80 / 115
13話 ロリ魔王、合格を祝われる。
しおりを挟む
カランカラン、と店のドアベルが鳴った。
「いらっしゃ――あ、シャルロットちゃん
モルちゃんにゼロちゃん、おかえりなさ~い!」
店番をしていた母さんが私達の方へ歩いてくる。
父さんはたぶん、アルト料理長やマンソンのおっさんと一緒に
厨房で合格祝いの料理かなにかを作っているのだろう。
「……ど、どうだった?」
緊張した面持ちで母さんが言う。
「合格したよ。お母さん。」
「フッ…私達に掛かれば楽勝なんだから!」
「私は帰り道で迷子になったけど……合格。」
そう口にすると、母さんがほっとしたように顔を綻ばせ
私達をぎゅっと抱きよせた。
「おめでとうっ! おめでとう!
みんなっ!本当にすごいわ!
みんな合格しちゃうなんて
シャルロットちゃんのお友達のティナちゃんも
シャルロットちゃんの従姉妹のローザちゃんも合格したのよ~!
も~みんなまだ学園に通える年齢じゃないのにすごいわ!!
本当にどうしてそんなに賢いのー!?
シャルちゃんモルちゃんっ!ルミナちゃ~ん!!
今夜はご馳走にするわねーーー!!」
やれやれ。自分が合格したわけではないというのに、この喜びようはなんなのだ?
親というのはこのようなものか………。
いやはや、まったく理解できないな。
理解はできないのだが……まあ、喜ばれるのは悪い気分ではないな。
「シャルロットちゃん達はなにが食べたい?」
「そうだな。できれば、ステーキとか
カレーライスとかグラタンがいい」
「私もカレー…かしら」
「私は、ハンバーグです!」
「…………抹茶パフェ」
二千年前から、私の大好物である。
側近の悪魔からはもっと贅沢なものや
王族らしいものを食べろとよく言われたものだが
庶民的な食べ物が好きなのだ。
好きなものは好きなのだから仕方がない。
大体、魔王らしいものはなにかと尋ねると
悪魔達はみんな食べるなら人間とかいう恐ろしい答えが返ってきた。
創造主が子供同然の人間を食えるわけないだろうが、悪魔どもめが。
魔王が庶民の食べ物を食べていては
示しがつかないだのなんだのとうるさかったが
魔王というのは古来より己の我儘を通す力を持つ者の名だ。
なればこそ、食べたいときに食べたいものを食べる。
私は好きなものを好きなだけ食べる。
「ふふふー、わかったわ。、シャルちゃん、モルちゃん
カレー大好きだものね。
そう言うと思ってお母さん、ちゃーんと下ごしらえしてあるのよ~!」
さすがはお母さん、昔の配下とは違うな。
「ああ、それとお母さん、お客さんがいるんだが」
「ん? お客さん? だ~れ?」
振り向き、背中に隠れるようにしていた少女を紹介する。
「ジャンヌ・ネクロノーム。今日学院で知り合った友達だよ 。」
ジャンヌは一歩前へ出て、抑揚のない声で言う。
「……よろしく……」
ジャンヌがぺこりと頭を下げる。
すると、なぜか母さんは驚いたような表情で、口元に手をやっていた。
「あのシャルロットちゃんが……
ずっとお友達が出来なかったシャルロットちゃんが……」
母さんは動転したように大声で口走った。
「あのシャルロットちゃんが
もうお友達を作ってきちゃったよーーーーーー!!!
家中に響き渡る声。
ジャンヌは小首をかしげた。
「……わたしのこと……?」
「いや、悪い。ちょっと母さん、早とちりなところがあるから」
確かに今まで友達を積極的に作らず
マンソンさんとアルトさんと家族としか親しく接してなくて
普段ぼっちだった私が
いきなり友達作って連れてきたらそりゃ驚くだろうが
いくらなんでもビックリしすぎではなかろうか。
「……そう……」
「いいの。いいのよ、シャルロットちゃん。
シャルロットちゃんの幸せが、お母さんの幸せなんだからね。
お母さん、全力で祝福するわ……!」
目尻を拭い、涙ながらに母さんが言う。
いったい、あの母さんの頭の中で、
どんな妄想が駆け巡っているのか………
あのローザお姉ちゃんが
お母さんにだけ読心を使うのを躊躇してる程だからな……
ちょっと聞くのが恐ろしい。
聞いたら確実に宇宙猫のような顔になるに違いないわ。
「母さん。盛り上がってるところ悪いんだけど……」
バタンッと勢いよくドアが開かれた。
「シャルロットにお友達だとーッ !?
今夜は宴じゃーーーーーーーー!!」
お父さんまで…………
ふ…二人とも少しは落ちついて。
「振り返れば、お前が生まれたのがつい先日のように思い出される」
父さんはなんだか気取ったポーズを決めて、窓に視線を注いでいる。
はは、と爽やかに父さんは笑った。
「いや~めでたい。今夜はご馳走だ。派手に祝うぞ」
「うん、わかってるわ、あなた。私達の娘達の門出だものね」
満面の笑みを浮かべる父さんと、また涙ぐむ母さん。
二人は向かい合い、うんうんとうなずいている。
「……お父さんも、早とちり……?」
ジャンヌが私に視線を向けてくる。
「そうなんだよね……」
「よし、そうと決まれば、早速料理を作ろう。
ほら、エリザ!笑顔だ、笑顔」
「うん、そうね。娘達のおめでたい日に
お母さんが泣いてちゃだめよね。大丈夫、ちゃんと笑えるわ!」
呆然とする私達をそっちのけで
父さんと母さんは二人でどこまでも盛り上がっていく。
「あの………、母さん、父さん」
「ああ、いいんだ、二人とも。
今日は手伝わなくても、父さんたちだけでやるから」
「ほらほら、ジャンヌちゃんに部屋でも見せてやりな」
「ふふふ……そうですよぉ」
何処からか現れたローザお姉ちゃんと
父さんに背中をぐいぐい押されるがまま
二階に上がり、ジャンヌちゃんは
私達姉妹の部屋までやってくる。
ドアを閉める直前、ローザお姉ちゃんと父さんは
ピンク色のオーラを出しながら表情を引き締めた。
よく見てみればお父さんの瞳には
従魔の魔術の紋章が浮かんでいる。
おおよそ、お姉ちゃんが魔術で操ってるんだろう。
「いいか、シャルロット、モルドレッド。
料理には二時間かかる。
ちょっとぐらい大きな声を出しても
皆には聞こえないように防音やっときます
から」
ふむ。我が姉よ、我が父よ、あなた達はいったいなにを言っているのだ。
「あのさ、お姉ちゃん、父さん」
「安心しろ。こういうことは父さんに任せとけ」
訂正する間もなく、父さんはサムズアップしてドアを閉める。
その直前、ローザお姉ちゃんがなんだかいやらしい声で言ったのだ。
「ごゆっくり~」
お姉ちゃんのピンク色の脳味噌には
全裸で抱きあってピンク色の薔薇に囲まれて
ベットインしてる三人の姿でも浮かんでいるのか?
いや、脳味噌は元々ピンク色だが………
やれやれ、姉さんたちには困ったものだ。
「いや~悪いね~後で冷静になったときに話しておくわ。」
「ほんと………アンタのお姉さんって時々お馬鹿になるわよね……」
「……ん……」
怖いものはない、というだけのことはあり
こんな状況でもジャンヌは物怖じしない。
私達の部屋にぼーっと視線を巡らせている。
「……なにもない部屋……」
「引っ越してきたばかりだからな」
「でも、ほんとにごめんね。騒がしい両親で」
ジャンヌは首を左右に振る。
「……慣れてる……」
今朝、ジャンヌの見送りに来ていた人間の男のことを思い出す。
「確かにジャンヌの父さんも、似たようなところあるな~」
「……違う……」
「ああ、悪い。さすがにうちほどじゃないか」
ジャンヌはまた首を左右に振った。
「……お父さんじゃない……」
「今朝、見送りに来ていたのが父親じゃないってこと?」
ジャンヌはうなずく。
「……親代わり……」
「じゃ、実の親はどうしてるんだ?」
「……忙しい……」
なるほど。そういうこともあるか。
私はこれまで数え切れないぐらい転生してきたが
たまに酷い親に当たって虐められたりしたし
放置ぎみの親の元に産まれた時は放っておかれてそのまま餓死したり
愛情を持って育ててくれた優しい親の元に産まれても
幼い頃に両親を病気だったり事故だったり魔物に襲われたり
私を産んだ親はいつも早死してしまっていた。
そして親代わりさえいなかった人生も少なくないからなあ。
「心配………してくれてるんだね…………
シャルロットは……優しいね……」
「そうか?」
あはは、と思わず笑いが漏れた。
「……おかしかった……?」
「いやいや、そんなことを言われたことがあんまりないからな」
「……そうなの……?」
「そうだなぁ……」
ジャンヌは背伸びをして、私の頭にそっと触れる。
「よしよし」
「そういえば……ジャンヌには兄妹がいるの?」
ほんの少し考えてから、ジャンヌは言った。
「お姉ちゃんが……いるし……いない………かもしれない」
「そっか……お姉ちゃんとは仲はいいの?」
すると、ジャンヌは黙った。
「うーん…………わからない……?」
わからない、というのは不思議な答えだ。
良いか悪いか、どちらかだろうに。
なにか事情があるのだろうか?
「……心配……?」
「まあな」
「やっぱり……優しいね……」
家族のことを話してくれるのかとも思ったけど
ジャンヌはほんの少し笑っただけだ。
その後、料理ができるまでの間
しばらく、とりとめのない会話を交わしていた。
そして、その後、このことがバレたローザお姉ちゃんは
ティナの鉄拳によって制裁されてしまったのであった。
「いらっしゃ――あ、シャルロットちゃん
モルちゃんにゼロちゃん、おかえりなさ~い!」
店番をしていた母さんが私達の方へ歩いてくる。
父さんはたぶん、アルト料理長やマンソンのおっさんと一緒に
厨房で合格祝いの料理かなにかを作っているのだろう。
「……ど、どうだった?」
緊張した面持ちで母さんが言う。
「合格したよ。お母さん。」
「フッ…私達に掛かれば楽勝なんだから!」
「私は帰り道で迷子になったけど……合格。」
そう口にすると、母さんがほっとしたように顔を綻ばせ
私達をぎゅっと抱きよせた。
「おめでとうっ! おめでとう!
みんなっ!本当にすごいわ!
みんな合格しちゃうなんて
シャルロットちゃんのお友達のティナちゃんも
シャルロットちゃんの従姉妹のローザちゃんも合格したのよ~!
も~みんなまだ学園に通える年齢じゃないのにすごいわ!!
本当にどうしてそんなに賢いのー!?
シャルちゃんモルちゃんっ!ルミナちゃ~ん!!
今夜はご馳走にするわねーーー!!」
やれやれ。自分が合格したわけではないというのに、この喜びようはなんなのだ?
親というのはこのようなものか………。
いやはや、まったく理解できないな。
理解はできないのだが……まあ、喜ばれるのは悪い気分ではないな。
「シャルロットちゃん達はなにが食べたい?」
「そうだな。できれば、ステーキとか
カレーライスとかグラタンがいい」
「私もカレー…かしら」
「私は、ハンバーグです!」
「…………抹茶パフェ」
二千年前から、私の大好物である。
側近の悪魔からはもっと贅沢なものや
王族らしいものを食べろとよく言われたものだが
庶民的な食べ物が好きなのだ。
好きなものは好きなのだから仕方がない。
大体、魔王らしいものはなにかと尋ねると
悪魔達はみんな食べるなら人間とかいう恐ろしい答えが返ってきた。
創造主が子供同然の人間を食えるわけないだろうが、悪魔どもめが。
魔王が庶民の食べ物を食べていては
示しがつかないだのなんだのとうるさかったが
魔王というのは古来より己の我儘を通す力を持つ者の名だ。
なればこそ、食べたいときに食べたいものを食べる。
私は好きなものを好きなだけ食べる。
「ふふふー、わかったわ。、シャルちゃん、モルちゃん
カレー大好きだものね。
そう言うと思ってお母さん、ちゃーんと下ごしらえしてあるのよ~!」
さすがはお母さん、昔の配下とは違うな。
「ああ、それとお母さん、お客さんがいるんだが」
「ん? お客さん? だ~れ?」
振り向き、背中に隠れるようにしていた少女を紹介する。
「ジャンヌ・ネクロノーム。今日学院で知り合った友達だよ 。」
ジャンヌは一歩前へ出て、抑揚のない声で言う。
「……よろしく……」
ジャンヌがぺこりと頭を下げる。
すると、なぜか母さんは驚いたような表情で、口元に手をやっていた。
「あのシャルロットちゃんが……
ずっとお友達が出来なかったシャルロットちゃんが……」
母さんは動転したように大声で口走った。
「あのシャルロットちゃんが
もうお友達を作ってきちゃったよーーーーーー!!!
家中に響き渡る声。
ジャンヌは小首をかしげた。
「……わたしのこと……?」
「いや、悪い。ちょっと母さん、早とちりなところがあるから」
確かに今まで友達を積極的に作らず
マンソンさんとアルトさんと家族としか親しく接してなくて
普段ぼっちだった私が
いきなり友達作って連れてきたらそりゃ驚くだろうが
いくらなんでもビックリしすぎではなかろうか。
「……そう……」
「いいの。いいのよ、シャルロットちゃん。
シャルロットちゃんの幸せが、お母さんの幸せなんだからね。
お母さん、全力で祝福するわ……!」
目尻を拭い、涙ながらに母さんが言う。
いったい、あの母さんの頭の中で、
どんな妄想が駆け巡っているのか………
あのローザお姉ちゃんが
お母さんにだけ読心を使うのを躊躇してる程だからな……
ちょっと聞くのが恐ろしい。
聞いたら確実に宇宙猫のような顔になるに違いないわ。
「母さん。盛り上がってるところ悪いんだけど……」
バタンッと勢いよくドアが開かれた。
「シャルロットにお友達だとーッ !?
今夜は宴じゃーーーーーーーー!!」
お父さんまで…………
ふ…二人とも少しは落ちついて。
「振り返れば、お前が生まれたのがつい先日のように思い出される」
父さんはなんだか気取ったポーズを決めて、窓に視線を注いでいる。
はは、と爽やかに父さんは笑った。
「いや~めでたい。今夜はご馳走だ。派手に祝うぞ」
「うん、わかってるわ、あなた。私達の娘達の門出だものね」
満面の笑みを浮かべる父さんと、また涙ぐむ母さん。
二人は向かい合い、うんうんとうなずいている。
「……お父さんも、早とちり……?」
ジャンヌが私に視線を向けてくる。
「そうなんだよね……」
「よし、そうと決まれば、早速料理を作ろう。
ほら、エリザ!笑顔だ、笑顔」
「うん、そうね。娘達のおめでたい日に
お母さんが泣いてちゃだめよね。大丈夫、ちゃんと笑えるわ!」
呆然とする私達をそっちのけで
父さんと母さんは二人でどこまでも盛り上がっていく。
「あの………、母さん、父さん」
「ああ、いいんだ、二人とも。
今日は手伝わなくても、父さんたちだけでやるから」
「ほらほら、ジャンヌちゃんに部屋でも見せてやりな」
「ふふふ……そうですよぉ」
何処からか現れたローザお姉ちゃんと
父さんに背中をぐいぐい押されるがまま
二階に上がり、ジャンヌちゃんは
私達姉妹の部屋までやってくる。
ドアを閉める直前、ローザお姉ちゃんと父さんは
ピンク色のオーラを出しながら表情を引き締めた。
よく見てみればお父さんの瞳には
従魔の魔術の紋章が浮かんでいる。
おおよそ、お姉ちゃんが魔術で操ってるんだろう。
「いいか、シャルロット、モルドレッド。
料理には二時間かかる。
ちょっとぐらい大きな声を出しても
皆には聞こえないように防音やっときます
から」
ふむ。我が姉よ、我が父よ、あなた達はいったいなにを言っているのだ。
「あのさ、お姉ちゃん、父さん」
「安心しろ。こういうことは父さんに任せとけ」
訂正する間もなく、父さんはサムズアップしてドアを閉める。
その直前、ローザお姉ちゃんがなんだかいやらしい声で言ったのだ。
「ごゆっくり~」
お姉ちゃんのピンク色の脳味噌には
全裸で抱きあってピンク色の薔薇に囲まれて
ベットインしてる三人の姿でも浮かんでいるのか?
いや、脳味噌は元々ピンク色だが………
やれやれ、姉さんたちには困ったものだ。
「いや~悪いね~後で冷静になったときに話しておくわ。」
「ほんと………アンタのお姉さんって時々お馬鹿になるわよね……」
「……ん……」
怖いものはない、というだけのことはあり
こんな状況でもジャンヌは物怖じしない。
私達の部屋にぼーっと視線を巡らせている。
「……なにもない部屋……」
「引っ越してきたばかりだからな」
「でも、ほんとにごめんね。騒がしい両親で」
ジャンヌは首を左右に振る。
「……慣れてる……」
今朝、ジャンヌの見送りに来ていた人間の男のことを思い出す。
「確かにジャンヌの父さんも、似たようなところあるな~」
「……違う……」
「ああ、悪い。さすがにうちほどじゃないか」
ジャンヌはまた首を左右に振った。
「……お父さんじゃない……」
「今朝、見送りに来ていたのが父親じゃないってこと?」
ジャンヌはうなずく。
「……親代わり……」
「じゃ、実の親はどうしてるんだ?」
「……忙しい……」
なるほど。そういうこともあるか。
私はこれまで数え切れないぐらい転生してきたが
たまに酷い親に当たって虐められたりしたし
放置ぎみの親の元に産まれた時は放っておかれてそのまま餓死したり
愛情を持って育ててくれた優しい親の元に産まれても
幼い頃に両親を病気だったり事故だったり魔物に襲われたり
私を産んだ親はいつも早死してしまっていた。
そして親代わりさえいなかった人生も少なくないからなあ。
「心配………してくれてるんだね…………
シャルロットは……優しいね……」
「そうか?」
あはは、と思わず笑いが漏れた。
「……おかしかった……?」
「いやいや、そんなことを言われたことがあんまりないからな」
「……そうなの……?」
「そうだなぁ……」
ジャンヌは背伸びをして、私の頭にそっと触れる。
「よしよし」
「そういえば……ジャンヌには兄妹がいるの?」
ほんの少し考えてから、ジャンヌは言った。
「お姉ちゃんが……いるし……いない………かもしれない」
「そっか……お姉ちゃんとは仲はいいの?」
すると、ジャンヌは黙った。
「うーん…………わからない……?」
わからない、というのは不思議な答えだ。
良いか悪いか、どちらかだろうに。
なにか事情があるのだろうか?
「……心配……?」
「まあな」
「やっぱり……優しいね……」
家族のことを話してくれるのかとも思ったけど
ジャンヌはほんの少し笑っただけだ。
その後、料理ができるまでの間
しばらく、とりとめのない会話を交わしていた。
そして、その後、このことがバレたローザお姉ちゃんは
ティナの鉄拳によって制裁されてしまったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【リクエスト作品】邪神のしもべ 異世界での守護神に邪神を選びました…だって俺には凄く気高く綺麗に見えたから!
石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木瞳(男)は小さい頃に事故に遭い精神障害をおこす。
その障害は『美醜逆転』ではなく『美恐逆転』という物。
一般人から見て恐怖するものや、悍ましいものが美しく見え、美しいものが醜く見えるという物だった。
幼い頃には通院をしていたが、結局それは治らず…今では周りに言わずに、1人で抱えて生活していた。
そんな辛い日々の中教室が光り輝き、クラス全員が異世界転移に巻き込まれた。
白い空間に声が流れる。
『我が名はティオス…別世界に置いて創造神と呼ばれる存在である。お前達は、異世界ブリエールの者の召喚呪文によって呼ばれた者である』
話を聞けば、異世界に召喚された俺達に神々が祝福をくれると言う。
幾つもの神を見ていくなか、黒木は、誰もが近寄りさえしない女神に目がいった。
金髪の美しくまるで誰も彼女の魅力には敵わない。
そう言い切れるほど美しい存在…
彼女こそが邪神エグソーダス。
災いと不幸をもたらす女神だった。
今回の作品は『邪神』『美醜逆転』その二つのリクエストから書き始めました。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる