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朝比奈風夏編
1話「冴えない自分の育ち方」
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「朝比奈先輩‥俺‥」
がんばれ翼!!俺はお前ならいけると信じてるぞ
「先輩の事が‥」
幼稚園の頃からの幼馴染、そして親友” 高橋翼”が告白する所だ
俺はその手助けやたくさんのフラグを作ってきた
なぜ俺がそんな事するかって?
俺が目指してるのはギャルゲーやラブコメの主人公の残念だけど頼りになる親友ポジションを目指してるからだ
第一話「冴えない自分の育ち方」
遡ること数ヶ月前
俺の名前は新川優希、裏原高校に通う高校2年生だ
これと言った趣味はないが翼の恋を実らせる為に日々モテるための勉強をしている
まあなぜ俺が親友ポジなるものになりたいかって言うのは簡単な話で、
中学生のころハマったギャルゲーで親友エンドなるものがあるんだがゲームの中でも屈指のエピソードらしく、プレイした俺は恋をする事よりも主人公を手助けつつも励まし、時にはバカな事をするそんな粋な親友に憧れてしまったのである
まあ翼は鈍感で少し奥手なだけで別に顔を悪くないし俺が手助けする必要もない気もするんだけどな‥
「おはよー優希」
「おはよー優ちゃん!!」
「おう!お二人さん朝から仲良く登校ですか~!!」
翼の隣にいるボブで可愛らしい女の子は小山田栞菜彼女も幼馴染である。
ちなみにみんな恋愛対象外である
友達の沙織、先輩2人と廃部寸前のお菓子研究茶道部なるものをやっている
同好会同士を繋げた無理矢理な部活っぽいよな‥
「優ちゃんは最近1人で登校してるけどなにかあるのかな~??」
「おい、栞菜この俺に何かあると思うか?
こんなどこにでもいるようなごく普通の高校生に!!」
「良かった‥」
「ん??栞菜なんか言ったか?」
「?!?!何でもないよ~
翼も優ちゃんも高校二年生なんだし早く彼女の1人や2人作りなよ~」
「そんな酷い事いうなよ!
なぁ!優希!俺らだって頑張ってるぞ?」
「いやてか1人や2人って2人はダメだろ‥」
まあ何故1人で登校してるかってのは1年の準備を経て始まるプロジェクト‥その名も
高橋翼彼女を作る為に沢山のフラグを作ってあげようプロジェクトだ!
その為に1年間俺は沢山のデートスポットやファッション、運動に勉強その他諸々沢山のことを吸収したのである
まあ最後に翼が誰を好きになって誰と付き合うかは本人次第なんだけどな
ちなみにこのプロジェクトの事はは誰にも言ってないのである
「わりぃ、ちょっとトイレ!」
翼と栞菜と別れプロジェクトの予習のため秘策の少女漫画を読んで流れをもう一度確認しておこう
「ねぇ、君その漫画って億恋だよね?」
「はいそうですけどって、、え~???!!」
この声は!!
学園のマドンナ” 朝比奈風夏”先輩
容姿端麗文武両道って言われてるだけあってすごく可愛い人だな
セーラー服に綺麗な黒髪、全てが彼女のためにあると言っても過言ではないな‥
「愛してるよゆうき、
たとえ誰が敵になろうと‥」
「お前だけは俺のこと忘れてくれないんだな薫‥ですよね???」
あ、焦った~
思わず告白されたのかと思ったよ
これは俺が今読んでる漫画『これから始めるあなたとの1億回の恋』の1万306回目の告白シーン
主人公の名前が同じ”ゆうき”な為に勘違いする所だった
「正解ー!君この漫画詳しいね?」
「朝比奈先輩がまさかこの漫画のファンなんて知りませんでしたよ。」
「私の名前知ってるんだ!
まさかストーカー??」
「ち、違いますよ!
多分先輩が思ってる以上にこの学校で先輩のこと知らない人居ないですよ!!」
「あ、そうなんだ!
私ったら勘違いしちゃったわ」
「朝比奈先輩は億恋好きなんですね!」
「当たり前じゃない!これから始めるあなたとの1億回の恋の面白い所はね!!まず!!
主人公だけがループしてると思ってたんだけどヒロインの薫だけがそのループに気づいてるのよ
そして何回も何回もループしてくる中で‥」
先輩凄い勢いだな!
意外と先輩はオタクなのか
噂だと大学生の彼氏がいるとか外国人の彼氏がいるとか色々言われてるけど‥
「それでね、私が1番好きなシーンは107回目の告白で!!」
「お~い風夏またあんな1人で暴走して!」
「こはるぅ!違うのよこの子が億恋読んでて私が熱弁してあげてたのよ!!」
「風夏あんたねぇ、この後輩困ってるじゃない??名前はなんていうの?」
「つい熱中してまだ、聞いてない‥」
「あんたねぇ‥」
「すいません僕の方こそ自己紹介が遅れました。2-Aの新川優希です。よろしくお願いします。」
「え!!ゆうき???」
「はい‥」
すごく気まずい‥先ほどの告白シーンの再現を思い出したのか頬を真っ赤に染めた先輩が誰よりも可愛いく見えた。
「新川くん風夏がごめんね本当にこの子昔から好きな事になると前が見えなくなだちゃうんだよね
ちなみに私は日向こはるだよ!」
この先輩は” 日向こはる”
朝比奈先輩とよく一緒にいる友だちだったはず、ポニーテールのよく似合う可愛いというよりは綺麗な先輩である
「優希くん私の億恋熱がついつい
本当ごめんよ~またゆっくり話そうね!」
「はい!朝比奈先輩も日向先輩もまた!」
まるで嵐のようであった
まさかいきなりこんな有名な先輩達に声かけられるとは
いや、待てよもしかしてこれは
これは
これは
高橋翼彼女を作る為に沢山のフラグを作ってあげようプロジェクト
の第一歩になるんじゃないのか??
俺はこの億恋のおかげでもしかしから先輩と仲良くなれて翼に恋のパスを送れるんじゃないのか??
あ、やべぇこんな長い時間空けたらトイレがトイレじゃなくなる‥
そんなこんなでこれが僕と彼女、朝比奈風夏との出会いであった。
そうこれは俺が粋な親友になるストーリーだ。
続く
がんばれ翼!!俺はお前ならいけると信じてるぞ
「先輩の事が‥」
幼稚園の頃からの幼馴染、そして親友” 高橋翼”が告白する所だ
俺はその手助けやたくさんのフラグを作ってきた
なぜ俺がそんな事するかって?
俺が目指してるのはギャルゲーやラブコメの主人公の残念だけど頼りになる親友ポジションを目指してるからだ
第一話「冴えない自分の育ち方」
遡ること数ヶ月前
俺の名前は新川優希、裏原高校に通う高校2年生だ
これと言った趣味はないが翼の恋を実らせる為に日々モテるための勉強をしている
まあなぜ俺が親友ポジなるものになりたいかって言うのは簡単な話で、
中学生のころハマったギャルゲーで親友エンドなるものがあるんだがゲームの中でも屈指のエピソードらしく、プレイした俺は恋をする事よりも主人公を手助けつつも励まし、時にはバカな事をするそんな粋な親友に憧れてしまったのである
まあ翼は鈍感で少し奥手なだけで別に顔を悪くないし俺が手助けする必要もない気もするんだけどな‥
「おはよー優希」
「おはよー優ちゃん!!」
「おう!お二人さん朝から仲良く登校ですか~!!」
翼の隣にいるボブで可愛らしい女の子は小山田栞菜彼女も幼馴染である。
ちなみにみんな恋愛対象外である
友達の沙織、先輩2人と廃部寸前のお菓子研究茶道部なるものをやっている
同好会同士を繋げた無理矢理な部活っぽいよな‥
「優ちゃんは最近1人で登校してるけどなにかあるのかな~??」
「おい、栞菜この俺に何かあると思うか?
こんなどこにでもいるようなごく普通の高校生に!!」
「良かった‥」
「ん??栞菜なんか言ったか?」
「?!?!何でもないよ~
翼も優ちゃんも高校二年生なんだし早く彼女の1人や2人作りなよ~」
「そんな酷い事いうなよ!
なぁ!優希!俺らだって頑張ってるぞ?」
「いやてか1人や2人って2人はダメだろ‥」
まあ何故1人で登校してるかってのは1年の準備を経て始まるプロジェクト‥その名も
高橋翼彼女を作る為に沢山のフラグを作ってあげようプロジェクトだ!
その為に1年間俺は沢山のデートスポットやファッション、運動に勉強その他諸々沢山のことを吸収したのである
まあ最後に翼が誰を好きになって誰と付き合うかは本人次第なんだけどな
ちなみにこのプロジェクトの事はは誰にも言ってないのである
「わりぃ、ちょっとトイレ!」
翼と栞菜と別れプロジェクトの予習のため秘策の少女漫画を読んで流れをもう一度確認しておこう
「ねぇ、君その漫画って億恋だよね?」
「はいそうですけどって、、え~???!!」
この声は!!
学園のマドンナ” 朝比奈風夏”先輩
容姿端麗文武両道って言われてるだけあってすごく可愛い人だな
セーラー服に綺麗な黒髪、全てが彼女のためにあると言っても過言ではないな‥
「愛してるよゆうき、
たとえ誰が敵になろうと‥」
「お前だけは俺のこと忘れてくれないんだな薫‥ですよね???」
あ、焦った~
思わず告白されたのかと思ったよ
これは俺が今読んでる漫画『これから始めるあなたとの1億回の恋』の1万306回目の告白シーン
主人公の名前が同じ”ゆうき”な為に勘違いする所だった
「正解ー!君この漫画詳しいね?」
「朝比奈先輩がまさかこの漫画のファンなんて知りませんでしたよ。」
「私の名前知ってるんだ!
まさかストーカー??」
「ち、違いますよ!
多分先輩が思ってる以上にこの学校で先輩のこと知らない人居ないですよ!!」
「あ、そうなんだ!
私ったら勘違いしちゃったわ」
「朝比奈先輩は億恋好きなんですね!」
「当たり前じゃない!これから始めるあなたとの1億回の恋の面白い所はね!!まず!!
主人公だけがループしてると思ってたんだけどヒロインの薫だけがそのループに気づいてるのよ
そして何回も何回もループしてくる中で‥」
先輩凄い勢いだな!
意外と先輩はオタクなのか
噂だと大学生の彼氏がいるとか外国人の彼氏がいるとか色々言われてるけど‥
「それでね、私が1番好きなシーンは107回目の告白で!!」
「お~い風夏またあんな1人で暴走して!」
「こはるぅ!違うのよこの子が億恋読んでて私が熱弁してあげてたのよ!!」
「風夏あんたねぇ、この後輩困ってるじゃない??名前はなんていうの?」
「つい熱中してまだ、聞いてない‥」
「あんたねぇ‥」
「すいません僕の方こそ自己紹介が遅れました。2-Aの新川優希です。よろしくお願いします。」
「え!!ゆうき???」
「はい‥」
すごく気まずい‥先ほどの告白シーンの再現を思い出したのか頬を真っ赤に染めた先輩が誰よりも可愛いく見えた。
「新川くん風夏がごめんね本当にこの子昔から好きな事になると前が見えなくなだちゃうんだよね
ちなみに私は日向こはるだよ!」
この先輩は” 日向こはる”
朝比奈先輩とよく一緒にいる友だちだったはず、ポニーテールのよく似合う可愛いというよりは綺麗な先輩である
「優希くん私の億恋熱がついつい
本当ごめんよ~またゆっくり話そうね!」
「はい!朝比奈先輩も日向先輩もまた!」
まるで嵐のようであった
まさかいきなりこんな有名な先輩達に声かけられるとは
いや、待てよもしかしてこれは
これは
これは
高橋翼彼女を作る為に沢山のフラグを作ってあげようプロジェクト
の第一歩になるんじゃないのか??
俺はこの億恋のおかげでもしかしから先輩と仲良くなれて翼に恋のパスを送れるんじゃないのか??
あ、やべぇこんな長い時間空けたらトイレがトイレじゃなくなる‥
そんなこんなでこれが僕と彼女、朝比奈風夏との出会いであった。
そうこれは俺が粋な親友になるストーリーだ。
続く
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