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覚醒する真紅編 追憶の記憶
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わたしは二千年間輪廻転生を繰り返している。
つまり、何度も死んでいるということだ。
今回もすぐに死んでしまうのだろう。
まあ、長生き出来た人生の方が少なく
20年以上生きられたことはほとんどなく
短命のまま死亡してしまった人生がほとんどだ。
16歳以上まで生きられた人生なんか稀だったからな。
お姉ちゃんの話を聞いていたら
走馬灯のように魂の記憶がボンヤリと浮かび上がり
とある人生での記憶が脳裏に映し出される。
そうだった…思い出した……
嫌な思い出しかない人生だったから記憶から消してたけど
まさか、アレが廻り廻ってココに繋がるとはな………
私は、既にお姉ちゃんと出会っていたんだ。
私は半吸血鬼半人間、ヴァンピールという種族として産まれた。
吸血鬼しか居ないはずの夜の大国
ドゥームズ帝国でヴァンピールが産まれることは本来あり得ない事象である。
そんな世界で
半端者として生を受けた
私は他の者達と比べてありとあらゆる能力が劣っていて
落ちこぼれで劣等生と呼ばれていた。
弱者が虐げられるのはどの世界でも同じで
まるで、そうするのが当然のように
家族からも虐げられて学園でも虐められていて……
二千年、輪廻転生してこのような家庭に産まれたのは
一度や二度ではない、慣れてしまっていた。
そんな味がしないガムのような生きがいがない
死ぬのをただ呆然と漠然と待つだけの
孤独で辛くつまらない毎日を過ごしていた。
いじめの主犯の名前は……たしか………
潰れたブルーベリーみたいな色の服を着ていた………
フレアリカ、だったか?
あの吸血鬼は傾国の女狐という異名に相応しい
国を手中に収める傾国の力を持ってるらしく
その力で何もかも己の思い通りにしてきた
暴君、傷つけることでしか楽しみを感じられない
幼くして殺戮を好む快楽主義者。
優しくするとか人の気持ちに寄り添うとか
そういうことを知らない人の心がない奴だった。
彼女は傾国の力で国さえも乗っ取るような悪魔だった。
その力で女王のように学園の頂点に君臨し
ギャハハハハと下品な笑い声をあげて
私のことを玩具で遊ぶように楽しそうに虐げていた。
このまま死ぬまで耐えるしかない。
死ぬのには慣れてるけど
心に傷を負うことにはどれだけ時間が過ぎても
慣れることはなかった。
このまま、産まれて良かったと思えた事が
一度もなく、絶望したまま
人生を終えるのだろう。そう思っていた。
その時、一筋の光が見えた気がした。
こんな薄汚いボロ雑巾のような
私を助けてくれた女の子がいたんだ。
金色の美しい髪に真紅の瞳をしていた
今まで出会ってきた世界中の誰よりも美しいと思えた
絶世の美少女だったから、憶えていた。
「おい! やめろよ!!」
「げぇっ!見つかった」
「ヤッベ………」
「チッ!行くわよっ!お前達っ!」
フレアリカは取り巻きの吸血鬼達を連れて去っていった。
女の子は私に手を差し伸べてくれた。
「痛かったでしょう…」
「苦しかったでしょう…」
「でも、もう大丈夫だからね!」
「わたしが貴女のことを守ってあげるから……
だから…あんな奴らに負けちゃダメだからね……!」
気がつけば、私は涙をボロボロ流して……泣いていた。
もう声が枯れてしまって
言葉を話すことが出来なかったけど
私は懸命に言葉を紡ぎ、彼女に感謝を伝える。
「あ…り………が……と……う……。」
彼女の手は温かかった。
産まれてはじめて感じた温もり。
彼女が護ってくれているおかげで
フレアリカが虐めてくることも無くなった。
しかし、私達が幸せになれる訳がなかった。
フレアリカのいじめの標的が
私からその女の子に変わっただけだった 。
彼女はモルドレッドに邪魔をされた苛立ちからか
私のとき以上に過激なことをさせられていた。
彼女は…モルドレッドは必死に抵抗していたが
彼女は劣等種ではない吸血鬼であるにも関わらず
人間の子供程度の力しかない非力な少女だったのだ。
抵抗虚しく集団で殴られて………服を脱がされて………
私はいてもたってもいられず
私は彼女に恩を返したい一心で虐めっ子に立ち向かい
虐められてた女の子を助けたけど
虐めっ子やフレアリカは刃物を持っていた。
転生体がなんの力も持っていなかった
非力なヴァンピールだった私はあっさりと殺されてしまった。
それから、美緒という少女に転生するまでの記憶は無いが
その消えてしまっていた空白の記憶を思い出した。
気がついたら私はまたこの世界に転生していたのだ。
被検体μΩ-999という 次世代の子供
ありとあらゆる種族が絶滅して
世界の総人口が1万人以下にまで減ってしまった
終末世界を救う為に産まれた人類の希望。
幼くして両親を失い
実験施設に送られて被検体の少女だった。
被検体μΩ-999は
被検体、ナンバー、T‐000
(モルドレッド・ドゥームズ・フォールンブラッド)
と施設で出会う。
産まれた世界も前世の私が死亡した3年後の世界だった。
そして、私は彼女にまた出会った。
しかし、私も彼女も
あの時のことを覚えているはずがなかった。
しかし、私の彼女への好意は記憶を失っていても残っていた。
お姉ちゃんと私はあの日
事故に巻き込まれて二人共、死んでしまっていた。
お姉ちゃん……モルドレッドの魂は
転生慣れして間隔が短い私と違って
どうやら死亡してから転生するまで
かなりの時差があったようだ。
そして、私が次に転生したのが
日向海美緒という人間だったことを思い出していたのだ。
つまり、何度も死んでいるということだ。
今回もすぐに死んでしまうのだろう。
まあ、長生き出来た人生の方が少なく
20年以上生きられたことはほとんどなく
短命のまま死亡してしまった人生がほとんどだ。
16歳以上まで生きられた人生なんか稀だったからな。
お姉ちゃんの話を聞いていたら
走馬灯のように魂の記憶がボンヤリと浮かび上がり
とある人生での記憶が脳裏に映し出される。
そうだった…思い出した……
嫌な思い出しかない人生だったから記憶から消してたけど
まさか、アレが廻り廻ってココに繋がるとはな………
私は、既にお姉ちゃんと出会っていたんだ。
私は半吸血鬼半人間、ヴァンピールという種族として産まれた。
吸血鬼しか居ないはずの夜の大国
ドゥームズ帝国でヴァンピールが産まれることは本来あり得ない事象である。
そんな世界で
半端者として生を受けた
私は他の者達と比べてありとあらゆる能力が劣っていて
落ちこぼれで劣等生と呼ばれていた。
弱者が虐げられるのはどの世界でも同じで
まるで、そうするのが当然のように
家族からも虐げられて学園でも虐められていて……
二千年、輪廻転生してこのような家庭に産まれたのは
一度や二度ではない、慣れてしまっていた。
そんな味がしないガムのような生きがいがない
死ぬのをただ呆然と漠然と待つだけの
孤独で辛くつまらない毎日を過ごしていた。
いじめの主犯の名前は……たしか………
潰れたブルーベリーみたいな色の服を着ていた………
フレアリカ、だったか?
あの吸血鬼は傾国の女狐という異名に相応しい
国を手中に収める傾国の力を持ってるらしく
その力で何もかも己の思い通りにしてきた
暴君、傷つけることでしか楽しみを感じられない
幼くして殺戮を好む快楽主義者。
優しくするとか人の気持ちに寄り添うとか
そういうことを知らない人の心がない奴だった。
彼女は傾国の力で国さえも乗っ取るような悪魔だった。
その力で女王のように学園の頂点に君臨し
ギャハハハハと下品な笑い声をあげて
私のことを玩具で遊ぶように楽しそうに虐げていた。
このまま死ぬまで耐えるしかない。
死ぬのには慣れてるけど
心に傷を負うことにはどれだけ時間が過ぎても
慣れることはなかった。
このまま、産まれて良かったと思えた事が
一度もなく、絶望したまま
人生を終えるのだろう。そう思っていた。
その時、一筋の光が見えた気がした。
こんな薄汚いボロ雑巾のような
私を助けてくれた女の子がいたんだ。
金色の美しい髪に真紅の瞳をしていた
今まで出会ってきた世界中の誰よりも美しいと思えた
絶世の美少女だったから、憶えていた。
「おい! やめろよ!!」
「げぇっ!見つかった」
「ヤッベ………」
「チッ!行くわよっ!お前達っ!」
フレアリカは取り巻きの吸血鬼達を連れて去っていった。
女の子は私に手を差し伸べてくれた。
「痛かったでしょう…」
「苦しかったでしょう…」
「でも、もう大丈夫だからね!」
「わたしが貴女のことを守ってあげるから……
だから…あんな奴らに負けちゃダメだからね……!」
気がつけば、私は涙をボロボロ流して……泣いていた。
もう声が枯れてしまって
言葉を話すことが出来なかったけど
私は懸命に言葉を紡ぎ、彼女に感謝を伝える。
「あ…り………が……と……う……。」
彼女の手は温かかった。
産まれてはじめて感じた温もり。
彼女が護ってくれているおかげで
フレアリカが虐めてくることも無くなった。
しかし、私達が幸せになれる訳がなかった。
フレアリカのいじめの標的が
私からその女の子に変わっただけだった 。
彼女はモルドレッドに邪魔をされた苛立ちからか
私のとき以上に過激なことをさせられていた。
彼女は…モルドレッドは必死に抵抗していたが
彼女は劣等種ではない吸血鬼であるにも関わらず
人間の子供程度の力しかない非力な少女だったのだ。
抵抗虚しく集団で殴られて………服を脱がされて………
私はいてもたってもいられず
私は彼女に恩を返したい一心で虐めっ子に立ち向かい
虐められてた女の子を助けたけど
虐めっ子やフレアリカは刃物を持っていた。
転生体がなんの力も持っていなかった
非力なヴァンピールだった私はあっさりと殺されてしまった。
それから、美緒という少女に転生するまでの記憶は無いが
その消えてしまっていた空白の記憶を思い出した。
気がついたら私はまたこの世界に転生していたのだ。
被検体μΩ-999という 次世代の子供
ありとあらゆる種族が絶滅して
世界の総人口が1万人以下にまで減ってしまった
終末世界を救う為に産まれた人類の希望。
幼くして両親を失い
実験施設に送られて被検体の少女だった。
被検体μΩ-999は
被検体、ナンバー、T‐000
(モルドレッド・ドゥームズ・フォールンブラッド)
と施設で出会う。
産まれた世界も前世の私が死亡した3年後の世界だった。
そして、私は彼女にまた出会った。
しかし、私も彼女も
あの時のことを覚えているはずがなかった。
しかし、私の彼女への好意は記憶を失っていても残っていた。
お姉ちゃんと私はあの日
事故に巻き込まれて二人共、死んでしまっていた。
お姉ちゃん……モルドレッドの魂は
転生慣れして間隔が短い私と違って
どうやら死亡してから転生するまで
かなりの時差があったようだ。
そして、私が次に転生したのが
日向海美緒という人間だったことを思い出していたのだ。
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