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・第二十七話「執政官と蛮姫共に仮面の御方と語らう事(後編)」
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「お前は俺に似ちょうな」
……アルキリーレはチェレンティに笑いながらそう言った。かつての覇者たる蛮姫から、簒奪を目論む暗躍者たる仮面の御方へ。今は敵同士。だけど、悪意の無い笑顔だった。
「俺は戦で。お前は謀略で。手段は違うが、同じじゃ。国の為に統一ばする。そん為に、敵ば蹴散らかす。そん過程で、犠牲ば厭わん。同じじゃ」
「……似ている、か。否定は出来んかもしれんな、北摩の覇王。俺はレーマリア人らしからず、争い事を女より好む手合いだ」
言われて、成る程否定できないと認識するチェレンティ。目の前の女の人生については調べた。寧ろ共感すら覚える。事実、アルキリーレがこの敵手に、刺客達に対してしたような即殺を我慢しているのは、彼女もまたある程度の共感を覚えていたからだが。
「元、じゃ。元覇王じゃ、後輩」
若いのうと言うような言葉を、訂正と共にアルキリーレは付け加えた。チェレンティの形の良い細い眉が僅かに上がった。お前大体同い年くらいだろと。
「気持ば分かっとじゃ、嫌れでもなか。不合理で旧弊で醜悪な、己等を虐げすらした愚昧共が蠢いとる。ああ、怒って殺し尽くさずにはおられまい。俺もそや本来ならば丸で同意すっと」
だがアルキリーレとしては思う所があるのか、あえてその先輩めいた態度を続けた。というか、似ている、と言った理由。それは正に、アルキリーレとしてみれば、チェレンティは己と同じ事を、己がかつてした事と同じ事をしようとしているというのがその理由だったからだ。
「昔んままな本来の俺なら、お前とあいつ、どっちを盟友とするかじゃったらお前を選ったじゃろ。実際、お前に本懐を遂げさせられなかとは……同情ばし、哀れと思も。出来れば、一緒に戦えれば良かった。が……」
そしてアルキリーレが告げたかった事は……己が経験したその道は、危ういという事だった。己が嘗て覇者の座を失ったように。
「威張って言がな事ではなかが、俺は失敗した。俺にまるで咎の無原因の、たった一つの情報漏洩でな。お前は失敗せずにおれるか? 聞けばあっちから力を借りこっちから力を借り、あっちの力でこっちを討ちこっちの力であっちを討つっつぅ、随分と綱渡りの計画ば立てて、己なら出来っと思ているようだが」
それを分かっているのか、と。お前の言う勝算は言う程勝算かと。
「……俺が渡りきらねばこの国が滅びるというのなら、何を材料とした橋を渡ってでも渡りきって見せる。お前はどうするつもりだ。空でも飛ぶつもりか」
だがチェレンティとしては、可能性はある以上、可能性を問うべきはお前達の方だという事は譲らない。
「俺はお前の遣い様でん駄目じゃと言た。つまいのはて、俺の遣い様でも駄目じゃちゅう事だ。……じゃっで俺はカエストゥスを支えている。俺の遣り様、つまり俺やお前のごたる遣り様と、カエストゥスの遣り様を混ぜてやっと」
対してアルキリーレもそれは承知の上で語る。チェレンティと同じく大津神にだが……チェレンティと違って、カエストゥス等と相談もして考えた方針を。
「軟弱な連中を戦わせる為の手、軟弱な連中の犠牲を抑えて勝つ為の手、幾つもカエストゥスと考えた。手短に例えっなら、レーマリアん遊戯、チェスか。早え話がポーンにルークやビショップと同し事が出来なくても問題は無、ちゅう事だ。他にもまず、レーマリアん兵子が弱かこつば相手も知っちょう、北摩が荒々しさも相手も気づこう。そいば使えば逆に裏ばかく手は幾枚か手札に出来よう。そっはお前とでは考げられなかったじゃろ手ぞ……と言ても、お前にそいが分かっか、信じがなっかは別問題じゃがの」
「……」
チェレンティは吟味した。軟弱な連中を戦わせる為の手。軟弱な連中の犠牲を抑えて勝つ為の手。それを二人は幾つか見出したと言った。その手とは何か。
「……可能性は低い」
吟味した結果それらしき案は無い訳では無いが、俺の案と比べより保証されているという程では無い、とチェレンティは断じた。
「かもしれんな、じゃっどん」
アルキリーレはそれを肯定しつつも言葉を続けた。
カエストゥスが黙っているのは語るべき言葉を持たないからではない。語るべき言葉は、できる限りこれまでにアルキリーニに語ったからだ。その言葉を受けたアルキリーレがチェレンティに語る方が、より響く筈と考えたのだ。
「じゃっどん俺は俺が選んだ道の方が好きじゃ。なあ、チェレンティ殿。お前はそもそも何でレーマリアば救おうとする? お前はこん弱っちい国に呆れているし、誰だって切り捨せらゆっくらい嫌れなものが多いじゃろ。……そいも俺と同しだ。俺は故郷が嫌れじゃった……家族すら。民ば守ろうとしたのも、民が好きじゃったからなのか分からん。だから、民にも見限られた……お前は昔の俺と似ている。お前は、何の為に戦う?」
「それは」
アルキリーレの問いに、チェレンティは。
「……国を守るのは貴族の責務だ」
答えて……答えようとした時、そのくらいしか出てこなかった事を認識した。
……同時、闘技場での二級剣闘士同士の試合の決着はついた。勝ったのは防戦一方となっていた側だった。攻めに驕った相手に、最後の力で突き出したたった一突き。それが喉元に入り、攻め手は悶絶し噎せながら倒れた。真剣であれば即死だっただろう。木剣であればこそ、司祭の治療が間に合い助かる。
チェレンティはだが狼狽したとは認めない。狼狽はしない。唯言える事が建前しか無い事は認識した。
「と、言っておこうか。分かるのだろう? そんなに俺とお前が同じだと言うなら」
「ああ」
建前だけでここまで出来る訳では無い。無論建前とされるものを己の魂の道とするまで鍛え抜いた者もいる。だが自分はそうではない。自分には本音がある。その本音が分かるかというチェレンティの声にアルキリーレは頷いた。
「こん世への怒り。こん世に屈さないという誇り。己の在り方をこん世に示したいちゅう……祈り。俺はそよ否定せん。今も俺はそん祈りで、己の物語を生きて動いちょっど。これもまた己と他者を繋ぐ絆だと俺は思う。俺は、恋も愛もまだよく分からんが……かつての俺の祈りも、今のお前の祈りも、そして今の俺が行く祈りも、同しく大切なもんじゃと思う」
祈り。物語。チェスト。絆。
この世に刻もうとするもの、他者に示そうとするもの、己と他者を繋ぐもの。
ここまでカエストゥスやペルロやレオルロが語り示す愛を見てきて。己のこれまでの生き方を顧みて。前者を大切に思い、前者が愛してくれた後者たる己もならば大切に思いたいと願い。
故にまだ漠然としているが、それらをアルキリーレは束ねようとしていた。その為の生き方をしたいと。
「ならば俺の方に来い! その祈りが分かるなら……!」
言われた瞬間チェレンティは叫んでいた。アルキリーレの言葉がそれ程強い衝動となってチェレンティの胸を刺したのだ。アルキリーレの言葉は確かにチェレンティの本音を、魂を刺していた。それを、己と同じ思いを共有できる相手を、生まれて初めて痛切にチェレンティは欲し叫んだ。
「……確と俺はまだ恋だ愛だで動いてはいなか。じゃっどん、今の俺の祈りは前とは違う。俺は、俺にも優しい祈りが出来っのか試してみたい。そん為に命賭けてでも。……そげな己の祈りに一国の命運を賭けるのは優しくないかもしれんが、そいでも、カエストゥスもペルロもレオルロも、俺に賭けてくれた。俺の祈りを是としてくれた。ならば、俺はそれに答えたか!」
そしてアルキリーレは過去とは違う物語を生きたいと願った。この国で自分を求めてくれた皆、カエストゥスもペルロもレオルロもそれを願っている、だからそれに答えたいのだと。
故にアルキリーレの祈りとチェレンティの祈りが今は道を別れた。その瞬間、チェレンティは続けてきた判断の保留を捨てた、ここで戦う以外の選択肢を放擲した。
「…………分かった。ならば」
「ああ」
チェレンティは沈黙の後呟き、アルキリーレは頷いた。チェレンティとアルキリーレ、希代の英雄二人の瞳に相互に運命を是認する輝きが止まる。カエストゥスもまた、それを見て覚悟を決め。……貴賓席のペルロ十八世は、静かに祈りを捧げた。
「〈一級剣闘士勝負は中止〉!〈一級剣闘士勝負は中止〉だ!」
チェレンティは叫んだ。それは行動開始の合図であった。一級剣闘士勝負を行わず、即ち無傷の全剣闘士を主力とし他にも会場に潜ませていた手の者全てを使い、クーデターを決行する。元より、ここで決起するかは一級剣闘士勝負までには決める計画であった。
本来二級剣闘士試合と一級剣闘士勝負の間にある猛獣退治と昼休みより先に、一級剣闘士達が動き出した。
戦いが始まった。
……アルキリーレはチェレンティに笑いながらそう言った。かつての覇者たる蛮姫から、簒奪を目論む暗躍者たる仮面の御方へ。今は敵同士。だけど、悪意の無い笑顔だった。
「俺は戦で。お前は謀略で。手段は違うが、同じじゃ。国の為に統一ばする。そん為に、敵ば蹴散らかす。そん過程で、犠牲ば厭わん。同じじゃ」
「……似ている、か。否定は出来んかもしれんな、北摩の覇王。俺はレーマリア人らしからず、争い事を女より好む手合いだ」
言われて、成る程否定できないと認識するチェレンティ。目の前の女の人生については調べた。寧ろ共感すら覚える。事実、アルキリーレがこの敵手に、刺客達に対してしたような即殺を我慢しているのは、彼女もまたある程度の共感を覚えていたからだが。
「元、じゃ。元覇王じゃ、後輩」
若いのうと言うような言葉を、訂正と共にアルキリーレは付け加えた。チェレンティの形の良い細い眉が僅かに上がった。お前大体同い年くらいだろと。
「気持ば分かっとじゃ、嫌れでもなか。不合理で旧弊で醜悪な、己等を虐げすらした愚昧共が蠢いとる。ああ、怒って殺し尽くさずにはおられまい。俺もそや本来ならば丸で同意すっと」
だがアルキリーレとしては思う所があるのか、あえてその先輩めいた態度を続けた。というか、似ている、と言った理由。それは正に、アルキリーレとしてみれば、チェレンティは己と同じ事を、己がかつてした事と同じ事をしようとしているというのがその理由だったからだ。
「昔んままな本来の俺なら、お前とあいつ、どっちを盟友とするかじゃったらお前を選ったじゃろ。実際、お前に本懐を遂げさせられなかとは……同情ばし、哀れと思も。出来れば、一緒に戦えれば良かった。が……」
そしてアルキリーレが告げたかった事は……己が経験したその道は、危ういという事だった。己が嘗て覇者の座を失ったように。
「威張って言がな事ではなかが、俺は失敗した。俺にまるで咎の無原因の、たった一つの情報漏洩でな。お前は失敗せずにおれるか? 聞けばあっちから力を借りこっちから力を借り、あっちの力でこっちを討ちこっちの力であっちを討つっつぅ、随分と綱渡りの計画ば立てて、己なら出来っと思ているようだが」
それを分かっているのか、と。お前の言う勝算は言う程勝算かと。
「……俺が渡りきらねばこの国が滅びるというのなら、何を材料とした橋を渡ってでも渡りきって見せる。お前はどうするつもりだ。空でも飛ぶつもりか」
だがチェレンティとしては、可能性はある以上、可能性を問うべきはお前達の方だという事は譲らない。
「俺はお前の遣い様でん駄目じゃと言た。つまいのはて、俺の遣い様でも駄目じゃちゅう事だ。……じゃっで俺はカエストゥスを支えている。俺の遣り様、つまり俺やお前のごたる遣り様と、カエストゥスの遣り様を混ぜてやっと」
対してアルキリーレもそれは承知の上で語る。チェレンティと同じく大津神にだが……チェレンティと違って、カエストゥス等と相談もして考えた方針を。
「軟弱な連中を戦わせる為の手、軟弱な連中の犠牲を抑えて勝つ為の手、幾つもカエストゥスと考えた。手短に例えっなら、レーマリアん遊戯、チェスか。早え話がポーンにルークやビショップと同し事が出来なくても問題は無、ちゅう事だ。他にもまず、レーマリアん兵子が弱かこつば相手も知っちょう、北摩が荒々しさも相手も気づこう。そいば使えば逆に裏ばかく手は幾枚か手札に出来よう。そっはお前とでは考げられなかったじゃろ手ぞ……と言ても、お前にそいが分かっか、信じがなっかは別問題じゃがの」
「……」
チェレンティは吟味した。軟弱な連中を戦わせる為の手。軟弱な連中の犠牲を抑えて勝つ為の手。それを二人は幾つか見出したと言った。その手とは何か。
「……可能性は低い」
吟味した結果それらしき案は無い訳では無いが、俺の案と比べより保証されているという程では無い、とチェレンティは断じた。
「かもしれんな、じゃっどん」
アルキリーレはそれを肯定しつつも言葉を続けた。
カエストゥスが黙っているのは語るべき言葉を持たないからではない。語るべき言葉は、できる限りこれまでにアルキリーニに語ったからだ。その言葉を受けたアルキリーレがチェレンティに語る方が、より響く筈と考えたのだ。
「じゃっどん俺は俺が選んだ道の方が好きじゃ。なあ、チェレンティ殿。お前はそもそも何でレーマリアば救おうとする? お前はこん弱っちい国に呆れているし、誰だって切り捨せらゆっくらい嫌れなものが多いじゃろ。……そいも俺と同しだ。俺は故郷が嫌れじゃった……家族すら。民ば守ろうとしたのも、民が好きじゃったからなのか分からん。だから、民にも見限られた……お前は昔の俺と似ている。お前は、何の為に戦う?」
「それは」
アルキリーレの問いに、チェレンティは。
「……国を守るのは貴族の責務だ」
答えて……答えようとした時、そのくらいしか出てこなかった事を認識した。
……同時、闘技場での二級剣闘士同士の試合の決着はついた。勝ったのは防戦一方となっていた側だった。攻めに驕った相手に、最後の力で突き出したたった一突き。それが喉元に入り、攻め手は悶絶し噎せながら倒れた。真剣であれば即死だっただろう。木剣であればこそ、司祭の治療が間に合い助かる。
チェレンティはだが狼狽したとは認めない。狼狽はしない。唯言える事が建前しか無い事は認識した。
「と、言っておこうか。分かるのだろう? そんなに俺とお前が同じだと言うなら」
「ああ」
建前だけでここまで出来る訳では無い。無論建前とされるものを己の魂の道とするまで鍛え抜いた者もいる。だが自分はそうではない。自分には本音がある。その本音が分かるかというチェレンティの声にアルキリーレは頷いた。
「こん世への怒り。こん世に屈さないという誇り。己の在り方をこん世に示したいちゅう……祈り。俺はそよ否定せん。今も俺はそん祈りで、己の物語を生きて動いちょっど。これもまた己と他者を繋ぐ絆だと俺は思う。俺は、恋も愛もまだよく分からんが……かつての俺の祈りも、今のお前の祈りも、そして今の俺が行く祈りも、同しく大切なもんじゃと思う」
祈り。物語。チェスト。絆。
この世に刻もうとするもの、他者に示そうとするもの、己と他者を繋ぐもの。
ここまでカエストゥスやペルロやレオルロが語り示す愛を見てきて。己のこれまでの生き方を顧みて。前者を大切に思い、前者が愛してくれた後者たる己もならば大切に思いたいと願い。
故にまだ漠然としているが、それらをアルキリーレは束ねようとしていた。その為の生き方をしたいと。
「ならば俺の方に来い! その祈りが分かるなら……!」
言われた瞬間チェレンティは叫んでいた。アルキリーレの言葉がそれ程強い衝動となってチェレンティの胸を刺したのだ。アルキリーレの言葉は確かにチェレンティの本音を、魂を刺していた。それを、己と同じ思いを共有できる相手を、生まれて初めて痛切にチェレンティは欲し叫んだ。
「……確と俺はまだ恋だ愛だで動いてはいなか。じゃっどん、今の俺の祈りは前とは違う。俺は、俺にも優しい祈りが出来っのか試してみたい。そん為に命賭けてでも。……そげな己の祈りに一国の命運を賭けるのは優しくないかもしれんが、そいでも、カエストゥスもペルロもレオルロも、俺に賭けてくれた。俺の祈りを是としてくれた。ならば、俺はそれに答えたか!」
そしてアルキリーレは過去とは違う物語を生きたいと願った。この国で自分を求めてくれた皆、カエストゥスもペルロもレオルロもそれを願っている、だからそれに答えたいのだと。
故にアルキリーレの祈りとチェレンティの祈りが今は道を別れた。その瞬間、チェレンティは続けてきた判断の保留を捨てた、ここで戦う以外の選択肢を放擲した。
「…………分かった。ならば」
「ああ」
チェレンティは沈黙の後呟き、アルキリーレは頷いた。チェレンティとアルキリーレ、希代の英雄二人の瞳に相互に運命を是認する輝きが止まる。カエストゥスもまた、それを見て覚悟を決め。……貴賓席のペルロ十八世は、静かに祈りを捧げた。
「〈一級剣闘士勝負は中止〉!〈一級剣闘士勝負は中止〉だ!」
チェレンティは叫んだ。それは行動開始の合図であった。一級剣闘士勝負を行わず、即ち無傷の全剣闘士を主力とし他にも会場に潜ませていた手の者全てを使い、クーデターを決行する。元より、ここで決起するかは一級剣闘士勝負までには決める計画であった。
本来二級剣闘士試合と一級剣闘士勝負の間にある猛獣退治と昼休みより先に、一級剣闘士達が動き出した。
戦いが始まった。
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