3 / 69
朝比奈風夏編
2話「俺は友達が少ない」
しおりを挟む
最近覚えられたおかげか、朝比奈先輩から学校の中で声をかけられる事が多い
「おはよう”ゆうき”くん!
私の少しの違いわかる??」
「そんな変化に気づけない俺は俺じゃない!!って先輩今度は億恋の760回目の告白シーンですね!」
そう会う度に億恋の告白シーンのモノマネをされるのである。
まさか彼女は全告白パターンを覚えているのだろうか‥
そん事を考えただけで気が遠くなる
「ゆうき、FINEのID交換しない?」
ん?こんなシーンあったか?
ここ最近ずっと億恋を何周も読んでる俺が忘れてるのか、それとも番外編か何かなのか?
「せ、先輩そんなシーンありましたっけ?」
「違うよ、私があなたとFINE交換したいだけ‥ダメ‥かな?」
そういう事なのか!!
これは本当なのかまさかこんな早くに先輩の連絡先を手に入れられるのか!!
目の前で少し照れながらも堂々という先輩はとても可愛らしかった
「良いですよ!こんな俺でよければ是非!」
「”こんな”じゃないよ
優希くんだから沢山お話ししたいの」
素直に嬉しい
翼へのプロジェクトが更に進むはずだ!
「先輩俺とデートに行きませんか?」
先輩とこれからもっと仲良くしていきたいです。
ってあれ、今思ってる事と言ってる事が逆に‥
「え、デート??」
「あ、違うんです先輩、俺の友だち居るんですけど良かったら日向先輩も一緒に的な??」
「そういう事ね!!
楽しそうじゃない!そしたらこはるに聞いてみるね
今週末なら部活も休みだけどどうかな?」
「わかりました!
そしたら友達にきいてみます
すいませんいきなりのお誘い、彼氏さんとか大丈夫ですかね?」
「彼氏?私居ないよ?
変な噂されてるのは良く聞くけど全部嘘だから気にしないでね!」
そうなのか、俺は憶測だけで先輩に変な事を聞いてしまったのかもしれない
そんな事を気にしてしまったのか
翼の事を思ったのか
少し安堵した自分が居た
「なあ栞菜、最近なんか優希コソコソやってるよな?休み時間は教室に居ないし」
「そうだねぇ~なんか怪しいよね
また”昔みたい”な事にならなきゃ良いけど‥」
「まああいつは凄い良い奴だけどたまに空回りしたり前が見えなくなるからな‥」
「翼と優ちゃん3人で遊んでた時が私は楽しかったのにな~」
「俺らはいつまでも変わらねぇよ
絶対大丈夫だよ」
.
.
.
「ただいま~」
「おかえり、兄貴
またモテる為に努力してんの?」
「だから違うって何度も言ってるだろ!舞」
こいつの名前は” 新川舞”、俺の妹だ
俺と同じ裏原高校に通う高校1年生
昔から白馬に乗った王子様が迎えに来てくれると信じているアホだ
TokTokをやったりBTUBEをやったりなんつーか今時の高校生らしい
かなりのミーハーだ
「てか兄貴最近、翼君は元気なの?、、」
あ、そうだ
舞は小学生の頃背が小さくて男子にからかわれてたんだけどその時に助けたのが翼だったな
白馬に乗った王子ってより翼がいつか迎えにきてくれると思ってるのかこいつは
「相変わらずだよ
高校生になってから前よりイケメンになってよ、あいつ彼女欲しいとか言ってたな」
「ふ、ふーん、そ、そうなんだ
別にイケメンとか彼女欲しいとかは聞いてないけど??ね??」バシッ
「痛いな~舞いいか、そんなんじゃモテ‥」
バシッ
「うるさいな~別に兄貴には関係ないだろ!」
全く少し暴力的な妹キャラはとっくに廃れてるというのにミーハーなんだからもっと普通の妹の方が人気でるぞ‥
「あ、そうだ忘れてた翼に週末の事連絡しなきゃだ」
「え、翼くんと出かけるの??」
「舞は連れてかないよ‥」
「もしもし翼、いま大丈夫か?
ちょっと週末一緒に出かけたいんだけど?」
「優希お前いきなりだな
別に週末はバイトもないし暇だぜ。」
「なら良かった朝比奈先輩と日向先輩2人ともしかしたら出かけるんだけど来てくれるよな?」
「だからバイトもないから‥ってえ??
お前本気で言ってるのか?
学園のマドンナだぞ??
なぁ、俺の聞き間違いか??」
「本気だよ、まあ訳あって朝比奈先輩と仲良くなってFINEも交換して週末出かける事になった‥アハハ、なんかおれやべぇよな‥」
「ヤバいっていうかお前まさか
朝比奈先輩の事狙ってんじゃ‥」
「そんなんじゃねぇよ!
ただ遊びに行くだけだよ
まだ日にちもあるし翼には読んでもらいたい漫画があるんだけど」
こうして俺は翼に朝比奈先輩の好きなものや億恋を読んでおけば自然と仲が深まる事など沢山アドバイスをした
まあもし翼が日向先輩に興味を持った場合も考えて彼女の好きな可愛い動物集の動画も教えたのであった‥
「まあそんな感じだから今週の土日空けとけよ!先輩からの返事あったら日時とかは教えるから!」
「わかったよ‥なあ優希あんま無理すんなよ
また昔みたいに‥」
「大丈夫、大丈夫!
もう俺ら高2だぜ
気にすんなよ!
じゃまた明日学校でな!」
「わかったよ、じゃまた」
こうして電話を終えたと同時に
朝比奈先輩からのFINEが届いた
「お疲れ様ー!こはるは日曜日空いてるってさ!」
「あ、良かったです友達も空いてるみたいなので日曜日にしましょう!」
既読が付いた数分後思いもよらぬ返信が届いた。
「ねぇ、優希くんってもしかして、こはるのこと
狙ってたりする?」
????
これはどういう意味なんだ‥
続く
「おはよう”ゆうき”くん!
私の少しの違いわかる??」
「そんな変化に気づけない俺は俺じゃない!!って先輩今度は億恋の760回目の告白シーンですね!」
そう会う度に億恋の告白シーンのモノマネをされるのである。
まさか彼女は全告白パターンを覚えているのだろうか‥
そん事を考えただけで気が遠くなる
「ゆうき、FINEのID交換しない?」
ん?こんなシーンあったか?
ここ最近ずっと億恋を何周も読んでる俺が忘れてるのか、それとも番外編か何かなのか?
「せ、先輩そんなシーンありましたっけ?」
「違うよ、私があなたとFINE交換したいだけ‥ダメ‥かな?」
そういう事なのか!!
これは本当なのかまさかこんな早くに先輩の連絡先を手に入れられるのか!!
目の前で少し照れながらも堂々という先輩はとても可愛らしかった
「良いですよ!こんな俺でよければ是非!」
「”こんな”じゃないよ
優希くんだから沢山お話ししたいの」
素直に嬉しい
翼へのプロジェクトが更に進むはずだ!
「先輩俺とデートに行きませんか?」
先輩とこれからもっと仲良くしていきたいです。
ってあれ、今思ってる事と言ってる事が逆に‥
「え、デート??」
「あ、違うんです先輩、俺の友だち居るんですけど良かったら日向先輩も一緒に的な??」
「そういう事ね!!
楽しそうじゃない!そしたらこはるに聞いてみるね
今週末なら部活も休みだけどどうかな?」
「わかりました!
そしたら友達にきいてみます
すいませんいきなりのお誘い、彼氏さんとか大丈夫ですかね?」
「彼氏?私居ないよ?
変な噂されてるのは良く聞くけど全部嘘だから気にしないでね!」
そうなのか、俺は憶測だけで先輩に変な事を聞いてしまったのかもしれない
そんな事を気にしてしまったのか
翼の事を思ったのか
少し安堵した自分が居た
「なあ栞菜、最近なんか優希コソコソやってるよな?休み時間は教室に居ないし」
「そうだねぇ~なんか怪しいよね
また”昔みたい”な事にならなきゃ良いけど‥」
「まああいつは凄い良い奴だけどたまに空回りしたり前が見えなくなるからな‥」
「翼と優ちゃん3人で遊んでた時が私は楽しかったのにな~」
「俺らはいつまでも変わらねぇよ
絶対大丈夫だよ」
.
.
.
「ただいま~」
「おかえり、兄貴
またモテる為に努力してんの?」
「だから違うって何度も言ってるだろ!舞」
こいつの名前は” 新川舞”、俺の妹だ
俺と同じ裏原高校に通う高校1年生
昔から白馬に乗った王子様が迎えに来てくれると信じているアホだ
TokTokをやったりBTUBEをやったりなんつーか今時の高校生らしい
かなりのミーハーだ
「てか兄貴最近、翼君は元気なの?、、」
あ、そうだ
舞は小学生の頃背が小さくて男子にからかわれてたんだけどその時に助けたのが翼だったな
白馬に乗った王子ってより翼がいつか迎えにきてくれると思ってるのかこいつは
「相変わらずだよ
高校生になってから前よりイケメンになってよ、あいつ彼女欲しいとか言ってたな」
「ふ、ふーん、そ、そうなんだ
別にイケメンとか彼女欲しいとかは聞いてないけど??ね??」バシッ
「痛いな~舞いいか、そんなんじゃモテ‥」
バシッ
「うるさいな~別に兄貴には関係ないだろ!」
全く少し暴力的な妹キャラはとっくに廃れてるというのにミーハーなんだからもっと普通の妹の方が人気でるぞ‥
「あ、そうだ忘れてた翼に週末の事連絡しなきゃだ」
「え、翼くんと出かけるの??」
「舞は連れてかないよ‥」
「もしもし翼、いま大丈夫か?
ちょっと週末一緒に出かけたいんだけど?」
「優希お前いきなりだな
別に週末はバイトもないし暇だぜ。」
「なら良かった朝比奈先輩と日向先輩2人ともしかしたら出かけるんだけど来てくれるよな?」
「だからバイトもないから‥ってえ??
お前本気で言ってるのか?
学園のマドンナだぞ??
なぁ、俺の聞き間違いか??」
「本気だよ、まあ訳あって朝比奈先輩と仲良くなってFINEも交換して週末出かける事になった‥アハハ、なんかおれやべぇよな‥」
「ヤバいっていうかお前まさか
朝比奈先輩の事狙ってんじゃ‥」
「そんなんじゃねぇよ!
ただ遊びに行くだけだよ
まだ日にちもあるし翼には読んでもらいたい漫画があるんだけど」
こうして俺は翼に朝比奈先輩の好きなものや億恋を読んでおけば自然と仲が深まる事など沢山アドバイスをした
まあもし翼が日向先輩に興味を持った場合も考えて彼女の好きな可愛い動物集の動画も教えたのであった‥
「まあそんな感じだから今週の土日空けとけよ!先輩からの返事あったら日時とかは教えるから!」
「わかったよ‥なあ優希あんま無理すんなよ
また昔みたいに‥」
「大丈夫、大丈夫!
もう俺ら高2だぜ
気にすんなよ!
じゃまた明日学校でな!」
「わかったよ、じゃまた」
こうして電話を終えたと同時に
朝比奈先輩からのFINEが届いた
「お疲れ様ー!こはるは日曜日空いてるってさ!」
「あ、良かったです友達も空いてるみたいなので日曜日にしましょう!」
既読が付いた数分後思いもよらぬ返信が届いた。
「ねぇ、優希くんってもしかして、こはるのこと
狙ってたりする?」
????
これはどういう意味なんだ‥
続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる