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本編
融雪-1
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(side:幸)
旦那様にキスをしたあの夜から、2週間ほど経った。
最近、よく夢を見る。
ひとつは、不思議な空間を彷徨う、いつもの夢。
ふたつめは── 旦那様が2人いて、2人の旦那様から愛される夢。
ーーーーー
夜、ベッドに上がる時に身に付けている薄いベビードール。
どうせすぐに脱がされてしまうから、あんまり恥ずかしいと思ったことは無い。でも最近は旦那様の視線が気になって仕方がない。
いつも吉野さんにランダムに用意されているものを着るけれども、ちゃんと似合ってるのか不安になる。
今日は淡いピンク色のサテン生地で、胸元には白いレースのリボンが結ばれている。ショーツはレースのTバックで、腰のところの紐を解けば脱げるタイプだ。
鏡で着ている姿を映してみる。
旦那様から、婚約の際にいただいた立派な壁掛けの姿見。
鏡に映る自分は、以前よりも少し……丸くなった……?
バストはベビードールの胸周りをパツパツにし、乳首を強調するように押し上げている。お腹やお尻周りは滑らかな生地の下であまり目立たないけれども、前よりももっちりとしたお肉が指で摘める。
──ああ、駄目っ! 吉野さんのご飯が美味しいのと、このお部屋から全然出ないから……!
どうしよう。旦那様にも、もう1人の旦那様にも呆れられてしまう。
──もう1人の旦那様。
無意識的にそう考えていて、はたと止まる。
ただの夢の中の出来事なのに。
それは、とても官能的な夢だった。もう1人の旦那様は、普段の旦那様よりも……なんだか……とっても、……えっちな旦那様だ。
えっちな言葉を何度も耳元で囁かれて、快楽を掬い取るように全身を愛撫されて、おちんぽで気持ちいい所を何度も擦られる。
胸をねっとりと掌と指で弄くりながらキスされると、それだけで達してしまいそうになる。
その上旦那様の低くて優しい声で名前を呼ばれると……
声も姿も旦那様そのものなのに、纏う雰囲気は全然違う。
けれども、普段の旦那様と同じくらいとても優しくて、私が気持ち良くなることを大切にしてくれる。
口数が少なくてクールだけれども、いつも優しい言葉をくれる旦那様と、人懐っこい雰囲気でえっちな旦那様。
どちらの旦那様も大好きで、2人の体温を感じながら達する時が1番気持ちいいとさえ思ってしまう。
けれども、朝に目が覚めるといつもベッドに居るのはひとりの旦那様だけで、あれは夢だったんだという事を実感して、少しだけ落胆してしまう。
私、太った上に、わがままになってしまったんだ。
旦那様がそばに居てくれる。
このお部屋に帰ってきてくれる。
それだけで十分なのに。
──このままじゃ、どんどん……。
ゆっくりと寝室のドアが開いて、旦那様が入ってきた。
いつもの、治療の時間だ。
もじもじしていると旦那様が私の手を取る。そしてその手にキスをする。
いつものその動作も、ドキドキしながら見つめる。
旦那様が目線を上げると、こちらと目が合う。
ねっとりと絡み付くような視線。
旦那様の視線がだんだん下に下がっていき、全身を爪先までくまなく確認される。
再び目線に戻ると、私は切り出した。
「旦那様……あの、治療を……お願いしたいです……」
恥ずかしくて声が尻すぼみになる。
私には、それしか価値がないのに。
「ゆき……」
旦那様も、熱のこもった声で私の名前を呼ぶ。
胸のきゅんきゅんが収まらない。
次第にそれは広がって、お腹の奥の方もきゅんきゅんしてくる。
ぽすんとベッドに押し倒され、キスをされる。
苦しい位に鼓動が収まらない。
「ん……んん……」
唇から伝わる熱で融けてしまいそう。
この熱は、魔力のせいだけじゃない。
唇が離れて目を開けると、白金色のギラギラとした眼差しが向けられている。
以前は怖くて仕方なかった。
でも、私の体にどんどん旦那様の魔力が混じってきて、この白金色に包まれていると安らぎを感じるようにもなってきてしまった。
胸元のリボンがそっと解かれる。
ショーツの腰の紐も解かれて、音もなく裸にされてしまう。
隠すものがなくなってしまい、おずおずと手で隠せる場所を隠す。
そんな事はお構いなしに、旦那様の手が私の足を広げてそこをあらわにしていく。
くちゅっと音がして、ぬるぬるした感触が敏感な所を撫でる。
中心からぞくぞくとした感覚が巡る。
「ひああぁんっ♡」
「幸……もうこんなにとろとろになって……」
ぴちゃぴちゃと音を立てて旦那様がすくうようにそこを舐め始めた。
「あっ♡あっ♡だんな、さまっ……♡」
「どうした?」
「……ぁっ♡私……最近……わがままになっていませんか……?」
「そんなことは無い。むしろもっとわがままになって欲しい」
「でも……私、最近……体が……」
「体が?」
「……太ってきたような気がして」
「いい事だ。抱き心地が良くなった。もっとふくよかになってもいいと思うぞ」
旦那様が舐めるのを止めて体を起こした。
そして、私の体を跨ぐようにして膝立ちになる。
旦那様の足の間で、ぶるんっ! と大きな肉棒が反り返っている。
「見てくれ。君の体を見ただけでこんなに興奮しているんだ」
自分から感触を確かめるようにそれに触れてみる。
とても熱くて、硬くて、血管の所がごつごつしている。
これが、いつものように体の中に入ってきて、このきゅんきゅんする場所をとんとんってされてしまったら……。
「幸……君は何が欲しいんだ? わがままになったんだろう。ねだってくれ、僕に」
足の間からおしりへと、とろとろとした蜜が流れていく。想像しただけでどんどん流れてくる。
おちんぽの先から睾丸まで隈なくキスを落とす。
ちらりと上を向くと、旦那様がゴクリと唾を飲む様子が見えた。
触っているものの先っぽの割れ目からも、とろりと滴る程の雫が垂れてくる。
昨日の、もう1人の旦那様に囁かれた言葉を反芻しながら旦那様にお願いをする。
「旦那様の、これが……。おちんぽが、欲しいです……。昨日みたいに、おちんぽで沢山じゅぽじゅぽして、奥のほうをとんとんしながら治療、して欲しいです……っ♡」
口を塞ぐようにキスをされた。
一気に魔力が流れ込んでくる。
外れかけていた蓋が音を立てて一気に割れた感覚がした。
「一体何処でそんな事を覚えてきたんだ? ……今日も徹夜になりそうだな」
抑え付けるような、少し掠れた声で旦那様が囁いた。
「あっ……あああっ♡」
ぬかるんだ場所に熱くて大きなものの感触がして、一気に奥まで貫かれてしまった。
体の芯から熱い感覚が広がって、意識がまた少しずつとろんと溶かされていく。
旦那様の胸の紋も燃え上がりそうなくらいに赤く輝いている。
「はぁっ♡はぁっ♡おっきい……♡おっきいの……♡んんっ♡きもちいい……♡♡旦那様の、おちんぽ……♡♡」
挿入れられただけなのに、幸福感と快感で満たされる。
旦那様をもっと味わいたくて、腰を自分でもゆっくり動かしてみる。
「君は……どうしてそんなに僕の悦ばせ方を知っているんだ?」
「旦那様……? んっ♡」
旦那様が急に激しく腰を動かし始めた。
それと同時に食べられてしまうんじゃないかと思う程深く口の中を貪られる。
気持ちいい所をたくさん突かれて、もっと刺激を求めて腰が動く。
催促するように、腕と太ももで旦那様の体をぎゅっと挟んで離れないようにしながら。
「んんっ……♡♡♡ん~っ♡♡♡♡」
舌を絡ませながら必死に快楽にしがみつく。
旦那様の動きがどんどん激しくなっていく。
より一層奥を突かれて熱いものがびくんびくんと奥に放たれる感覚がした後も、もっとこのままでいたいと思ってしまった。
繋がりあったまま、2人で荒い息を整える。
「ん……や……」
「ん? 幸? どうした?」
旦那様が体をねじらせる気配がして、咄嗟に首を振る。
「もっとして……」
ぎゅっと背中に回した腕に力を入れて、旦那様の鎖骨に額をくっつけて、小さい声で囁く。
届いていなくてもいい。そんな音量で。
それでも、はっと息を飲むような音が聞こえた気がした。
「ゆ、き……」
おまんこの中の旦那様のものが、またいっそう大きくなるのを感じた。
ゆっくりと、優しく愛撫するように旦那様の動きが再開する。
「んっ♡♡だんなさま……♡♡はぁっ♡♡あぁっ♡♡だんなさまぁ♡♡もっと♡もっと、気持ちよくなってください♡」
入っていたものがちゅぽんと音を立てて抜ける。
体がぐるんと回転して、お尻を向ける形になる。
背中につきんと痛みが走る。
腕を掴まれて、旦那様が私の背中に痛いほど口付けしている。
ちゅっちゅっという音と、荒い吐息が聞こえる。
また一気に後ろから貫かれる。
「幸、幸、幸……!」
「あっ♡あんっ♡あんっ♡だんなさまっ♡」
ばちゅん、ばちゅんと激しい音と共に快楽がぶつかってくる。
旦那様が手を添えている腰も砕けてしまいそうで、必死に力を入れる。
「やぁーっ♡♡ああっ♡♡あああ゛ーーっ♡♡」
旦那様が私の子宮の中を精液で満たしてしまった後、1度沈んだ意識がまたゆっくりと浮上する。
たんっ、たんっと規則正しいリズムで、正面から旦那様が腰を振って私の中を出入りしている。
汗で髪が顔に張り付いて、目尻も唇もほんのり赤く色付いてとてもセクシーだ。
たまに「くっ」とか「うっ」と口から漏れる低い声にも、身体がきゅんきゅんしてしまう。
私の身体で感じてくれているんだと思うと胸の中がじわじわと嬉しさで満たされていく。
一生懸命に気持ちよくなっている旦那様を夢見心地で見つめていると、がちゃりと扉が開く。
「ふーっ、やっと残業終わったーっ! 待たせたな、俺!」
「ああ、ご苦労様」
そこにはもうひとりの旦那様がいた。
これは……いつもの、夢……
「今の案件クソ長引いてるんだよ。帰国早々もうトラブル処理ばっかり」
「抜けてきていいのか?」
「いいの! 俺にはこっちのが最重要案件!」
もうひとりの旦那様は喋りながらネクタイやシャツを脱いでいく。
旦那様もお仕事が忙しそうだけれども、もう1人の旦那様も忙しそうだ。
それなのに、私なんかに時間を使ってくれている……という、夢なんだなぁ。
「あっ♡♡だんなしゃま……あんっ♡♡おしごと、おつかれしゃまれす♡♡あんっ♡♡んんっ♡♡」
「幸ちゃんっ♡♡♡♡会いたかったよっ♡♡」
身体中がふわふわしていて、上手く喋れていない気がするけれど、2人の旦那様を労いたい。
沢山気持ちよくして、癒してあげたいな。
服を全て脱ぎ捨ててこちらへやって来た旦那様の頭を、ぽんぽんと撫でてあげる。
「幸、僕には? 僕も今日、沢山案件をこなしたぞ。11事業部で27案件だ」
おちんぽを出し入れしている旦那様も腰の動きを止めずに言った。
「はぁっ♡♡はいっ♡だんなしゃまも、いっぱい、おつかれしゃまれした……♡たくしゃん、きもちよくなってくりゃしゃ……ぁっ♡♡ああっ♡♡はげしぃっ♡♡あんっ♡♡だんなしゃまぁ♡♡」
手を伸ばして旦那様の頭をぽんぽんすると、旦那様の腰の動きが激しくなる。
「幸……幸……っ」
「幸ちゃん、ただいまのチューしよ」
もうひとりの旦那様と唇を重ねる。旦那様の舌が口の中に入ってきて、舌も、上顎も舐められてしまうと頭の中が浮き立つような感覚になる。
「幸、僕とのキスは気持ち悦いか?」
「んっ♡♡んっ♡♡」
横から旦那様の声もして、それだけでイきそうになる。私は返事をする代わりに旦那様のおちんぽをぎゅっ♡ぎゅっ♡と締め上げた。
すると、奥の方でおちんぽを押し付けられて、またお腹の中でびゅうびゅうと気持ちいいお汁が飛び出してくるのを感じる。
「んんーっ♡♡んーっ♡♡んっ♡♡はぁっ♡♡だんなしゃまぁ♡♡あっ♡♡きもちいいっ……♡♡だんなしゃまの♡♡しゃせい……♡♡♡」
「ん? 幸ちゃん、旦那様にもしかして今ナカで出されてるの? 中出しで感じちゃってるんだ? あー可愛い……♡♡俺も早く幸ちゃんの中でびゅーびゅー出して、ぐちゃぐちゃでトロトロのセックスしたいな……♡♡」
「あっ♡♡ああっ♡♡いっ♡♡イクっ♡♡いきゅうう♡♡」
「幸ちゃん、ザーメンイキしてるの? あー、もう、可愛いなぁ♡♡俺もすぐにおまんこの中でいっぱい出してあげるね♡」
もう1人の旦那様は、私の右胸をやわやわと揉みしだきながらそう耳元で囁いた。
「あっ♡♡あっ……♡♡はいっ……♡♡もっと、もっとびゅうびゅう、出して欲しいですっ♡♡」
旦那様も、長い射精が終わると荒い息を押しとどめながら左の胸を揉みしだき、反対の耳元で囁く。
「はぁっ……はぁっ……幸、次の僕の番だ。こっちの僕にも、沢山おねだりをしていいからな」
旦那様にキスをしたあの夜から、2週間ほど経った。
最近、よく夢を見る。
ひとつは、不思議な空間を彷徨う、いつもの夢。
ふたつめは── 旦那様が2人いて、2人の旦那様から愛される夢。
ーーーーー
夜、ベッドに上がる時に身に付けている薄いベビードール。
どうせすぐに脱がされてしまうから、あんまり恥ずかしいと思ったことは無い。でも最近は旦那様の視線が気になって仕方がない。
いつも吉野さんにランダムに用意されているものを着るけれども、ちゃんと似合ってるのか不安になる。
今日は淡いピンク色のサテン生地で、胸元には白いレースのリボンが結ばれている。ショーツはレースのTバックで、腰のところの紐を解けば脱げるタイプだ。
鏡で着ている姿を映してみる。
旦那様から、婚約の際にいただいた立派な壁掛けの姿見。
鏡に映る自分は、以前よりも少し……丸くなった……?
バストはベビードールの胸周りをパツパツにし、乳首を強調するように押し上げている。お腹やお尻周りは滑らかな生地の下であまり目立たないけれども、前よりももっちりとしたお肉が指で摘める。
──ああ、駄目っ! 吉野さんのご飯が美味しいのと、このお部屋から全然出ないから……!
どうしよう。旦那様にも、もう1人の旦那様にも呆れられてしまう。
──もう1人の旦那様。
無意識的にそう考えていて、はたと止まる。
ただの夢の中の出来事なのに。
それは、とても官能的な夢だった。もう1人の旦那様は、普段の旦那様よりも……なんだか……とっても、……えっちな旦那様だ。
えっちな言葉を何度も耳元で囁かれて、快楽を掬い取るように全身を愛撫されて、おちんぽで気持ちいい所を何度も擦られる。
胸をねっとりと掌と指で弄くりながらキスされると、それだけで達してしまいそうになる。
その上旦那様の低くて優しい声で名前を呼ばれると……
声も姿も旦那様そのものなのに、纏う雰囲気は全然違う。
けれども、普段の旦那様と同じくらいとても優しくて、私が気持ち良くなることを大切にしてくれる。
口数が少なくてクールだけれども、いつも優しい言葉をくれる旦那様と、人懐っこい雰囲気でえっちな旦那様。
どちらの旦那様も大好きで、2人の体温を感じながら達する時が1番気持ちいいとさえ思ってしまう。
けれども、朝に目が覚めるといつもベッドに居るのはひとりの旦那様だけで、あれは夢だったんだという事を実感して、少しだけ落胆してしまう。
私、太った上に、わがままになってしまったんだ。
旦那様がそばに居てくれる。
このお部屋に帰ってきてくれる。
それだけで十分なのに。
──このままじゃ、どんどん……。
ゆっくりと寝室のドアが開いて、旦那様が入ってきた。
いつもの、治療の時間だ。
もじもじしていると旦那様が私の手を取る。そしてその手にキスをする。
いつものその動作も、ドキドキしながら見つめる。
旦那様が目線を上げると、こちらと目が合う。
ねっとりと絡み付くような視線。
旦那様の視線がだんだん下に下がっていき、全身を爪先までくまなく確認される。
再び目線に戻ると、私は切り出した。
「旦那様……あの、治療を……お願いしたいです……」
恥ずかしくて声が尻すぼみになる。
私には、それしか価値がないのに。
「ゆき……」
旦那様も、熱のこもった声で私の名前を呼ぶ。
胸のきゅんきゅんが収まらない。
次第にそれは広がって、お腹の奥の方もきゅんきゅんしてくる。
ぽすんとベッドに押し倒され、キスをされる。
苦しい位に鼓動が収まらない。
「ん……んん……」
唇から伝わる熱で融けてしまいそう。
この熱は、魔力のせいだけじゃない。
唇が離れて目を開けると、白金色のギラギラとした眼差しが向けられている。
以前は怖くて仕方なかった。
でも、私の体にどんどん旦那様の魔力が混じってきて、この白金色に包まれていると安らぎを感じるようにもなってきてしまった。
胸元のリボンがそっと解かれる。
ショーツの腰の紐も解かれて、音もなく裸にされてしまう。
隠すものがなくなってしまい、おずおずと手で隠せる場所を隠す。
そんな事はお構いなしに、旦那様の手が私の足を広げてそこをあらわにしていく。
くちゅっと音がして、ぬるぬるした感触が敏感な所を撫でる。
中心からぞくぞくとした感覚が巡る。
「ひああぁんっ♡」
「幸……もうこんなにとろとろになって……」
ぴちゃぴちゃと音を立てて旦那様がすくうようにそこを舐め始めた。
「あっ♡あっ♡だんな、さまっ……♡」
「どうした?」
「……ぁっ♡私……最近……わがままになっていませんか……?」
「そんなことは無い。むしろもっとわがままになって欲しい」
「でも……私、最近……体が……」
「体が?」
「……太ってきたような気がして」
「いい事だ。抱き心地が良くなった。もっとふくよかになってもいいと思うぞ」
旦那様が舐めるのを止めて体を起こした。
そして、私の体を跨ぐようにして膝立ちになる。
旦那様の足の間で、ぶるんっ! と大きな肉棒が反り返っている。
「見てくれ。君の体を見ただけでこんなに興奮しているんだ」
自分から感触を確かめるようにそれに触れてみる。
とても熱くて、硬くて、血管の所がごつごつしている。
これが、いつものように体の中に入ってきて、このきゅんきゅんする場所をとんとんってされてしまったら……。
「幸……君は何が欲しいんだ? わがままになったんだろう。ねだってくれ、僕に」
足の間からおしりへと、とろとろとした蜜が流れていく。想像しただけでどんどん流れてくる。
おちんぽの先から睾丸まで隈なくキスを落とす。
ちらりと上を向くと、旦那様がゴクリと唾を飲む様子が見えた。
触っているものの先っぽの割れ目からも、とろりと滴る程の雫が垂れてくる。
昨日の、もう1人の旦那様に囁かれた言葉を反芻しながら旦那様にお願いをする。
「旦那様の、これが……。おちんぽが、欲しいです……。昨日みたいに、おちんぽで沢山じゅぽじゅぽして、奥のほうをとんとんしながら治療、して欲しいです……っ♡」
口を塞ぐようにキスをされた。
一気に魔力が流れ込んでくる。
外れかけていた蓋が音を立てて一気に割れた感覚がした。
「一体何処でそんな事を覚えてきたんだ? ……今日も徹夜になりそうだな」
抑え付けるような、少し掠れた声で旦那様が囁いた。
「あっ……あああっ♡」
ぬかるんだ場所に熱くて大きなものの感触がして、一気に奥まで貫かれてしまった。
体の芯から熱い感覚が広がって、意識がまた少しずつとろんと溶かされていく。
旦那様の胸の紋も燃え上がりそうなくらいに赤く輝いている。
「はぁっ♡はぁっ♡おっきい……♡おっきいの……♡んんっ♡きもちいい……♡♡旦那様の、おちんぽ……♡♡」
挿入れられただけなのに、幸福感と快感で満たされる。
旦那様をもっと味わいたくて、腰を自分でもゆっくり動かしてみる。
「君は……どうしてそんなに僕の悦ばせ方を知っているんだ?」
「旦那様……? んっ♡」
旦那様が急に激しく腰を動かし始めた。
それと同時に食べられてしまうんじゃないかと思う程深く口の中を貪られる。
気持ちいい所をたくさん突かれて、もっと刺激を求めて腰が動く。
催促するように、腕と太ももで旦那様の体をぎゅっと挟んで離れないようにしながら。
「んんっ……♡♡♡ん~っ♡♡♡♡」
舌を絡ませながら必死に快楽にしがみつく。
旦那様の動きがどんどん激しくなっていく。
より一層奥を突かれて熱いものがびくんびくんと奥に放たれる感覚がした後も、もっとこのままでいたいと思ってしまった。
繋がりあったまま、2人で荒い息を整える。
「ん……や……」
「ん? 幸? どうした?」
旦那様が体をねじらせる気配がして、咄嗟に首を振る。
「もっとして……」
ぎゅっと背中に回した腕に力を入れて、旦那様の鎖骨に額をくっつけて、小さい声で囁く。
届いていなくてもいい。そんな音量で。
それでも、はっと息を飲むような音が聞こえた気がした。
「ゆ、き……」
おまんこの中の旦那様のものが、またいっそう大きくなるのを感じた。
ゆっくりと、優しく愛撫するように旦那様の動きが再開する。
「んっ♡♡だんなさま……♡♡はぁっ♡♡あぁっ♡♡だんなさまぁ♡♡もっと♡もっと、気持ちよくなってください♡」
入っていたものがちゅぽんと音を立てて抜ける。
体がぐるんと回転して、お尻を向ける形になる。
背中につきんと痛みが走る。
腕を掴まれて、旦那様が私の背中に痛いほど口付けしている。
ちゅっちゅっという音と、荒い吐息が聞こえる。
また一気に後ろから貫かれる。
「幸、幸、幸……!」
「あっ♡あんっ♡あんっ♡だんなさまっ♡」
ばちゅん、ばちゅんと激しい音と共に快楽がぶつかってくる。
旦那様が手を添えている腰も砕けてしまいそうで、必死に力を入れる。
「やぁーっ♡♡ああっ♡♡あああ゛ーーっ♡♡」
旦那様が私の子宮の中を精液で満たしてしまった後、1度沈んだ意識がまたゆっくりと浮上する。
たんっ、たんっと規則正しいリズムで、正面から旦那様が腰を振って私の中を出入りしている。
汗で髪が顔に張り付いて、目尻も唇もほんのり赤く色付いてとてもセクシーだ。
たまに「くっ」とか「うっ」と口から漏れる低い声にも、身体がきゅんきゅんしてしまう。
私の身体で感じてくれているんだと思うと胸の中がじわじわと嬉しさで満たされていく。
一生懸命に気持ちよくなっている旦那様を夢見心地で見つめていると、がちゃりと扉が開く。
「ふーっ、やっと残業終わったーっ! 待たせたな、俺!」
「ああ、ご苦労様」
そこにはもうひとりの旦那様がいた。
これは……いつもの、夢……
「今の案件クソ長引いてるんだよ。帰国早々もうトラブル処理ばっかり」
「抜けてきていいのか?」
「いいの! 俺にはこっちのが最重要案件!」
もうひとりの旦那様は喋りながらネクタイやシャツを脱いでいく。
旦那様もお仕事が忙しそうだけれども、もう1人の旦那様も忙しそうだ。
それなのに、私なんかに時間を使ってくれている……という、夢なんだなぁ。
「あっ♡♡だんなしゃま……あんっ♡♡おしごと、おつかれしゃまれす♡♡あんっ♡♡んんっ♡♡」
「幸ちゃんっ♡♡♡♡会いたかったよっ♡♡」
身体中がふわふわしていて、上手く喋れていない気がするけれど、2人の旦那様を労いたい。
沢山気持ちよくして、癒してあげたいな。
服を全て脱ぎ捨ててこちらへやって来た旦那様の頭を、ぽんぽんと撫でてあげる。
「幸、僕には? 僕も今日、沢山案件をこなしたぞ。11事業部で27案件だ」
おちんぽを出し入れしている旦那様も腰の動きを止めずに言った。
「はぁっ♡♡はいっ♡だんなしゃまも、いっぱい、おつかれしゃまれした……♡たくしゃん、きもちよくなってくりゃしゃ……ぁっ♡♡ああっ♡♡はげしぃっ♡♡あんっ♡♡だんなしゃまぁ♡♡」
手を伸ばして旦那様の頭をぽんぽんすると、旦那様の腰の動きが激しくなる。
「幸……幸……っ」
「幸ちゃん、ただいまのチューしよ」
もうひとりの旦那様と唇を重ねる。旦那様の舌が口の中に入ってきて、舌も、上顎も舐められてしまうと頭の中が浮き立つような感覚になる。
「幸、僕とのキスは気持ち悦いか?」
「んっ♡♡んっ♡♡」
横から旦那様の声もして、それだけでイきそうになる。私は返事をする代わりに旦那様のおちんぽをぎゅっ♡ぎゅっ♡と締め上げた。
すると、奥の方でおちんぽを押し付けられて、またお腹の中でびゅうびゅうと気持ちいいお汁が飛び出してくるのを感じる。
「んんーっ♡♡んーっ♡♡んっ♡♡はぁっ♡♡だんなしゃまぁ♡♡あっ♡♡きもちいいっ……♡♡だんなしゃまの♡♡しゃせい……♡♡♡」
「ん? 幸ちゃん、旦那様にもしかして今ナカで出されてるの? 中出しで感じちゃってるんだ? あー可愛い……♡♡俺も早く幸ちゃんの中でびゅーびゅー出して、ぐちゃぐちゃでトロトロのセックスしたいな……♡♡」
「あっ♡♡ああっ♡♡いっ♡♡イクっ♡♡いきゅうう♡♡」
「幸ちゃん、ザーメンイキしてるの? あー、もう、可愛いなぁ♡♡俺もすぐにおまんこの中でいっぱい出してあげるね♡」
もう1人の旦那様は、私の右胸をやわやわと揉みしだきながらそう耳元で囁いた。
「あっ♡♡あっ……♡♡はいっ……♡♡もっと、もっとびゅうびゅう、出して欲しいですっ♡♡」
旦那様も、長い射精が終わると荒い息を押しとどめながら左の胸を揉みしだき、反対の耳元で囁く。
「はぁっ……はぁっ……幸、次の僕の番だ。こっちの僕にも、沢山おねだりをしていいからな」
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人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
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