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リョウ外伝4【悪夢】
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―王宮回廊―
王室までの回廊は支柱が等間隔で建っており、その間から太陽の光が差し込んでいる
チ・チチチ・チチ
リョウが外を見上げると2羽の月呼鳥が無邪気に飛び回っていた
「何とも綺麗な鳴き声ですね~」
「…少しは静かにしろよ」
ランガが睨みつける
「お前には、自然の尊さが分かってねぇな~
愛を奏でる歌声は心を洗われるような気がしないか?」
「お前みたいな能無しのリョウが分かるわけねぇだろ!」
「なんだとぉ!?」
◆ゴン!
「いでっ!?」
◆ゴツ!
「……」
「お前達は何故そういがみ合うのか!」
「よいか‥今回の作戦は2人協力せざるば全う出来ぬ。
リョウよ‥」
「はい」
「お前はそのような優しい心を持っている」
「でしょー!御師様」
「自惚れるな!お前に足りない所はそういう所だ。
もっと慎重に物事を考えよ」
「‥はい」
「そして、ランガよ」
「はい」
「お主は冷静沈着にして技の覚えも早い」
「…」
「しかし、お前には心に隙がある。お前が完璧であろうとする故の傲り(おごり)じゃ」
「…」
「今回の遠征では、2人の内どちらかに奥義を授けてもよいと思っておる」
「マジですかー!?
俺、頑張ります!」
「…」
「よいか‥この奥義は
一子相伝。
また、教えてもそう簡単には使いこなせるものでもない
今まで教えた技でも充分生きる糧となるが…」
「御師様!俺やります!」
「いや、御師様。リョウより使いこなせるのは私です」
話している間に王室の前にたどり着いた
「あい分かった。今回の働きに於いて、それは考えよう。
2人とも己に何が足りないのか、ゆっくり考えるがよい!
ここで暫く待っておれ」
「はい」
「はい」
扉の前には護衛兵が両脇を挟み並んでいる
シュウトウはその1人に連れられ部屋に入っていった
「よっ」
間の持たないリョウはもう1人の護衛兵に声をかけたが、ギロリと睨みつけられた
バツが悪そうに目をそらすリョウを見てランガが鼻で笑う
むっ!?
「何だよ。喧嘩売ってるのか」
「だったらどうだよ?」
ぬぬぬーぅ
2人は額を付け合わせ口を尖らせた
そんな時後ろからの声に
「ねぇ、あなた達何やってるの?」
「えーと?」
リョウは頭をかいて口を濁す
コホン
それを見て侍女が答えた
「王女のレイナリア姫で御座います!!!」
「あっ!姫様でしたね。
お供しますリョウと言います」
うやうやしく頭を下げた
「どーせ暇でしょ!
お外に行かない?」
「えっ?」
「だってこんなにいい天気じゃないの。
行きましょー」
そう行ってリョウの手を取った
「あなたはどーするの?」
レイナリアがランガの手に触った瞬間!
◆ぶわっ
ギュオオオオオーン
レイナリアの脳裏にヴィジョンが映る
漆黒の闇は狂気が乱舞し、渦巻く死霊の陰はもがき苦しむランガの姿を捕らえていた‥
はっとして手を離す
ランガと目が合った
レイナリアはギュッとリョウの腕を掴む
「?」
「‥…私はここに残ります」
「‥そう、じゃあリョウ
護衛を頼むわね、行くわよ」
「え? え?」
困惑するリョウを引っ張って足早に走り出した
(姫様~もうちょっとゆっくりとおなりなさいませ~)
その後に侍女が慌てて裾を持って走り出す
(待ってろと言われてるのに‥バカが)
ランガは思わず舌打ちを鳴らした
何気にポケットに手を入れると硬い物に触る
「あっ‥そういえば
レダに来る途中の森の中で指輪を拾ったんだったっけ」
古い装飾で顔が彫り込まれており、かなりの年代ものだった
ランガは指輪をはめにやけた
―王室―
部屋に入ったシュウトウは違和感を感じていた
部屋は薄暗くまるで人の気配がない
ゆっくりと奥へと進む
更に奥の部屋を覗く…と
「…よくぞまいられた、シュウトウ殿」
声のするほうを見ると王が顔を覆いうなだれていた
「お久しぶりでござる。しかしながら如何されもうしたか」
ゆっくりと近寄った
しかし、王は何も応えない
抜け殻のように一点を見つめるばかりで、何かを思いつめている感じであった
静寂は流れ‥
ただ月呼鳥のさえずりばかりが鳴り響く
「王は王家の血に導かれ嘆いておる!!」
突然、後ろから老婆の声がしシュウトウを驚かせた
「こ、これは祈導師殿。
いつぞやも驚かせられるばかりでござる。
しかしながら、ただ事ではあらぬ気配‥
一体如何されたのでござろうか?」
うむ‥
老婆は目を閉じ、こう話し始めた‥
「あれから‥
エステリオスは妻をめとり
間もなくして2人の間に双子が産まれた
わしはアザを探したがその印しはなく、道しるべの子ではないことを伝えた
が‥そんなことは2人にとってどうでもよかったことじゃ
双子ということもあり、2人は大いに喜んだ
わしはそれぞれに
レオンハルト(待ち望んだ希望)
アスターニア(かけがえのない夢)
と名付けた
それからなかなか授からなかったが、やっとのことで王妃が懐妊しての‥
皆で喜んだもんじゃ
しかし、かなりの難産での‥
やっと産まれた我が子を抱きかかえ‥
微笑みながら王妃は息を引き取った
穏やかな顔でのぅ‥
王は人目もはばからず泣き崩れ
アスターニアはおかあさま、おかあさまと何度も声をかけての
レオンハルトは必死に涙をこらえておった‥
その無垢な赤子の胸には【白鳳天使】のアザがあり、予言通りその子にレイナリア(道しるべ)と名付け大事に育てた
王は特に甘やかしてのう
レイナリアは皆からの愛情を一身に受けすくすくと育っていった
そう......6年前のことじゃった
レイナリアが6才になった時、ある夜泣きながらこの部屋に駆け込んで来ての
父親に抱きついたのじゃ
「おっと、どうしたんだい?
怖い夢を見たのかい?私の可愛いレイナリア」
と聞いた父親に向かって
「ねぇ
わたし、しんじゃうの?」
と答えたのじゃ
王は絶句した!
わしはハッと思った
運命を背負った者は、何らかの力を受け継いでも不思議ではない
その子は【祈導師】(未来を継ぐ者)としての
わしと同じ存分を受け継いでいたのじゃ
それを境にレイナリアは二度とその事を口にはしなかった
以前にも増して明るく振る舞うようになって‥
父親に心配かけぬよう幼いながらに精一杯‥
あの子なりに背伸びをしておって‥
なんとも健気な…
多分あの子には自分の死に場所がわかっておる
それが迫っておることもな…」
おぅ・おおぅうう‥
老婆は顔を覆い嗚咽した
ガタッ
「シュウトウ殿!!」
王は駆け寄り腕をぐっと掴み
「父親として‥
娘を助けてやりたい!
しかし‥冥府の入口を探索に行っておるレオンから連絡が途絶えた。どうしても私が行かねばならぬ。シュヴェルト城の出現も4年に一度。事が重なり、行くことが出来ぬのだ‥
逃れられぬ宿命ならば‥
おぬしに頼む他ならない
どうか‥
どうか、シュウトウ殿の力でレイナリアをその呪縛から‥レイナを…」
うううぅ
心の底から絞り出すその声で、わなわなとその場に崩れ落ちた
シュウトウは王の言葉を全て理解していた
元々、裏家業に生き、それを生業(なりわい)としてきたシュウトウたちにとって、本来は捨て駒扱いにされていた身分である
それがエステリオスと出逢い、この王の優しさに触れ、いつかあなたの為にと思っていた
しかも王はシュウトウを気遣い、[死をもって]とは言わず言葉を選んで懇願したのだ
シュウトウは嬉しかった
そしてシュウトウには何事にも怯まない【覚悟】があった
「ご心配なさるな。エステリオス王に救われたこの命‥
わしの命であがらえるのならば
もとよりこの命!
惜しくもなんともないでござるよ」
シュウトウはエステリオスの手を取り、そう誓うのであった
王室までの回廊は支柱が等間隔で建っており、その間から太陽の光が差し込んでいる
チ・チチチ・チチ
リョウが外を見上げると2羽の月呼鳥が無邪気に飛び回っていた
「何とも綺麗な鳴き声ですね~」
「…少しは静かにしろよ」
ランガが睨みつける
「お前には、自然の尊さが分かってねぇな~
愛を奏でる歌声は心を洗われるような気がしないか?」
「お前みたいな能無しのリョウが分かるわけねぇだろ!」
「なんだとぉ!?」
◆ゴン!
「いでっ!?」
◆ゴツ!
「……」
「お前達は何故そういがみ合うのか!」
「よいか‥今回の作戦は2人協力せざるば全う出来ぬ。
リョウよ‥」
「はい」
「お前はそのような優しい心を持っている」
「でしょー!御師様」
「自惚れるな!お前に足りない所はそういう所だ。
もっと慎重に物事を考えよ」
「‥はい」
「そして、ランガよ」
「はい」
「お主は冷静沈着にして技の覚えも早い」
「…」
「しかし、お前には心に隙がある。お前が完璧であろうとする故の傲り(おごり)じゃ」
「…」
「今回の遠征では、2人の内どちらかに奥義を授けてもよいと思っておる」
「マジですかー!?
俺、頑張ります!」
「…」
「よいか‥この奥義は
一子相伝。
また、教えてもそう簡単には使いこなせるものでもない
今まで教えた技でも充分生きる糧となるが…」
「御師様!俺やります!」
「いや、御師様。リョウより使いこなせるのは私です」
話している間に王室の前にたどり着いた
「あい分かった。今回の働きに於いて、それは考えよう。
2人とも己に何が足りないのか、ゆっくり考えるがよい!
ここで暫く待っておれ」
「はい」
「はい」
扉の前には護衛兵が両脇を挟み並んでいる
シュウトウはその1人に連れられ部屋に入っていった
「よっ」
間の持たないリョウはもう1人の護衛兵に声をかけたが、ギロリと睨みつけられた
バツが悪そうに目をそらすリョウを見てランガが鼻で笑う
むっ!?
「何だよ。喧嘩売ってるのか」
「だったらどうだよ?」
ぬぬぬーぅ
2人は額を付け合わせ口を尖らせた
そんな時後ろからの声に
「ねぇ、あなた達何やってるの?」
「えーと?」
リョウは頭をかいて口を濁す
コホン
それを見て侍女が答えた
「王女のレイナリア姫で御座います!!!」
「あっ!姫様でしたね。
お供しますリョウと言います」
うやうやしく頭を下げた
「どーせ暇でしょ!
お外に行かない?」
「えっ?」
「だってこんなにいい天気じゃないの。
行きましょー」
そう行ってリョウの手を取った
「あなたはどーするの?」
レイナリアがランガの手に触った瞬間!
◆ぶわっ
ギュオオオオオーン
レイナリアの脳裏にヴィジョンが映る
漆黒の闇は狂気が乱舞し、渦巻く死霊の陰はもがき苦しむランガの姿を捕らえていた‥
はっとして手を離す
ランガと目が合った
レイナリアはギュッとリョウの腕を掴む
「?」
「‥…私はここに残ります」
「‥そう、じゃあリョウ
護衛を頼むわね、行くわよ」
「え? え?」
困惑するリョウを引っ張って足早に走り出した
(姫様~もうちょっとゆっくりとおなりなさいませ~)
その後に侍女が慌てて裾を持って走り出す
(待ってろと言われてるのに‥バカが)
ランガは思わず舌打ちを鳴らした
何気にポケットに手を入れると硬い物に触る
「あっ‥そういえば
レダに来る途中の森の中で指輪を拾ったんだったっけ」
古い装飾で顔が彫り込まれており、かなりの年代ものだった
ランガは指輪をはめにやけた
―王室―
部屋に入ったシュウトウは違和感を感じていた
部屋は薄暗くまるで人の気配がない
ゆっくりと奥へと進む
更に奥の部屋を覗く…と
「…よくぞまいられた、シュウトウ殿」
声のするほうを見ると王が顔を覆いうなだれていた
「お久しぶりでござる。しかしながら如何されもうしたか」
ゆっくりと近寄った
しかし、王は何も応えない
抜け殻のように一点を見つめるばかりで、何かを思いつめている感じであった
静寂は流れ‥
ただ月呼鳥のさえずりばかりが鳴り響く
「王は王家の血に導かれ嘆いておる!!」
突然、後ろから老婆の声がしシュウトウを驚かせた
「こ、これは祈導師殿。
いつぞやも驚かせられるばかりでござる。
しかしながら、ただ事ではあらぬ気配‥
一体如何されたのでござろうか?」
うむ‥
老婆は目を閉じ、こう話し始めた‥
「あれから‥
エステリオスは妻をめとり
間もなくして2人の間に双子が産まれた
わしはアザを探したがその印しはなく、道しるべの子ではないことを伝えた
が‥そんなことは2人にとってどうでもよかったことじゃ
双子ということもあり、2人は大いに喜んだ
わしはそれぞれに
レオンハルト(待ち望んだ希望)
アスターニア(かけがえのない夢)
と名付けた
それからなかなか授からなかったが、やっとのことで王妃が懐妊しての‥
皆で喜んだもんじゃ
しかし、かなりの難産での‥
やっと産まれた我が子を抱きかかえ‥
微笑みながら王妃は息を引き取った
穏やかな顔でのぅ‥
王は人目もはばからず泣き崩れ
アスターニアはおかあさま、おかあさまと何度も声をかけての
レオンハルトは必死に涙をこらえておった‥
その無垢な赤子の胸には【白鳳天使】のアザがあり、予言通りその子にレイナリア(道しるべ)と名付け大事に育てた
王は特に甘やかしてのう
レイナリアは皆からの愛情を一身に受けすくすくと育っていった
そう......6年前のことじゃった
レイナリアが6才になった時、ある夜泣きながらこの部屋に駆け込んで来ての
父親に抱きついたのじゃ
「おっと、どうしたんだい?
怖い夢を見たのかい?私の可愛いレイナリア」
と聞いた父親に向かって
「ねぇ
わたし、しんじゃうの?」
と答えたのじゃ
王は絶句した!
わしはハッと思った
運命を背負った者は、何らかの力を受け継いでも不思議ではない
その子は【祈導師】(未来を継ぐ者)としての
わしと同じ存分を受け継いでいたのじゃ
それを境にレイナリアは二度とその事を口にはしなかった
以前にも増して明るく振る舞うようになって‥
父親に心配かけぬよう幼いながらに精一杯‥
あの子なりに背伸びをしておって‥
なんとも健気な…
多分あの子には自分の死に場所がわかっておる
それが迫っておることもな…」
おぅ・おおぅうう‥
老婆は顔を覆い嗚咽した
ガタッ
「シュウトウ殿!!」
王は駆け寄り腕をぐっと掴み
「父親として‥
娘を助けてやりたい!
しかし‥冥府の入口を探索に行っておるレオンから連絡が途絶えた。どうしても私が行かねばならぬ。シュヴェルト城の出現も4年に一度。事が重なり、行くことが出来ぬのだ‥
逃れられぬ宿命ならば‥
おぬしに頼む他ならない
どうか‥
どうか、シュウトウ殿の力でレイナリアをその呪縛から‥レイナを…」
うううぅ
心の底から絞り出すその声で、わなわなとその場に崩れ落ちた
シュウトウは王の言葉を全て理解していた
元々、裏家業に生き、それを生業(なりわい)としてきたシュウトウたちにとって、本来は捨て駒扱いにされていた身分である
それがエステリオスと出逢い、この王の優しさに触れ、いつかあなたの為にと思っていた
しかも王はシュウトウを気遣い、[死をもって]とは言わず言葉を選んで懇願したのだ
シュウトウは嬉しかった
そしてシュウトウには何事にも怯まない【覚悟】があった
「ご心配なさるな。エステリオス王に救われたこの命‥
わしの命であがらえるのならば
もとよりこの命!
惜しくもなんともないでござるよ」
シュウトウはエステリオスの手を取り、そう誓うのであった
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