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強化合宿訓練!!ハードなトレーニングに新人君は耐えきれるのか?!その1
しおりを挟むさて諸君に問おう。人生を楽しむうえでもっとも大切なことは何なのか。
そう、己の欲に従うことだ。クラシックエンシェントの知恵や技術は特筆すべきことだが、ただ一つ主義出張だけは例外であり、それは素晴らしいという感性抜きに、機械的に他人から他人に伝達されるべき感染力を備えるべきではないのだ。そうなった場合、人はただ生きるだけの屍と化すのだからね。
そして、その欲とは、多種多様なものがあるのだが、それはその中の一つ、性欲。そう、春。そして恋、愛。愛とはつまり性欲であり、恋とは燃え上がる性欲なのだよっ?!
まあそんなわけでそんな欲を満たすためにパートナーを必要とするか否かは人それぞれではあるのだが、まあとにかくどういうことなのかというと、新人君を攻略しようと思うのである。
「攻略するぞぉおおおお!!」っそう、攻略するのだ。
すなわち、攻略とはセフレである。新人君は一見ナイーブで優しそうに見えるが、実際その通りであり、そして外見もかわいいのだ。
新人君の唾なら五リットルくらい飲んでも平気なくらいかわいい。そう、あまがみ酒である。かわいい人の唾は汚くないのである。かわいい人の体液はむしろ消毒にも使えるくらいのじゅんすいさを持つ。そう昔の人は変態だったのだ。そうKISEIがなかったのだから。まあそんなことはどうでもいい。
というわけで、新人君を呼び出した。
「な、なんですか・・・?」ふふっかわいい。もう一かわいいいただいてしまった。いいのか?こんなハイペースで?最後までスタミナきれないだろうか。そんなことを思いながらもそんなことをおくびにも出さずに私はクール且つ頼れる上司肌をちらりと見せつけつつこう行ったのだ。
「ふむ、君もこの仕事に慣れてきたころだろうと思ってな。」
「は、はあ」
「しかし、一言でいうとダメダメだ」
「!!」
「全然なってない」
「はうう・・っ!」
こんな耳を丸めた子犬のような表情の新人君だ。かわいい・・!!しかし少なからずの罪悪感が芽生えてはいる。だがしかしそれにしても天秤にかけてかわいいという感情のほうが強すぎたのだった。ヤバい。これはDVみたいになるかもしれないな。かわいい子ほどいじめたくなるみたいに言うし。そんな心の闇の部分と戦いつつも私は心を鬼且つかわいいウォッチャーにして言い放つ。
「特に・・その・・駄目だ!!そう、精神というよりも、技術というよりも、そうハート?ハートウォーミング?そう、そんなガツーンとしたものがない。なんというか、プリっとしたものが!!」
「ふええ~!!抽象的過ぎてわからないですぅ~!」
「・・・!!」
私は思い当たった。そう、これはよくある新人いびりである。上司は模範として、仕事において最も合理的なものをいうべきなのだが、つまるところ私のように相手を手籠めにしようとする際はこのように気を引かせるのが最も有効なのだということに気づいたのだった。
「つまり彼らは変態だった・・?」
「もきゅ?」
「いやなんでもない。とにかく今日はレッスンするからな!!ハードな奴!!」
「は、はぁ・・」
「やるどー!!」
「おー」
というわけで、私たちはショッピングモールに行ったのだった。
「わー!!でっかいですぅ~!!それに人がいーっぱいいるです~!!」
フリル付きの服をひらひらと舞い上がらせながら、新人君が無邪気にはしゃぐ。かわいい・・ッ!!殺人的かわいさ・・ッ!これはもう毒ガス攻撃みたいなものである。私は周囲をきょろきょろとして、私以外に新人君の可愛さに呼吸困難に陥った者がいないが心配になりつつも新人君のかわいさに目が離せなくなっていた。
しかし私はそれをおくびにも出さずに合いの手を打つ。
「そうじゃろそうじゃろ?ってアレ?新人君ってこういうところ来るの初めて?」
「う~ん・・僕ってあんまし外に出ないから・・家にいるときはずっとネトゲしてるし・・」
「なぬー?!」
まさかネトゲ中だったとは。意外だ。どんなキャラ使ってるんだろー。姫様キャラだろうなー。それとも筋肉おっさんキャラもギャップがあっていいなー。そしてオフ会で男だと思ったらこんなにかわいい子だったら・・どぅふふ。っていかんいかん。これから筋肉おっさんが新人君に見えてくる呪いにかけられるところだった。自重しよう。
「それに森羅さんからもらったこの首輪とドレスも最高ですぅ~!特にこの首輪!!締め付けが最高ですぅ~!」
「そうじゃろうそうじゃろう。ってアレ?首輪って新人君つけるの初めてじゃないの?」
「パパにもらったものが家にたくさんあるですぅ~!」
「なにー?!」
私は戦々恐々としった。パパって・・まさか実際のじゃないほうのパパなのか・・?!!まさかそういうお店でも働いているというのあか・・?!こんなにかあいいのに・・!!ごくり。
っていかんいかん。なんか興奮してしまっていた。清楚系ビッチという奴か・・!!恐ろしいこれが清楚系ビッチの魔力・・!!
まるで私がこの子にドレスと首輪をつけることを強要した変態感が霞むほどの事実に、私は参ってしまっていた。まさか新人君にこんな黒いサイドがあっただなんて・・!!
だが、そんなことで新人君のかわいさが霞むわけではない。むしろ興味深く思ってしまった。それに人の真価はその歴史ではなく、現在にこそあるのだと私は思うね。特にその肢体とかね。ぷにぷに感とかね。ふふふ、楽しみだなぁ♪
そんな主人公が思ってはいけない考察をしていると私たちは目標地点に到着したのだった。
「ここだ!!」
「ここは・・」
そう、映画館である。
「それで、ここでどういった訓練をするのです?」
「ひゅふふ、良いだろう。見ていなさい。」
「ラじゃっ!」
そう言って私は売店のほうに歩いていくとこういったのだ。
「精液ミルクスイートポップコーン一つ。あと姫の聖水オレンジジュースドリンクも」
「かしこまりましたー。ぬっ!じょぼぼぼぼ」(卑猥な意味の効果音ではない)
そして私はクレジットカードで買い物を済ませると、
「これが訓練だ・・ッ!やってみなさい!!」
「これが・・?!」
新人くんは信じられないみたいな顔をしていた。ふふっかわいい。しかしてそんなことをおくびにも出さず私は講釈を垂れる。
「そうだ。ポップコーンとジュースを買う。それは実際簡単そうでいて実際には簡単な訓練なのだ。そしてその訓練を積み重ねた上のキャリアうんぬんかんぬん」
そういうと新人君はぴかーっ!とかわいく目を光らせてやる気を出し始めてかわいくいったのだ。
「なんかしゅごいことのように思えてきました!!よーしっ!!やってみます!!」
そういってたたたと走り出して途中こてっと転んだりして涙目になりつつもキッ!と両手を握って調子を取り戻して売店に到着した。何このかわいさ・・今の数秒で一つ映画が作れるレベルの可愛さだった。
そして売店で注文をし・・・て?
「えっとぉ・・・そのぉ・・・もごもご」
うぴゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!もごもごしてるかわいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!
私は一瞬失神して床に転びポップコーンが飛び散る。床に精液味のミルクソースがまき散らされるが、はっ!と新人君のかわいさを一瞬たりとも逃さないように私は瞬時に覚醒し、床に飛び散った精液をなめつつ視線を新人君にロックオンしたのだった。
「えっと。その・・うんと・・」
「(しかも・・背が小さいせいで店員が気づいていない!!)」
その身長という才能じみた身体的特徴までかわいいとは、まるでかわいいの神が新人君だけを味方しているようだった。生まれながらにしてかわいい。それが新人君だった。
(ああ~!!どうしようぅ~!!助けたいのはやまやまだけど、ここで助けてたらもごもごする今の新人君が消えてしまうぅうう!!でも今の新人君と新しい新人君、どちらかを見たいかと言えば新しい新人君だ!!人は進化する生き物。いつまでも同じままでいることはいけないよねっ!!)
そういって近寄って脇に手を入れて持ち上げるみたいな、この保護者感あふれる行為の後に「私の手を煩わせるなんてな・・でも、よく頑張ったことは評価に値するぞ」と言って頭なでなでしてあげるんだぁあああ!!
そう言って口から精子をたらしながらふらふらと「えへっえへへっ♪」と笑いながら近づく私なのだったが。
「む?何をしている?新人?」
「ぐひひ、今日もかわいい新人君、どうしたのかな?もしかしてポップコーンを買いたいのですかな?」
「しょうがないですね。俺たちも暇ではないのですが、まああの人の弟子みたいなもんだし、いっちょ助けてやりますかね」
そして私の顔なじみたち、ゴンザレスGと横三ケ原と唐辛子原がどこからともなく現れて、唐辛子原が抱っこしたり、横三ケ原が店員に声をかけたり、ゴンザレスGが筋肉トレーニングしたりしたおかげで無事にポップコーンとジュースを買えた新人だった。そして彼らはどこかへと去っていく。「ってもうこんな時間ですぞ?!オナニーグッズ全品五十パーセント引きが売り切れるですぞ~!!」「マジか!!今日買わないと俺の今夜のご飯がなくなってしまう!!早くしないと!」「俺は最後の手段、筋トレグッズがあるから良いが・・」
そう言って雑踏へと消えていく彼らだったが、その前に謎の人影が現れる。
「あれ?バーテックスさん?」「そういえばバーテックスさん、さっきあそこで新人君がぶへっ」「な、何をする?!」「・・・お前らは俺の楽しみを奪った。それが許せなかった後悔はしないない」「うわどういうことだやめろぐはー!!」
その後彼らを見たものはいない。
「あれー?!森羅さんどこいったのですー?!」
「ああごめんごめん。新人君。」
「いたー!!あのねあのね!!今親切な人が僕を助けてくれたのー!!って」
「ん?何かな?」
「なんか服に赤い点々がついてるけど・・どうしたのー?」
「((・д・)チッ、完全によけきれなかったか。)いや、何でもないよー!とにかく映画のチケット買って中に入ろうねぇ~」
そう言って私たちのデー・・いや訓練が本格的に始まろうとしていたのだった。
そして先にネタバレをしておこう。これは訓練に見せかけたデートだったのだ。巧妙すぎて気づかなかっただろうふふふ。(みたいな先に犯人を提示しておく系の推理小説みたいな表現を無駄にしてみたりした)
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