神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

文字の大きさ
32 / 115

導かれた運命編 助けを求める声

しおりを挟む
「たす……け……て…………」


何処からか、助けを求める声が聞こえる


その助けを求めているのは……幼い少女


場所は……牢獄か?




私は、変な夢を見たが、アレが夢とは思えず


タイミングよく皇帝陛下からお呼び出しされた。




「つい前日、アースガルド帝国という国を治めている

六天魔皇の一人、破滅の女王

ミューリアム・デスメリュカーンの魔力が途絶えた。

何者かは不明だが、ミューリアムを倒した後


一夜にしてアースガルド帝国を掌握し

今、あの国は魔物の巣窟になっているらしい。」




「君達三人には、これからアースガルド帝国に行き

ミューリアムの行方の捜索、人々の救出

魔物達の支配から帝国を解放してやってほしい。」



「はあああああああーー!?!?」


「なんでわたしたちなのよっ!?」


「以前の事件をボクの予測以上の働きをして

迅速に事態を解決に導いた君達の手腕を買ってのことだよ。」



「はいはい、モルちゃん諦めて」

「ジルちゃんの頼みは断ると後が怖いんだぞ~」


「いやああああああーーー!!!??」

「それじゃ、ルミナ、お姉ちゃんをよろしく」


「はい、任せてください 。行きますよ~」



「いやああああああーーー!!!」


モルドレッドは涙目で駄々をこねるが

抵抗虚しくルミナに引っ張られて謁見の間から連れ出される。 



二人っきりになる皇帝とシャルロット


シャルロットは皇帝に今朝見た夢の話をする。



「実は出発する前に
ジルちゃんにちょいーと話しときたい事が…」


「うんぬんかんぬん………というわけだ」


「そうか、助けを求める少女の夢か。 」





「………なるほど、もしかすれば

アースガルド帝国に囚われている者かもしれないね。」



「あっやっぱりそう思う?」


「恐らく、夢の内容は予知夢
君の創世の異能の中に含まれている未来予知能力によるモノ

このタイミングで夢を見たという点に置いても

この事件と無関係とは思えない。

アースガルド帝国の地下牢しかないであろうな」


「そっか、それじゃ、行ってくるぜ」


「ああ、気をつけろよ

六天魔皇がやられているのだ。

今回の相手も生半可な相手ではないであろう。」





私達は皇帝陛下の神器により

六天魔皇の一人であるミューリアムという女王が統治している

アースガルド帝国にやってきた。 


噂通り、アチラコチラに魔物だらけだ。



「な…なんでこんなに沢山魔物がいるのよー!?」



「暴れがいがありそうだね~」

「シャル姉~こいつらみんな壊していい~?」


「待ってください。

あの数の魔物に突っ込むのは危険です。

まずはミューリアムさんを探しましょう!」



「えー」


「ルミナの言う通りよ。私達だけじゃ…」



「しょうがないな」


シャルロットは地面の煉瓦を掴むとおもいっきり

地盤ごと持ち上げて大地を刳り貫いた。


「それじゃあ、ここに地下に通じる道があるから

そこから城まで進もうか

地下には魔物がないしさ。」



「エエエェェェーーーー!?!?!?」

二人は地盤を鍋の蓋のように簡単に持ち上げたことに

驚愕している様子だったが、そんなことは気にせず


シャルロットは地下に降りていく。



薄暗い地下に行くと捕らえられた人々が

牢屋に捕まっている光景が見える。



「もしかしたら…ここにミューリアムさんがいるかもしれませんね」


「そうかもね。」


「探しながら進みましょう……なるべく早めに」


「おいおいお姉ちゃんまさかこのぐらいの

薄暗さでも怖いんですか~??

もしかして~ビビってます~?」

「は…はああああああ!?」


「ビビビビビビビってなんかないわよっ!?」


「ほんとかなー?」


「二人とも静かにしないとここ結構声が反響しますから

誰かに見つかるかもしれませんよ。」

「おっ、そうだな」

「誰かさんのせいで見つかる所だったぜ。」

「誰のせいよっ!誰の!?」

「あはははははっ!」


そして私達は、六天魔皇ミューリアムを探しながら

城の方角に向かい奥まで進む



すると



「たす…………け……て………」


脳裏に響くような、テレパシーのような声がした。



夢でも聞いた少女の声が聞こえた気がした。


声が聞こえた方向に向かうと

夢で見た少女がそこにはいた。

少女は右足には鎖と鉄球で繋がれていて

助けを求めるような顔をしている。


その顔を見た瞬間、驚愕した。

まるで、私とお姉ちゃんとルミナを混ぜたような

三人の面影が感じられるような気がしてしまったからだ。

髪色は黄緑色で

三つに分断させられた三日月のような紋様の
黄色のメッシュやハイライトが入った髪

身長はモルちゃんより少し小さいが

発育がとても良いのか

ルミナのように年の割にはかなり大きな胸をしている


ちなみに少女は服を何も着ていなかった。






やはり、この国の地下に少女はいたのだ。


「ああ、やっと見つけた。

助けを求めたのは、君だよね?」


「…………………?」

少女は頭にハテナマークが浮かんでいるが頷く。



「シャルロット…この子と知り合い?」


「ああ、実は今朝の夢にこの子が出てきて

助けを求める声を聞いた。 

しかもちょうどタイミングよく

この子のいる国にやってきた…ってわけさ。」


「そんな偶然あるのっ!?」



「そんなことより、この子をはやく助けようぜ!」


他にも捕まっている人はいっぱいいるけど

それはこの国を救った後に解放すればよい。

だが、しかし

この子は絶対に最優先で救出しなければ

未来がとんでもなくヤバいことになる。

と、私の第六感が危険信号を発信しているのだ。


まるで、運命が私達とこの子を出会わせる為に

運命に導かれたように、この子から 

言葉に言い表わせないナニカを感じているのだ。


「そうですね、助けましょうっ!」


ルミナが牢屋の鉄格子に手を近づけると

いとも容易く鉄格子がグミのようにグニャグニャに曲がり

少女の牢屋に入れる程の隙間が出来てしまった。


「えーーーー!?」


「……マジ?」


私達は牢屋に入って少女に近づく。



「そういえば…この子さっきから喋らないわね? 」


「……なにか言おうとしてるけど……

喋らないんじゃなくて…喋れないんじゃ?」



「恐らく喉が潰されているのだと思います。

この子に回復魔法をかけてみます。」


ルミナが少女に回復魔法の淡い光を向けると

体中の負傷が治っていく。


傷だらけで煤汚れた肌も血色が良くなり

珠のように美しく輝き

瞳に生気が戻り、ボサボサの髪がサラサラになり



星命流転アストラル


全知全能の世界の記録アカシックレコードを改竄し

星命流転アストラルで拘束具の情報を書き換えて


拘束具が鎖と鉄球で繋がれた武器に変わる。




「これで、もう大丈夫だと思いますよ。」




「あ………あ………」


「すごーーーい!声が出る!ありがとう!」


「よかった。

私は、ルミナス・メモティック・フォールンナイト


よかったらルミナとお呼びくださいね。 」


「ワタシちゃんはシャルロット

ミオミオとかシャリシャリとか好きに呼んでいいぜ~?」

「私はね、ルインだよ。」

「わたしは、 モルドレッド・レガリア」


「それで、君は? 」



「被検体IXIA-8941だよっ!」



「みんなよろしくね!」


月光のような眩しい笑顔を浮かべる

その純粋無垢で純真な少女は

エデンの被検体が首に付けていたモノ

被検体のナンバープレートを指差してそう言った。






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【リクエスト作品】邪神のしもべ  異世界での守護神に邪神を選びました…だって俺には凄く気高く綺麗に見えたから!

石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木瞳(男)は小さい頃に事故に遭い精神障害をおこす。 その障害は『美醜逆転』ではなく『美恐逆転』という物。 一般人から見て恐怖するものや、悍ましいものが美しく見え、美しいものが醜く見えるという物だった。 幼い頃には通院をしていたが、結局それは治らず…今では周りに言わずに、1人で抱えて生活していた。 そんな辛い日々の中教室が光り輝き、クラス全員が異世界転移に巻き込まれた。 白い空間に声が流れる。 『我が名はティオス…別世界に置いて創造神と呼ばれる存在である。お前達は、異世界ブリエールの者の召喚呪文によって呼ばれた者である』 話を聞けば、異世界に召喚された俺達に神々が祝福をくれると言う。 幾つもの神を見ていくなか、黒木は、誰もが近寄りさえしない女神に目がいった。 金髪の美しくまるで誰も彼女の魅力には敵わない。 そう言い切れるほど美しい存在… 彼女こそが邪神エグソーダス。 災いと不幸をもたらす女神だった。 今回の作品は『邪神』『美醜逆転』その二つのリクエストから書き始めました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...