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第6話『その人も!! 『聖人さん』なんですよ!!』①
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ドタバタと騒がしい道中の二人旅も終わり、私とリアムさんは以前に寄った町よりも大きな町にたどり着いた。
そして、リアムさんの後ろに付いて歩きながら、町の中を進む。
「はぐれるなよ」
「はい!」
「どうやらこの町にいる『聖なる刻印』の持ち主は戦士の適性を持った奴らしい。という事はかなり鍛えられている男という事になるな。それらしい男が居たら教えろ。俺も見ているがな」
「はい」
私はリアムさんに返事をしながら周囲を見渡して、右手に『聖なる刻印』が刻まれた人が居ないか探す。
そして、苦しそうにお腹を押さえて座り込む人を見つけ、思わずそこに駆け寄るのだった。
「あの。大丈夫ですか?」
「……え? 貴女は」
「私は通りすがりの者です。お姉さんが苦しそうにしていたので、気になってしまって」
「そう……優しいのね」
「いえ! 私は癒しの力が使えますから、当然の事です!」
私はとりあえずお姉さんの体に障らせてもらい、悪い所を見つけて、癒しの力を使う事にした。
そして癒している最中に、どうやら根本的な原因はお腹に付いていた古い傷跡だという事が分かり、そこも全力で癒す。
「ふぃー! 何とかなりました!」
「……凄い。まさか、あの傷跡が消えるなんて。貴女。本当に凄い人なのね」
「いえいえ。そんな全然凄くなんて」
「あぁ。そうだな。まったくだ。俺もそう思うよ」
「……ぁ」
後ろから不意に聞こえてきた声に、私は体を硬直させた。
しかしその人は丁寧に私の体を捕まえると反転させ、私と向き合う。
素晴らしい笑顔だった。思わず逃げ出したくなるほどに。
「さて。アメリア? 俺が何て言ったか、覚えてるか?」
「は、はい。はぐれない様にと」
「そうだ。よく覚えていたな。で? お前はここで、何をやっていた」
「いえ。その、あの……ちょっとだけ癒しの力をですね」
「この考えなしが!! 何度言ったら分かる!! 良いか!? 俺たちはここで、大事な目的があるんだ!? それは何よりも重要な事だ。復唱!」
「私たちは! この町で! 何よりも重要な目的があります!」
「よろしい。では行くぞ」
「はい!」
何とかリアムさんに許してもらい、私はリアムさんに手を繋がれたまま歩き出した。
「あ、あの!」
「お姉さん! では、さようなら!」
そしてお姉さんにも手を振って、リアムさんに歩幅を合わせる。
相変わらず歩くのは早いけれど、小走りすれば付いて行けるから問題なしだ。
まぁ、時間を取らせてしまっているし、申し訳ない気持ちの方が大きい。
「今度こそ居なくなるなよ」
「はい!」
「返事は良いんだよな。いつもいつも。まぁ良い。まずは酒場に向かう。そこで『聖なる刻印』を持つ男を調べる」
「分かりました!」
そして私はリアムさんと一緒に酒場なる場所へ向かい、そこで情報収集をする事にした。
しかし、私たちは予想外な所で、その探し人と出会う事になるのだった。
そして、リアムさんの後ろに付いて歩きながら、町の中を進む。
「はぐれるなよ」
「はい!」
「どうやらこの町にいる『聖なる刻印』の持ち主は戦士の適性を持った奴らしい。という事はかなり鍛えられている男という事になるな。それらしい男が居たら教えろ。俺も見ているがな」
「はい」
私はリアムさんに返事をしながら周囲を見渡して、右手に『聖なる刻印』が刻まれた人が居ないか探す。
そして、苦しそうにお腹を押さえて座り込む人を見つけ、思わずそこに駆け寄るのだった。
「あの。大丈夫ですか?」
「……え? 貴女は」
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「そう……優しいのね」
「いえ! 私は癒しの力が使えますから、当然の事です!」
私はとりあえずお姉さんの体に障らせてもらい、悪い所を見つけて、癒しの力を使う事にした。
そして癒している最中に、どうやら根本的な原因はお腹に付いていた古い傷跡だという事が分かり、そこも全力で癒す。
「ふぃー! 何とかなりました!」
「……凄い。まさか、あの傷跡が消えるなんて。貴女。本当に凄い人なのね」
「いえいえ。そんな全然凄くなんて」
「あぁ。そうだな。まったくだ。俺もそう思うよ」
「……ぁ」
後ろから不意に聞こえてきた声に、私は体を硬直させた。
しかしその人は丁寧に私の体を捕まえると反転させ、私と向き合う。
素晴らしい笑顔だった。思わず逃げ出したくなるほどに。
「さて。アメリア? 俺が何て言ったか、覚えてるか?」
「は、はい。はぐれない様にと」
「そうだ。よく覚えていたな。で? お前はここで、何をやっていた」
「いえ。その、あの……ちょっとだけ癒しの力をですね」
「この考えなしが!! 何度言ったら分かる!! 良いか!? 俺たちはここで、大事な目的があるんだ!? それは何よりも重要な事だ。復唱!」
「私たちは! この町で! 何よりも重要な目的があります!」
「よろしい。では行くぞ」
「はい!」
何とかリアムさんに許してもらい、私はリアムさんに手を繋がれたまま歩き出した。
「あ、あの!」
「お姉さん! では、さようなら!」
そしてお姉さんにも手を振って、リアムさんに歩幅を合わせる。
相変わらず歩くのは早いけれど、小走りすれば付いて行けるから問題なしだ。
まぁ、時間を取らせてしまっているし、申し訳ない気持ちの方が大きい。
「今度こそ居なくなるなよ」
「はい!」
「返事は良いんだよな。いつもいつも。まぁ良い。まずは酒場に向かう。そこで『聖なる刻印』を持つ男を調べる」
「分かりました!」
そして私はリアムさんと一緒に酒場なる場所へ向かい、そこで情報収集をする事にした。
しかし、私たちは予想外な所で、その探し人と出会う事になるのだった。
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