35 / 115
導かれた運命編F 覚醒
しおりを挟む
幼い少女が倒れている三人の前に立ち塞がり
圧倒的な存在に懸命に立ち向かい護ろうとする。
「わたしが…私が…みんなを護るんだ!!」
「そう。いいんじゃない?
あんなみたいな生意気な小娘に出来るとは思えないけど。」
邪神は少女に刃を振るう。直撃はしなかったが
少女はその衝撃で宮殿の壁に飛ばされ激突する。
「きゃあああああああ!!!?」
「ルクシアちゃんっ!?」
「さあ、邪魔が入ったけど、順番は守ってあげるわ
貴女の次は、そこで無様に倒れている小娘
そして、最後はそこに倒れている二人よ…ぎひひ!」
「星命流転覇星激爆覇!!」
ルミナが放った星座の魔法陣から放たれた
超新星爆発のような白銀の輝きにも見える
究極の極大消滅魔法の力は
星の最期の煌きを彷彿とさせる、淡く美しい輝き。
その魔法陣を自身の周囲に五つ程展開し
マルチロックレーザーのように放たれ
邪神ミューリアムを追尾するように軌道が変わり
即死の光が全方位に向けて発射された。
それは邪神の動体視力や反射神経でも避けられない
光より遥かに速く光が見えた時には既に放っている凄まじい速射技術である。
しかし、当たる寸前に紅い時計のような魔法陣
【ジ・エンド・ワールドリバース】が発動し
魔法の時間のみが巻き戻る。
「おっと危ない危ない」
「当たったら死んじゃうじゃないの。」
「その魔法の才能は中々な物ね
まさか、あの方が私を助ける為に
直々にあの禁断の魔法を発動させざるを得なかったなんてね」
「だあああけえええどおおお………遅いっ!!」
邪神は超加速し、ルミナに邪神の凶刃が迫って…………
星命流転覇星激爆覇
邪神の動体視力でも見えなかった
光より遥かに速く撃ち出された究極の消滅魔法は
邪神の片腕を音も無く消し飛ばしてしまった。
「こいつ…!?なんて異常な速射能力なの…!?
魔力を溜めるそぶりも予備動作も一切無かったのに!?」
「ルクシアちゃんには、近づけさせません。」
ルミナは殺戮兵器のように冷静に魔法を最速で撃ち込み続けて
邪神ミューリアムを徐々に追い詰めていく。
星命流転覇星激爆覇
全方位にマシンガンのように連射された
百発の追尾型の星命流転覇星激爆覇
宮殿を駆け回り直撃はなんとか避けるが
邪神ミューリアムの肉体を徐々に削っていく
「バカな…!?あり得ないわ…!?
たかが、11年しか生きていない小娘如きに
この私が追い詰められているっていうの…!?」
この小娘……!?
あの吸血鬼と生意気な白い奴が気を失った瞬間から
気配が大きく変わった…!?
ナヨナヨしてる腰抜けかと思ったら
さっきとは別人のように魔力が増した…!?
何が起きた…!?何か力を覚醒させる為の条件を満たしたのか!?
いや、違う……アイツの瞳にはなんの変化も起こっていない。
それにも関わらず、覚醒したように
様子が別人のように変わって魔力が増した…?
まさか、この絶大な魔力量が本来の魔力で
私相手にずっと本来の力を隠蔽していたというわけ!?
神核を覚醒させなくてもこの強さだなんて…
これが…世界最強と謳われている
六天魔皇の実力だというの…!?
邪神ミューリアムの姿が溶けだして本来の姿が現れる。
灰色の鏡が醜く歪んだ怪物のような姿に変貌する。
ルミナは氷のように冷たい眼差しを向けて
ミューリアムの姿に化けた邪神
ヴァルシオンを確実に追い詰めていく。
ありとあらゆる能力は邪神の方が上だが
ルミナの魔法の才能は魔力操作に魔法構築の精密さ
魔力の隠蔽に魔力探知を掻い潜る隠密性と多彩だが
魔法を撃ち出せる速度も尋常ではない。
ルミナは速射能力と星命流転覇星激爆覇の
初速から撃ち終わりまで変わらない光のように速い射出速度が合わさり
光を視ることが出来た瞬間には当たっている
撃たれたらほぼ回避不能の必殺魔法になっている。
「あり得ない…あり得ないわ…!?
私がこんな小娘に負けるというの…!?」
邪神ヴァルシオンは闇の触手でガードするが
意味無く全て消し飛ばされる。
「こうなったら……やるしかないわねえええ!」
邪神ヴァルシオンは全力を出して
星命流転覇星激爆覇の回避のみに
全神経を集中させ、百発同時に撃たれた曲射追尾型の
星命流転覇星激爆覇を掻い潜り
ルミナに邪神の凶刃が迫り来る。
「痛い……痛いよ……」
「でも…私が………私がやらなきゃ……」
「みんな……やられちゃう………!」
「動いてよ……動いて……私の体……」
究極の消滅魔法を最速で放ったルミナ
その魔法は完全に避けきれなかった邪神の顔を半分消し飛ばすが
それでも、邪神の凶刃は止まらず
ルミナの卓越した速射能力でその直後に二発目の
星命流転覇星激爆覇が放たれたが
少女が見たのは、ルミナの頭に
今まさに邪神の凶刃が振り下ろされる瞬間だった。
「ダメーーーーーー!!!!!!」
その瞬間、世界の時が完全に静止し少女は眩い光に包まれる。
「お目覚めかしら、愛しき我がお姫様?」
妖艶な声音で囁かれ、ルクシアは覚醒した。
慌てて周囲を見渡す。
「ここは・・・・・?」
不思議な部屋だった。白と黒
正方形のタイルで埋め尽くされた床。
宇宙空間のようで背後には巨大な満月が浮かんでいて
四方の壁際には作りかけの石膏像が散在している。
不安定な人体。不完全な鳥獣。城塞や神殿のミニチュアや
見たこともない異世界の乗り物の模型もあった。
起き上がった少女の前方には
自分と同じくらい幼い少女。
しかし、何処かで見たことがあり
少女はこの人のことをよく知っている気がする。
覚えてないけど、この子からお母さんと同じ匂いがする。
アンティーク調の椅子にゆったりと腰掛けている。モノクロームで統一された内装において、
絢爛たる純白のドレスが異様に映えている。
「ここは創世神域。そして、私は、アルビオン」
「アルビオン・・・・・?」
「個体名シャルロット・レガリアの私の本体
未熟なあなたたちを導くための人格。
・・・・・とでも言えば良いのかしらね?」
「えっと…誰…?もしかして……私のお母さん?」
「……そうかもしれないし、そうじゃないとも言えるね。」
「どっちなのー?」
「それより、あの子達を助けたいんでしょ?
あの子、このままじゃ、相討ちになるよ?」
「あっそうだった!
えっと…アルビオンさん
どうすれば…みんなを………助けられるの?」
「安心して、私の言う通りにすれば
あの子を助けられるという結果まで
運命を導いてあげられるわ。」
「……どうすればいいの?」
「貴女は、既にもう持っているわ。
この盤面をひっくり返して、全てを救うだけの凄い力を
貴女はそれを忘れてしまっただけ。
私が、少しだけ思い出せる手助けをしてあげる。」
月の光のような淡い神々しい光に包まれて
少女に眠った運命を覆す力が覚醒する。
【神核覚醒:新世界の創世神】
ルクシアの足元には星命流転の星々の魔法陣と
創世と終焉の神の力が融合した魔法陣が出現し
ルクシアの体が宙に浮く。
「なにっ!?」
神々しい光を浴びた邪神ヴァルシオンが苦しみだし
心臓部から人工神核が飛び出す。
そして、人工神核が砕ける。
人工神核から溢れた邪悪な魔力が
少女の胸の中に取り込まれていく。
「ぐっぎぃっいいやああああああっっ!?!??」
「はあ……はあ……はあ………はあ……!?!?」
「小娘ッッッ!…貴様…いったい何をしたの!!」
少女の神核の力が覚醒し
彼女の魂の根源に最初から刻まれていた
シャルロット、モルドレッド、ルミナの紋章
その三人から取り込んだ力は現在より遥かに強力で
シャルロットの完全態となった創世の神の力
虚空の神の力、虚無さえも滅ぼす力
モルドレッドの真祖の吸血鬼の力に
全てを壊す破壊神の力。
そして破壊神の力が極限まで極まった
最終形態となる終焉の神の力。
そして、ルミナの改竄と崩壊と白銀の星滅神の力を宿している。
彼女の異能の力は、融合。
ありとあらゆる力を自身に混ぜ合わせる混沌とした
創世と破壊と白銀の神の神核が混ざっている
類を見ない程特殊な神核を宿している。
三人の力が混ざりあった異能の力が解き放たれた。
神々しい純白の光と禍々しい闇が合わさって
世界の均等を覆す最強の力が解き放たれ
神核の覚醒と同時に神化され
少女は純白の創世神の衣装を纏うが
邪神の闇を取り込んだことにより
黒く染まった創世の神のような神装に変化する。
「星命流転堕天慈癒極愛光」
宇宙と星々のような闇色と白銀の治癒の光を放ち
瀕死の三人を回復させる。
「この光は………!?」
「…この光…三人の魔力が混ざっているのか?」
どういうことだ…?
この光はどんな病や傷さえ癒やす慈愛の異能の光
それをベースに、私達三人の異能の力が混ざったモノ
彼女の異能は一体なんなのだ?
見た物を模倣するだけの異能かと思っていたが
これは、それ以上のナニカだな?
それに感じたのは、今、彼女に感じているのは
凄まじく弱体化している現在の私より遥かに強い
全盛期の時の創世の力に近しい力を感じる。
創世の力を持っているのは
後にも先にも、原初の竜。
創世神竜アルビオンの神核と魂を持っている
私しかあり得ないはず……
「不思議なやつだ。」
「ほら、お姉ちゃんいつまで寝てるんじゃっ!」
「ぴぃぎゃっ!?」
「おはようさん。」
「あ…おはよ…って今何がどうなってるの!?」
「ああ、お姉ちゃんが気絶してる間に
あの子が九割方なんとかしちゃったよ。」
「えっ!?ええ、どうゆうことよ?」
「シャルロット、モルルン、ルミナ……!」
「みんな…一緒に戦おうっ!」
「おうよっ!」
「しょうがないわね、やってやるわよっ!」
「はい!」
シャルロットは
莫大な体内エネルギーの放出を魔力に変換させて
生物の限界を超えた身体能力を引き出す
神核の創世の能力を解放した。
その力は1%の力を100倍以上に無制限に増大させるが
強大な力と引き替えに身体に多大な負荷がかかる為
余程の相手でなければ使わない短期決戦用の切り札だ。
普段は1%の力しか引き出せないシャルロットだが
あらゆる制限を解除し全能力が99倍にされて
一時的に100%の力を引き出せるようになった
シャルロットから凄まじい魔力が溢れ出し
この世界の全てを消し飛ばす勢いで放出された
膨大な魔力の奔流を青白い神之炎へと変換し包み込まれながら
虹色の神炎を最後の一撃を繰り出す為の足先に集中させて纏う。
そしてそのまま邪神ヴァルシオンにとどめを刺す為に駆け出す。
「うりゃあああああああ!!!!!!!!」
シャルロットの神の一撃は
それを受け止めた邪神ヴァルシオンの
上半身と両腕を跡形もなく消し飛ばしてしまった。
「ルミナス・メモティック・フォールンナイトが命じますっ!!!」
ルミナは伝説の聖剣を顕現させる呪文を再び唱える
「アルメーテ、ゴルハールペート………エスパルダール!」
ただの影でしかなかった剣に実体が宿り
「ブラフオネーラ、ファルダーヘ……エスカルセーラ・・!!!」
聖剣の基盤となる聖遺物から聖なる光を帯びたものを抽出する。
「ブフエータ、オンブレーラ……
アンテブラーゾ…………マノーボラ…………」
聖なる光が宿った影の剣は闇色に輝いていき……
「キホーテ…………グアルダ…………
グレーバ…………エスカルペ…………………」
白と黒の魔力粒子が影の剣に収束し混ざり合い
その聖剣を現実に顕現させる開放の言葉を紡ぐ。
「―――エスポラーソ・アブソリュート!」
「お姉ちゃん、これで終わらせてくださいっ!」
【神核覚醒・星煌銀輝星覇廻流転】
ルミナの神核が覚醒し、白銀の星神の力を解き放つ。
ルミナから白銀の膨大過ぎる魔力が銀河のように広がり
星雲や星々のような光がモルドレッドに注がれる。
モルドレッドの髪がルミナのような白銀に染まり
右目が真祖の吸血鬼の真紅の瞳に変わり
左目が雪の結晶のような透き通った白銀の瞳へ染まり
世界中の魔素の色を書き換えて
塗り替える程の膨大な魔力を放出し
天地を紅と白銀の魔力に塗り変える。
モルドレッドは天に手を掲げると
光り輝く星空と星座の魔法陣
そして白銀と黒紫の魔法陣を展開し
脳裏に浮かんだ呪文を唱える。
「顕現せよ……光の恩寵を受けし剣よ……!
神々の血肉を喰らい黒雲の天を絶ち
星雲を支配し星命を廻転させる星空よ…!
すべての闇を祓う力を、我に与えよ……!!
その銘は……聖剣エクス=ヴォルディスノアール!」
モルドレッドの手に現れたのは一振りの
光輝く闇色の剣だった。
聖なる光を帯びた、闇色の聖なる神滅の剣。
聖剣は闇色の黒雷を切り裂き
モルドレッドの聖剣が煌めく。
聖魔神剣エクス・ヴォルディスノアールが
邪神ヴァルシオンの体を何度も何度も切り裂く。
【黒皇天覇星氷銀凍斬】
「はああああああ!!!」
「ここから…いなくなれええええ!!」
【星命流転覇魔天黒滅皇星漆燼塵爆覇】
ルクシアが放った
禍々しい赤黒い闇色の魔法陣から放たれた
超新星爆発のような白銀の輝きにも見える
究極の極大消滅魔法の力は
星の最期の煌きを彷彿とさせる、淡く美しい輝き。
邪神の最期の抵抗の一撃さえも消滅させて
残った人工神核の力も完全に砕け消滅した。
「まだ……わたし…は………」
邪神ヴァルシオンは完全にこの世界から消滅する。
「やったー!倒せた~!」
「あ………」
ルクシアの体がフラつき倒れそうになる。
「ルクシアちゃんっ!」
「ルミナ、よかった…みんな無事だあ…」
「はい、ルクシアちゃんのおかげです。」
「アンタには助けられちゃったわね、ありがとう。」
「凄かったよ~ルクたん。」
「えへへ…そっか…私、皆の役に立てたんだ…」
「アンタのおかげで、わたし達は勝てたんだから
もっと喜んでもいいんだからね?」
「うん!」
こうして、城の外の魔物もいつの間にか
一匹足りとも居なくなっており
平和を取り戻したアースガルド帝国
事件を解決した翌日
私達はシャルロットの異能の力で
跡形もなく消し飛ばしてしまった
六天魔皇の城の修復を完全に終えたところで
ミューリアムから宮殿に呼び出された。
「ルクシアちゃん痛い所とかはないですか? 」
「うーーん?」
「ないよ!全然平気!」
「ほっ…よかったです。」
「褒美とか貰えるかなー? 」
「まだ分からないでしょ。」
そうこう話してる内に謁見の間に辿り着けた
「シャルロット、モルドレッド、ルミナス、ルクシア
君達の協力に多大なる感謝を。
君達のおかげでこの国は救われた。
感謝してもしきれないよ。 」
「それで、君達の望んだ物を褒美に与えたいのだが
なにか欲しい物はあるか?
可能な限り私が今すぐ用意させてみせるよ」
「水着回再び!海の綺麗なリゾートに行けるチケット!」
「身も蓋も無いわね!?」
「シャルロット…コラッ!
もう少しこう、なんかあるでしょ!?」
「えー?私の願いはそれしかないぜ?
そういうお姉ちゃんは何が欲しいんだよ?」
「え…?それは…えっと…」
「わたしは…欲しい物はないです。」
「私も…これといった欲しい物は…ないです。」
「私はなんでも嬉しいよー!」
「なら…私のリゾートで決まりだな!」
「うむ…リゾートか…良いだろう今すぐ手配しよう。」
こうして私達は宮殿を後にする。
「それじゃ、最後にもう一度確認するけど
ルクシアは、本当に私達についていくの?」
「また、こんな危ない戦いに巻き込まれるかもしれないのよ?
それでも、アナタは大丈夫なの?」
「うん!それでも私は皆と一緒に行きたい!」
「えっと……ダメだった?」
「ううん、一緒に来ないかって誘いに来たのよ。
今私達が生きているのは貴女のおかげだし
一緒に居てくれたら、もっと楽しくなりそうな予感がするの。
だから、その……これからも一緒よ!」
「やったー!!これからも一緒!いっしょ!」
こうして、私達は新しい仲間を連れて帰還した。
お父さんにもお母さんにも
ルクシアと同棲することを話したんだけど
どうやら、ルクシアが私達のことを
何故かお母さんって呼んでしまったのよね。
そうしたら、何か勘違いしたのか
両親はわたしとルミナとシャルロットが結婚しただの
もうこんなに可愛らしい初孫が見れるなんて…!!
だのなんだの騒いで大暴走
今夜のご飯もお赤飯にケーキにお祝いムードだったわ。
また創世の力で家がリフォームされて
四人が同じ部屋でとても大きなベットで寝ることに。
わたし達のベットで一緒に寝ることになった。
前は三人で寝ると少し狭かったけど
このベットになってからは四人でも快適な広さになった。
ルクシアは寝息をたてて眠っている。
だけど、少女の表情は安堵とは程遠く
不安、恐怖、孤独を恐れ、寂しがっている顔をしている。
私は、何も憶えていない。
自分が何者なのかも何処から来たのかも
何も憶えていないんだ。
私は瞼を閉じる度に、とっても怖くなって不安になる。
もしかしたら、何者でもない
何も持っていない空っぽな私は
この世界で一人になってしまうのではないか
不安で不安で…怖くて…寂しくて…堪らない
少女は涙を流した。
それに気づく者は誰もいなかった。
圧倒的な存在に懸命に立ち向かい護ろうとする。
「わたしが…私が…みんなを護るんだ!!」
「そう。いいんじゃない?
あんなみたいな生意気な小娘に出来るとは思えないけど。」
邪神は少女に刃を振るう。直撃はしなかったが
少女はその衝撃で宮殿の壁に飛ばされ激突する。
「きゃあああああああ!!!?」
「ルクシアちゃんっ!?」
「さあ、邪魔が入ったけど、順番は守ってあげるわ
貴女の次は、そこで無様に倒れている小娘
そして、最後はそこに倒れている二人よ…ぎひひ!」
「星命流転覇星激爆覇!!」
ルミナが放った星座の魔法陣から放たれた
超新星爆発のような白銀の輝きにも見える
究極の極大消滅魔法の力は
星の最期の煌きを彷彿とさせる、淡く美しい輝き。
その魔法陣を自身の周囲に五つ程展開し
マルチロックレーザーのように放たれ
邪神ミューリアムを追尾するように軌道が変わり
即死の光が全方位に向けて発射された。
それは邪神の動体視力や反射神経でも避けられない
光より遥かに速く光が見えた時には既に放っている凄まじい速射技術である。
しかし、当たる寸前に紅い時計のような魔法陣
【ジ・エンド・ワールドリバース】が発動し
魔法の時間のみが巻き戻る。
「おっと危ない危ない」
「当たったら死んじゃうじゃないの。」
「その魔法の才能は中々な物ね
まさか、あの方が私を助ける為に
直々にあの禁断の魔法を発動させざるを得なかったなんてね」
「だあああけえええどおおお………遅いっ!!」
邪神は超加速し、ルミナに邪神の凶刃が迫って…………
星命流転覇星激爆覇
邪神の動体視力でも見えなかった
光より遥かに速く撃ち出された究極の消滅魔法は
邪神の片腕を音も無く消し飛ばしてしまった。
「こいつ…!?なんて異常な速射能力なの…!?
魔力を溜めるそぶりも予備動作も一切無かったのに!?」
「ルクシアちゃんには、近づけさせません。」
ルミナは殺戮兵器のように冷静に魔法を最速で撃ち込み続けて
邪神ミューリアムを徐々に追い詰めていく。
星命流転覇星激爆覇
全方位にマシンガンのように連射された
百発の追尾型の星命流転覇星激爆覇
宮殿を駆け回り直撃はなんとか避けるが
邪神ミューリアムの肉体を徐々に削っていく
「バカな…!?あり得ないわ…!?
たかが、11年しか生きていない小娘如きに
この私が追い詰められているっていうの…!?」
この小娘……!?
あの吸血鬼と生意気な白い奴が気を失った瞬間から
気配が大きく変わった…!?
ナヨナヨしてる腰抜けかと思ったら
さっきとは別人のように魔力が増した…!?
何が起きた…!?何か力を覚醒させる為の条件を満たしたのか!?
いや、違う……アイツの瞳にはなんの変化も起こっていない。
それにも関わらず、覚醒したように
様子が別人のように変わって魔力が増した…?
まさか、この絶大な魔力量が本来の魔力で
私相手にずっと本来の力を隠蔽していたというわけ!?
神核を覚醒させなくてもこの強さだなんて…
これが…世界最強と謳われている
六天魔皇の実力だというの…!?
邪神ミューリアムの姿が溶けだして本来の姿が現れる。
灰色の鏡が醜く歪んだ怪物のような姿に変貌する。
ルミナは氷のように冷たい眼差しを向けて
ミューリアムの姿に化けた邪神
ヴァルシオンを確実に追い詰めていく。
ありとあらゆる能力は邪神の方が上だが
ルミナの魔法の才能は魔力操作に魔法構築の精密さ
魔力の隠蔽に魔力探知を掻い潜る隠密性と多彩だが
魔法を撃ち出せる速度も尋常ではない。
ルミナは速射能力と星命流転覇星激爆覇の
初速から撃ち終わりまで変わらない光のように速い射出速度が合わさり
光を視ることが出来た瞬間には当たっている
撃たれたらほぼ回避不能の必殺魔法になっている。
「あり得ない…あり得ないわ…!?
私がこんな小娘に負けるというの…!?」
邪神ヴァルシオンは闇の触手でガードするが
意味無く全て消し飛ばされる。
「こうなったら……やるしかないわねえええ!」
邪神ヴァルシオンは全力を出して
星命流転覇星激爆覇の回避のみに
全神経を集中させ、百発同時に撃たれた曲射追尾型の
星命流転覇星激爆覇を掻い潜り
ルミナに邪神の凶刃が迫り来る。
「痛い……痛いよ……」
「でも…私が………私がやらなきゃ……」
「みんな……やられちゃう………!」
「動いてよ……動いて……私の体……」
究極の消滅魔法を最速で放ったルミナ
その魔法は完全に避けきれなかった邪神の顔を半分消し飛ばすが
それでも、邪神の凶刃は止まらず
ルミナの卓越した速射能力でその直後に二発目の
星命流転覇星激爆覇が放たれたが
少女が見たのは、ルミナの頭に
今まさに邪神の凶刃が振り下ろされる瞬間だった。
「ダメーーーーーー!!!!!!」
その瞬間、世界の時が完全に静止し少女は眩い光に包まれる。
「お目覚めかしら、愛しき我がお姫様?」
妖艶な声音で囁かれ、ルクシアは覚醒した。
慌てて周囲を見渡す。
「ここは・・・・・?」
不思議な部屋だった。白と黒
正方形のタイルで埋め尽くされた床。
宇宙空間のようで背後には巨大な満月が浮かんでいて
四方の壁際には作りかけの石膏像が散在している。
不安定な人体。不完全な鳥獣。城塞や神殿のミニチュアや
見たこともない異世界の乗り物の模型もあった。
起き上がった少女の前方には
自分と同じくらい幼い少女。
しかし、何処かで見たことがあり
少女はこの人のことをよく知っている気がする。
覚えてないけど、この子からお母さんと同じ匂いがする。
アンティーク調の椅子にゆったりと腰掛けている。モノクロームで統一された内装において、
絢爛たる純白のドレスが異様に映えている。
「ここは創世神域。そして、私は、アルビオン」
「アルビオン・・・・・?」
「個体名シャルロット・レガリアの私の本体
未熟なあなたたちを導くための人格。
・・・・・とでも言えば良いのかしらね?」
「えっと…誰…?もしかして……私のお母さん?」
「……そうかもしれないし、そうじゃないとも言えるね。」
「どっちなのー?」
「それより、あの子達を助けたいんでしょ?
あの子、このままじゃ、相討ちになるよ?」
「あっそうだった!
えっと…アルビオンさん
どうすれば…みんなを………助けられるの?」
「安心して、私の言う通りにすれば
あの子を助けられるという結果まで
運命を導いてあげられるわ。」
「……どうすればいいの?」
「貴女は、既にもう持っているわ。
この盤面をひっくり返して、全てを救うだけの凄い力を
貴女はそれを忘れてしまっただけ。
私が、少しだけ思い出せる手助けをしてあげる。」
月の光のような淡い神々しい光に包まれて
少女に眠った運命を覆す力が覚醒する。
【神核覚醒:新世界の創世神】
ルクシアの足元には星命流転の星々の魔法陣と
創世と終焉の神の力が融合した魔法陣が出現し
ルクシアの体が宙に浮く。
「なにっ!?」
神々しい光を浴びた邪神ヴァルシオンが苦しみだし
心臓部から人工神核が飛び出す。
そして、人工神核が砕ける。
人工神核から溢れた邪悪な魔力が
少女の胸の中に取り込まれていく。
「ぐっぎぃっいいやああああああっっ!?!??」
「はあ……はあ……はあ………はあ……!?!?」
「小娘ッッッ!…貴様…いったい何をしたの!!」
少女の神核の力が覚醒し
彼女の魂の根源に最初から刻まれていた
シャルロット、モルドレッド、ルミナの紋章
その三人から取り込んだ力は現在より遥かに強力で
シャルロットの完全態となった創世の神の力
虚空の神の力、虚無さえも滅ぼす力
モルドレッドの真祖の吸血鬼の力に
全てを壊す破壊神の力。
そして破壊神の力が極限まで極まった
最終形態となる終焉の神の力。
そして、ルミナの改竄と崩壊と白銀の星滅神の力を宿している。
彼女の異能の力は、融合。
ありとあらゆる力を自身に混ぜ合わせる混沌とした
創世と破壊と白銀の神の神核が混ざっている
類を見ない程特殊な神核を宿している。
三人の力が混ざりあった異能の力が解き放たれた。
神々しい純白の光と禍々しい闇が合わさって
世界の均等を覆す最強の力が解き放たれ
神核の覚醒と同時に神化され
少女は純白の創世神の衣装を纏うが
邪神の闇を取り込んだことにより
黒く染まった創世の神のような神装に変化する。
「星命流転堕天慈癒極愛光」
宇宙と星々のような闇色と白銀の治癒の光を放ち
瀕死の三人を回復させる。
「この光は………!?」
「…この光…三人の魔力が混ざっているのか?」
どういうことだ…?
この光はどんな病や傷さえ癒やす慈愛の異能の光
それをベースに、私達三人の異能の力が混ざったモノ
彼女の異能は一体なんなのだ?
見た物を模倣するだけの異能かと思っていたが
これは、それ以上のナニカだな?
それに感じたのは、今、彼女に感じているのは
凄まじく弱体化している現在の私より遥かに強い
全盛期の時の創世の力に近しい力を感じる。
創世の力を持っているのは
後にも先にも、原初の竜。
創世神竜アルビオンの神核と魂を持っている
私しかあり得ないはず……
「不思議なやつだ。」
「ほら、お姉ちゃんいつまで寝てるんじゃっ!」
「ぴぃぎゃっ!?」
「おはようさん。」
「あ…おはよ…って今何がどうなってるの!?」
「ああ、お姉ちゃんが気絶してる間に
あの子が九割方なんとかしちゃったよ。」
「えっ!?ええ、どうゆうことよ?」
「シャルロット、モルルン、ルミナ……!」
「みんな…一緒に戦おうっ!」
「おうよっ!」
「しょうがないわね、やってやるわよっ!」
「はい!」
シャルロットは
莫大な体内エネルギーの放出を魔力に変換させて
生物の限界を超えた身体能力を引き出す
神核の創世の能力を解放した。
その力は1%の力を100倍以上に無制限に増大させるが
強大な力と引き替えに身体に多大な負荷がかかる為
余程の相手でなければ使わない短期決戦用の切り札だ。
普段は1%の力しか引き出せないシャルロットだが
あらゆる制限を解除し全能力が99倍にされて
一時的に100%の力を引き出せるようになった
シャルロットから凄まじい魔力が溢れ出し
この世界の全てを消し飛ばす勢いで放出された
膨大な魔力の奔流を青白い神之炎へと変換し包み込まれながら
虹色の神炎を最後の一撃を繰り出す為の足先に集中させて纏う。
そしてそのまま邪神ヴァルシオンにとどめを刺す為に駆け出す。
「うりゃあああああああ!!!!!!!!」
シャルロットの神の一撃は
それを受け止めた邪神ヴァルシオンの
上半身と両腕を跡形もなく消し飛ばしてしまった。
「ルミナス・メモティック・フォールンナイトが命じますっ!!!」
ルミナは伝説の聖剣を顕現させる呪文を再び唱える
「アルメーテ、ゴルハールペート………エスパルダール!」
ただの影でしかなかった剣に実体が宿り
「ブラフオネーラ、ファルダーヘ……エスカルセーラ・・!!!」
聖剣の基盤となる聖遺物から聖なる光を帯びたものを抽出する。
「ブフエータ、オンブレーラ……
アンテブラーゾ…………マノーボラ…………」
聖なる光が宿った影の剣は闇色に輝いていき……
「キホーテ…………グアルダ…………
グレーバ…………エスカルペ…………………」
白と黒の魔力粒子が影の剣に収束し混ざり合い
その聖剣を現実に顕現させる開放の言葉を紡ぐ。
「―――エスポラーソ・アブソリュート!」
「お姉ちゃん、これで終わらせてくださいっ!」
【神核覚醒・星煌銀輝星覇廻流転】
ルミナの神核が覚醒し、白銀の星神の力を解き放つ。
ルミナから白銀の膨大過ぎる魔力が銀河のように広がり
星雲や星々のような光がモルドレッドに注がれる。
モルドレッドの髪がルミナのような白銀に染まり
右目が真祖の吸血鬼の真紅の瞳に変わり
左目が雪の結晶のような透き通った白銀の瞳へ染まり
世界中の魔素の色を書き換えて
塗り替える程の膨大な魔力を放出し
天地を紅と白銀の魔力に塗り変える。
モルドレッドは天に手を掲げると
光り輝く星空と星座の魔法陣
そして白銀と黒紫の魔法陣を展開し
脳裏に浮かんだ呪文を唱える。
「顕現せよ……光の恩寵を受けし剣よ……!
神々の血肉を喰らい黒雲の天を絶ち
星雲を支配し星命を廻転させる星空よ…!
すべての闇を祓う力を、我に与えよ……!!
その銘は……聖剣エクス=ヴォルディスノアール!」
モルドレッドの手に現れたのは一振りの
光輝く闇色の剣だった。
聖なる光を帯びた、闇色の聖なる神滅の剣。
聖剣は闇色の黒雷を切り裂き
モルドレッドの聖剣が煌めく。
聖魔神剣エクス・ヴォルディスノアールが
邪神ヴァルシオンの体を何度も何度も切り裂く。
【黒皇天覇星氷銀凍斬】
「はああああああ!!!」
「ここから…いなくなれええええ!!」
【星命流転覇魔天黒滅皇星漆燼塵爆覇】
ルクシアが放った
禍々しい赤黒い闇色の魔法陣から放たれた
超新星爆発のような白銀の輝きにも見える
究極の極大消滅魔法の力は
星の最期の煌きを彷彿とさせる、淡く美しい輝き。
邪神の最期の抵抗の一撃さえも消滅させて
残った人工神核の力も完全に砕け消滅した。
「まだ……わたし…は………」
邪神ヴァルシオンは完全にこの世界から消滅する。
「やったー!倒せた~!」
「あ………」
ルクシアの体がフラつき倒れそうになる。
「ルクシアちゃんっ!」
「ルミナ、よかった…みんな無事だあ…」
「はい、ルクシアちゃんのおかげです。」
「アンタには助けられちゃったわね、ありがとう。」
「凄かったよ~ルクたん。」
「えへへ…そっか…私、皆の役に立てたんだ…」
「アンタのおかげで、わたし達は勝てたんだから
もっと喜んでもいいんだからね?」
「うん!」
こうして、城の外の魔物もいつの間にか
一匹足りとも居なくなっており
平和を取り戻したアースガルド帝国
事件を解決した翌日
私達はシャルロットの異能の力で
跡形もなく消し飛ばしてしまった
六天魔皇の城の修復を完全に終えたところで
ミューリアムから宮殿に呼び出された。
「ルクシアちゃん痛い所とかはないですか? 」
「うーーん?」
「ないよ!全然平気!」
「ほっ…よかったです。」
「褒美とか貰えるかなー? 」
「まだ分からないでしょ。」
そうこう話してる内に謁見の間に辿り着けた
「シャルロット、モルドレッド、ルミナス、ルクシア
君達の協力に多大なる感謝を。
君達のおかげでこの国は救われた。
感謝してもしきれないよ。 」
「それで、君達の望んだ物を褒美に与えたいのだが
なにか欲しい物はあるか?
可能な限り私が今すぐ用意させてみせるよ」
「水着回再び!海の綺麗なリゾートに行けるチケット!」
「身も蓋も無いわね!?」
「シャルロット…コラッ!
もう少しこう、なんかあるでしょ!?」
「えー?私の願いはそれしかないぜ?
そういうお姉ちゃんは何が欲しいんだよ?」
「え…?それは…えっと…」
「わたしは…欲しい物はないです。」
「私も…これといった欲しい物は…ないです。」
「私はなんでも嬉しいよー!」
「なら…私のリゾートで決まりだな!」
「うむ…リゾートか…良いだろう今すぐ手配しよう。」
こうして私達は宮殿を後にする。
「それじゃ、最後にもう一度確認するけど
ルクシアは、本当に私達についていくの?」
「また、こんな危ない戦いに巻き込まれるかもしれないのよ?
それでも、アナタは大丈夫なの?」
「うん!それでも私は皆と一緒に行きたい!」
「えっと……ダメだった?」
「ううん、一緒に来ないかって誘いに来たのよ。
今私達が生きているのは貴女のおかげだし
一緒に居てくれたら、もっと楽しくなりそうな予感がするの。
だから、その……これからも一緒よ!」
「やったー!!これからも一緒!いっしょ!」
こうして、私達は新しい仲間を連れて帰還した。
お父さんにもお母さんにも
ルクシアと同棲することを話したんだけど
どうやら、ルクシアが私達のことを
何故かお母さんって呼んでしまったのよね。
そうしたら、何か勘違いしたのか
両親はわたしとルミナとシャルロットが結婚しただの
もうこんなに可愛らしい初孫が見れるなんて…!!
だのなんだの騒いで大暴走
今夜のご飯もお赤飯にケーキにお祝いムードだったわ。
また創世の力で家がリフォームされて
四人が同じ部屋でとても大きなベットで寝ることに。
わたし達のベットで一緒に寝ることになった。
前は三人で寝ると少し狭かったけど
このベットになってからは四人でも快適な広さになった。
ルクシアは寝息をたてて眠っている。
だけど、少女の表情は安堵とは程遠く
不安、恐怖、孤独を恐れ、寂しがっている顔をしている。
私は、何も憶えていない。
自分が何者なのかも何処から来たのかも
何も憶えていないんだ。
私は瞼を閉じる度に、とっても怖くなって不安になる。
もしかしたら、何者でもない
何も持っていない空っぽな私は
この世界で一人になってしまうのではないか
不安で不安で…怖くて…寂しくて…堪らない
少女は涙を流した。
それに気づく者は誰もいなかった。
0
あなたにおすすめの小説
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【リクエスト作品】邪神のしもべ 異世界での守護神に邪神を選びました…だって俺には凄く気高く綺麗に見えたから!
石のやっさん
ファンタジー
主人公の黒木瞳(男)は小さい頃に事故に遭い精神障害をおこす。
その障害は『美醜逆転』ではなく『美恐逆転』という物。
一般人から見て恐怖するものや、悍ましいものが美しく見え、美しいものが醜く見えるという物だった。
幼い頃には通院をしていたが、結局それは治らず…今では周りに言わずに、1人で抱えて生活していた。
そんな辛い日々の中教室が光り輝き、クラス全員が異世界転移に巻き込まれた。
白い空間に声が流れる。
『我が名はティオス…別世界に置いて創造神と呼ばれる存在である。お前達は、異世界ブリエールの者の召喚呪文によって呼ばれた者である』
話を聞けば、異世界に召喚された俺達に神々が祝福をくれると言う。
幾つもの神を見ていくなか、黒木は、誰もが近寄りさえしない女神に目がいった。
金髪の美しくまるで誰も彼女の魅力には敵わない。
そう言い切れるほど美しい存在…
彼女こそが邪神エグソーダス。
災いと不幸をもたらす女神だった。
今回の作品は『邪神』『美醜逆転』その二つのリクエストから書き始めました。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる