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「綾斗、あのね、お願いが……」
「っ!ああっ!琴子、だめっ!誘惑しないで……!試合終わるまではしないって決めたから!」
佳奈にプロポーズの後セックスするのがよっぽど待ち遠しいようだ。
バレンタインデートの後はそれはもうズコバコにヤリまくるんだろう……そしてもう私が入る余地もないくらいにくっついて欲しい。
「そんなにしたいの?」
「うん。したい……したいよ、琴子……でも我慢するよ……俺が部員の奴らにも禁止したから……俺は主将なんだから、そいつらに顔向けできなくなる……」
「うん。そっか。偉い偉い。じゃあいっぱい我慢してね。いっぱい我慢した後のセックス……きっと凄く気持ちいいよ」
高蔵君を応援するように固くなって私の太ももに挟まれているそれを手と太ももで軽く擦る。
「……っ♡ああっ♡こっ琴子ぉ……っ!琴子っ♡」
「あのね、それでお願いがあるんだけど……」
「セックスしたいセックスしたいセックスしたいセックスしたいセックスセックスセックスセックス」
目はこちらに向いたまま焦点が合っていない。ブツブツとつぶやきながら高蔵君は意識を失っている。
仕方ない、明日以降に話をするしかない。
目を覚ますと高蔵君の姿はなかった。
テーブルに『朝練に行ってきます』と書かれた紙だけが置いてあった。
その日から高蔵君はうちに来なくなった。
『試合が終わるまで琴子の家に行くのは我慢する』というメッセージが入っていた。
気兼ねなく荷造りできるのでいいのだが、ずっとうちにいた高蔵君が来なくなって急に部屋の中が広くなって寂しくなったなんて決して思ってなんか……ない。
この2週間程は怒涛のように高蔵君が私の全てに入り込んで来ていた。今までの男達のように暴力を振るわれるかとビクビクしていたのに、思いの外優しく接してくれていた。本当に彼女扱いしてくれているんじゃないかと思う時も沢山あった。
生でされたのもハメ撮りされたのも最初は嫌だったけれども、最終的には気持ちよくなってしまって……って、いけないいけない。奴に絆され始めてしまっている。
こういう時が1番危ないのだ。誰かを信じそうになっても、結局佳奈が全て持っていくんだ。
私を全部裏切って。
高蔵君を好きになる前で良かった。
きっとこのまま卒業まで一緒にいたら、たぶん私は高蔵君を好きになっていた。いつも色んな事を質問してきて一緒にいてくれた高蔵君の事を。
でも、高蔵君はもう佳奈のものなんだ。
元々研究室が同じじゃなかったら遠い雲の上の存在の男の子だったから、誰のものなんて私が言うのもおこがましいと思うけど。
「っ!ああっ!琴子、だめっ!誘惑しないで……!試合終わるまではしないって決めたから!」
佳奈にプロポーズの後セックスするのがよっぽど待ち遠しいようだ。
バレンタインデートの後はそれはもうズコバコにヤリまくるんだろう……そしてもう私が入る余地もないくらいにくっついて欲しい。
「そんなにしたいの?」
「うん。したい……したいよ、琴子……でも我慢するよ……俺が部員の奴らにも禁止したから……俺は主将なんだから、そいつらに顔向けできなくなる……」
「うん。そっか。偉い偉い。じゃあいっぱい我慢してね。いっぱい我慢した後のセックス……きっと凄く気持ちいいよ」
高蔵君を応援するように固くなって私の太ももに挟まれているそれを手と太ももで軽く擦る。
「……っ♡ああっ♡こっ琴子ぉ……っ!琴子っ♡」
「あのね、それでお願いがあるんだけど……」
「セックスしたいセックスしたいセックスしたいセックスしたいセックスセックスセックスセックス」
目はこちらに向いたまま焦点が合っていない。ブツブツとつぶやきながら高蔵君は意識を失っている。
仕方ない、明日以降に話をするしかない。
目を覚ますと高蔵君の姿はなかった。
テーブルに『朝練に行ってきます』と書かれた紙だけが置いてあった。
その日から高蔵君はうちに来なくなった。
『試合が終わるまで琴子の家に行くのは我慢する』というメッセージが入っていた。
気兼ねなく荷造りできるのでいいのだが、ずっとうちにいた高蔵君が来なくなって急に部屋の中が広くなって寂しくなったなんて決して思ってなんか……ない。
この2週間程は怒涛のように高蔵君が私の全てに入り込んで来ていた。今までの男達のように暴力を振るわれるかとビクビクしていたのに、思いの外優しく接してくれていた。本当に彼女扱いしてくれているんじゃないかと思う時も沢山あった。
生でされたのもハメ撮りされたのも最初は嫌だったけれども、最終的には気持ちよくなってしまって……って、いけないいけない。奴に絆され始めてしまっている。
こういう時が1番危ないのだ。誰かを信じそうになっても、結局佳奈が全て持っていくんだ。
私を全部裏切って。
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きっとこのまま卒業まで一緒にいたら、たぶん私は高蔵君を好きになっていた。いつも色んな事を質問してきて一緒にいてくれた高蔵君の事を。
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