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3話 ロリ魔王、祝福を受ける。
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王都に着いた私達を出迎えてくれたのは
優しそうに見える初老の男性
服装的に神父様かな?
「皆さんお疲れ様です
私の名前はラグナ・セイリドと言います
教会で神父をしている者です。」
「おや?貴女は…ルミナ様ではありませぬか…
随分と大きくなられましたねえ。」
「ルミナ…この神父様と知り合いなの?」
「は…はいっ!ラグナさんとは昔会ったことがありまして
小さい時に孤児院でお世話になったことがあるんです。」
「そうなんだ?」
子供達は神父様にお辞儀をする。
「神父様よろしくお願いします!!」
「……しまーす。」
「コラッ…シャルロット…ちゃんとしないとダメじゃないの(小声)」
「・・・それでは、教会にご案内しましょう。」
教会に足を踏み入れた感想は
ステンドグラスが張り巡られた
壁画やシャンデリアや女神様の像が飾ってある
どこにでもありそうな教会って感じだった。
神父様はとある聖女が描かれている壁画の前に行くと
なんか長ったらしいお話をしました。
なので、私は睡魔に負けて立ったまま
何度か寝てしまったのでした。
「あわわわわわ………!?」
「アバババババババ………!!??
コラッ…!起きなさい!おバカ!シャルロット~!(小声)
神父様…すみませんすみません!」
「フフフ……構いませんよ
皆さんも長旅で疲れたことでしょう。
彼女は一足先に用意された
宿泊施設の部屋にご案内します。
それでは、皆さんもゆっくり休んで
明日の祝福の儀式に備えてくださいね。」
案内された部屋は
高級ホテルのようになんかこう……凄い所だった。
凄すぎて凄いしか語彙力が無くなるぐらい凄かった。
妹のシャルロットはすっかり眠ってしまって
夕飯の時間まで起きなかったわ。
私が子供達遊んでいると
「夕飯が出来ましたよ。」
「ごはん……?ごはんっ!!!」
って感じですぐに起きてきて
夕飯はウチでもあまり食べたことがなかった
豪勢な品々の数々だったわ。
「ぴぃやああああああうまひぃ~~!!
やっぱりステーキは素敵だな~」
「ほら、シャルロット、いっぱい口に付いてるわよ」
妹は美味しそうに料理を口に運んでいる…けど
その様は公爵家の娘としてはかけ離れていて
礼儀作法なんてあったもんじゃなかったわ。
「お姉ちゃん、私もお口に付いちゃいました」
「はいはい、ルミナも拭いてあげるわね~」
そしてそれから私達は入浴を済ませて
身体を清めて、就寝した。
妹はさっきまで寝ていたというのに
ベットに入ったらすぐにまた寝てしまった。
「お母様……」
「ううっ……うえーーん」
「聖女になりたくないよおーー」
みんな、やっぱり不安なのね。
私も……家族と離れ離れになるのは怖いわ…
それなのにシャルロットときたら……
凄い安らかな寝顔をしちゃってさあ…
本当に貴女は不思議な子だわ。
翌日
「ふわあ~眠い~お姉ちゃ~ん抱っこして~」
「ちょっ!待って待って!シャルロット!
寝間脱げてるから!」
「緊張する~」
そんなこんなで私達は祝福を受ける為の儀式を迎えることになったわけですが。
暇だったので私は子供達を呼んで庭で遊んでいると
「あーーーー!見つけたわ!」
「・・・・・?なんだあいつ?」
突如としてやってきた赤毛の活発そうな女の子がやってきた。
誰だろう?他の馬車に乗ってきた聖女候補かな?
「ぜえ……ぜえ……ぜえ……はじめまして!私
アビスベル・アポカリスっていうの!」
「シャルロット・レガリア…でーす。」
「あっ… モルドレッド・レガリアです。」
(なんだろう……あの子…あんまり関わったらダメ気がする。
さっき軽く見てみたけど
ステータスとかユニークスキルとか
魂の形が普通じゃなかった気がするし…?
もしかして転生者か…?警戒しておくに越したことはないよな?)
「それで…?アビスベルさんは
私達になんの用があって?」
「神父様が貴女達を探してたのよ
そろそろ祝福の儀式が始まるから…って
貴女のその指輪とっても綺麗ね!
私のこの指輪と交換しない?」
「うん?まあこんなちんけな指輪で良ければ…」
「ちょっシャルロット…!
知らない人と勝手に交換なんてしないの!」
「まあいいじゃんお姉ちゃん
ここで会ったのも何かの縁だろうし貰っとこ」
「それじゃ!私も聖女候補なんでまた会いましょう!」
そうして彼女は教会の方へと走っていった。
「この指輪……なんなんだろうなぁ」
「それでは名前を呼ばれた方から祭壇に来てください。」
祭壇の前に立って祈るようにすると
光輝いて女神様からの祝福を授けられる。
その際に聖女であるかどうか告げられるそうだ。
「シャルロット、緊張するわね……」
「そうかな~私はどっちでもいいから
早く終わらせて家に帰りたいな~
あっさっきの指輪の子もいるじゃん。」
「あっ本当だ」
「あらまた会ったわね二人共
緊張してるのかしら ?」
「うーん聖女なんかになりたくないからな~
私の性に合ってるとは思えないし」
「あらそうなの?聖女になれば将来安泰よ?
何もしなくても偉い立場になれて楽に生きられるし
王家の方々とも知り合いになれるし
良い事ずくめじゃないの。」
「そうかな~私はそんなの退屈過ぎて無理だなー。」
「次、モルドレッド・レガリア」
「あっお姉ちゃんの番じゃん。いってら~」
「う…うん!行ってくるわね!」
さてさて、お姉ちゃんはどうかなー?
「創造主バーミスト様、創造の神アルフ様
いつも私達を見守ってくださりありがとうございます。
どうか私に祝福をお願いします。」
お姉ちゃんの上空から光が降り注いで
しばらくなにやら、神さんと話してる様子。
そしてそのあと台座かな?手形がある機械に手を置いて
その時にはじめて自分のステータスが見れるようになるらしい。
めんどくさそうだから
ルミナちゃんに頼んで現実改竄してもらって
お姉ちゃんの破壊神関連の情報は見えないようにしてもらうか。
「シャルロット、私、聖女じゃなかったわ。」
「へえー、よかったね。」
「次、ルミナス・メモティック・フォールンナイト」
「は………はいっ!」
ルミナちゃんは天使のように可愛いからなあ
聖女というより、女神様だろうか?
あっ、もう終わった
「私も聖女じゃありませんでした。」
「次、ルクシア・フォールン・レガリナイト」
「はーい!」
少女は割とすぐに戻ってきた。
「私も聖女ってやつじゃなかった~!」
「次、シャルロット・レガリア」
「ほいほーい!そんじゃ行ってくるね~」
祭壇の前に跪いて手を合わせて、祈る。
「えーーっと?なんていうんだっけ?
創造主バーミストドーナツ様と創造神のアルフくん
早く帰りたいからはよ祝福してくれください。」
なんか教会にいる人達にドン引きされて
頭を抱えてるお姉ちゃんが見えた気がするが
まあ、いいだろう。些細なことだ。きっと。
ふわっとした風が吹いた気がした。
そしてどこからか男性の声が頭に響いてくる。
「貴女が……アルビオン……我々、神々の創造主にして
この世界に流れ着いた異端な転生者ですか…
貴女の場合、これからも波乱万丈の人生を送るのでしょうが
我々、神々は貴女様の理想の世界を叶えることを応援しております。
……後はアルフ様と話すと良いですよ。」
「・・・やっほー!アルフくん久しぶりだね~
大体…2000年ぶりの再会かな…?」
「アルビオン様…相変わらずお元気そうでなによりです。
こちらでの生活には慣れましたでしょうか?」
「アハハハ!まあそうねえ~
居心地の良い家庭に産まれて、ご飯も毎日美味しいし
お姉ちゃんともこれからも仲良くなれそうな気がするよ。
まあ、強いて挙げるなら
あの三人があの後、どうなったかが心配かな~
もしかしてだけど、この世界まで追いかけてきてたりしてないよね?
………おーーい?アルフくん?返答遅いぞ~?
しかもなんか目を反らした気がするぞー?」
「…………流石はアルビオン様……全てお見通しなのですね…
はい、彼女達は貴女様が転生された
あの後すぐに転生の間に現れました。
禁術とされる転生の秘術を使って。」
「ブッーーーーー!!!??
アハハハ…………ワーハッハッハッ!!!
マジか~―~!時空間転移とかしてくるかと思ったら
まさかの方法で来たわね~~~
まあ、おおよそ、冷静さを失ったお姉ちゃんが暴走して
無理矢理にでも今すぐ来れる手段を選択して
他の2人は巻き添え食らったんやろなぁ……。
まあ、あのお姉ちゃんだし禁術の10個や100個ぐらい使うか。」
「三人共、貴女と同様の特別処置による転生でして
一つ目の要望は共通して
前世での容姿、人格、能力の引き継ぎでしたが
転生した時期にそれぞれズレが発生したので
今の皆さんは後3年程で貴女の前世とほとんど変わらない
年齢まで成長しますので
結果的にはほとんど時空間移動による異世界転移と大差はないですね。」
「それでそれで?三人はこの世界で今何してるの?」
「はい、あの三人は転生特典のご要望を叶えて
毎日、どれだけ食べても太らない
美味しい料理、食べ物、茶類、お菓子が湧いてくる
時空間転移のスキルが施された
移動する喫茶店を拠点としています。
普段は喫茶店を経営しながら
喫茶店を訪れた人の相談を受け付けて
訪れた街の人々の手助けをしたり
たまに依頼等を受けて、魔物を狩ったりしていますね。
貴女に再会する機会を決めかねていますが
おそらくそのうち再会出来るかと思います。」
「マジか~あいつら良い所に住んでんな~
すぐに会いにこなかったのは
やっぱり私に家族がいるからかな?
別に気にしなくても良いのにな~
もっと早く再会してたら
友達としてみんなに紹介して
その内聖女に選ばれたら脱走して
自由の身になったり、独り立ちして家を飛び出したら
またあの3人の元に戻ろうとか思ってたんだけどなあ。
今はお姉ちゃんと離れるのは少しだけ嫌だな~ってなっちゃったよ。」
「それで…?結局私は聖女なの?
どうなのアルフく~ん?」
「・・・・すみません。アルビオン様
非常に言いづらい結果となってしまいました。
貴女は聖女ではありませんでした 。
聖女では……なかったのですが………
むしろそれ以上に厄介な者となりました……」
「なんじゃ?なんじゃ?言ってみろ?
聖女じゃないならなんなのだ~?」
すると、アルフは見事な土下座をしてきたのだ
「・・・予言の大厄災を超えた人類の敵……
世界中を敵に回し聖女や勇者さえも敵わない
世界の理や秩序を破壊し世界に破滅と混沌をもたらす
終焉の大魔王として運命づけられたのが………
貴女様なのです……アルビオン様……!!!」
「・・・・へえ~そうなんだ。
なかなか面白そうなことになってるねえ。」
「・・・驚かないのですか?」
「魔王か………いいねえ…その響き気に入ったわ。
ま、聖女だろうが魔王だろうが大厄災だろうが
私のやることは変わらないからね。
皆が幸せになれる理想の世界の為に猛進するだけだよ。
それに、立場や運命如きで私の行動が縛られるとでも思ったのかい?
アルフく~ん?
それに、私が運命通りにならなかったらならなかったで
その大厄災以上の化け物が出てきたら
そいつと戦ってみたいなあって思ってたり………」
「あっ!それとアルフくん、さっき私の見たんだけど
ステータスが白紙だったんだよ?壊れてないか~これ?」
「いいえ、正常です。この世界の摂理、システムでは
貴女様のお力を数値化して表示させることが不可能でした。
あまりにも強大すぎますので…………
それに力のほとんどが封印されているとはいえ
その気になれば今の貴女様でも、転んだだけで
この星を粉微塵に破壊出来るようなステータスなんですよ。」
「まあ、私が魔力を全開にしたら数歩歩いただけでも
壊れちゃうぐらいこの星って脆いもんね~」
「そういえば、勇者ってのも気になるね~
アルフく~んこの世界の勇者ってどんなやつなの ?」
「この世界の勇者とは一般的には
神々から祝福され、聖剣に選ばれた清らかな魂を持っている方ですね。
今回選ばれた勇者はまだ幼い少女なので、
我々がこれから全力で支援する予定です。」
「勇者は……幼い………少女…………つまり
アハハハハ…………!!ワーハッハッハッ!!!
そうだわ!いいことを思いついたわ!
もしも魔王となるのが避けられない運命だと言うのなら
私がロリ魔王としてそのロリ勇者ちゃんを育てるわ!
あの三人を集結させて幹部枠に添えて
私は再び………久しぶりに神様から魔王様になるのも面白いそー!
そして勇者ちゃんと一緒に
大厄災や世界の脅威を討ち滅ぼす為の魔王軍を作る!
魔王軍……といっても配下0人幹部と魔王だけの少数精鋭で総数4人だけだけど
あとはそうだな~もしも魔王ルートに行くなら
ダークネストに住んで学園とかにも通いたいな~
あーでもそうするとモルお姉ちゃんはどうしようかなー?
とかまあ色々と中途半端だけど色々と考えてみたんだけど~
アルフくんは魔王と神様どっちの私がお好みかな?」
「そうですね…アルビオン様が魔王として君臨していた
神話の時代の活躍について
あまりこの眼で見られなかったですが
凄まじい活躍だった…とは聞いています。
そもそもダークネストとは異世界に存在しており
本来、バーミストには存在していなかった大陸です。
ですが、神々を討ち滅ぼさんとした異世界の魔王
かつてダークネストは魔界と呼ばれており
魔人や魔族の始祖とされるその異世界の魔王が
神話の時代と呼ばれている大昔の時代に
バーミストに魔界を丸ごと時空間転移させたのが
ダークネスト誕生経緯と言われています。
ダークネストの魔族が人間と大差ない容姿をされているのは
魔族の始祖が人間でもあったのが理由だと聞いております。
そして、ダークネストの伝承に残っている
魔族の始祖にして伝説の大魔王の正体は
2000年の転生を繰り返している最中
魔族に転生したアルビオン様であるとか…
そして、なんでもダークネストを誕生させる前は
別の次元の神々に対して宣戦布告したり
よく人類や神々に喧嘩を売っただとかの噂をよく耳にしましたよ。」
「神話の時代懐かしいな~あの時は
勇者、大精霊、神々が手を取り合って
私のことをあらゆる手段で討ち滅ぼそうとしてきた時代でねえ
私は暇つぶしにあいつらを蹂躙して遊んでたんだよなあ
まあ、勇者も精霊も神々も私の足元にも及ばなかったんだけどね
でもまあ、今振り返ってみても
私と真っ向勝負して
まともに勝負と呼べるモノになってたのは
神話の時代のやつらと
久遠零とローザお姉ちゃんぐらいだったなあ
神様から人間になって
めちゃくちゃ弱体化した私に誰も勝てなかったんだよね~
アルフくんも不思議だと思わないか~い? 」
「あ……あの、アルビオン様そろそろ時間が………」
「あらま、もうお話の時間終わっちゃう感じ?
そんじゃ、また次も会えたらまた沢山おしゃべりしようね!
バイバーイ!アルフくんー!」
「それでは、次はあそこの台座に手を置いてください。
置きましたね。それでは…ステータスオープン!!!」
そんじゃ、ステータス偽装しますか。
【ステータス】
名前:シャルロット・レガリア
年齢:11歳
性別:女
HP:30
MP:40
攻撃力:50
防御力:30
器用:20
俊敏:50
知力:20
魔法攻撃力:30
魔法防御力:20
魔力:30
魔法適正
炎属性魔法
闇属性魔法
適正属性:炎・闇
称号:【破天荒な問題児】
「いやー聖女じゃなかったよ~!
ざんねんざんねーん。」
「残念だったわねシャルロットさん」
「おっ次はアビスベルさんの番か!頑張ってね~」
アビスベルさんの祝福とステータスオープンが終わった。
そして、なんということでしょう。
彼女の称号の中にはなんと聖女の文字があったではありませんか。
「やったわー!!私が聖女だったわー!!」
この後教会は大騒ぎになって大変だったんだよね―
聖女が見つかったから大人達は大騒ぎ
私達は宿に戻ってきてお昼ご飯と夕飯、入浴を済ませると
疲れたからすぐに眠ってしまったのよね~。
そして、翌日、私達は再び帰りの馬車に乗って
それぞれの帰路につくのではあった…………。
優しそうに見える初老の男性
服装的に神父様かな?
「皆さんお疲れ様です
私の名前はラグナ・セイリドと言います
教会で神父をしている者です。」
「おや?貴女は…ルミナ様ではありませぬか…
随分と大きくなられましたねえ。」
「ルミナ…この神父様と知り合いなの?」
「は…はいっ!ラグナさんとは昔会ったことがありまして
小さい時に孤児院でお世話になったことがあるんです。」
「そうなんだ?」
子供達は神父様にお辞儀をする。
「神父様よろしくお願いします!!」
「……しまーす。」
「コラッ…シャルロット…ちゃんとしないとダメじゃないの(小声)」
「・・・それでは、教会にご案内しましょう。」
教会に足を踏み入れた感想は
ステンドグラスが張り巡られた
壁画やシャンデリアや女神様の像が飾ってある
どこにでもありそうな教会って感じだった。
神父様はとある聖女が描かれている壁画の前に行くと
なんか長ったらしいお話をしました。
なので、私は睡魔に負けて立ったまま
何度か寝てしまったのでした。
「あわわわわわ………!?」
「アバババババババ………!!??
コラッ…!起きなさい!おバカ!シャルロット~!(小声)
神父様…すみませんすみません!」
「フフフ……構いませんよ
皆さんも長旅で疲れたことでしょう。
彼女は一足先に用意された
宿泊施設の部屋にご案内します。
それでは、皆さんもゆっくり休んで
明日の祝福の儀式に備えてくださいね。」
案内された部屋は
高級ホテルのようになんかこう……凄い所だった。
凄すぎて凄いしか語彙力が無くなるぐらい凄かった。
妹のシャルロットはすっかり眠ってしまって
夕飯の時間まで起きなかったわ。
私が子供達遊んでいると
「夕飯が出来ましたよ。」
「ごはん……?ごはんっ!!!」
って感じですぐに起きてきて
夕飯はウチでもあまり食べたことがなかった
豪勢な品々の数々だったわ。
「ぴぃやああああああうまひぃ~~!!
やっぱりステーキは素敵だな~」
「ほら、シャルロット、いっぱい口に付いてるわよ」
妹は美味しそうに料理を口に運んでいる…けど
その様は公爵家の娘としてはかけ離れていて
礼儀作法なんてあったもんじゃなかったわ。
「お姉ちゃん、私もお口に付いちゃいました」
「はいはい、ルミナも拭いてあげるわね~」
そしてそれから私達は入浴を済ませて
身体を清めて、就寝した。
妹はさっきまで寝ていたというのに
ベットに入ったらすぐにまた寝てしまった。
「お母様……」
「ううっ……うえーーん」
「聖女になりたくないよおーー」
みんな、やっぱり不安なのね。
私も……家族と離れ離れになるのは怖いわ…
それなのにシャルロットときたら……
凄い安らかな寝顔をしちゃってさあ…
本当に貴女は不思議な子だわ。
翌日
「ふわあ~眠い~お姉ちゃ~ん抱っこして~」
「ちょっ!待って待って!シャルロット!
寝間脱げてるから!」
「緊張する~」
そんなこんなで私達は祝福を受ける為の儀式を迎えることになったわけですが。
暇だったので私は子供達を呼んで庭で遊んでいると
「あーーーー!見つけたわ!」
「・・・・・?なんだあいつ?」
突如としてやってきた赤毛の活発そうな女の子がやってきた。
誰だろう?他の馬車に乗ってきた聖女候補かな?
「ぜえ……ぜえ……ぜえ……はじめまして!私
アビスベル・アポカリスっていうの!」
「シャルロット・レガリア…でーす。」
「あっ… モルドレッド・レガリアです。」
(なんだろう……あの子…あんまり関わったらダメ気がする。
さっき軽く見てみたけど
ステータスとかユニークスキルとか
魂の形が普通じゃなかった気がするし…?
もしかして転生者か…?警戒しておくに越したことはないよな?)
「それで…?アビスベルさんは
私達になんの用があって?」
「神父様が貴女達を探してたのよ
そろそろ祝福の儀式が始まるから…って
貴女のその指輪とっても綺麗ね!
私のこの指輪と交換しない?」
「うん?まあこんなちんけな指輪で良ければ…」
「ちょっシャルロット…!
知らない人と勝手に交換なんてしないの!」
「まあいいじゃんお姉ちゃん
ここで会ったのも何かの縁だろうし貰っとこ」
「それじゃ!私も聖女候補なんでまた会いましょう!」
そうして彼女は教会の方へと走っていった。
「この指輪……なんなんだろうなぁ」
「それでは名前を呼ばれた方から祭壇に来てください。」
祭壇の前に立って祈るようにすると
光輝いて女神様からの祝福を授けられる。
その際に聖女であるかどうか告げられるそうだ。
「シャルロット、緊張するわね……」
「そうかな~私はどっちでもいいから
早く終わらせて家に帰りたいな~
あっさっきの指輪の子もいるじゃん。」
「あっ本当だ」
「あらまた会ったわね二人共
緊張してるのかしら ?」
「うーん聖女なんかになりたくないからな~
私の性に合ってるとは思えないし」
「あらそうなの?聖女になれば将来安泰よ?
何もしなくても偉い立場になれて楽に生きられるし
王家の方々とも知り合いになれるし
良い事ずくめじゃないの。」
「そうかな~私はそんなの退屈過ぎて無理だなー。」
「次、モルドレッド・レガリア」
「あっお姉ちゃんの番じゃん。いってら~」
「う…うん!行ってくるわね!」
さてさて、お姉ちゃんはどうかなー?
「創造主バーミスト様、創造の神アルフ様
いつも私達を見守ってくださりありがとうございます。
どうか私に祝福をお願いします。」
お姉ちゃんの上空から光が降り注いで
しばらくなにやら、神さんと話してる様子。
そしてそのあと台座かな?手形がある機械に手を置いて
その時にはじめて自分のステータスが見れるようになるらしい。
めんどくさそうだから
ルミナちゃんに頼んで現実改竄してもらって
お姉ちゃんの破壊神関連の情報は見えないようにしてもらうか。
「シャルロット、私、聖女じゃなかったわ。」
「へえー、よかったね。」
「次、ルミナス・メモティック・フォールンナイト」
「は………はいっ!」
ルミナちゃんは天使のように可愛いからなあ
聖女というより、女神様だろうか?
あっ、もう終わった
「私も聖女じゃありませんでした。」
「次、ルクシア・フォールン・レガリナイト」
「はーい!」
少女は割とすぐに戻ってきた。
「私も聖女ってやつじゃなかった~!」
「次、シャルロット・レガリア」
「ほいほーい!そんじゃ行ってくるね~」
祭壇の前に跪いて手を合わせて、祈る。
「えーーっと?なんていうんだっけ?
創造主バーミストドーナツ様と創造神のアルフくん
早く帰りたいからはよ祝福してくれください。」
なんか教会にいる人達にドン引きされて
頭を抱えてるお姉ちゃんが見えた気がするが
まあ、いいだろう。些細なことだ。きっと。
ふわっとした風が吹いた気がした。
そしてどこからか男性の声が頭に響いてくる。
「貴女が……アルビオン……我々、神々の創造主にして
この世界に流れ着いた異端な転生者ですか…
貴女の場合、これからも波乱万丈の人生を送るのでしょうが
我々、神々は貴女様の理想の世界を叶えることを応援しております。
……後はアルフ様と話すと良いですよ。」
「・・・やっほー!アルフくん久しぶりだね~
大体…2000年ぶりの再会かな…?」
「アルビオン様…相変わらずお元気そうでなによりです。
こちらでの生活には慣れましたでしょうか?」
「アハハハ!まあそうねえ~
居心地の良い家庭に産まれて、ご飯も毎日美味しいし
お姉ちゃんともこれからも仲良くなれそうな気がするよ。
まあ、強いて挙げるなら
あの三人があの後、どうなったかが心配かな~
もしかしてだけど、この世界まで追いかけてきてたりしてないよね?
………おーーい?アルフくん?返答遅いぞ~?
しかもなんか目を反らした気がするぞー?」
「…………流石はアルビオン様……全てお見通しなのですね…
はい、彼女達は貴女様が転生された
あの後すぐに転生の間に現れました。
禁術とされる転生の秘術を使って。」
「ブッーーーーー!!!??
アハハハ…………ワーハッハッハッ!!!
マジか~―~!時空間転移とかしてくるかと思ったら
まさかの方法で来たわね~~~
まあ、おおよそ、冷静さを失ったお姉ちゃんが暴走して
無理矢理にでも今すぐ来れる手段を選択して
他の2人は巻き添え食らったんやろなぁ……。
まあ、あのお姉ちゃんだし禁術の10個や100個ぐらい使うか。」
「三人共、貴女と同様の特別処置による転生でして
一つ目の要望は共通して
前世での容姿、人格、能力の引き継ぎでしたが
転生した時期にそれぞれズレが発生したので
今の皆さんは後3年程で貴女の前世とほとんど変わらない
年齢まで成長しますので
結果的にはほとんど時空間移動による異世界転移と大差はないですね。」
「それでそれで?三人はこの世界で今何してるの?」
「はい、あの三人は転生特典のご要望を叶えて
毎日、どれだけ食べても太らない
美味しい料理、食べ物、茶類、お菓子が湧いてくる
時空間転移のスキルが施された
移動する喫茶店を拠点としています。
普段は喫茶店を経営しながら
喫茶店を訪れた人の相談を受け付けて
訪れた街の人々の手助けをしたり
たまに依頼等を受けて、魔物を狩ったりしていますね。
貴女に再会する機会を決めかねていますが
おそらくそのうち再会出来るかと思います。」
「マジか~あいつら良い所に住んでんな~
すぐに会いにこなかったのは
やっぱり私に家族がいるからかな?
別に気にしなくても良いのにな~
もっと早く再会してたら
友達としてみんなに紹介して
その内聖女に選ばれたら脱走して
自由の身になったり、独り立ちして家を飛び出したら
またあの3人の元に戻ろうとか思ってたんだけどなあ。
今はお姉ちゃんと離れるのは少しだけ嫌だな~ってなっちゃったよ。」
「それで…?結局私は聖女なの?
どうなのアルフく~ん?」
「・・・・すみません。アルビオン様
非常に言いづらい結果となってしまいました。
貴女は聖女ではありませんでした 。
聖女では……なかったのですが………
むしろそれ以上に厄介な者となりました……」
「なんじゃ?なんじゃ?言ってみろ?
聖女じゃないならなんなのだ~?」
すると、アルフは見事な土下座をしてきたのだ
「・・・予言の大厄災を超えた人類の敵……
世界中を敵に回し聖女や勇者さえも敵わない
世界の理や秩序を破壊し世界に破滅と混沌をもたらす
終焉の大魔王として運命づけられたのが………
貴女様なのです……アルビオン様……!!!」
「・・・・へえ~そうなんだ。
なかなか面白そうなことになってるねえ。」
「・・・驚かないのですか?」
「魔王か………いいねえ…その響き気に入ったわ。
ま、聖女だろうが魔王だろうが大厄災だろうが
私のやることは変わらないからね。
皆が幸せになれる理想の世界の為に猛進するだけだよ。
それに、立場や運命如きで私の行動が縛られるとでも思ったのかい?
アルフく~ん?
それに、私が運命通りにならなかったらならなかったで
その大厄災以上の化け物が出てきたら
そいつと戦ってみたいなあって思ってたり………」
「あっ!それとアルフくん、さっき私の見たんだけど
ステータスが白紙だったんだよ?壊れてないか~これ?」
「いいえ、正常です。この世界の摂理、システムでは
貴女様のお力を数値化して表示させることが不可能でした。
あまりにも強大すぎますので…………
それに力のほとんどが封印されているとはいえ
その気になれば今の貴女様でも、転んだだけで
この星を粉微塵に破壊出来るようなステータスなんですよ。」
「まあ、私が魔力を全開にしたら数歩歩いただけでも
壊れちゃうぐらいこの星って脆いもんね~」
「そういえば、勇者ってのも気になるね~
アルフく~んこの世界の勇者ってどんなやつなの ?」
「この世界の勇者とは一般的には
神々から祝福され、聖剣に選ばれた清らかな魂を持っている方ですね。
今回選ばれた勇者はまだ幼い少女なので、
我々がこれから全力で支援する予定です。」
「勇者は……幼い………少女…………つまり
アハハハハ…………!!ワーハッハッハッ!!!
そうだわ!いいことを思いついたわ!
もしも魔王となるのが避けられない運命だと言うのなら
私がロリ魔王としてそのロリ勇者ちゃんを育てるわ!
あの三人を集結させて幹部枠に添えて
私は再び………久しぶりに神様から魔王様になるのも面白いそー!
そして勇者ちゃんと一緒に
大厄災や世界の脅威を討ち滅ぼす為の魔王軍を作る!
魔王軍……といっても配下0人幹部と魔王だけの少数精鋭で総数4人だけだけど
あとはそうだな~もしも魔王ルートに行くなら
ダークネストに住んで学園とかにも通いたいな~
あーでもそうするとモルお姉ちゃんはどうしようかなー?
とかまあ色々と中途半端だけど色々と考えてみたんだけど~
アルフくんは魔王と神様どっちの私がお好みかな?」
「そうですね…アルビオン様が魔王として君臨していた
神話の時代の活躍について
あまりこの眼で見られなかったですが
凄まじい活躍だった…とは聞いています。
そもそもダークネストとは異世界に存在しており
本来、バーミストには存在していなかった大陸です。
ですが、神々を討ち滅ぼさんとした異世界の魔王
かつてダークネストは魔界と呼ばれており
魔人や魔族の始祖とされるその異世界の魔王が
神話の時代と呼ばれている大昔の時代に
バーミストに魔界を丸ごと時空間転移させたのが
ダークネスト誕生経緯と言われています。
ダークネストの魔族が人間と大差ない容姿をされているのは
魔族の始祖が人間でもあったのが理由だと聞いております。
そして、ダークネストの伝承に残っている
魔族の始祖にして伝説の大魔王の正体は
2000年の転生を繰り返している最中
魔族に転生したアルビオン様であるとか…
そして、なんでもダークネストを誕生させる前は
別の次元の神々に対して宣戦布告したり
よく人類や神々に喧嘩を売っただとかの噂をよく耳にしましたよ。」
「神話の時代懐かしいな~あの時は
勇者、大精霊、神々が手を取り合って
私のことをあらゆる手段で討ち滅ぼそうとしてきた時代でねえ
私は暇つぶしにあいつらを蹂躙して遊んでたんだよなあ
まあ、勇者も精霊も神々も私の足元にも及ばなかったんだけどね
でもまあ、今振り返ってみても
私と真っ向勝負して
まともに勝負と呼べるモノになってたのは
神話の時代のやつらと
久遠零とローザお姉ちゃんぐらいだったなあ
神様から人間になって
めちゃくちゃ弱体化した私に誰も勝てなかったんだよね~
アルフくんも不思議だと思わないか~い? 」
「あ……あの、アルビオン様そろそろ時間が………」
「あらま、もうお話の時間終わっちゃう感じ?
そんじゃ、また次も会えたらまた沢山おしゃべりしようね!
バイバーイ!アルフくんー!」
「それでは、次はあそこの台座に手を置いてください。
置きましたね。それでは…ステータスオープン!!!」
そんじゃ、ステータス偽装しますか。
【ステータス】
名前:シャルロット・レガリア
年齢:11歳
性別:女
HP:30
MP:40
攻撃力:50
防御力:30
器用:20
俊敏:50
知力:20
魔法攻撃力:30
魔法防御力:20
魔力:30
魔法適正
炎属性魔法
闇属性魔法
適正属性:炎・闇
称号:【破天荒な問題児】
「いやー聖女じゃなかったよ~!
ざんねんざんねーん。」
「残念だったわねシャルロットさん」
「おっ次はアビスベルさんの番か!頑張ってね~」
アビスベルさんの祝福とステータスオープンが終わった。
そして、なんということでしょう。
彼女の称号の中にはなんと聖女の文字があったではありませんか。
「やったわー!!私が聖女だったわー!!」
この後教会は大騒ぎになって大変だったんだよね―
聖女が見つかったから大人達は大騒ぎ
私達は宿に戻ってきてお昼ご飯と夕飯、入浴を済ませると
疲れたからすぐに眠ってしまったのよね~。
そして、翌日、私達は再び帰りの馬車に乗って
それぞれの帰路につくのではあった…………。
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