神様とツンデレ吸血鬼と恥ずかしがり魔皇のトリニティデスティニー 〜神様と吸血鬼の姉妹が転生して、気まぐれに世界を救います〜

ネコトーニャ

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白銀の魔皇と真紅の魔王編 隔離された世界

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六天魔大神魔戦争ラグナロクの結果が有耶無耶となった。


それによって、六天魔皇達は

闘技場にて、モルドレッド・レガリアが

六天魔皇に相応しい存在がどうかを決める多数決にて

見事に反対派と賛成派に別れたことで



反対派のラミレスとシャイニス、サンド

賛成派のルミナス、クルル、ミューリアム

ミューリアムはあくまで中立の立場を貫きたいようで



三対三の勝負をすることになったけど


ミューリアムの代わりに私が参戦することになった。








クルルは白と黒の悪魔と天使の翼を広げて

赤黒い闇を纏った死神のような大鎌、ディアボロスを召喚した。


ルミナは杖を構えて

私は、魔剣をとりあえず構えてみる。



そして相手方は

シャイニス君は光の剣を召喚し

サンドは何も持っていない。

ラミレスは闇色のレイピアを構えている。



そして、戦いの火蓋は切られてしまった。


「いっくよー!」

サンドは腕から砂の刃を繰り出す。


「よーし!我に任せよっ!」

堕天する運命刃血槍フォールンブラッドブレイド


クルルは大鎌から赤黒い魔力の斬撃を射出する。


しかし砂塵に触れた黒い光が砂に変わっていく。


「うむむ、相殺されてしまった。」

二発目の砂塵が来るがそれは

モルドレッドの視界に入った瞬間掻き消える。



「あの厄介な砂は私が打ち消すわ!」


「おおっー!モルモルすごくカッコイイのじゃ!」

クルルが純粋無垢な子供のように瞳をキラキラとさせている。



見惚れていたクルルにラミレスの刃が迫るが

それを防いだのは、ルミナだった。


「あら?ルミナスさんの方が先に反応なさるのね?」



「モルドレッドさん、貴女も大したことないんじゃないかしら?」


「な…なんですって!?」

「だったら、これでも食らいなさい!!」



終焉焔獄炎滅弾ブレイズ・エンド!!!」


モルドレッドが漆黒の太陽を放ち

ラミレスに巨大な漆黒の太陽が迫るが


ラミレスは冷静に魔力の乱れている

術式の構築が粗く荒い部分をピンポイントで

レイピアで貫き、漆黒の太陽を消滅させる。


「ウソでしょ……!?」


「なんて凄まじい繊細な技術なのじゃ…!?」


「へえ?先程まで呆けていたのに

よく分かりましたね?クルルさん?」

「まあ、貴女はここで終わりでしょうけど。」


シャイニスはクルルの背後に回り

光の剣を振り下ろす瞬間だった。

しかし、神速で動き回る彼の動きを捉えて

それに最も速く反応した者がいた。


ガキィンと金属同士が激しく衝突したような音が鳴り響く。


ルミナはクルルに迫るシャイニスの光剣を

魔法杖を横にして受け止めていたのだ。


「くっ…また貴様か!ルミナスっ!」



「クルルちゃんは…やらせませんよ!」

「おっと!私も忘れてもらっちゃ困るよ!」


サンドの放った砂塵がガラ空きのルミナの腹部に迫るが

それをクルルがディアボロスで防ぐ。


そして、三人と二人は混戦状態になっていく。




その様子をラミレスは眺めていた。





「あら?もうこんな時間ですの?

まあ、いいですわ。

茶番は、もう終わりにするとしましょうか。」



「魔王サタニティ様の意志のままに。」


ラミレスが隠していた

闇色の四角系立体魔法陣を起動させる。


すると、オルガンティア帝国は虚空に呑み込まれ

空には黒い太陽と月が昇り

世界は暗黒の闇に包まれてしまった。





















「ここ…何処なの?」


外は一切の光が無くて闇しか見えず

黒い太陽と黒い満月が同時に浮かんでいる異様な世界となっていた。

不安になりながらも宮殿を彷徨っていると


ルミナと六天魔皇のクルルを見つけた。



「二人とも大丈夫だった…!?」


「よ…よかったんです!大丈夫だったんですね!」

「フッフッフッ!六天魔皇最強のクルル様がついているのだから

ルミナスが無事なのは当然なことなのだ!」

「二人が無事で本当に安心したわ…。」


「えっと…それで他のみんなは見かけてない?」


「すまぬ、他の皆は見ておらぬ。」

「モルドレッドさんとクルルちゃん以外

他の方の魔力は一切感じませんでした。」

「そう…それじゃあ三人でここから脱出しましょう!」


「三人だけじゃあないんだぜ!」


その時空間が歪み、そこから二人の人影が飛び出してきた。




「よっ!お前達元気にしてたか~?」


「モルルン!ルミナ!助けに来たよ!」



「シャルロット…!…ルクシアも…!?」


「シャルロットさんに…ルクシアちゃんも来てくれたんですね!」


「うわああ!だ…誰…なのだ!?」



「えっと…モルドレッドさんの妹です。」

「なんと…!妹がいたのか!」


「それとこの子はルクシアちゃんです。」


「ルクシアです!よろしくね!クルル!」


「よ…よろしくなのじゃ !」


クルルはルクシアとぎこちない握手を交わす。




「うおおおおおお!!中二病娘きたーー!

めっちゃ可愛いじゃあないか!」




「えっ…あっ…我のことを…かっかわいい……だと!?」



クルルは照れているのか顔を真っ赤にする。







「何者かがオルガンティア帝国以外の世界を消滅させたか

世界構築出来るぐらい強力な禁断とか禁忌とか言われている

魔王クラスの大魔法を行使した…と思っていたのだが」



「どうやら、そういうわけじゃあないらしい。 」


「えっと…どういうこと…?」




「私も何者かは知らないが、世界を切り取って

この異次元空間に隔離したってこった。」




「よく分からん!もっと簡潔に話せ!」




「………ようするに、私達以外存在せず

オルガンティア帝国程度の大きさしかない

小さな異世界に隔離されたってことだよ。」



「つまり…結界のような大規模の空間系魔法…ということでしょうか?」


「そう、正解。流石はルミナたん」


「今、オルガンティア帝国は丸ごと

でっかい黒い闇夜の結界が包み込まれていて

多次元宇宙のような空間をふわふわと浮かんでいる。」




「……すまん、よく理解出来なかった」



「クルルちゃん……お前、実はモルちゃん並に阿呆だな?」




「はあああああああ!!? 誰か阿呆よ!!」

「わ…ワワワ!我は天才なる叡智の大悪魔であるぞ!」




「もっと簡潔に説明すると

私達しか存在しない世界に転移させられて、閉じ込められたってこと。

理解出来たか?クルルちゃん?」



「わ…わわわ我は天才だからな!

そ…そそそんなこと理解しておったぞっ!!!」


「……絶対ウソだろ。」



「ま、まずは脱出するのが最優先であるな!」


「今、絶対話を反らしたわね。」




「と…いっても、あらかた回っても何もないわね」


「もしかしたら、はぐれた六天魔皇の
皆さんと出会えるかと思ったんですが…何処にも居ませんね。」


「ああ、そいつらなら見たぞ。」


「えっ、それは本当ですか!?」



「ああ、他のみんなは結界の外側にいて

この結界の解析、解除、破壊を試みていたが

どうにもならずに手詰まりって感じだったぜ?」


「よかった…皆さんは無事だったんですね。」



「それにしても誰もいないのは不気味な世界じゃな?」


「うん真っ暗でちょっと怖いよね~!」

「わ…わたしは暗がりなんか怖くなんてないんだからね!」




「……そうでもないぜ?魔物さんのお出ましのようだ。」




人型のような闇がうねうねと蠢き私達の行く手を阻む。




「ここは六天魔皇最強の我に任せよ!」


傲慢なる堕天使の滅光緋熾スペルペアフォールンクリムゾン!!」



クルルの掌に赤黒い光が集まっていき弾ける…

と思った瞬間、異変が起こった。



ルミナとクルルの衣服がパシュッと弾けて消滅したのだ。



「…………へ?」


「……………え?」



「……わーーお、眼福です。」


「何、拝んでるのよシャルロット!!??」


モルドレッドがシャルロットの90度、首を折り曲げる。


「待って待ってお姉ちゃんギブギブギブアップ!?

首が…!?首が折れるやつだからそれ!」




「ぎゃ……きゃあああああああああああああ!!!」


「ぴゃ……ああ……ああああ………!?」


クルルとルミナは裸を見られたと理解した途端

顔を真っ赤にして

丸見えになった大きな胸を手で覆って座り込んでしまった。



「ねえねえ!どうして二人はすっぽんぽんになっちゃったの?」

「そ…そうよシャルロット!どういうことよ!」


「えっと…私も詳しくはよく分からんが

この宮殿の内部には強力な魔法に対する

反射と封印の魔法が掛かっていて

魔法を使うと魔力が使用者の方に跳ね返ってくるってわけ

ルミナは魔法の種類が光を放出する系統の魔法だったから

近くにいたせいで流れ弾を食らってしまった…ってわけよ。 」



「じゃあ、どうすればいいのよっ!?」


「簡単なことだよ、宮殿の外に出るか

弱い魔法であいつらを攻撃すりゃいいんだよ」


「でも…そんなことできるわけ…」



「しょうがないなあ…ここは私が食い止めるから

お姉ちゃん達はそこの全裸の二人を連れて宮殿の外に行って!」

「外なら魔法も使えるだろうし、服も修復出来るかもしれない。」





「わ…わかったわ!無茶はしないでね!」


「フッフッフッ私を誰だと思っている?

世界最強の可愛いお姉ちゃんの妹だよ!」


「あっ我もそういうセリフ言ってみたかったのにぃ!」

「えっと…気をつけてください!」

「応援してるよ~!」









「さて………と。」



そして、皆が居なくなり、一人になると


シャルロットは影の魔物に手をかざす。

そして、指をパチンッと弾くと

九つの魔法陣が浮かび上がり、小さな赤黒い炎が現れた。




極小黒滅獄炎弾ミニマム・ブラック・ファイアボール

私が放った九つの小さな炎は、人影のような魔物に衝突する。

次の瞬間、魔物の胴体に穴が空き
ブラックホールのように広がり続ける

小さな黒炎はみるみる人影のような魔物達を飲み込んでいく。





「……相変わらず、凄まじい魔力ですのね

本来の実力の一千億分の一まで弱体化されている方とは思えませんわね。」

闇から現れたのは
闇色のレイピアを手にした金髪に紅い瞳の吸血鬼だった。




「この影の魔物はお前の仕業か…?」


「常闇と鮮血の六天魔皇、ラミレス・ブラティー。」

「貴様は、何が目的だ?」


「私の役目は、原初の神竜アルビオン、貴女の足止めですわ。」



「なるほど、お前も敵だったってわけか。」


「フフフ…最初からこうなることはご存知だったんでしょう?」


「まあ、私が全部解決してやったら退屈だからな

たまには、こういう刺激も必要なんでな。」


「フフフ…相変わらず、悪いお方ですこと。」



ラミレスは血液を操作し硬化させた血槍を投擲すると
同時にシャルロットの懐に踏み込み

闇色のレイピアをシャルロットの腹部に穿つ。



しかし、シャルロットは短剣を取り出し

短剣の切っ先でレイピアを受け止める。


その瞬間レイピアの切っ先が粉々に砕け散った。

「なっ!?」

そして、驚愕しているラミレスの腕を

短剣で三度切り刻み片腕を斬り飛ばす。


「中々やりますわね…?」


「ですが、流石に弱体化しきっている今の貴女なら

この魔法は相殺したり防ぐことは不可能なはずっ!」




終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロア!!!」


ラミレスの全ての魔力が圧縮され
極限まで高められた魔力が一気に禍々しい黒い炎へ変質していき

大陸を飲み込む、巨大な津波や濁流のように

私に向かって降り注いだ。


ほう、この極大魔法をたった一人で

こんなにすぐに魔法陣を構築し使えるとはな


これがこいつが六天魔皇に選ばれた理由か?


本来、この魔法は一人で使えるものではない。

煉獄焚天点火焔収束獄炎滅爆バーストイグニッション・インフェルノ・ブレイズ

という複数人の魔力を束めて

一人では発動不可能な強力な魔法の行使を可能にさせる連携の魔法を使い



複数人の全魔力を最も魔力が高く魔力操作に長けた

一人の魔法使いに集めさせて

苦労の果てにようやく放つことが出来るようになる

世界破滅級の大魔法だからだ。



しかし、その魔法でさえ、彼女には通じない。


世界を覆い尽くす勢いで濁流のように押し寄せる

黒炎に対して、シャルロットは青白い光の板を創造させ

サーフィンのようにその世界を呑み込む黒炎の波を乗りこなしていき





ラミレスは接近して赤黒い稲妻を纏わせた拳を振り下ろすが

触れる前にラミレスの腕がバラバラに切断される。


「なっ…!?」


すぐさま再生するが、近づいた瞬間に

細切れにされてしまうことを悟ったラミレスは


巨大な黒炎の大波を発生させて、シャルロットを呑み込もうとするが

黒炎に呑み込まれたシャルロットは、自身の周囲に存在する

終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアを空間ごと切り裂いた。

終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアはシャルロットに到達する事はなく

シャルロットに黒炎が届く前に消滅し続けていく。


「それ…ならっ!」

ラミレスは極限まで圧縮して貫通力や威力を高めた

終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアの刃を連射するが

シャルロットはそれを軽く指を弾く事で

紫の魔力の刃を発生させ、全て相殺させる。





ラミレスは終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロア
シャルロットに対して挟み撃ちのように左右から呑み込むが

空間を断絶されたように終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロア

一刀両断されると、黒炎が弾けて爆ぜる。

シャルロットは何事も無かったかのように平然としていた。



そして、その指先をラミレスに向けていた。


「そん……な…こと…が……!?


あの斬撃は…世界という概念ごと時空間を斬り裂いて

断絶させている……なんなのだ…その力は……!?」


「アルビオンの力とは…絶大な魔力から繰り出される

常人と比べて遥かに高威力の魔法と破壊と創造の力だけのはず…」


「そっか…お前もこの斬撃は知らなかったか?」


「私が持っている力は創世だけじゃあないんだよ。

魔王剣みたいな破壊神の権能を宿した魔剣の中以外にも

この魔法と似たような事象を起こす事が可能な

魔法が存在していてねえ

世界という概念に内包されている

ありとあらゆる概念を空間諸共全てを切断する

究極の断絶魔法…って言われてるんだけど

まあ、これから死にゆく奴に教えた所で無意味か。」






根源破滅喪焚靄燼塵滅アゾートアンプルダ。」

シャルロットは神の魂さえ滅ぼす
転生封じの白紫の炎を放ち

頭部からじっくりとラミレスを焼き
ラミレスの魂を灰に変えていく。



「あり得ない……こんな…こと……が……!?

私の終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアが通じないなんてっっっ!!!??」


「魔力というのは鍛錬で魔力の質は磨く事は可能で

人間でも努力すれば同格にまで高みに登れる存在もいた。

だがしかし、魔力量と魔力の質は

鍛錬や研鑽で増大出来るのには限界がある。

魔力量は天性の才能か長き時を生きるかしか増えない。


魂が生きた時間に比例して魔力量というモノは増大し続け
長くて大体100年しか生きられない人間と

1000年やそれ以上の長き時を生きた存在とでは

魔力量なり魔力の質なりに絶対的な差が出来る。」




「お前は二千年生きて魔道を極めたかなり強い部類の吸血鬼なのだろうが」


「二千年など、私にとっては人間になってからの人生と同じ時間だが

神様だった時間と比べれば刹那のような短い時間でしかない

神様の私にとってはとっくの昔に通り過ぎた時間だ。」


「お前が二千年なら

私はその何百倍、数億倍生きてきた

幾千年の時を生きる魔王であり神様だ。」


「二千年生きてきた程度で、勝てると思ったのか?」



「あ……あり得ない……そんな…魔力量が………

もはや残りカス以下の力しか残ってないはずの

たった一人の人間から…出ているはず……!?」




「それじゃあ、アンタの得意そうな火力勝負で

決着を付けさせてやるよ。私は優しいからな。」


「見せてやるよ。」


終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアを更に超えた

最強の炎を、最期にその魂に刻み込んでやろう。 」



シャルロットの掌に赤い炎が燃え広がる


それは……一見するとなんの変哲もない

普通の炎のようだった。

魔法によって生み出された炎は紫、黒、紅といった

本来の火とは違う変わった色をしているが

シャルロットが出現させたのは、普通の火だ。

だが、その炎の温度は太陽より遥かに熱く

その温度は摂氏一万九千度を超えており

この炎を中心にあらゆる物質が熱で溶け、蒸発し赤熱化している。




「それは……炎……なんですの……?」


シャルロットは炎を操作しながら、指先に炎を灯す。



「さあ、これで幕引きだ。」




「こんな変哲もないただの火なんかに

私の最強の炎魔法は負けませんわ!!!

何もかも消えて亡くなりなさい!!!!

終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロア!!」


「………さよなら、ラミレス」


物語を終幕させる火サーガ・ジ・エンド



シャルロットが放った緋色の火が

終焉焔獄炎滅黒陽ブレイズ・ロアを一瞬で焼き尽くし

ラミレスの存在そのものを燃やし灰燼に変えていく。



「そ…そんな…………バカな…!?」

「ああ……あ………ああ………あ…ああああああ!!」


ラミレス・ブラティの存在が完全に消え去った。

炭となったラミレスから紅い結晶のような物が残った。





「あいつを倒したら魔法封じの結界が解除された…?」


うむむ、この空間もあいつの仕業ってわけじゃなかったのか。


「それに、このでっかい結界の魔力、何処かで見た気がするが……」

何処だったか……気のせいかもしれないが

僅かにルミナの魔力にも似ているような?



「まあ、いいか。それじゃあ

ゆっくりと見させてもらうよ、この異変の結末を」


シャルロットは介入せずにこの異変の結末を見守ることにした。


「蘇れ、愚かな吸血鬼。」


私は床に一滴の魔力の紅い雫を落とす。

すると、禍々しい魔法陣が描かれ

ラミレスの魂が現れる。

私はラミレスの魂を握り、弄りまわす。

創世の力で魂の形を好きなようにこねくり回し

善良な良い子ちゃんになってもらうことにした。

何が原因で悪い子になったかなど、私の知ったことではない。

それに、こいつが死んで六天魔皇の席が空くと

モルちゃんにとって面倒くさそうなことになりそうだ。

モルちゃんがラミレスの空いた席に無理矢理入れられて

新たな六天魔皇になるという未来が確定してしまうこと…だったり?

ルミナは推薦する気満々だし

でもそんなことになったら

またモルちゃんにニャーニャー言われるだろうからな~


なんて思いながらシャルロットは呆然と黒い月を眺めている。 













そして、その様子を紅い結晶を通して見ている男がいた。

白銀の髪に金色の神々しい瞳と青白い透き通った瞳

いかにも魔王か吸血鬼といった風貌をしている。



「ラミレスは逝ったか。」

「まあそんなことはどうでもいいんだ……」

「数え切れない程の世界を滅ぼしながら

ようやく君を見つけることが出来た……」


「遂に……出逢えた………もうすぐだ……」


「ああ、ようやくだ……ようやく君に会える……」



「ルミナス……」





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