!
何か金を稼ぐ方法を探さないとこれからヤバイだろ!?」
俺は急いで部屋に戻り地図を手に取る。何か良さそうなところはないかと目を血走らせていると、"ギルド"という場所が目に入った。きっと、よくゲームとかに出てくるアレだろう!
「これだ! ここなら稼げるだろ!」
そうと決まったら、俺はバッグを肩に掛けて走りだした。
――少し道に迷いながらもギルドへと辿り着く。
ゆっくりと建物の扉を開けると、大きな剣を持っていたり杖を持っているなど様々な人が目に入った。まっすぐカウンターらしき所に向かうと受付が話しかけてくる。
「いらっしゃいませ。ご用件をどうぞ」
「すみません、ギルドへの登録をしたいのですが」
「登録ですか! ではこちらの用紙に必要事項をご記入下さい」
書類には名前・性別・魔法使用の有無・使用武器などの記入欄があった。一通り記入した後に受付へと差し出す。受付はそれを一つ一つ丹念に目を通し――
「――確かに確認致しました。レスクでの身分証はお持ちでしょうか?
仮の身分証の場合は手数料が掛かってしまうのですが……」
「持っていますよ。……これでいいですか?」
「はい! では早速登録いたしますので少々お待ち下さい」
そう言うと受付の女性はカウンターの奥へと向かっていった。
受付が帰ってくるのを待っていると、一人の男が俺に話しかけてくる。
まだ若い……青年といったところだろうか?
「やぁ。お兄さんは新規の登録者かい?」
「えぇ、ちょっと生活が厳しいので少し稼ごうかと思いまして」
「そうか! ギルドの仲間が増えるのは喜ばしいことだし歓迎するよ
これから共に頑張っていこう!」
男は笑みを浮かべながら握手を求めてきた。随分と気さくな人だし、何故か俺はこの人なら仲良く出来るだろうなと思った。俺は握手を返しながら自己紹介をする。
「私はシアといいます。これからよろしくお願いします」
「おっと、自己紹介がまだだったな。
僕の名前は"フェイ"だ。これからよろしく頼むよ」
「はい、こちらこそ」
そんな会話をしているうちに受付が戻ってきた。
フェイに「受付が来たからこれで」と告げて別れ、俺はカウンターへ体を向ける。受付はその手に持っているカードを差し出しながら……
「――お待たせ致しました、こちらがギルドカードとなります。
もし紛失してしまった場合には再発行に料金がかかるので、
くれぐれも無くさないようにお気をつけ下さい」
「はい、わかりました」
「では、これからギルドの説明を致します―――」
まず、本で例となっていたような火属性の魔法を行使しよう。
魔火石の時と同じように、右腕に魔力を発生させ掌に集中すると半透明の靄が出てくる。魔法というものがない所で育ったから、この光景も実に不思議なものに感じるな。
「――ここまでは同じだ。こっから火の発生するイメージを……」
本に書いてある通り、魔力が空気に反応して火が出るイメージを浮かべると靄が橙色へと変色した。
次に魔法名を発声するのだが、魔法名をどうするか少し迷ってしまう。
たしか俺が自由に決めていいんだったよな?だったら……
何の気なしに「初歩的なやつだから……《火球》とかでいいか」と独り言をつぶやいたが――
――刹那、サッカーボール程の大きさの火球が掌に突然現れた。
「――おわぁ!? ……こんな小さい声で発動すんのかよ!」
一旦集中を切らしてしまうと、火球は元からそこになかったかのように消え失せた。無論、掌に発生していた橙色の靄も消えてしまう。
戦闘中、不意にアクシデントが起こった時を考えると、この失敗は命にかかわるかもしれないな。
「……なるほど、集中が切れるとこんな風になるんだな。
よく分かったわ。……本当によく分かった。あぁ怖ぇ」
次は驚かないように覚悟をしてから発動する。今度は驚かずにしっかりと発生させることが出来たようだ。
火球の発生までは問題なかったため、今度は射出してみよう。一応危険性を考えて、草も生えていない土の山にぶつけてみることにする。
「いくぞ……《火球》!」
火球は真っ直ぐ飛んでいき、土に当たると弾け飛んだ。その着弾部分は若干黒く……焦げたのかな?
取り敢えずは成功と見ていいだろう。魔法の発動に関してはこれで一安心だな。
ちなみに「射出されるまで」をイメージすると、その通りに玉が飛んでいくが、単に「火の玉」をイメージすると飛ばずに手に残るようだ。その後に射出のイメージをすることで玉が飛んでいく。
次に《水球》も試しに使ってみたが、これも問題なく使うことが出来た。一応矢の形や壁状に形成することも出来たが、ただの球状と比べたら心なしか難しい。
――適性があるからって、手足のように使えるわけじゃないか。
当然のことを確認した俺は次に回復魔法の練習に移るが、そこである問題が生じる。回復というのは"対象の人間"がいてこそ発動できるということだ。
となると――やるしか無いな。
……俺は持ってきたナイフを取り出し、顔を顰めながらではあるが指先を少し傷つける。傷口からは血液がポタポタと地面に落ち、足元に小さな染みを作った。
「痛っつ……《ヒール》! 」
今度は靄が黄緑色に変わり傷口へと吸い込まれるように入っていく。傷口が薄く光るとみるみるうちに傷口が塞がった。
「おぉ! 痛みもすぐ消えたし跡も残ってない」
ヒールなら問題なく使えるようだ。
ハイヒールとかレイズとかはさすがに自分では確認できないな。どちらかと言うと確認することが無いほうが平和でいいんだが……
――取り敢えず魔法の確認はこんなものでいいか。
属性魔法の中級や上級とかもあるのだろうが、今はまだ勉強しなくていいだろう。応用に手を付けるのは基本を使いこなせるようになってからだな。
――さて、ここまで来て何か重要な事を忘れているような気がする。
そもそも魔法を勉強することになったのは何故だ?
「なんかまた腹が減ってきたな。また何か食……」
そこで俺は気付いた。思わず冷や汗が出て――
「金が無いから仕方なく狼を食ったんじゃねぇか!
何か金を稼ぐ方法を探さないとこれからヤバイだろ!?」
俺は急いで部屋に戻り地図を手に取る。何か良さそうなところはないかと目を血走らせていると、"ギルド"という場所が目に入った。きっと、よくゲームとかに出てくるアレだろう!
「これだ! ここなら稼げるだろ!」
そうと決まったら、俺はバッグを肩に掛けて走りだした。
――少し道に迷いながらもギルドへと辿り着く。
ゆっくりと建物の扉を開けると、大きな剣を持っていたり杖を持っているなど様々な人が目に入った。まっすぐカウンターらしき所に向かうと受付が話しかけてくる。
「いらっしゃいませ。ご用件をどうぞ」
「すみません、ギルドへの登録をしたいのですが」
「登録ですか! ではこちらの用紙に必要事項をご記入下さい」
書類には名前・性別・魔法使用の有無・使用武器などの記入欄があった。一通り記入した後に受付へと差し出す。受付はそれを一つ一つ丹念に目を通し――
「――確かに確認致しました。レスクでの身分証はお持ちでしょうか?
仮の身分証の場合は手数料が掛かってしまうのですが……」
「持っていますよ。……これでいいですか?」
「はい! では早速登録いたしますので少々お待ち下さい」
そう言うと受付の女性はカウンターの奥へと向かっていった。
受付が帰ってくるのを待っていると、一人の男が俺に話しかけてくる。
まだ若い……青年といったところだろうか?
「やぁ。お兄さんは新規の登録者かい?」
「えぇ、ちょっと生活が厳しいので少し稼ごうかと思いまして」
「そうか! ギルドの仲間が増えるのは喜ばしいことだし歓迎するよ
これから共に頑張っていこう!」
男は笑みを浮かべながら握手を求めてきた。随分と気さくな人だし、何故か俺はこの人なら仲良く出来るだろうなと思った。俺は握手を返しながら自己紹介をする。
「私はシアといいます。これからよろしくお願いします」
「おっと、自己紹介がまだだったな。
僕の名前は"フェイ"だ。これからよろしく頼むよ」
「はい、こちらこそ」
そんな会話をしているうちに受付が戻ってきた。
フェイに「受付が来たからこれで」と告げて別れ、俺はカウンターへ体を向ける。受付はその手に持っているカードを差し出しながら……
「――お待たせ致しました、こちらがギルドカードとなります。
もし紛失してしまった場合には再発行に料金がかかるので、
くれぐれも無くさないようにお気をつけ下さい」
「はい、わかりました」
「では、これからギルドの説明を致します―――」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる