神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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35話 ロリ魔王、魔王の力を取り戻す。

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狂った世界の歯車を正常に戻したことにより

魔界の運命は正常の流れを取り戻した。




「この間退けた
全ての神々の父を名乗る不審者……オムニゼウス
余裕でなんとかなったけど
奴は全然全力を出していなかったと思うんだー」



「そういうわけで、わたしたちは
更に強くなっていく必要があると感じたわけだ。」

「そうね」

「そうですね」

「………そうか?オマエは全然全力を出してるようにはみえな」

「そういうことだから海にいくぞ~!」



水着に着替えた私達は魔界の海まで来ていた。


「……なぜ海に行く必要が?」

「もしかして…砂場で修行ですかー!」

「そう…って言いたいけど違うんだよねー」


「ほう……というと?」

「もったいぶらないではやく教えなさいよー!」


「分かった分かった、実はここに隠しておいたんだ」

「私の力は普段は100分の1しか魔力も使えないし
全盛期に比べて身体能力も百倍衰えている。

まあ、今のわたしを100倍しても
それでも二千年前の魔王時代の方がまだ強かったんだよなー

まあ、原初の竜って呼ばれてた時に比べれば
魔王時代の私もかなり弱体化していて
一千兆分の一程度の強さしかなかったわけですが
全盛期の魔王としての力。ざっくり言うと
世界之創造主の一万分の一の力。

今の人間状態の私より一万倍強い力を
この海の遺跡に隠しておいたんだ。」

「うん、とりあえず二千年前の
シャルロットの凄い力があるのね…」

「流石師匠ですー!」

「……やはりそのぐらいの力は隠していたか…」





「そんじゃーひらけーゴマー」


シャルロットが手をかざすと禍々しい解錠の魔法陣が展開させる。
禍々しい赤黒い光を天まで伸びしながら海がヒビ割れ
大海の中央に遺跡のようなモノが姿を現した。



シャルロットの肉体と魂と魔力が鍵となっており
シャルロットが魔力を放出し手をかざすだけで
ありとあらゆる侵入者排除用迎撃罠魔法が無力化され
仕掛けが作動しスムーズに奥へと進むことが出来ている。


進んでいくと行き止まりになっているが壁画を見つけた。

五人の少女が漆黒の王冠に手を伸ばしている様子が描かれている。

「この壁画実はわたしが描いたんだ~
未来の光景を夢で見たことがあって
この遺跡に隠した宝物を見つける仲間の景色」


「この遺跡に訪れる私達の
この光景を未来視で見た…ということでしょうか?」

「多分そうだねー」

手をかざすと五人は壁画に吸い込まれ封印の間に転移した。 

そして、そこにはシャルロットが被っていた
闇色の王冠があった。


「あの王冠が…新しい力ですか?」

「うん、まあ、既に同じやつ持ってるんだけどね」


「……なるほど……未来から贈られてきた王冠………」

「たしか…師匠が魔界の王様をしてる時の王冠でかたっけ?」

「そだよー。」

「それじゃ、コレは…そろそろ過去に返すか」



そして、時空間魔法
【REWRITE】により局所的な時空間の歪みを発生させて

既にシャルロットが手にしている
闇色の王冠は過去の時代へ…
14歳の誕生日の前日のあの時間へと贈る。

また過去の自分が見つけてくれるように祈りながら。


シャルロットはデウスエクスマキナを顕現させ
創世の神の姿に変化する。


久遠零も終焉の神を顕現させ
その巨大な黄金の腕に挟み込まれ
金と黒の闇を纏いながら魔王としての力を解放する。

久遠零の水着が魔力解放の余波により弾け飛んだ。


ティナも神人武神覚醒し、武人之神を降ろし
自身に秘められた神の力を解放する。

モルドレッドとローザも皆に続いて力を解放する。

ルミナも星命流転の魔法陣を展開する。


極限まで極まった六つの力が集まり
始祖の魔王の力を真の意味で復活させる為の準備が終わる。



「さあ、それじゃあ。
始祖を光来させる為の儀式を始めよう。」





壁画のように
始祖の王冠に五人は手を合わせ
心を一つにし魔力を流し込む。

すると、封印が解かれ王冠が
混沌と宵闇と紫と黒の光を激しく放ちながら
シャルロットの元へ落ちていく。

そしてシャルロットがその王冠を被ったことにより
魔界に始祖が降臨する。








闇色の王冠を被ったことによりシャルロットは
魔王の力を完全に取り戻した。

極限まで滅ぼすことに特化した
その恐ろしく禍々しい力がシャルロットと同化していく。

美しい金色の瞳と銀色の髪が
王冠から滲み出た混沌の闇と一体化し
滅紫色に染まっていく。
Ⅸを象った黒い滅びの魔力が浮かぶ。





「まあ、こんなものかな…」

王冠の封印が解かれた瞬間
遺跡が激しく揺れ崩れ落ち遺跡を守護していた
魔獣の封印が解かれる。


わたしとモルちゃん以外は遺跡が崩れた瞬間に
転移魔法で脱出済みのようだ。

落ちてきた無数の瓦礫を二人の破壊の神眼で破壊する。



「あー…そうだったわ…思い出したわ
封印解いたらこいつのも解けるんだったわ。」

「シャルロット、あの化け物はなんなの?」

「ああ…あれ?アレは
この遺跡守護する番犬兼お試し用サンドバッグ。

簡潔にまとめると神話の時代の怪物だから
ほっとけば今の魔界ぐらい簡単に滅ぼせそうなやべーやつ。」

「ちょっ!?大丈夫…なのよね…?」

「フッフッフッ任せておけ~
あの程度のザコぐらいちゃちゃっとやっつけてくるからさ」

お姉ちゃんに向けて手をヒラヒラと振りながら
神話の魔獣に向き直す。


魔獣は口から山を消し飛ばす威力の破壊光線を放射する。

しかし、その滅びの光はシャルロットに当たる寸前に停止し霧散する。


そして、シャルロットが軽く剣を振るった瞬間
魔獣の体が八つ裂きになりひき肉のように細かく斬られていく。


「ほら~全然大丈夫だったでしょ~?」

「うぅ…」

「ほら、お姉ちゃん、手繋いで
はやくしないと海水入ってきちゃうから。」

「そうね」


私達は転移し海岸まで戻ってきた。







「もーみんな私達をおいて逃げるなんてひどいよ~」

「もんだいなし……だったからいいでしょ?」

「あはは……モルちゃんまで置いてきちゃってすみません
あの程度の魔物、師匠ならすぐにやっつけると思いましたから」

「まあ別にけどさ」


私は魔王の力を取り戻しこの先にあるであろう
この力が使う必要があるような
強敵との戦いにほんの少しだけワクワクするのであった。




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