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36話 ロリ魔王と白銀の魔皇、大厄災を滅ぼす。
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今年は大厄災が現れるという予言の年
そして、今日が封印が解かれる日らしい。
私は人知れず、厄災を葬り去ろうと早起きして家を出る。
「ま…待ってくださ~い!」
突然話しかけられて、肩と心臓が跳ねる
「ル……ルミナたん…!?」
「……なんでここにいるの?」
「えっと…それは…そのー」
「まあいい、言わなくても分かっている
どうせお姉ちゃんの寝顔を覗いてたんだろ?」
「………な…なんのことでしょうか……?」
図星かよ。
「はあ……しょうがないなあ、それじゃ一緒に行くか」
「は…はい!」
シャルロットとルミナは転移魔法を使い世界の最果てに来ていた。
そこには何も無い
乾いた岩と少々の草木があるだけのただの野原だ。
その何も無いだだっ広い空間の中央には
巨大な石像のように見える物が鎮座している。
「これが大厄災の正体かあ……」
「すごく…大きいですね…」
山羊のような顔をした怪獣のような見上げる程の巨体に
獰猛な鋭い牙に爪、そして蝙蝠のような翼
「どっかで見た気がするがまあ、さっさと片付けるか。」
破壊神の紋章を宿した瞳でその巨大な怪物を見つめると
封印が解け、異世界バーミストの予言書に記された
大厄災と呼ばれる悪魔が顕現する。
「…………なるほど、その魂…魔力…
姿こそ変わっているが貴様…■■■■だな?」
「そして、その隣にいるのは、我が旧友である
魔王サタニティと酷似している魔力を持っているな?」
ルミナは咄嗟に杖を構えて即殺するつもりだ。
「まあ殺すのは少し待て、ルミナ。」
「こいつとまだ少しだけ話をしていたいからさ 」
「むう……分かりました。」
「ああ、声を聞いたらだんだん思い出してきたよ。
だいたい……千年ぶりだね…
滅びの魔王ヴァルーグ・ヴァルザーク
君と出会うのはコレで二度目だっけ…?三度目だっけ?」
めんどいなぁ………よりによって大厄災の正体がコイツかぁ。
魔界の伝承に記されていた
魔道の深淵に到達し最高位の魔法
名も無き魔法を最初に作り出した伝説の魔王
かつて、戦ったが当時の奴は
弱体化していたとはいえ、この私と同格程度には
強すぎたから封印するしか方法がなかったのだが
まあ、今なら完全に滅ぼせるだろ。多分
一時間内に5発以内の攻撃で仕留めないと
とんでも学習能力と深淵の魔道に加えて
未来のあらゆる技術や魔法を解析させられて
手がつけられなくなって
世界が滅ぼされる未来が見えるわー
まあ、手が付けられなくなったら
その瞬間にルミナの魔法で殺させればいいか。
コイツのヤバさを一言で表すなら
剣や弓しか武器がなかった時代に
弾切れが起きず無限に撃ち続けられる
マシンガンやガトリングを発明した
数世代先の魔法を開発した天才だ。
「まさかまた貴様に出会うことになるとはな…」
「私だってびっくりしてるよ。
また君とこの世界でまた出会うことになるとはね。」
「千年前、貴様の奇妙な魔術により再び
我が肉体は滅ぼされ魂さえも封印されてしまったが
再びこの地に蘇ったのだ。」
「へえー、まあ興味ないねまた滅してあけるよ。」
「たわけ、我を何度も殺せると思い上がるなよ?」
ヴァルーグは白と黒の多重魔法陣を展開し
灰色の衝撃波のような極太のレーザーを繰り出す。
炎や雷や氷といった魔法らしい要素はなく
無から生成されるあらゆる防護や神々の加護を貫き
魂さえも消滅させて来世さえも奪い殺す灰色の死。
命を殺すことだけに特化している
汎用性が高く曲げたり尖らせたり色々可能で
派生先が無限にあり魔術回路の形を歪めやすく
人間が術式を理解し会得出来る程、単純でいて
この魔術のオリジナルだけあって非常に洗練されているが
当たれば即死するただの最上位の無属性魔法
名も無き魔法だ。
「それじゃ、ルミナたんは私の分も防御、よろしくね」
「は…はいっ!」
私よりルミナの方が反射神経に優れていて
彼女なら数千発の光線の嵐だろうと完璧に防御出来る信頼がある。
ルミナはそのレーザーを魔法障壁を展開し防ぐ。
「ほう…我が最強の魔法を防ぐが……これならどうだ?」
ヴァルーグは凄まじい速度で先程の魔法を連射してきた。
全方位から無数の灰色の弾丸やレーザーが放たれ
そのうちの幾つかは軌道が蛇のようにうねり
貫通力を更に強化したようなモノへと変化し
私やルミナの魔法障壁の隙間を掻い潜り迫ってくる。
しかし、当たる寸前にレーザーが止まり
その後シャルロットの展開した魔法障壁が
魔法の威力を分散させ霧散し相殺させる。
「千年前はだいぶ苦戦させられたけど
お前のその魔法はもう通用しないよ。」
「ほう…?こりゃまた見たことがない魔術を使いおる……
自身の時間と空間を歪めて世界から境界を断絶し
自身に向けられたあらゆる影響を遮断し
無限に遅延し続け効果が発動する前の時間に戻され続けて
永遠に発動という結果に到達されず最終的には朽ち果て
打撃も衝撃も塵芥さえも一切寄せつけぬ
あらゆる全てを停止させて貴様に永遠に到達させぬ魔術か……
一見無敵に思えるが……なるほど
これが最高位の神のみが使えるとされている
伝説の時空間系魔術か。
人の身で行使しようものなら
使用する度に魔力回路が焼き切れているはずだが
その複雑な魔術術式を使いこなしているのは
貴様のその瞳に秘密があるとみた。
なるほど、いくつもの瞳を宿しているな?
破壊と創造を司り、世界の全てを見通し
世界を貴様の思い通りに支配する金色の創世の神の瞳。
眼前の全てを滅ぼす禍々しく赤黒い破壊の神の瞳。
虚と無を滅ぼす力を持ち魔術操作と制御に特化した
青白い虚空の神の瞳。
万物を滅ぼすことに特化した紫の混沌の神の瞳。
それに加えて我の魔術を防いだ
そのバリアのような魔法障壁は受け止めるのではなく
魔術の威力を分散させて
魔術を打ち消す魔術か……中々複雑な術式だな…
だが、それだけの高次元な魔術……弱点が無い訳があるまい。
その魔法障壁の弱点を見抜いたぞ……
この防御魔法………魔法障壁は長時間の維持が不可能だ。
どんな魔法攻撃も一度だけ防ぐという無敵の防御力を誇るが
魔力を消費するタイミングは展開時点ではなく
防ぐ度には凄まじい量の魔力を消費する上に
相殺した魔力の大きさに比例し消費する魔力が増大し
魔術の類には絶対的な守りなのだろうが
物理攻撃や打撃にはさぞかし脆いのであろう?」
「流石だねぇ……たった一目でそこまで色々解るんだ?
確かにお前の瞳と魔法は強力だが
この世界にとっては
あんたの最強を防いだこの魔法障壁は魔界ではデフォルトの魔法。
アンタの生み出した最強の魔法は
今では誰でも扱える防御魔法で対処出来る程度の価値しか無いんよ。
まあ、アンタのこの固有魔法がなければ
神話の時代は到来しなかったし
今ある他の属性の最高位魔法も産まれなかっただろうから
そこには一応感謝しようかな?」
神話の時代の者が規格外に強くなっていったのは
暴れまわったコイツの固有魔法が広めていき
魔法の世界に激震が走り神話の魔族共が
長い年月をかけてこの固有魔法を解析し尽くし
最強の魔法を防ぐ魔法障壁を作れるのが
神話の時代ではデフォルトになったことで
この世界の魔法障壁は一度だけありとあらゆる魔法を防ぐ
絶対無効化の魔術となり
こいつの魔法が神話の時代では攻撃魔法の基礎になっていった。
私が使っている攻撃魔法の全ての基盤には
彼の固有魔法を模した魔法陣があり
最上位魔法はソレと他の属性の魔法陣を組み合わせた多重魔法陣による魔術だ。
そして、攻撃魔法は使い手が居なくなり廃れていったが
今でも魔法障壁の魔法だけは
この時代の者でも手軽に扱えるようで
廃れることなく一般的な魔法となって普及されている。
そして誰もが手軽に生命を来世ごと奪う手段を持てるようになり
不死身の肉体と不滅の魂を持っていた神々にも戦闘での死という概念が生まれた。
そして、神話の時代の戦いは
神々と魔族と人間の全面戦争となり激化していくにつれて
ヴァルーグの固有魔法が最適解となり
解析され戦いの新たな基準となったことで
全体的に魔族の強さの均等が引き上げられたのだ。
その結果、神話の時代に産まれた魔族達は
皆、現代で伝説の存在とされる程の強さを手に入れた。
「……ってのが貴様が封印されてる間に起きた
魔術の進歩ってやつだ。」
「……そうらしいな……なら新しい価値を取り入れるとしよう。」
ヴァルーグの手の上に先程見せた魔法障壁が浮かび上がる。
どうやらあの一瞬で模倣し解析し自分の魔法にしたようだ。
「……相変わらず学習能力がお高いことで。」
私は先程の無属性魔法に獄炎の魔法陣を掛け合わせ
多重魔法陣を展開し漆黒の太陽を顕現させ
ヴァルーグに放つ。
ヴァルーグは私が先程使った魔法障壁を展開し
漆黒の太陽を完全に無力化させる。
「なるほど…今のは…我の魔法に破壊の神の紋章を加えた
黒陽魔術だな?……覚えたぞ。」
ヴァルーグは赤黒い禍々しい太陽の魔法陣を展開し
最上位炎属性魔法を行使し
一発で国を焼き尽くし灰塵と化す漆黒の太陽を顕現させる。
それを50発繰り出した。
シャルロットの破壊の神眼によって
一睨みしただけで漆黒の太陽は破裂し霧散するが
弾け飛んだ漆黒の太陽の残滓が魔法陣を描き、獄炎の鎖を生成する。
鎖は私に直撃する寸前で空中で静止し
ガクガグガギカギと軋みながらバラバラに砕け散った。
そして、ヴァルーグは『無も無き魔法』と漆黒の太陽を圧縮させ
漆黒のレーヴァテインを生み出し、ソレを光槍として射出した。
私は魔法術式を展開し防ぐがガリガリと削られ
魔法障壁を貫通されてしまったが
私に直撃する寸前に鐘の音が響き
創世の力で即死の黒陽槍が泡に変えてしまう。
「ほう……障壁は破れたがその力は少々厄介だな?」
「だが……現代の魔術にはこういうのはあるか……?」
【アクセラレーション・ブースト】
ヴァルーグが5秒間だけ自身の速さを千倍にする
時空元加速魔法を使用した。
「この世界に存在しない新たな魔術も開発しだしたか………」
創世の力を行使して未来を予測し
神速から繰り出される爪による斬撃を避ける。
バックステップで回避しながら
合間に魔法障壁を展開するがズタズタに引き裂かれる。
ヴァルーグは赤黒い斬撃を繰り出すが
ヴァルーグの腕が私に直撃する寸前に静止する。
「……中々破れぬのぅ…………だが…」
「直に術式に触れたことで覚えたぞ………」
「………なに?」
破壊神の魔力がヴァルーグの指先に収束し
嚇赫色の小さな魔力球をヴァルーグが弾くと
赫色の光が溢れ
ありとあらゆる全てを弾き滅ぼす力が
直線上に放たれ軌道上の全てを破壊する。
シャルロットは転移魔法により避けるが
破壊の赫光の先にはブラックホールが発生しており
赫光がブラックホールに吸い込まれ
二つの滅びの力が衝突し対消滅を引き起こし
虚空之神の魔力を発生させる。
そして、宇宙の全てを夢幻琺瑯の夢のごとく
消し去る虚空之神の最強の神技が発動し
赫光を避けた先にいるシャルロットに暴風の如く向けられる。
破壊神の瞳と紫の瞳で睨みつけるがソレも消し去られ
シャルロットの肉体の大半が滅ぼされる。
ルミナも巻き込まれるが咄嗟に
星命流転覇星激爆覇を放ち
虚空神の最強の一撃を消し飛ばした。
創世の力でシャルロットに攻撃が直撃した現実を書き換えて
時を巻き戻しても尚、自身を滅ぼそうとする虚空。
創世の鐘の音が鳴り響き
虚空之神の技を上回る程増大させた創世の力により
虚空を虚無に変換させるが
それでも虚空は不可視の質量となり私の肉体を押し潰す。
潰されて肉片となるが、蘇生魔法で即座に復活する。
これでヴァルーグは蘇生魔法も解析し模倣されてしまったであろう。
早く倒さなければどんどん強さを増していき
千年間後の技術を後少しで追い越してしまう。
仕方ない……魔剣を使うとするか。
私の手の平に黒い粒子が集まり混沌が剣の形を象っていき、魔王剣を顕現させる。
「ほう……なんだ…その魔法は?」
「今から貴様を滅ぼす魔法…だといいなぁ」
赤黒い不可視の刃を虚空から無数に発生させて
ヴァルーグの体を切り刻む。
しかし、あの一瞬で蘇生魔法を会得していた
ヴァルーグは最上位無属性魔法の灰色の魔力を体に纏いながら
不可視の刃の効力を減衰させて
魂が滅ぼされる前にすぐさま肉体を再生させる。
「ほう……これは…この世界のシステムを滅ぼす魔法だな?
ふむ……これは流石にこの魔法は理解できんし到底扱えんな…
だが、それで我が負ける道理こそありえないな。」
ヴァルーグは記憶を辿る魔法を使い
私の弱点を探ろうとしているようだ。
「ぐはははは……貴様を僅かだが理解したぞ……?
群れることで正義のヒーローとやらを演じている
虚飾だらけの大嘘つきが今の貴様であろう?
皆が幸せになれる世界を実現させる等と言っておるらしいが
ソレも嘘であろう?
世界を見守り続け戦い続けることが目的だと言ったようだが
はたしてソレは真実なのだろうなあ??
二千年間輪廻転生を繰り返してる本当の理由はなんだ?
……と久遠零に聞かれて
貴様を偽り真実を答えられなかった。
世界を見守る為に繰り返してる?
そんな訳がないであろう?
なぜなら貴様は………
私は何かを言い終わる前にヴァルーグの頭を切り刻み
胴体にブラックホールを叩き込む。
「そうかもね。その問いには肯定も否定もしないでおくよ。」
「グハハハハハハハそうかそうか
では……そろそろ終わらせるとするか…」
ヴァルーグは全方位から最上位無属性魔法を放つ。
魔法障壁を使わせ魔力切れにさせてから
物量で押し潰すつもりなのたろう。
「貴様は確かに強かったが……だが
その程度で我を倒せると思っていたのか?」
「いや、終わるのは君の方だよ。」
シャルロットは創世の力で仲間の力を借りて
ファンタジーパラノイアを発動させる。
「なに……?我の攻撃が全てすり抜けていく……?
ほう……なるほど自身を幻想の存在とし
肉体と霊体の狭間、認識と意識の外側に入り込み
幻想を実体化させる矛と透過能力の盾を併せ持つ
あらゆる物理的攻撃や魔法を透過させる異能か?」
天空に転移したシャルロットの眼前に
白と黒の多重魔法陣が浮かび
無機質な灰色の衝撃波のような無の魔力が溢れるが
シャルロットの放つソレは
オリジナルのヴァルーグの魔法の性能を遥かに上回っていた。
「なんだ………これは……我の魔法と同じなのかッッッ!??」
「アハハ……今まで手加減してあげてたのに
そんなことにも気づかないなんて
賢いのにおバカさんなんだね?」
私は魔力の三割を解放し大気を激しく揺さぶる。
ヴァルーグは自身の魔力量とは比べ物にならない
放出しているだけで宇宙を消滅させかねない
規格外で超常的な魔力を目撃し驚愕していた。
「あ…あり得ない…これが……
たった一人の人間から発せられている魔力なのか……」
「じゃあね、ヴァルーグ、また会えるといいね。」
ヴァルーグは魔法障壁を展開し
私のようにレーザーを分散させて消滅させようとするが
私の放った『名も無き魔法』は魔法障壁すらも消滅させて貫通し
ヴァルーグは灰色の衝撃波のようなレーザーに飲み込まれ
断末魔を上げることなく魂が完全に滅ぼされた。
「……思ったよりあっさり倒せちゃいましたね。」
「封印解除後に初手で潰すのが最適解だったのに
ちょっと遊び過ぎたかな?」
「まあ、いいや、帰るか。」
「…そうですね。」
私達は転移魔法で魔界に戻っていく。
そして、今日が封印が解かれる日らしい。
私は人知れず、厄災を葬り去ろうと早起きして家を出る。
「ま…待ってくださ~い!」
突然話しかけられて、肩と心臓が跳ねる
「ル……ルミナたん…!?」
「……なんでここにいるの?」
「えっと…それは…そのー」
「まあいい、言わなくても分かっている
どうせお姉ちゃんの寝顔を覗いてたんだろ?」
「………な…なんのことでしょうか……?」
図星かよ。
「はあ……しょうがないなあ、それじゃ一緒に行くか」
「は…はい!」
シャルロットとルミナは転移魔法を使い世界の最果てに来ていた。
そこには何も無い
乾いた岩と少々の草木があるだけのただの野原だ。
その何も無いだだっ広い空間の中央には
巨大な石像のように見える物が鎮座している。
「これが大厄災の正体かあ……」
「すごく…大きいですね…」
山羊のような顔をした怪獣のような見上げる程の巨体に
獰猛な鋭い牙に爪、そして蝙蝠のような翼
「どっかで見た気がするがまあ、さっさと片付けるか。」
破壊神の紋章を宿した瞳でその巨大な怪物を見つめると
封印が解け、異世界バーミストの予言書に記された
大厄災と呼ばれる悪魔が顕現する。
「…………なるほど、その魂…魔力…
姿こそ変わっているが貴様…■■■■だな?」
「そして、その隣にいるのは、我が旧友である
魔王サタニティと酷似している魔力を持っているな?」
ルミナは咄嗟に杖を構えて即殺するつもりだ。
「まあ殺すのは少し待て、ルミナ。」
「こいつとまだ少しだけ話をしていたいからさ 」
「むう……分かりました。」
「ああ、声を聞いたらだんだん思い出してきたよ。
だいたい……千年ぶりだね…
滅びの魔王ヴァルーグ・ヴァルザーク
君と出会うのはコレで二度目だっけ…?三度目だっけ?」
めんどいなぁ………よりによって大厄災の正体がコイツかぁ。
魔界の伝承に記されていた
魔道の深淵に到達し最高位の魔法
名も無き魔法を最初に作り出した伝説の魔王
かつて、戦ったが当時の奴は
弱体化していたとはいえ、この私と同格程度には
強すぎたから封印するしか方法がなかったのだが
まあ、今なら完全に滅ぼせるだろ。多分
一時間内に5発以内の攻撃で仕留めないと
とんでも学習能力と深淵の魔道に加えて
未来のあらゆる技術や魔法を解析させられて
手がつけられなくなって
世界が滅ぼされる未来が見えるわー
まあ、手が付けられなくなったら
その瞬間にルミナの魔法で殺させればいいか。
コイツのヤバさを一言で表すなら
剣や弓しか武器がなかった時代に
弾切れが起きず無限に撃ち続けられる
マシンガンやガトリングを発明した
数世代先の魔法を開発した天才だ。
「まさかまた貴様に出会うことになるとはな…」
「私だってびっくりしてるよ。
また君とこの世界でまた出会うことになるとはね。」
「千年前、貴様の奇妙な魔術により再び
我が肉体は滅ぼされ魂さえも封印されてしまったが
再びこの地に蘇ったのだ。」
「へえー、まあ興味ないねまた滅してあけるよ。」
「たわけ、我を何度も殺せると思い上がるなよ?」
ヴァルーグは白と黒の多重魔法陣を展開し
灰色の衝撃波のような極太のレーザーを繰り出す。
炎や雷や氷といった魔法らしい要素はなく
無から生成されるあらゆる防護や神々の加護を貫き
魂さえも消滅させて来世さえも奪い殺す灰色の死。
命を殺すことだけに特化している
汎用性が高く曲げたり尖らせたり色々可能で
派生先が無限にあり魔術回路の形を歪めやすく
人間が術式を理解し会得出来る程、単純でいて
この魔術のオリジナルだけあって非常に洗練されているが
当たれば即死するただの最上位の無属性魔法
名も無き魔法だ。
「それじゃ、ルミナたんは私の分も防御、よろしくね」
「は…はいっ!」
私よりルミナの方が反射神経に優れていて
彼女なら数千発の光線の嵐だろうと完璧に防御出来る信頼がある。
ルミナはそのレーザーを魔法障壁を展開し防ぐ。
「ほう…我が最強の魔法を防ぐが……これならどうだ?」
ヴァルーグは凄まじい速度で先程の魔法を連射してきた。
全方位から無数の灰色の弾丸やレーザーが放たれ
そのうちの幾つかは軌道が蛇のようにうねり
貫通力を更に強化したようなモノへと変化し
私やルミナの魔法障壁の隙間を掻い潜り迫ってくる。
しかし、当たる寸前にレーザーが止まり
その後シャルロットの展開した魔法障壁が
魔法の威力を分散させ霧散し相殺させる。
「千年前はだいぶ苦戦させられたけど
お前のその魔法はもう通用しないよ。」
「ほう…?こりゃまた見たことがない魔術を使いおる……
自身の時間と空間を歪めて世界から境界を断絶し
自身に向けられたあらゆる影響を遮断し
無限に遅延し続け効果が発動する前の時間に戻され続けて
永遠に発動という結果に到達されず最終的には朽ち果て
打撃も衝撃も塵芥さえも一切寄せつけぬ
あらゆる全てを停止させて貴様に永遠に到達させぬ魔術か……
一見無敵に思えるが……なるほど
これが最高位の神のみが使えるとされている
伝説の時空間系魔術か。
人の身で行使しようものなら
使用する度に魔力回路が焼き切れているはずだが
その複雑な魔術術式を使いこなしているのは
貴様のその瞳に秘密があるとみた。
なるほど、いくつもの瞳を宿しているな?
破壊と創造を司り、世界の全てを見通し
世界を貴様の思い通りに支配する金色の創世の神の瞳。
眼前の全てを滅ぼす禍々しく赤黒い破壊の神の瞳。
虚と無を滅ぼす力を持ち魔術操作と制御に特化した
青白い虚空の神の瞳。
万物を滅ぼすことに特化した紫の混沌の神の瞳。
それに加えて我の魔術を防いだ
そのバリアのような魔法障壁は受け止めるのではなく
魔術の威力を分散させて
魔術を打ち消す魔術か……中々複雑な術式だな…
だが、それだけの高次元な魔術……弱点が無い訳があるまい。
その魔法障壁の弱点を見抜いたぞ……
この防御魔法………魔法障壁は長時間の維持が不可能だ。
どんな魔法攻撃も一度だけ防ぐという無敵の防御力を誇るが
魔力を消費するタイミングは展開時点ではなく
防ぐ度には凄まじい量の魔力を消費する上に
相殺した魔力の大きさに比例し消費する魔力が増大し
魔術の類には絶対的な守りなのだろうが
物理攻撃や打撃にはさぞかし脆いのであろう?」
「流石だねぇ……たった一目でそこまで色々解るんだ?
確かにお前の瞳と魔法は強力だが
この世界にとっては
あんたの最強を防いだこの魔法障壁は魔界ではデフォルトの魔法。
アンタの生み出した最強の魔法は
今では誰でも扱える防御魔法で対処出来る程度の価値しか無いんよ。
まあ、アンタのこの固有魔法がなければ
神話の時代は到来しなかったし
今ある他の属性の最高位魔法も産まれなかっただろうから
そこには一応感謝しようかな?」
神話の時代の者が規格外に強くなっていったのは
暴れまわったコイツの固有魔法が広めていき
魔法の世界に激震が走り神話の魔族共が
長い年月をかけてこの固有魔法を解析し尽くし
最強の魔法を防ぐ魔法障壁を作れるのが
神話の時代ではデフォルトになったことで
この世界の魔法障壁は一度だけありとあらゆる魔法を防ぐ
絶対無効化の魔術となり
こいつの魔法が神話の時代では攻撃魔法の基礎になっていった。
私が使っている攻撃魔法の全ての基盤には
彼の固有魔法を模した魔法陣があり
最上位魔法はソレと他の属性の魔法陣を組み合わせた多重魔法陣による魔術だ。
そして、攻撃魔法は使い手が居なくなり廃れていったが
今でも魔法障壁の魔法だけは
この時代の者でも手軽に扱えるようで
廃れることなく一般的な魔法となって普及されている。
そして誰もが手軽に生命を来世ごと奪う手段を持てるようになり
不死身の肉体と不滅の魂を持っていた神々にも戦闘での死という概念が生まれた。
そして、神話の時代の戦いは
神々と魔族と人間の全面戦争となり激化していくにつれて
ヴァルーグの固有魔法が最適解となり
解析され戦いの新たな基準となったことで
全体的に魔族の強さの均等が引き上げられたのだ。
その結果、神話の時代に産まれた魔族達は
皆、現代で伝説の存在とされる程の強さを手に入れた。
「……ってのが貴様が封印されてる間に起きた
魔術の進歩ってやつだ。」
「……そうらしいな……なら新しい価値を取り入れるとしよう。」
ヴァルーグの手の上に先程見せた魔法障壁が浮かび上がる。
どうやらあの一瞬で模倣し解析し自分の魔法にしたようだ。
「……相変わらず学習能力がお高いことで。」
私は先程の無属性魔法に獄炎の魔法陣を掛け合わせ
多重魔法陣を展開し漆黒の太陽を顕現させ
ヴァルーグに放つ。
ヴァルーグは私が先程使った魔法障壁を展開し
漆黒の太陽を完全に無力化させる。
「なるほど…今のは…我の魔法に破壊の神の紋章を加えた
黒陽魔術だな?……覚えたぞ。」
ヴァルーグは赤黒い禍々しい太陽の魔法陣を展開し
最上位炎属性魔法を行使し
一発で国を焼き尽くし灰塵と化す漆黒の太陽を顕現させる。
それを50発繰り出した。
シャルロットの破壊の神眼によって
一睨みしただけで漆黒の太陽は破裂し霧散するが
弾け飛んだ漆黒の太陽の残滓が魔法陣を描き、獄炎の鎖を生成する。
鎖は私に直撃する寸前で空中で静止し
ガクガグガギカギと軋みながらバラバラに砕け散った。
そして、ヴァルーグは『無も無き魔法』と漆黒の太陽を圧縮させ
漆黒のレーヴァテインを生み出し、ソレを光槍として射出した。
私は魔法術式を展開し防ぐがガリガリと削られ
魔法障壁を貫通されてしまったが
私に直撃する寸前に鐘の音が響き
創世の力で即死の黒陽槍が泡に変えてしまう。
「ほう……障壁は破れたがその力は少々厄介だな?」
「だが……現代の魔術にはこういうのはあるか……?」
【アクセラレーション・ブースト】
ヴァルーグが5秒間だけ自身の速さを千倍にする
時空元加速魔法を使用した。
「この世界に存在しない新たな魔術も開発しだしたか………」
創世の力を行使して未来を予測し
神速から繰り出される爪による斬撃を避ける。
バックステップで回避しながら
合間に魔法障壁を展開するがズタズタに引き裂かれる。
ヴァルーグは赤黒い斬撃を繰り出すが
ヴァルーグの腕が私に直撃する寸前に静止する。
「……中々破れぬのぅ…………だが…」
「直に術式に触れたことで覚えたぞ………」
「………なに?」
破壊神の魔力がヴァルーグの指先に収束し
嚇赫色の小さな魔力球をヴァルーグが弾くと
赫色の光が溢れ
ありとあらゆる全てを弾き滅ぼす力が
直線上に放たれ軌道上の全てを破壊する。
シャルロットは転移魔法により避けるが
破壊の赫光の先にはブラックホールが発生しており
赫光がブラックホールに吸い込まれ
二つの滅びの力が衝突し対消滅を引き起こし
虚空之神の魔力を発生させる。
そして、宇宙の全てを夢幻琺瑯の夢のごとく
消し去る虚空之神の最強の神技が発動し
赫光を避けた先にいるシャルロットに暴風の如く向けられる。
破壊神の瞳と紫の瞳で睨みつけるがソレも消し去られ
シャルロットの肉体の大半が滅ぼされる。
ルミナも巻き込まれるが咄嗟に
星命流転覇星激爆覇を放ち
虚空神の最強の一撃を消し飛ばした。
創世の力でシャルロットに攻撃が直撃した現実を書き換えて
時を巻き戻しても尚、自身を滅ぼそうとする虚空。
創世の鐘の音が鳴り響き
虚空之神の技を上回る程増大させた創世の力により
虚空を虚無に変換させるが
それでも虚空は不可視の質量となり私の肉体を押し潰す。
潰されて肉片となるが、蘇生魔法で即座に復活する。
これでヴァルーグは蘇生魔法も解析し模倣されてしまったであろう。
早く倒さなければどんどん強さを増していき
千年間後の技術を後少しで追い越してしまう。
仕方ない……魔剣を使うとするか。
私の手の平に黒い粒子が集まり混沌が剣の形を象っていき、魔王剣を顕現させる。
「ほう……なんだ…その魔法は?」
「今から貴様を滅ぼす魔法…だといいなぁ」
赤黒い不可視の刃を虚空から無数に発生させて
ヴァルーグの体を切り刻む。
しかし、あの一瞬で蘇生魔法を会得していた
ヴァルーグは最上位無属性魔法の灰色の魔力を体に纏いながら
不可視の刃の効力を減衰させて
魂が滅ぼされる前にすぐさま肉体を再生させる。
「ほう……これは…この世界のシステムを滅ぼす魔法だな?
ふむ……これは流石にこの魔法は理解できんし到底扱えんな…
だが、それで我が負ける道理こそありえないな。」
ヴァルーグは記憶を辿る魔法を使い
私の弱点を探ろうとしているようだ。
「ぐはははは……貴様を僅かだが理解したぞ……?
群れることで正義のヒーローとやらを演じている
虚飾だらけの大嘘つきが今の貴様であろう?
皆が幸せになれる世界を実現させる等と言っておるらしいが
ソレも嘘であろう?
世界を見守り続け戦い続けることが目的だと言ったようだが
はたしてソレは真実なのだろうなあ??
二千年間輪廻転生を繰り返してる本当の理由はなんだ?
……と久遠零に聞かれて
貴様を偽り真実を答えられなかった。
世界を見守る為に繰り返してる?
そんな訳がないであろう?
なぜなら貴様は………
私は何かを言い終わる前にヴァルーグの頭を切り刻み
胴体にブラックホールを叩き込む。
「そうかもね。その問いには肯定も否定もしないでおくよ。」
「グハハハハハハハそうかそうか
では……そろそろ終わらせるとするか…」
ヴァルーグは全方位から最上位無属性魔法を放つ。
魔法障壁を使わせ魔力切れにさせてから
物量で押し潰すつもりなのたろう。
「貴様は確かに強かったが……だが
その程度で我を倒せると思っていたのか?」
「いや、終わるのは君の方だよ。」
シャルロットは創世の力で仲間の力を借りて
ファンタジーパラノイアを発動させる。
「なに……?我の攻撃が全てすり抜けていく……?
ほう……なるほど自身を幻想の存在とし
肉体と霊体の狭間、認識と意識の外側に入り込み
幻想を実体化させる矛と透過能力の盾を併せ持つ
あらゆる物理的攻撃や魔法を透過させる異能か?」
天空に転移したシャルロットの眼前に
白と黒の多重魔法陣が浮かび
無機質な灰色の衝撃波のような無の魔力が溢れるが
シャルロットの放つソレは
オリジナルのヴァルーグの魔法の性能を遥かに上回っていた。
「なんだ………これは……我の魔法と同じなのかッッッ!??」
「アハハ……今まで手加減してあげてたのに
そんなことにも気づかないなんて
賢いのにおバカさんなんだね?」
私は魔力の三割を解放し大気を激しく揺さぶる。
ヴァルーグは自身の魔力量とは比べ物にならない
放出しているだけで宇宙を消滅させかねない
規格外で超常的な魔力を目撃し驚愕していた。
「あ…あり得ない…これが……
たった一人の人間から発せられている魔力なのか……」
「じゃあね、ヴァルーグ、また会えるといいね。」
ヴァルーグは魔法障壁を展開し
私のようにレーザーを分散させて消滅させようとするが
私の放った『名も無き魔法』は魔法障壁すらも消滅させて貫通し
ヴァルーグは灰色の衝撃波のようなレーザーに飲み込まれ
断末魔を上げることなく魂が完全に滅ぼされた。
「……思ったよりあっさり倒せちゃいましたね。」
「封印解除後に初手で潰すのが最適解だったのに
ちょっと遊び過ぎたかな?」
「まあ、いいや、帰るか。」
「…そうですね。」
私達は転移魔法で魔界に戻っていく。
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