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プロローグ
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「なんで店から出てきたの?」
二人が出会った隠れ家の前で、少年は問いかけた。
「俺、有名な『プリマ・リーガ』の選手だったんだよ」
「プリマ・リーガ」…親もなく、家もなく、教育も受けて来なかったソウでもその名を知っていた。
娯楽の少ないこの世界における、最大のエンターテインメント:「グラディア」の唯一のメジャーリーグにして、全人類の憧れの的。
「今は引退したけれど、みんな俺の事を知っているから、あの店で話せることにも限界がある。まさか君があんなに質問するのは想定外だったよ。まあ、質問するのはいいことだが」
「おれをグラディアートルにして」
「どうして?」
「グラディアートルはかっこよくたたかうし、おっさんみたいに金もちになれるから」
「なるほどね」
ロキは腕時計の水色の発光部分に触れた。
刹那、水色の光と共にもう片方の手の中に立派な弓が現れる。
元はロキのオーダーメイドであり、現在ではその完成度と使い易さ故に一般販売もされている「オーディン社」製:「フーギン-004」。
銀色の骨組みで、リムの部分には一本の水色ネオンが光る。
弦も同じく鮮烈な水色で、それが浪漫となり、特にソウの憧れを刺激した。
「いいぜ。俺は既に引退した訳だし、時間と金はたっぷりあるから、君をグラディアートルに育ててやる」
「やった! ほんとうだね?」
「ただし、やるからにはちゃんとやれよ!」
「うん!」
「よし、言ったな! 今日から君は正真正銘、俺の弟子だからね」
この日から、二人の奇妙な生活が始まった。
二人が出会った隠れ家の前で、少年は問いかけた。
「俺、有名な『プリマ・リーガ』の選手だったんだよ」
「プリマ・リーガ」…親もなく、家もなく、教育も受けて来なかったソウでもその名を知っていた。
娯楽の少ないこの世界における、最大のエンターテインメント:「グラディア」の唯一のメジャーリーグにして、全人類の憧れの的。
「今は引退したけれど、みんな俺の事を知っているから、あの店で話せることにも限界がある。まさか君があんなに質問するのは想定外だったよ。まあ、質問するのはいいことだが」
「おれをグラディアートルにして」
「どうして?」
「グラディアートルはかっこよくたたかうし、おっさんみたいに金もちになれるから」
「なるほどね」
ロキは腕時計の水色の発光部分に触れた。
刹那、水色の光と共にもう片方の手の中に立派な弓が現れる。
元はロキのオーダーメイドであり、現在ではその完成度と使い易さ故に一般販売もされている「オーディン社」製:「フーギン-004」。
銀色の骨組みで、リムの部分には一本の水色ネオンが光る。
弦も同じく鮮烈な水色で、それが浪漫となり、特にソウの憧れを刺激した。
「いいぜ。俺は既に引退した訳だし、時間と金はたっぷりあるから、君をグラディアートルに育ててやる」
「やった! ほんとうだね?」
「ただし、やるからにはちゃんとやれよ!」
「うん!」
「よし、言ったな! 今日から君は正真正銘、俺の弟子だからね」
この日から、二人の奇妙な生活が始まった。
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