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第一章 ラウス湖ビジネス編
第十四話 謎の巨大魚討伐作戦
しおりを挟む話を聞いて要約するとこうだ。
どうやら船ごと人が超巨大な魚によって喰われた。
こうなる。
正直言って意味がわからない。
「この前、俺たちが捕まえたオオメガトロがこの湖の主じゃないのか?」
「俺たちもそう思っていたんだが、今回出た怪物とは比べる気にもならないさ」
「で、でもただの事故で船ごとなくなった可能性だってあるだろ」
「それがつい最近、オオメガトロの死骸が浜に打ち上がっていたんだ。それは明らかに喰いかけだったらしい」
あの巨大なオオメガトロを!?
確かこの前釣れたのは6メートルほどだったから、少なく見積もってもその倍?
まさか。
そんな怪物級の魚がこの湖のどこかに存在するなんて‥
こんなことが知れたら観光客は来なくなり、観光スポットから恐怖スポットになってしまう。
「スズキさん、討伐お願いできませんか?」
ほら来た、こんな危険な仕事は真っ平ごめんだ。
「いや、実は今から‥」
「1000万ゼニー出します」
此奴なんと申した?
「今なんて‥?」
「1000万ゼニー出します、もし討伐することができたのならば」
「持ち帰らせてください、これは命に関わる問題だ」
1000万ゼニーはかなり高額だ。
これだけの大金を獲得すればさらなるビジネスの拡大は必然だ。
とりあえずラウスズキガエルの養殖場管理を任している人魚族のコルシカに話を聞いてみることにした。
「‥という訳なんだけど、何か知っていることはあるのか?」
「この湖に住む人魚族の伝説の怪物『コオウ』かも知れません」
「コオウ?なんだそれ?」
「コオウとはラウス湖に古くから住むと言われる怪魚で、基本的に湖の底に住むと言われています。人魚族によって封印されたと聞きましたが‥」
何故だか分からないが、今追っているものの正体がコオウであると確信した。
「今から私は湖の底にある人魚族の住処に戻って聞いてみます。何かわかるかも知れないから」
「よろしく頼むよ」
これはミリに伝えたら厄介なことになりそうだ。
今はミリにも新入りのマルティにも黙っておくことにした。
翌日、港に行き、漁師達にコオウを知っているかを隈なく聞いてみた。
しかし誰もその正体、名前すら知らない。
そもそもこの湖の主はオオメガトロであると思っていたのだから知る由もない。
未だにコルシカからの情報提供はない。
誰かこの怪魚について知る人物はいないだろうか?
すぐさま一人顔が浮かんだ。
しかし尋ねる勇気が出ない。
頭を抱えながら足は『ラウスタピタピ』へと向かっていた。
「現在プラス200万ゼニー」
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