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4話 ロリ魔王、邂逅ゴーストガール!?モンスター!パニック!ドラドラパンギャ!
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聖女が見つかり、数日大騒ぎだったが
ある程度落ち着いてきた時、
聖女となったアビスベルはとある森の奥地にて
怪しげな少女と男性と出会っていた。
キャンディーを咥えながら
表情から人を嘲笑うのが大好きな雰囲気を醸し出している
左右で色が分かれている白黒の髪をしている。
ゴスロリ衣装の少女と
その少女に付き従っている男性は
ヤクザ映画の登場人物のような風貌をした大柄な青年だ。
「私を生まれ変わらせてくれてありがとうございます!
私が聖女に選ばれたのも神様…アザラーシ様のおかげです!」
「アハハハ!!いいのいいの~」
「・・・・・・・・」
「あの~アザラーシ様の言う通り
あの子にあの指輪を渡してきましたけど
あの指輪はなんだったんですか?」
「あー?あれね~あんたが気にするようなコトジャナイワ 。」
「・・・そうですか…教会の人達が探しに来るかもしれないので
私はこれで失礼しますね…!今までありがとうございました!」
アビスベルは彼女らにお辞儀をして教会の方へと走っていった。
「アハハハ!!!女神様だってさ!
キャハハハ!!いつ聞いても笑いが込み上げてくるわ!
ほんと………使いやすいお馬鹿な子で助かったわ!
私達は女神様でもなんでもないのに!
まんまと信じちゃってサア!
適当な魂を拾って聖女様として私がそうなるようにデザインしただけなのにねえ!
あの指輪は
この世界に破滅をもたらす大厄災を引き起こす指輪!
まんまとあのメスガキに渡してくれてありがと!!」
「・・・アザラ
何度も言うが俺達は奴にこれまで幾度も敗れてきた
転生したとしても奴は創世の力をいまだに持っている。
いつものように失敗するのが目に見えてるはずだ
オメガ様は行方が不明のまま。
オメガ様の懐刀にして右腕だった暴虐の化身、ジリオン様も
接近戦では終始互角の戦いを繰り広げたが
最終的にアルビオンの創造主としての絶対的な能力の前に敗北し消滅。
アルキメデス・ハーデス・ロマニコンチー様も
ありとあらゆる異世界から集めた魔物と融合された
究極融合生命体となり神に匹敵する力を手に入れ
神殺しの魔王とアルビオンの2人を相手に立ち向かい
神には一切関連しないが神に匹敵する怪物となることで
神殺しの魔王の神殺しの力を発動させず
なんとか神殺しの魔王と相討ちにまで持っていけたが
その後、即座にアルビオンに撃破され、決着。
の戦いからというもの、なかなか傷が癒えずに
お体に融合された大半の魔物を失い
今も培養液にて治癒中で動けない。
俺達だけで創造主をどうにかできるとは思えない。」
「ゲララ!あんたはいっつも………!
私だってこんなことでアルビオンを倒せるなんて思ってないわよ。
この世界にも極上の不幸をもたらして
弱者の抗う愚かな様を見て嘲笑うことが出来れば
もうそれでいいわよ。
そうよ……オメガ様が倒されたなんて何かの間違いよ!
遥か古代の人間如きが私達に敵うはずないんだから!」
「・・・それに今回はとっておきの助っ人を呼んであるわ。
神を倒すには同じ神か……神殺しに限る…そうでしょ?」
アザラが指を鳴らすと時空が歪み
空間がヒビ割れ、ガラスのように砕け散る。
次元の狭間から一人の幼い少女が現れた。
精巧な人形であるかのように整った顔立ちをしており
水色のメッシュが入った黒髪に妖しく光る紫の瞳
触手のように九本に枝分かれした漆黒のマントを羽織り
黒色のシュシュにリボンやフリルが所々に付けられている
ビキニのようにも思えるゴスロリ風の水着に身を包み
その両手には左右で形が異なる
ロングソードで柄の部分がハンドガンとなっている
銃剣型の漆黒の神剣ブラック・フォービドゥン・クロス
神殺しの魔剣 ロスト・ミーティア
漆黒の剣の二本が握られている。
その姿形はシャルロット・レガリアと瓜二つであり
無表情であり言葉をほとんど発さない
機械人形のようにも思える。
不思議で異質な雰囲気を漂わせている。
「ほう………これはこれは……見かけによらず
世界をいとも簡単に滅ぼせそうな凄まじい力を感じる…
彼女は一体何者だ…?」
「フフフ……それはまだ秘密よ。」
私達は帰路に着く馬車に再び乗りまして
3日目の昼下がり
なんと一頭のワイバーンが野生動物を襲っている
場面に私達は遭遇していた。
護衛部隊の騎士達が私達を護りながら
騎士団は連携してワイバーンをなんとかして撃退し
無事に何事も起きずにこのまま帰れると思っていたのだが……
突如としてアビスベルから貰った指輪が
何やら魔術を発動させたらしくブルブルと震え出したのだ。
「なんじゃこりゃ!?
指輪がめっちゃブルブルしてるーー!?
なんかヤバそうだから~ポイっ!」
投げ捨てた指輪は地面に落ちることなく空中に浮き上がり
禍々しい赤い光を放ちながら
最上級の召喚の魔法陣を描いていく。
山のように巨体を持つ二体の邪竜と魔竜が現れた。
世界樹を喰らいかつて神々の世界を滅ぼそうとした
伝説級の邪竜ニーズヘッグ
そして神族に匹敵する力を秘めている
魔竜ファブニール
そして無数の悪魔竜イビルドラゴン
一体一体の強さはワイバーンとは比較にならないほどだが
ここの騎士団の強さからして、決して倒せない相手ではないだろう。
「きゃあああああああ!!!」
「いやああああああ!!!!!」
「助けて!!だれか!!!」
「お母様ーーーーー!!!!!!!」
「アバババババババ!!!」
まあ、当然のことながら
馬車の中では悲鳴が起こりまくりなわけでして
皆の悲鳴に刺激されたドラゴン達が
騎士団ではなくこちらに標的を変える可能性がある。
なんとかして落ち着かせないと………
でもなあ、手品とかして落ち着かせられるとは思えんしなあ
う~~ん、どうしよう。
「み……みんな落ち着いて…!!!
大丈夫……だ……大丈夫だから!!
あ……あんなの私達がやっつけてやるんだから!」
わーーーー!!!また勢いで言っちゃったー!!!
私のバカ!おバカ!あんなのどうしようもないわよー!
「おっほーー?言うね~モルちゃん?」
絶対いつもの、何も考えてないけど
パニックになった勢いでつい言っちゃったやつだこれ。
でも面白そうだしやらせてみますか~
「ニヤニヤしてるんじゃないわよ!シャルロット!
…っていうかなんでこんな時でも落ち着いていられるよよっ!」
「へいへーいそれじゃ~
今から怖いドラゴンをお姉ちゃんがやっつけてきまーす。
だからみんな泣き止んでくれ~~
ほら、行くよ~」
「ちょっ…ちょっとまって!?まだ心の準備がっ!?
イヤーーーーーーーーー!!!!」
「アハハハ!!大丈夫大丈夫~
お姉ちゃんの力ならやれるって~」
騎士団の目を盗んでなんとか見つからずに逃げ出し
お姉ちゃんにドラゴンの倒し方を手短に教えてたら
妹に強引に馬車の外まで連れられてこられた
モルお姉ちゃんの悲鳴を聞いてか
イビルドラゴン達が私達を標的に変えて
一斉に二十匹ぐらい飛んできた。
「イヤーーーー死ぬーーーッッッ!!!!
お母様ーー!!お父様ーー!!!イヤーー!!!
シャルロットーーーーーー!
これで倒せなかったら許さないわよーーー!!」
【アブソリュート・カタストロフィ】
モルお姉ちゃんの真紅の瞳に
破壊神の紋章が浮かび上がり破壊の神眼が発動する。
彼女の瞳から全ての生命を滅ぼす禍々しい光が溢れてきた 。
襲い掛かってきたイビルドラゴン十数匹は
彼女の視界に入った瞬間、跡形もなく消え去り、塵となった。
視界に入らなかった残りのイビルドラゴン数匹は
アブソリュート・カタストロフィの光に当たったのか
片翼が消滅しており飛行能力を失い地面に墜落した。
そして再びお姉ちゃんの視界に入った
イビルドラゴンは骨も残らず消滅していった。
遠くで、ルクシアとルミナが皆を護っているのが見える
星命流転!!!
全知全能の世界の記録を書き換えて
現実を思い通りに改竄する絶対的な神の異能が
悪魔竜どもを弱らせて
二人で白銀と黒の究極消滅魔法を放ち、消滅させる。
流石は六天魔皇、最弱とか言いながら中々やるではないか。
私も空を覆い尽くす程の巨大な天空魔法陣を数秒で描き
【■■■■■■!!!】
空を飛んでいるニーズヘッグより遥か上空に転移した
私は、神族にしか使えない神の言葉を使い詠唱。
この世界には本来存在しない属性である
光属性の上位互換である聖属性の最上級魔法を行使し
天空を覆い、大陸を押し潰す質量と重力を持った
悪魔を滅する光をニーズヘッグとファフニールに浴びせて
二匹にダメージを与えることに成功した。
イビルドラゴン達もこの光を浴びたことで
魔の属性を持っているイビルドラゴンにはより重くのしかかった
聖なる重力により飛行能力を失い弱体化したはず……
イビルドラゴンは騎士団に任せておけば問題なさそうだね。
ブラックホールを出現させて
いまだに魔法陣から無数に召喚されている
イビルドラゴンを召喚の魔法陣諸共、空間を歪ませて消滅させる。
それで増援が来ることはないはず………さてと
そろそろ戻りますか~
お姉ちゃん放っておいたら心配だし~
「いいや、お前はここでバッドエンドだ。
アルビオンッッッ!!!」
「ふえっ!?」
ここは遥か上空で人間がいるはずがない
声が聞こえた方に振り返ろうとするが
上段蹴りを食らってしまい、腕で咄嗟に防御するが
何者かの蹴りは私の防御障壁をすり抜けた。
私は恐らくかなり大柄であろう大人の本気の蹴りを
もろに食らってしまい
馬車からそこそこ離れている、近くに崖があり荒野がある所に墜落する。
「いてて・・・オイオイマジかよ~
誰かと思えばいつぞやの蛙野郎じゃねーか!」
「フン・・・貴様が転生してから11年間
力をなかなか使わなかったせいで
貴様を見つけるのに随分と苦労したぞ。」
よりによって普通に強いゲララ野郎が相手か~
あいつの固有能力は……
たしか次元遊泳と伸縮自在の蛙みてえな舌…
そして特殊技能無しでも
人の領域を卓越した超人過ぎる怪力と堅すぎる筋肉と外骨格が厄介なんだよな~
さっきは脚を次元の狭間に入り込ませて
私の防御障壁をすり抜けたってわけね~
どうしようかな~
こいつ純粋にフェジカルがくっそ高い脳筋のくせに
潜水したりトリッキーな動きもするから
なかなか倒すに時間かかるんだよなあ
ファフニールとかニーズヘッグのドラドラ達も
早くやっつけないといけないし~
うーん、もしかしてまあまあピンチか~?
「はーいアルビオン!私もいるわよ~
貴女はこれから最高な不幸を味わうのよ~!」
「げえっ!とっくの昔に成人してるのに
いまだに自分を幼女と思い込んでる
ゴスロリチビ婆さんじゃねーか!
お前もいたのかよ~」
「あ"???誰がババアですって!?
年のことは言うんじゃねえええよッッッ!!!」
「ぬううううううっ!!うおおおおおおお!!!!」
雄叫びを上げた二人は
ミノタウロスのような巨大な角を生やした
まるで悪魔のような禍々しい黒紫の瘴気を放ちながら
黒い翼に手足は黒色の獣のような体毛をした
胴体には人間の女性のモノにも見える大きな胸部装甲があり
ケルベロスと牛と山羊の顔が混ざったような怪物に変貌し
金色の外骨格を備えた
深緑色の筋肉の塊のような蛙顔の魔人へと変化する。
ゲララは伸縮自在な舌を振り回しながら
舌先に付いている銃口から深緑の光弾を発射しつつ、弾幕を張り
周囲に刺激を加えると爆発する蛙卵型爆弾を設置していく。
そして爆発に紛れて
次元の狭間に潜水することで攻撃の機会を伺っている。
アザラは掌から紫の雷撃や魔法弾を発射したり
悪魔の身体能力に頼りきった素人同然の体術で攻撃してくる。
彼女には戦闘技術もなく大して強くもない
悪魔としての超耐久力と破壊力だけが取り柄であるが
本気を出して巨人サイズの悪魔となった時の破壊力だけは絶大であり
彼女の本気の一撃は大陸さえも粉々に砕くであろう。
適度に二人を煽りつつなんとか
攻撃を避け続けるが爆弾が空中に設置されており
爆発するまで不可視となっている爆弾もあるため
未来視を使って不可視の爆弾も避けなければなので
私ちゃんのかなり動きが制限されている。
「ぐぬぬぬぬ………この爆弾邪魔すぎない!?
動きがめっちゃ制限されるんですけどおー!」
「貴様を討ち滅ぼす為に俺も強くなった
貴様を見習って頭も使ってみることにしたのさ
さあ、これは避けられるか!アルビオン!」
【FROG・ASARUTO・LASER】
【DESTROY・LASER】
アザラとゲララは掌から
凄まじいエネルギーを込めた絶大な威力の光弾を放つ。
ゲララの仕掛けていた蛙卵型爆弾の爆発で足場を崩され
標的を追尾し変幻自在の軌道をする深緑の光弾と
凄まじい勢いで飛んできた黒紫の光弾を食らい
そのまま崖下へと転落してしまう。
「ぐぬおおおお………これは効いたかも~」
「アハハハ!!貴女の傷ついた姿とてもいいわ!
このまま終わらせてあげるわ!
アルビオッッッングブッオッエップーー!?」
「ん!?どうしたアザラ!?
アルビオンのやつ……やはり追い詰めたと思わせておいて
何かしらの策をッヌウンッッ!?グオッブィルルウピッチャッッッ!!???」
崖下まで降りてきたアザラとゲララだったが
突如とし苦しみ出した。
まるで透明人間から不可視の攻撃をされたようだ。
「ブッアハハハ!!!お前達なにやってんだよ~
アハハハ!!ウケるんですけど~キャハハハ!!」
腹を抱えて笑っているシャルロットだが
彼女の眼前には誰も居ないはず……だったが
理を滅ぼし摂理が意味を成さない魔王である
今の彼女の真実を見抜く眼には
薄っすらと、本来ならば認識出来ないはずの
とある少女の姿が見えていた。
黄色いリボンや星型のペイントや
魔女のような帽子を被り
赤と緑の薔薇の刺繍がされた
黄色いパーカーの下にはビキニタイプの水着を来ており
ボタンを外し胸囲をおもいっきり開放していて
健康的な肉体美と姉と似たのか
年齢の割に豊満な胸をしており
ロリ巨乳な体型で谷間といいおへそといい
非常に開放的な格好をしているがどこか幸薄い印象
姉と瓜二つにも見える顔をしている
深緑の瞳と淡い緑髪の活発そうな少女
ネムリ・ネクロ・ハートネットがそこには確かに存在していた。
「ヤッホー!シャルロットちゃん!
久しぶり~ネムだよー!
ピンチだったからつい助けちゃいました~!
ネムちゃん必殺神拳でボッコボコにしてやったよ!
アチョチョチョチョーー!」
「おおーネムちゃん超絶久しぶりじゃーん!
幽霊だけど相変わらず元気そうでよかった~」
「シャルロットちゃんぎゅーっ!!」
幽霊の少女に抱きつかれて押し倒されてしまった。
少女の幼い表情とは掛け離れた大きな乳が
重力に従い、たゆんたゆんと揺れている。
「な……なんだあの少女…今、何処から現れた?!」
「知らないわよ!……まあ関係ないわ
まとめてぶっ潰すだけよ!」
私と話している内にどうやら一時的に
他の者にも徐々に認識されてきたらしい。
「・・・・行きなよ、シャルロットちゃん
助けたい人達がいるんでしょ?
ここは私に任せて!
蛙さんと牛さんは私が
お姉ちゃんの妹の妹のシャルロットちゃんと
お姉ちゃんに変わってコテンパンにしてあげま~す!」
「フアッ!?戦ってくれるなら超絶助かるけど
こいつら強いよ~?大丈夫?
ってか戦えたのネムちゃん!?
ってか私ってお姉ちゃん妹の妹って扱いだったんだ……
ありがと!ネムちゃん!恩に着るでござるぞ ~!」
そうしてシャルロットは邪竜ニーズヘッグの見える方角に向けて走り出した
「よーし!シャルロットちゃんの代わりに頑張るぞー!
ずっと取り憑いていたお姉ちゃんを通して見てたけど
はじめての実戦ドキドキワクワクしてきたな~!
牛さ~んと蛙さ~ん行くよ~!」
彼女の周りに幻想的な光が灯り、周囲に薔薇の花が咲き乱れる。
薔薇の花片が散り敷かれて1つの大きな薔薇となり
黄色い薔薇と青い薔薇の盾となり
彼女の周囲を旋回する。
ゲララの蛙卵型爆弾を全て旋回した盾で爆破させていったが
盾は傷一つつかず、旋回した後に残る
薔薇の花吹雪で目くらましさせて
高速旋回させている勢いのまま
ゲララとアザラの無意識に潜伏し
意識の死角となる所から薔薇の盾を何度もぶつける。
「キャッ!?何処から来てるのよこの盾!?」
「ぬおっ!!!ふんぬううう!!!」
ゲララは盾の衝撃に耐えて盾を掴もうとしたが
盾は薔薇の花弁となり霧散しまた薔薇の盾が生み出される。
【ヘルヘイムンドケルベロス】
アザラは胸部装甲から
三頭の地獄の番犬と呼ばれる
アメジストのような紫のクリスタル状のケルベロスの何処までも伸びる首を生成して
少女を喰らおうとする。
「いっけーーーー!」
【バーストローズインセクトシールドアタック】
薔薇の盾を無数に召喚して
魔結晶のケルベロスを粉砕して
そのまま大量の盾を一斉に二人に衝突させる。
その上にアザラーシに飛び蹴りを放ち、
ぶっ飛ばしたアザラーシをゲララの堅い外骨格へと背中からぶつける。
【ファンタジー・ローズインパクトキック】
「ギャアアーーーッ!!今絶対私の背骨折れたわッッッ!?」
「まだまだいっくよ~!イッツショータイム!!」
憑依した帽子がUFOのようにフワフワと浮遊すると
怪しい光を浴びて錯乱状態となった
アザラとゲララはそのまま帽子に吸い込まれ
帽子の中に広がっているのは摩訶不思議な空間
庭園とサーカスと海と宇宙が混ざったような
理解不能な空間が広がっている。
そして身動きが取れなくなっている二人は
無数のパンチングマシーンから四方八方から殴られ
火の輪っかを潜らせられ、ロケット大砲で天高くまで打ち上げられる。
そして園庭にあるビニールプールに着水したのを合図に
仕掛けが作動しビニールプールに嵌って動けない二人に近づくのは
園庭にて群生している魔界の肉食植物達である。
植物達は蔦で二人をグルグル巻きにした後に
その鋭い牙を使い噛みついたり破壊光線を発射する。
そして、黒焦げとなった二人は
フィニッシュとして
超巨大な隕石をこの世界に降らせて
隕石が二人に着弾する瞬間
大量の赤、白、黄、青の巨大な薔薇に囲まれながら
園庭にある全ての植物が隕石と呼応するように
ビックバンのような大爆発を引き起こし
爆発の物凄い勢いで吹っ飛んでいった二人は
帽子の世界から抜け出せたのであった。
「アハハハ!!蛙さん牛さん!楽しかった~?」
「ゆ………ゆるさん……絶対に赦さんぞッッッ!!!」
激昂した ゲララが彼女に向かって
伸縮自在の舌や爆弾、舌先からの光弾に殴打の嵐を浴びせても
どれも彼女にはなんの影響も与えない。
「はあ………はあ……なんなのだ……こいつ
いつの間にか消えて気がついたら背後に
背後に気配を感じたが次は背中に
目の前にいると思えば次の瞬間には背後に張り付かれていた……
全く奴の動きが読めない………規則性がなさ過ぎる………」
「あのチビ……どこ行ったのよ!……見つけた!」
無意識に入り込み、フラフラとしていた彼女を
ギリギリ目撃したアザラは
なんとか彼女を捕まえて、ゲララの攻撃を当てさせようとするが
「フニャ!捕まっちゃった~!はーなーせー!」
「よくやったアザラ!ハアッ!!」
【FROG・ASARUTO・LASER】
次元の壁さえも跳躍して追尾する深緑の光弾を放つが
彼女に攻撃が命中することなく
攻撃はすり抜けていきアザラに直撃してしまう。
「ギャアアーーーーーー!?!?」
「アザラーーーーーー!???」
その後、どれだけ拘束、攻撃しようとも
攻撃は彼女をすり抜けてしまい
彼女に拘束は意味を成さず
壁の中にも平然と隠れてしまうし
戦闘中にもフラフラと自由気ままに散歩したり、戦ったり
常に認識と意識の外側にいる彼女は
瞬きした瞬間にまた認識出来なくなり消えてしまうので
彼女の姿を発見すること自体が非常に困難を極める。
そして、二人の意識を操り
戦闘の標的をシャルロットではなく
彼女にだけに集中させることにより
彼女はかなり時間稼ぎをしてくれた。
「フフフ……シャルロットちゃん
また会えたら今度はお姉ちゃんのお話いっぱいしたいな~」
「ぜえ………ぜえ……まちな……さい……チビ………」
「はあ…………はあ………はあ……なんなのだ……こいつは……」
ある程度落ち着いてきた時、
聖女となったアビスベルはとある森の奥地にて
怪しげな少女と男性と出会っていた。
キャンディーを咥えながら
表情から人を嘲笑うのが大好きな雰囲気を醸し出している
左右で色が分かれている白黒の髪をしている。
ゴスロリ衣装の少女と
その少女に付き従っている男性は
ヤクザ映画の登場人物のような風貌をした大柄な青年だ。
「私を生まれ変わらせてくれてありがとうございます!
私が聖女に選ばれたのも神様…アザラーシ様のおかげです!」
「アハハハ!!いいのいいの~」
「・・・・・・・・」
「あの~アザラーシ様の言う通り
あの子にあの指輪を渡してきましたけど
あの指輪はなんだったんですか?」
「あー?あれね~あんたが気にするようなコトジャナイワ 。」
「・・・そうですか…教会の人達が探しに来るかもしれないので
私はこれで失礼しますね…!今までありがとうございました!」
アビスベルは彼女らにお辞儀をして教会の方へと走っていった。
「アハハハ!!!女神様だってさ!
キャハハハ!!いつ聞いても笑いが込み上げてくるわ!
ほんと………使いやすいお馬鹿な子で助かったわ!
私達は女神様でもなんでもないのに!
まんまと信じちゃってサア!
適当な魂を拾って聖女様として私がそうなるようにデザインしただけなのにねえ!
あの指輪は
この世界に破滅をもたらす大厄災を引き起こす指輪!
まんまとあのメスガキに渡してくれてありがと!!」
「・・・アザラ
何度も言うが俺達は奴にこれまで幾度も敗れてきた
転生したとしても奴は創世の力をいまだに持っている。
いつものように失敗するのが目に見えてるはずだ
オメガ様は行方が不明のまま。
オメガ様の懐刀にして右腕だった暴虐の化身、ジリオン様も
接近戦では終始互角の戦いを繰り広げたが
最終的にアルビオンの創造主としての絶対的な能力の前に敗北し消滅。
アルキメデス・ハーデス・ロマニコンチー様も
ありとあらゆる異世界から集めた魔物と融合された
究極融合生命体となり神に匹敵する力を手に入れ
神殺しの魔王とアルビオンの2人を相手に立ち向かい
神には一切関連しないが神に匹敵する怪物となることで
神殺しの魔王の神殺しの力を発動させず
なんとか神殺しの魔王と相討ちにまで持っていけたが
その後、即座にアルビオンに撃破され、決着。
の戦いからというもの、なかなか傷が癒えずに
お体に融合された大半の魔物を失い
今も培養液にて治癒中で動けない。
俺達だけで創造主をどうにかできるとは思えない。」
「ゲララ!あんたはいっつも………!
私だってこんなことでアルビオンを倒せるなんて思ってないわよ。
この世界にも極上の不幸をもたらして
弱者の抗う愚かな様を見て嘲笑うことが出来れば
もうそれでいいわよ。
そうよ……オメガ様が倒されたなんて何かの間違いよ!
遥か古代の人間如きが私達に敵うはずないんだから!」
「・・・それに今回はとっておきの助っ人を呼んであるわ。
神を倒すには同じ神か……神殺しに限る…そうでしょ?」
アザラが指を鳴らすと時空が歪み
空間がヒビ割れ、ガラスのように砕け散る。
次元の狭間から一人の幼い少女が現れた。
精巧な人形であるかのように整った顔立ちをしており
水色のメッシュが入った黒髪に妖しく光る紫の瞳
触手のように九本に枝分かれした漆黒のマントを羽織り
黒色のシュシュにリボンやフリルが所々に付けられている
ビキニのようにも思えるゴスロリ風の水着に身を包み
その両手には左右で形が異なる
ロングソードで柄の部分がハンドガンとなっている
銃剣型の漆黒の神剣ブラック・フォービドゥン・クロス
神殺しの魔剣 ロスト・ミーティア
漆黒の剣の二本が握られている。
その姿形はシャルロット・レガリアと瓜二つであり
無表情であり言葉をほとんど発さない
機械人形のようにも思える。
不思議で異質な雰囲気を漂わせている。
「ほう………これはこれは……見かけによらず
世界をいとも簡単に滅ぼせそうな凄まじい力を感じる…
彼女は一体何者だ…?」
「フフフ……それはまだ秘密よ。」
私達は帰路に着く馬車に再び乗りまして
3日目の昼下がり
なんと一頭のワイバーンが野生動物を襲っている
場面に私達は遭遇していた。
護衛部隊の騎士達が私達を護りながら
騎士団は連携してワイバーンをなんとかして撃退し
無事に何事も起きずにこのまま帰れると思っていたのだが……
突如としてアビスベルから貰った指輪が
何やら魔術を発動させたらしくブルブルと震え出したのだ。
「なんじゃこりゃ!?
指輪がめっちゃブルブルしてるーー!?
なんかヤバそうだから~ポイっ!」
投げ捨てた指輪は地面に落ちることなく空中に浮き上がり
禍々しい赤い光を放ちながら
最上級の召喚の魔法陣を描いていく。
山のように巨体を持つ二体の邪竜と魔竜が現れた。
世界樹を喰らいかつて神々の世界を滅ぼそうとした
伝説級の邪竜ニーズヘッグ
そして神族に匹敵する力を秘めている
魔竜ファブニール
そして無数の悪魔竜イビルドラゴン
一体一体の強さはワイバーンとは比較にならないほどだが
ここの騎士団の強さからして、決して倒せない相手ではないだろう。
「きゃあああああああ!!!」
「いやああああああ!!!!!」
「助けて!!だれか!!!」
「お母様ーーーーー!!!!!!!」
「アバババババババ!!!」
まあ、当然のことながら
馬車の中では悲鳴が起こりまくりなわけでして
皆の悲鳴に刺激されたドラゴン達が
騎士団ではなくこちらに標的を変える可能性がある。
なんとかして落ち着かせないと………
でもなあ、手品とかして落ち着かせられるとは思えんしなあ
う~~ん、どうしよう。
「み……みんな落ち着いて…!!!
大丈夫……だ……大丈夫だから!!
あ……あんなの私達がやっつけてやるんだから!」
わーーーー!!!また勢いで言っちゃったー!!!
私のバカ!おバカ!あんなのどうしようもないわよー!
「おっほーー?言うね~モルちゃん?」
絶対いつもの、何も考えてないけど
パニックになった勢いでつい言っちゃったやつだこれ。
でも面白そうだしやらせてみますか~
「ニヤニヤしてるんじゃないわよ!シャルロット!
…っていうかなんでこんな時でも落ち着いていられるよよっ!」
「へいへーいそれじゃ~
今から怖いドラゴンをお姉ちゃんがやっつけてきまーす。
だからみんな泣き止んでくれ~~
ほら、行くよ~」
「ちょっ…ちょっとまって!?まだ心の準備がっ!?
イヤーーーーーーーーー!!!!」
「アハハハ!!大丈夫大丈夫~
お姉ちゃんの力ならやれるって~」
騎士団の目を盗んでなんとか見つからずに逃げ出し
お姉ちゃんにドラゴンの倒し方を手短に教えてたら
妹に強引に馬車の外まで連れられてこられた
モルお姉ちゃんの悲鳴を聞いてか
イビルドラゴン達が私達を標的に変えて
一斉に二十匹ぐらい飛んできた。
「イヤーーーー死ぬーーーッッッ!!!!
お母様ーー!!お父様ーー!!!イヤーー!!!
シャルロットーーーーーー!
これで倒せなかったら許さないわよーーー!!」
【アブソリュート・カタストロフィ】
モルお姉ちゃんの真紅の瞳に
破壊神の紋章が浮かび上がり破壊の神眼が発動する。
彼女の瞳から全ての生命を滅ぼす禍々しい光が溢れてきた 。
襲い掛かってきたイビルドラゴン十数匹は
彼女の視界に入った瞬間、跡形もなく消え去り、塵となった。
視界に入らなかった残りのイビルドラゴン数匹は
アブソリュート・カタストロフィの光に当たったのか
片翼が消滅しており飛行能力を失い地面に墜落した。
そして再びお姉ちゃんの視界に入った
イビルドラゴンは骨も残らず消滅していった。
遠くで、ルクシアとルミナが皆を護っているのが見える
星命流転!!!
全知全能の世界の記録を書き換えて
現実を思い通りに改竄する絶対的な神の異能が
悪魔竜どもを弱らせて
二人で白銀と黒の究極消滅魔法を放ち、消滅させる。
流石は六天魔皇、最弱とか言いながら中々やるではないか。
私も空を覆い尽くす程の巨大な天空魔法陣を数秒で描き
【■■■■■■!!!】
空を飛んでいるニーズヘッグより遥か上空に転移した
私は、神族にしか使えない神の言葉を使い詠唱。
この世界には本来存在しない属性である
光属性の上位互換である聖属性の最上級魔法を行使し
天空を覆い、大陸を押し潰す質量と重力を持った
悪魔を滅する光をニーズヘッグとファフニールに浴びせて
二匹にダメージを与えることに成功した。
イビルドラゴン達もこの光を浴びたことで
魔の属性を持っているイビルドラゴンにはより重くのしかかった
聖なる重力により飛行能力を失い弱体化したはず……
イビルドラゴンは騎士団に任せておけば問題なさそうだね。
ブラックホールを出現させて
いまだに魔法陣から無数に召喚されている
イビルドラゴンを召喚の魔法陣諸共、空間を歪ませて消滅させる。
それで増援が来ることはないはず………さてと
そろそろ戻りますか~
お姉ちゃん放っておいたら心配だし~
「いいや、お前はここでバッドエンドだ。
アルビオンッッッ!!!」
「ふえっ!?」
ここは遥か上空で人間がいるはずがない
声が聞こえた方に振り返ろうとするが
上段蹴りを食らってしまい、腕で咄嗟に防御するが
何者かの蹴りは私の防御障壁をすり抜けた。
私は恐らくかなり大柄であろう大人の本気の蹴りを
もろに食らってしまい
馬車からそこそこ離れている、近くに崖があり荒野がある所に墜落する。
「いてて・・・オイオイマジかよ~
誰かと思えばいつぞやの蛙野郎じゃねーか!」
「フン・・・貴様が転生してから11年間
力をなかなか使わなかったせいで
貴様を見つけるのに随分と苦労したぞ。」
よりによって普通に強いゲララ野郎が相手か~
あいつの固有能力は……
たしか次元遊泳と伸縮自在の蛙みてえな舌…
そして特殊技能無しでも
人の領域を卓越した超人過ぎる怪力と堅すぎる筋肉と外骨格が厄介なんだよな~
さっきは脚を次元の狭間に入り込ませて
私の防御障壁をすり抜けたってわけね~
どうしようかな~
こいつ純粋にフェジカルがくっそ高い脳筋のくせに
潜水したりトリッキーな動きもするから
なかなか倒すに時間かかるんだよなあ
ファフニールとかニーズヘッグのドラドラ達も
早くやっつけないといけないし~
うーん、もしかしてまあまあピンチか~?
「はーいアルビオン!私もいるわよ~
貴女はこれから最高な不幸を味わうのよ~!」
「げえっ!とっくの昔に成人してるのに
いまだに自分を幼女と思い込んでる
ゴスロリチビ婆さんじゃねーか!
お前もいたのかよ~」
「あ"???誰がババアですって!?
年のことは言うんじゃねえええよッッッ!!!」
「ぬううううううっ!!うおおおおおおお!!!!」
雄叫びを上げた二人は
ミノタウロスのような巨大な角を生やした
まるで悪魔のような禍々しい黒紫の瘴気を放ちながら
黒い翼に手足は黒色の獣のような体毛をした
胴体には人間の女性のモノにも見える大きな胸部装甲があり
ケルベロスと牛と山羊の顔が混ざったような怪物に変貌し
金色の外骨格を備えた
深緑色の筋肉の塊のような蛙顔の魔人へと変化する。
ゲララは伸縮自在な舌を振り回しながら
舌先に付いている銃口から深緑の光弾を発射しつつ、弾幕を張り
周囲に刺激を加えると爆発する蛙卵型爆弾を設置していく。
そして爆発に紛れて
次元の狭間に潜水することで攻撃の機会を伺っている。
アザラは掌から紫の雷撃や魔法弾を発射したり
悪魔の身体能力に頼りきった素人同然の体術で攻撃してくる。
彼女には戦闘技術もなく大して強くもない
悪魔としての超耐久力と破壊力だけが取り柄であるが
本気を出して巨人サイズの悪魔となった時の破壊力だけは絶大であり
彼女の本気の一撃は大陸さえも粉々に砕くであろう。
適度に二人を煽りつつなんとか
攻撃を避け続けるが爆弾が空中に設置されており
爆発するまで不可視となっている爆弾もあるため
未来視を使って不可視の爆弾も避けなければなので
私ちゃんのかなり動きが制限されている。
「ぐぬぬぬぬ………この爆弾邪魔すぎない!?
動きがめっちゃ制限されるんですけどおー!」
「貴様を討ち滅ぼす為に俺も強くなった
貴様を見習って頭も使ってみることにしたのさ
さあ、これは避けられるか!アルビオン!」
【FROG・ASARUTO・LASER】
【DESTROY・LASER】
アザラとゲララは掌から
凄まじいエネルギーを込めた絶大な威力の光弾を放つ。
ゲララの仕掛けていた蛙卵型爆弾の爆発で足場を崩され
標的を追尾し変幻自在の軌道をする深緑の光弾と
凄まじい勢いで飛んできた黒紫の光弾を食らい
そのまま崖下へと転落してしまう。
「ぐぬおおおお………これは効いたかも~」
「アハハハ!!貴女の傷ついた姿とてもいいわ!
このまま終わらせてあげるわ!
アルビオッッッングブッオッエップーー!?」
「ん!?どうしたアザラ!?
アルビオンのやつ……やはり追い詰めたと思わせておいて
何かしらの策をッヌウンッッ!?グオッブィルルウピッチャッッッ!!???」
崖下まで降りてきたアザラとゲララだったが
突如とし苦しみ出した。
まるで透明人間から不可視の攻撃をされたようだ。
「ブッアハハハ!!!お前達なにやってんだよ~
アハハハ!!ウケるんですけど~キャハハハ!!」
腹を抱えて笑っているシャルロットだが
彼女の眼前には誰も居ないはず……だったが
理を滅ぼし摂理が意味を成さない魔王である
今の彼女の真実を見抜く眼には
薄っすらと、本来ならば認識出来ないはずの
とある少女の姿が見えていた。
黄色いリボンや星型のペイントや
魔女のような帽子を被り
赤と緑の薔薇の刺繍がされた
黄色いパーカーの下にはビキニタイプの水着を来ており
ボタンを外し胸囲をおもいっきり開放していて
健康的な肉体美と姉と似たのか
年齢の割に豊満な胸をしており
ロリ巨乳な体型で谷間といいおへそといい
非常に開放的な格好をしているがどこか幸薄い印象
姉と瓜二つにも見える顔をしている
深緑の瞳と淡い緑髪の活発そうな少女
ネムリ・ネクロ・ハートネットがそこには確かに存在していた。
「ヤッホー!シャルロットちゃん!
久しぶり~ネムだよー!
ピンチだったからつい助けちゃいました~!
ネムちゃん必殺神拳でボッコボコにしてやったよ!
アチョチョチョチョーー!」
「おおーネムちゃん超絶久しぶりじゃーん!
幽霊だけど相変わらず元気そうでよかった~」
「シャルロットちゃんぎゅーっ!!」
幽霊の少女に抱きつかれて押し倒されてしまった。
少女の幼い表情とは掛け離れた大きな乳が
重力に従い、たゆんたゆんと揺れている。
「な……なんだあの少女…今、何処から現れた?!」
「知らないわよ!……まあ関係ないわ
まとめてぶっ潰すだけよ!」
私と話している内にどうやら一時的に
他の者にも徐々に認識されてきたらしい。
「・・・・行きなよ、シャルロットちゃん
助けたい人達がいるんでしょ?
ここは私に任せて!
蛙さんと牛さんは私が
お姉ちゃんの妹の妹のシャルロットちゃんと
お姉ちゃんに変わってコテンパンにしてあげま~す!」
「フアッ!?戦ってくれるなら超絶助かるけど
こいつら強いよ~?大丈夫?
ってか戦えたのネムちゃん!?
ってか私ってお姉ちゃん妹の妹って扱いだったんだ……
ありがと!ネムちゃん!恩に着るでござるぞ ~!」
そうしてシャルロットは邪竜ニーズヘッグの見える方角に向けて走り出した
「よーし!シャルロットちゃんの代わりに頑張るぞー!
ずっと取り憑いていたお姉ちゃんを通して見てたけど
はじめての実戦ドキドキワクワクしてきたな~!
牛さ~んと蛙さ~ん行くよ~!」
彼女の周りに幻想的な光が灯り、周囲に薔薇の花が咲き乱れる。
薔薇の花片が散り敷かれて1つの大きな薔薇となり
黄色い薔薇と青い薔薇の盾となり
彼女の周囲を旋回する。
ゲララの蛙卵型爆弾を全て旋回した盾で爆破させていったが
盾は傷一つつかず、旋回した後に残る
薔薇の花吹雪で目くらましさせて
高速旋回させている勢いのまま
ゲララとアザラの無意識に潜伏し
意識の死角となる所から薔薇の盾を何度もぶつける。
「キャッ!?何処から来てるのよこの盾!?」
「ぬおっ!!!ふんぬううう!!!」
ゲララは盾の衝撃に耐えて盾を掴もうとしたが
盾は薔薇の花弁となり霧散しまた薔薇の盾が生み出される。
【ヘルヘイムンドケルベロス】
アザラは胸部装甲から
三頭の地獄の番犬と呼ばれる
アメジストのような紫のクリスタル状のケルベロスの何処までも伸びる首を生成して
少女を喰らおうとする。
「いっけーーーー!」
【バーストローズインセクトシールドアタック】
薔薇の盾を無数に召喚して
魔結晶のケルベロスを粉砕して
そのまま大量の盾を一斉に二人に衝突させる。
その上にアザラーシに飛び蹴りを放ち、
ぶっ飛ばしたアザラーシをゲララの堅い外骨格へと背中からぶつける。
【ファンタジー・ローズインパクトキック】
「ギャアアーーーッ!!今絶対私の背骨折れたわッッッ!?」
「まだまだいっくよ~!イッツショータイム!!」
憑依した帽子がUFOのようにフワフワと浮遊すると
怪しい光を浴びて錯乱状態となった
アザラとゲララはそのまま帽子に吸い込まれ
帽子の中に広がっているのは摩訶不思議な空間
庭園とサーカスと海と宇宙が混ざったような
理解不能な空間が広がっている。
そして身動きが取れなくなっている二人は
無数のパンチングマシーンから四方八方から殴られ
火の輪っかを潜らせられ、ロケット大砲で天高くまで打ち上げられる。
そして園庭にあるビニールプールに着水したのを合図に
仕掛けが作動しビニールプールに嵌って動けない二人に近づくのは
園庭にて群生している魔界の肉食植物達である。
植物達は蔦で二人をグルグル巻きにした後に
その鋭い牙を使い噛みついたり破壊光線を発射する。
そして、黒焦げとなった二人は
フィニッシュとして
超巨大な隕石をこの世界に降らせて
隕石が二人に着弾する瞬間
大量の赤、白、黄、青の巨大な薔薇に囲まれながら
園庭にある全ての植物が隕石と呼応するように
ビックバンのような大爆発を引き起こし
爆発の物凄い勢いで吹っ飛んでいった二人は
帽子の世界から抜け出せたのであった。
「アハハハ!!蛙さん牛さん!楽しかった~?」
「ゆ………ゆるさん……絶対に赦さんぞッッッ!!!」
激昂した ゲララが彼女に向かって
伸縮自在の舌や爆弾、舌先からの光弾に殴打の嵐を浴びせても
どれも彼女にはなんの影響も与えない。
「はあ………はあ……なんなのだ……こいつ
いつの間にか消えて気がついたら背後に
背後に気配を感じたが次は背中に
目の前にいると思えば次の瞬間には背後に張り付かれていた……
全く奴の動きが読めない………規則性がなさ過ぎる………」
「あのチビ……どこ行ったのよ!……見つけた!」
無意識に入り込み、フラフラとしていた彼女を
ギリギリ目撃したアザラは
なんとか彼女を捕まえて、ゲララの攻撃を当てさせようとするが
「フニャ!捕まっちゃった~!はーなーせー!」
「よくやったアザラ!ハアッ!!」
【FROG・ASARUTO・LASER】
次元の壁さえも跳躍して追尾する深緑の光弾を放つが
彼女に攻撃が命中することなく
攻撃はすり抜けていきアザラに直撃してしまう。
「ギャアアーーーーーー!?!?」
「アザラーーーーーー!???」
その後、どれだけ拘束、攻撃しようとも
攻撃は彼女をすり抜けてしまい
彼女に拘束は意味を成さず
壁の中にも平然と隠れてしまうし
戦闘中にもフラフラと自由気ままに散歩したり、戦ったり
常に認識と意識の外側にいる彼女は
瞬きした瞬間にまた認識出来なくなり消えてしまうので
彼女の姿を発見すること自体が非常に困難を極める。
そして、二人の意識を操り
戦闘の標的をシャルロットではなく
彼女にだけに集中させることにより
彼女はかなり時間稼ぎをしてくれた。
「フフフ……シャルロットちゃん
また会えたら今度はお姉ちゃんのお話いっぱいしたいな~」
「ぜえ………ぜえ……まちな……さい……チビ………」
「はあ…………はあ………はあ……なんなのだ……こいつは……」
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