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銀狐の恩返しと、愛しき鎖
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密猟者との遭遇という、命の危険さえあったあの一件から一夜明けた。
ノースガル公爵城の朝は、いつも以上に静かだった。城の外では相変わらず激しい吹雪が咆哮を上げているが、アデリーンが滞在する温室の中だけは、穏やかな春の陽気が保たれている。
「……よかった。傷口がもう塞がっているわ」
アデリーンは、ふかふかのクッションの上で眠る小さな銀狐を、愛おしそうに見つめた。
昨夜、ゼノスが檻を破壊して救い出したその銀狐は、アデリーンの『調律』を受けると、信じられないほどの回復力を見せた。ただの動物ではない証拠だ。銀色の毛並みは月の光を吸い込んだように輝き、その尻尾は二股に分かれ、それぞれが意志を持つようにゆらゆらと揺れている。
「キュゥ……」
銀狐が目を覚まし、アデリーンの指先を親愛を込めて甘噛みした。その声は、まるで銀の鈴を転がしたような、清らかな響きだった。
「あら。少しは元気になったみたいね。……あ、でも……」
「グルルッ……」
アデリーンの足元で、仔狼のスノウが低い唸り声を上げた。
スノウは、新入りの銀狐がアデリーンの膝の上を占領しているのが気に入らないらしい。自分の方が先に彼女に助けられたのだという、誇り高き先住者のプライドが燃えているようだった。
「スノウ、仲良くしてちょうだい。この子も、あなたと同じように精霊たちに愛されているのよ」
アデリーンが苦笑しながら二人(二匹)を宥めていた、その時だった。
銀狐が不意にアデリーンの膝から飛び降りると、温室の隅にある、まだ手をつけていなかった土の塊を鼻先で掘り返し始めた。
「どうしたの? 何かあるのかしら」
銀狐が土の中から咥え上げたのは、干からびた豆のような、小さく黒い「種」だった。
しかし、アデリーンがその種を手に取った瞬間、全身に電気が走ったような感覚を覚えた。
「これ……普通の種じゃないわ。……すごい、魔力が詰まっている」
銀狐は得意げに喉を鳴らすと、アデリーンの銀の扇子を鼻先で小突いた。まるで「あなたの力を使って」と言っているかのようだ。
アデリーンは導かれるまま、扇子を広げ、種にそっと風を送った。
黒の沈黙(ブラック・サイレンス)――。
種の周囲に渦巻いていた、数十年、あるいは数百年分もの『停滞』という名の淀みが、アデリーンの力によって静かに吸い込まれていく。
すると、どうだろう。
種は一瞬で芽吹き、目にも止まらぬ速さで蔓を伸ばすと、見る間に青々とした葉を広げ、透き通るような白銀の花を咲かせたのだ。
「……氷晶花(ひょうしょうか)。……伝説の、万能薬の材料……?」
アデリーンは息を呑んだ。それはかつてルミナリスの古文書で読んだことがある、北方の精霊王の加護を受けた地でしか咲かないと言われる幻の花だった。
銀狐――いや、北方の精霊王の使者である『氷晶狐』は、アデリーンの力を認め、彼女にこの国の真の宝を託したのだ。
「……私の目に狂いはなかったな。お前は、この国の精霊たちそのものに愛されている」
背後から響いたのは、いつになく低い、熱を孕んだ声。
ゼノスがいつの間にか温室の入り口に立っていた。
彼はアデリーンの元へ歩み寄ると、咲き誇る白銀の花には一瞥もくれず、ただ真っ直ぐに彼女の瞳を見つめた。
「ゼノス様……。見てください、この花が……」
「花の話は後だ。……アデリーン。昨日の件、まだ話が終わっていないぞ」
ゼノスはアデリーンの手から扇子をそっと取り上げると、そのまま彼女の腰を引き寄せ、逃げ場を塞ぐようにベンチへと追い詰めた。
彼の大きな掌が、アデリーンの頬を包み込む。
「昨日の密猟者……。奴らを尋問したところ、面白いことが分かった。奴らはルミナリスの残党ではない。東方の商業大国、カスティア商会の回し者だった」
「カスティア……。あの、世界中の魔石を牛耳っているという?」
「ああ。お前が生成した最高純度の魔石が、すでに闇市場に流出し、奴らの目に止まったのだ。奴らは『金の卵を産む鳥』……すなわちお前を捕らえ、自分たちの国の利権にしようとしたのだ」
ゼノスの声に、殺意に近い激しい怒りが混じる。
彼はアデリーンの首筋に顔を埋め、吸い込むように彼女の香りを確かめた。
「アデリーン。お前は自分がどれほど価値のある存在か、まだ自覚が足りない。……お前の指先一つで、国が動き、戦争が始まるのだ。そんな宝を、雪原に一人で放り出した自分を、私は一生許せそうにない」
「ゼノス様……。私は大丈夫です。あなたが助けに来てくださったから……」
「次があると思うな」
ゼノスはアデリーンの首筋、昨日の『氷魂石』の首飾りが揺れる場所に、痛いほどの接吻を落とした。
それは愛の告白というよりも、呪縛に近い、深い独占欲の表明だった。
「これからは、城を出る際は必ず私の許可を得ろ。庭に出る時でさえ、私の騎士を三人、影のように貼り付ける。……いや、いっそこの温室から一歩も出さず、私だけのものにできれば良いのだがな」
冗談とは思えないほどの熱量。ゼノスの瞳は、アデリーンを閉じ込めておきたいという、歪んだ、けれど真っ直ぐな情愛に燃えていた。
アデリーンはその「重すぎる愛」を、不思議と嫌だとは思わなかった。
自分を「欠陥品」として捨てた国。自分を「道具」として利用しようとする他国。
そんな世界の中で、自分という個人を、狂わんばかりに求めてくれるこの男の腕の中こそが、世界で最も安全な場所なのだと、彼女の魂が理解していたからだ。
「……わかりました、ゼノス様。あなたの言いつけを守ります。……だから、そんなに哀しそうな顔をしないで」
アデリーンがゼノスの頬に手を添えると、彼はようやく、憑き物が落ちたように小さく溜息をついた。
「……全くだ。お前には、勝てる気がしない」
一方、黄金の国「ルミナリス」――ベルグラード公爵邸。
もはや王宮よりも威厳を放つようになった公爵邸の一室で、三人の兄たちが地図を囲んでいた。
彼らの前には、大陸全土から集められた諜報員からの報告書が積み上げられている。
「……東のカスティアが動いたようだね。アデリーンの価値に気づくのが、思ったよりも早かった」
三男ファビアンが、氷の浮いたグラスを弄びながら冷たく言った。
「フン。小賢しい羽虫どもめ。アデリーンは、あんな蛮族の商人にくれてやるために逃がしたのではないぞ」
次男シルヴェスターが、魔導書を乱暴に閉じる。
「……マクシミリアン兄様。準備は整いました。この国(ルミナリス)の王権は、もはや形骸化しています。主要な騎士団も、魔導師団も、すべてベルグラードの名の下にあります」
長男マクシミリアンが、磨き上げられた剣の刀身に映る自分の顔をじっと見つめた。
その瞳は、もはや臣下のそれではない。一国の支配者、あるいは、妹を救うための「破壊者」の眼差しだ。
「……よし。来週、王位継承の無効を宣言し、王国を『解体』する。……その後は、全軍を北へ向かわせるぞ」
「「アデリーンを、迎えに行くために」」
兄たちの声が重なる。
彼らがノースガルに到着した時、そこにはアデリーンを誰にも渡さないと誓う「氷の公爵」が待ち構えている。
愛しすぎるがゆえにすれ違う、最強の過保護者たちの衝突は、もう目の前まで迫っていた。
ノースガル公爵城の朝は、いつも以上に静かだった。城の外では相変わらず激しい吹雪が咆哮を上げているが、アデリーンが滞在する温室の中だけは、穏やかな春の陽気が保たれている。
「……よかった。傷口がもう塞がっているわ」
アデリーンは、ふかふかのクッションの上で眠る小さな銀狐を、愛おしそうに見つめた。
昨夜、ゼノスが檻を破壊して救い出したその銀狐は、アデリーンの『調律』を受けると、信じられないほどの回復力を見せた。ただの動物ではない証拠だ。銀色の毛並みは月の光を吸い込んだように輝き、その尻尾は二股に分かれ、それぞれが意志を持つようにゆらゆらと揺れている。
「キュゥ……」
銀狐が目を覚まし、アデリーンの指先を親愛を込めて甘噛みした。その声は、まるで銀の鈴を転がしたような、清らかな響きだった。
「あら。少しは元気になったみたいね。……あ、でも……」
「グルルッ……」
アデリーンの足元で、仔狼のスノウが低い唸り声を上げた。
スノウは、新入りの銀狐がアデリーンの膝の上を占領しているのが気に入らないらしい。自分の方が先に彼女に助けられたのだという、誇り高き先住者のプライドが燃えているようだった。
「スノウ、仲良くしてちょうだい。この子も、あなたと同じように精霊たちに愛されているのよ」
アデリーンが苦笑しながら二人(二匹)を宥めていた、その時だった。
銀狐が不意にアデリーンの膝から飛び降りると、温室の隅にある、まだ手をつけていなかった土の塊を鼻先で掘り返し始めた。
「どうしたの? 何かあるのかしら」
銀狐が土の中から咥え上げたのは、干からびた豆のような、小さく黒い「種」だった。
しかし、アデリーンがその種を手に取った瞬間、全身に電気が走ったような感覚を覚えた。
「これ……普通の種じゃないわ。……すごい、魔力が詰まっている」
銀狐は得意げに喉を鳴らすと、アデリーンの銀の扇子を鼻先で小突いた。まるで「あなたの力を使って」と言っているかのようだ。
アデリーンは導かれるまま、扇子を広げ、種にそっと風を送った。
黒の沈黙(ブラック・サイレンス)――。
種の周囲に渦巻いていた、数十年、あるいは数百年分もの『停滞』という名の淀みが、アデリーンの力によって静かに吸い込まれていく。
すると、どうだろう。
種は一瞬で芽吹き、目にも止まらぬ速さで蔓を伸ばすと、見る間に青々とした葉を広げ、透き通るような白銀の花を咲かせたのだ。
「……氷晶花(ひょうしょうか)。……伝説の、万能薬の材料……?」
アデリーンは息を呑んだ。それはかつてルミナリスの古文書で読んだことがある、北方の精霊王の加護を受けた地でしか咲かないと言われる幻の花だった。
銀狐――いや、北方の精霊王の使者である『氷晶狐』は、アデリーンの力を認め、彼女にこの国の真の宝を託したのだ。
「……私の目に狂いはなかったな。お前は、この国の精霊たちそのものに愛されている」
背後から響いたのは、いつになく低い、熱を孕んだ声。
ゼノスがいつの間にか温室の入り口に立っていた。
彼はアデリーンの元へ歩み寄ると、咲き誇る白銀の花には一瞥もくれず、ただ真っ直ぐに彼女の瞳を見つめた。
「ゼノス様……。見てください、この花が……」
「花の話は後だ。……アデリーン。昨日の件、まだ話が終わっていないぞ」
ゼノスはアデリーンの手から扇子をそっと取り上げると、そのまま彼女の腰を引き寄せ、逃げ場を塞ぐようにベンチへと追い詰めた。
彼の大きな掌が、アデリーンの頬を包み込む。
「昨日の密猟者……。奴らを尋問したところ、面白いことが分かった。奴らはルミナリスの残党ではない。東方の商業大国、カスティア商会の回し者だった」
「カスティア……。あの、世界中の魔石を牛耳っているという?」
「ああ。お前が生成した最高純度の魔石が、すでに闇市場に流出し、奴らの目に止まったのだ。奴らは『金の卵を産む鳥』……すなわちお前を捕らえ、自分たちの国の利権にしようとしたのだ」
ゼノスの声に、殺意に近い激しい怒りが混じる。
彼はアデリーンの首筋に顔を埋め、吸い込むように彼女の香りを確かめた。
「アデリーン。お前は自分がどれほど価値のある存在か、まだ自覚が足りない。……お前の指先一つで、国が動き、戦争が始まるのだ。そんな宝を、雪原に一人で放り出した自分を、私は一生許せそうにない」
「ゼノス様……。私は大丈夫です。あなたが助けに来てくださったから……」
「次があると思うな」
ゼノスはアデリーンの首筋、昨日の『氷魂石』の首飾りが揺れる場所に、痛いほどの接吻を落とした。
それは愛の告白というよりも、呪縛に近い、深い独占欲の表明だった。
「これからは、城を出る際は必ず私の許可を得ろ。庭に出る時でさえ、私の騎士を三人、影のように貼り付ける。……いや、いっそこの温室から一歩も出さず、私だけのものにできれば良いのだがな」
冗談とは思えないほどの熱量。ゼノスの瞳は、アデリーンを閉じ込めておきたいという、歪んだ、けれど真っ直ぐな情愛に燃えていた。
アデリーンはその「重すぎる愛」を、不思議と嫌だとは思わなかった。
自分を「欠陥品」として捨てた国。自分を「道具」として利用しようとする他国。
そんな世界の中で、自分という個人を、狂わんばかりに求めてくれるこの男の腕の中こそが、世界で最も安全な場所なのだと、彼女の魂が理解していたからだ。
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アデリーンがゼノスの頬に手を添えると、彼はようやく、憑き物が落ちたように小さく溜息をついた。
「……全くだ。お前には、勝てる気がしない」
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彼らの前には、大陸全土から集められた諜報員からの報告書が積み上げられている。
「……東のカスティアが動いたようだね。アデリーンの価値に気づくのが、思ったよりも早かった」
三男ファビアンが、氷の浮いたグラスを弄びながら冷たく言った。
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その瞳は、もはや臣下のそれではない。一国の支配者、あるいは、妹を救うための「破壊者」の眼差しだ。
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兄たちの声が重なる。
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