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第1章 トーナメント編
第4話 いざダンジョンへ
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「お前、俺に何か隠してるな?」
この言葉を理解するまでそう時間はかからなかった。
「親友を助けたいんだ。」
「親友?」
「名前はあかさた。俺とラーメンを作っていた
ラーメン仲間だ。だが、つい最近、ダンジョンに
行ったっきり戻ってこなかったんだ。」
魔王は俺の話を親身になって聞いてくれた。
俺は勘違いしてたのかもしれない。
魔王というのは、もっとわるーい感じだと
思っていたが、実際は・・・
「なんだ、そんなことか。
ダンジョンに入る理由は様々だ。
俺も実は・・・」
「んっ?なんか言った?」
「いや、言ってないぞ。」
この時、魔王は何か悲しげだった。
「そんなことより、武器でも買わんか?
お前持ってないだろ?」
「料理に使う包丁なら・・・」
「武器屋はあるか?」
「はい!」
武器かー、どんなものがあるんだ?
というか、自分に使いこなせるのか?
ー武器屋ー
「いらっしゃいませーーー。」
「早速だが・・・」
ベルは腰から何かを出した。
こ、これは!!
「この魔剣ティルヴィングを売ろう。」
魔剣ティルヴィングだとぉぉぉ!!!
「か、鑑定します。」
流石に店員さんも見たことないだろ。
だって、魔王しか持ってないんだから。
「あのーー?」
「なんだ?」
「鑑定することが出来ないのでこの中から好きなもの
一つ無料で持っていってください。」
こん中から?
ラッキー!
てか、あの魔剣どんだけ高いんだよ。
「よかったなぁ。ハル!」
「あ、あぁ。」
「じゃあ俺はこれにするかな。」
魔王が手にしたのは・・・
「お、お客様それだけは・・・」
「あん?お前がいいって言ったんだろうが?」
「すいません。」
店員さんは魔王の気迫にあっけなく潰された。
ロンギヌスの槍
「所有する者に世界を制する力を与える」と言われる
十字架上のイエスキリストの死を確認するために使われたという呪われた槍。
てか・・・
結局また、チート武器GETしてるしーーー!!
「俺はどうしようかなー?」
「おい、ハル。こっちにいいのがあるぞ!」
「ん?」
こ、これは・・・
名も無き杖!!
特に名前が無い杖。
ここの店員によると・・・
「あのー、これって人気ですかね?」
「はい。人気ですよ。この店で159位内に入る武器です」
「いや、全然じゃないか!!」
ということだそうだ。
だが、基本的な魔法は唱えられるらしいから
俺にはぴったりかもしれない。
「じゃあ、行くか?」
「あぁ、行こう!ベル!」
あ、なんかこの感じ。
あかさたと話している時みたいだ。
俺はいつの間にか魔王とあかさたを重ねていた。
俺達は再びクエスト受注所へ向かった。
「いい武器は買えましたか?
って、ロンギヌスじゃないですか。
自分、実は武器マニアなんでわかっちゃうんですよね。
ベルさんよく買えましたね。
で、ハルさんの武器は・・・。」
「名も無き杖です。」
「あ、なるほど。では、ダンジョンとクエストの
違いを説明していきます。」
受付は何も無かったように受け流した。
ダンジョンとは、あのバベルタワーの中に入り、
無制限にモンスターを倒していただきます。
倒したモンスターの戦利品は売ってもらえば
マネーになります。
上へ行けばいくほどモンスターは協力になりますよ。
そして、クエストとはちょっとしたマネー稼ぎに
活用していただくといいと思います。」
ダンジョンかー。
1年ぶりだ。
俺があのラーメン屋で働き始めた理由が
ダンジョンだからな。
「おい、ハル。どうする?」
「まずは肩慣らしにクエストでも行くか?」
「では、クエスト一覧表です。」
いや、俺の話聞けよ。
この受付絶対俺のこと嫌いだろ。
ークエスト一覧ー
・肉食兎の討伐
・魔界への探索
・海中森の主の討伐
「あれ?こんだけ?」
「クエストをクリアしていただければ
もっと沢山のクエストが追加されます。」
ということで
in 肉食兎の巣付近
「作戦はどうする?」
「とりあえず、ハルの実力が見たい。
なんか魔法は唱えられるか?」
「一応・・・」
ズドーーーーーーーーーーーーン
「な、なんだ?」
「来たな。」
*肉食兎
主に人(プレイヤー)を食べる。
性格は凶暴。
すばしっこい。
ジャンプ力がぱない。
「ハル!いけ!」
魔王は俺を肉食兎の前に投げた。いともたやすく。
「ちょっ、え、ちょっマーテーヨ。」
バンッ!正面から思いっきり突進を受けた。
「ぐへっ!!!」
なんてこった。
HPが45パーセント削れた。
だめだ。俺が勝てるわけが・・・
「ハルーー!!」
「ナニーーーー?」
「1発でも当ててみろーーー!!」
一発!
兎は俺を警戒してない。
今がチャンスだ!!
「くらえ!俺の必殺技!ファイアボール!!!!」
*ファイアボール
E級魔術
チュートリアル終了時に入手可
魔力消費量5
その瞬間、ハルの杖の先から炎の玉が出た。
玉は兎の腹にクリティカルヒットした。
「おぉ。」
ふっ、魔王も俺の必殺技には目を丸くしてるな。
「もういっちょ!ファイアボ・・・、ぐへぇぇぇぇぇ!」
調子にのんなきゃよかった。
というか、全く効いてねぇし。
兎のパンチは重かった。
くそ、あんなピョンピョンしてるやつに(`´)
「おいおい、ハルそんなもんか?」
「あ?」
「俺が行く!」
そう言って魔王は兎の前へ立った。
この言葉を理解するまでそう時間はかからなかった。
「親友を助けたいんだ。」
「親友?」
「名前はあかさた。俺とラーメンを作っていた
ラーメン仲間だ。だが、つい最近、ダンジョンに
行ったっきり戻ってこなかったんだ。」
魔王は俺の話を親身になって聞いてくれた。
俺は勘違いしてたのかもしれない。
魔王というのは、もっとわるーい感じだと
思っていたが、実際は・・・
「なんだ、そんなことか。
ダンジョンに入る理由は様々だ。
俺も実は・・・」
「んっ?なんか言った?」
「いや、言ってないぞ。」
この時、魔王は何か悲しげだった。
「そんなことより、武器でも買わんか?
お前持ってないだろ?」
「料理に使う包丁なら・・・」
「武器屋はあるか?」
「はい!」
武器かー、どんなものがあるんだ?
というか、自分に使いこなせるのか?
ー武器屋ー
「いらっしゃいませーーー。」
「早速だが・・・」
ベルは腰から何かを出した。
こ、これは!!
「この魔剣ティルヴィングを売ろう。」
魔剣ティルヴィングだとぉぉぉ!!!
「か、鑑定します。」
流石に店員さんも見たことないだろ。
だって、魔王しか持ってないんだから。
「あのーー?」
「なんだ?」
「鑑定することが出来ないのでこの中から好きなもの
一つ無料で持っていってください。」
こん中から?
ラッキー!
てか、あの魔剣どんだけ高いんだよ。
「よかったなぁ。ハル!」
「あ、あぁ。」
「じゃあ俺はこれにするかな。」
魔王が手にしたのは・・・
「お、お客様それだけは・・・」
「あん?お前がいいって言ったんだろうが?」
「すいません。」
店員さんは魔王の気迫にあっけなく潰された。
ロンギヌスの槍
「所有する者に世界を制する力を与える」と言われる
十字架上のイエスキリストの死を確認するために使われたという呪われた槍。
てか・・・
結局また、チート武器GETしてるしーーー!!
「俺はどうしようかなー?」
「おい、ハル。こっちにいいのがあるぞ!」
「ん?」
こ、これは・・・
名も無き杖!!
特に名前が無い杖。
ここの店員によると・・・
「あのー、これって人気ですかね?」
「はい。人気ですよ。この店で159位内に入る武器です」
「いや、全然じゃないか!!」
ということだそうだ。
だが、基本的な魔法は唱えられるらしいから
俺にはぴったりかもしれない。
「じゃあ、行くか?」
「あぁ、行こう!ベル!」
あ、なんかこの感じ。
あかさたと話している時みたいだ。
俺はいつの間にか魔王とあかさたを重ねていた。
俺達は再びクエスト受注所へ向かった。
「いい武器は買えましたか?
って、ロンギヌスじゃないですか。
自分、実は武器マニアなんでわかっちゃうんですよね。
ベルさんよく買えましたね。
で、ハルさんの武器は・・・。」
「名も無き杖です。」
「あ、なるほど。では、ダンジョンとクエストの
違いを説明していきます。」
受付は何も無かったように受け流した。
ダンジョンとは、あのバベルタワーの中に入り、
無制限にモンスターを倒していただきます。
倒したモンスターの戦利品は売ってもらえば
マネーになります。
上へ行けばいくほどモンスターは協力になりますよ。
そして、クエストとはちょっとしたマネー稼ぎに
活用していただくといいと思います。」
ダンジョンかー。
1年ぶりだ。
俺があのラーメン屋で働き始めた理由が
ダンジョンだからな。
「おい、ハル。どうする?」
「まずは肩慣らしにクエストでも行くか?」
「では、クエスト一覧表です。」
いや、俺の話聞けよ。
この受付絶対俺のこと嫌いだろ。
ークエスト一覧ー
・肉食兎の討伐
・魔界への探索
・海中森の主の討伐
「あれ?こんだけ?」
「クエストをクリアしていただければ
もっと沢山のクエストが追加されます。」
ということで
in 肉食兎の巣付近
「作戦はどうする?」
「とりあえず、ハルの実力が見たい。
なんか魔法は唱えられるか?」
「一応・・・」
ズドーーーーーーーーーーーーン
「な、なんだ?」
「来たな。」
*肉食兎
主に人(プレイヤー)を食べる。
性格は凶暴。
すばしっこい。
ジャンプ力がぱない。
「ハル!いけ!」
魔王は俺を肉食兎の前に投げた。いともたやすく。
「ちょっ、え、ちょっマーテーヨ。」
バンッ!正面から思いっきり突進を受けた。
「ぐへっ!!!」
なんてこった。
HPが45パーセント削れた。
だめだ。俺が勝てるわけが・・・
「ハルーー!!」
「ナニーーーー?」
「1発でも当ててみろーーー!!」
一発!
兎は俺を警戒してない。
今がチャンスだ!!
「くらえ!俺の必殺技!ファイアボール!!!!」
*ファイアボール
E級魔術
チュートリアル終了時に入手可
魔力消費量5
その瞬間、ハルの杖の先から炎の玉が出た。
玉は兎の腹にクリティカルヒットした。
「おぉ。」
ふっ、魔王も俺の必殺技には目を丸くしてるな。
「もういっちょ!ファイアボ・・・、ぐへぇぇぇぇぇ!」
調子にのんなきゃよかった。
というか、全く効いてねぇし。
兎のパンチは重かった。
くそ、あんなピョンピョンしてるやつに(`´)
「おいおい、ハルそんなもんか?」
「あ?」
「俺が行く!」
そう言って魔王は兎の前へ立った。
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