異常性癖者たちの戦争ゲーム【※注意:参加者は本当に死にます--が復活するので安全です。だれでもご参加頂けます】

木森林木林

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後日談(ディスコミュニケーション)~争いをなくす方法はただ一つ!!そう世界は一つじゃない!!~

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「ひゃっぽー」
「あべし!」

通行人の体の一部が弾け飛んだ。あたりに肉片が撒き散らされるが、その体液は緑色である。そしてそれはそのまま土に吸収され自動で綺麗になった。
そして同時に復活ポイントのイグドラシルの根本で現れた。「くそー!バーテックスのやつめ!」

そう、今のは本の挨拶だった。バーテックスが本気で周囲の迷惑を顧みずに走ると、周囲に衝撃波が走り数メートル県内なら殆どの人間は体がバラバラにされる。

そう、世界は統べてバーテックスの都合の良い用に作られていた。並大抵のことでは壊れない死ににくい体、死んでも復活するシステム。そう戦争時代に使われていた技術をこの世界向きに改良改善発展的したのがこのシステムだった。この世界は生き物を殺すとポイントが溜り、死んだ時に巨大な木のようにみえるバイオ的構成物イグドラシルから復活するのだ。その際ポイントで自身の体を強化できる。もちろん復活せずにイグドラシルの中で眠り続けることもできるが、そこは最低限の良心だろうか?

最初はこのシステムに抵抗していた人類だったが、その当時の時点で地球でバーテックスにかなうものはいなかった。力こそ正義とは言ったものだが、とにかく資本主義的な金儲けから始まり、貧困からの脱出を図るものなど、一人二人とバーテックス側に回り、今では普遍のものとして扱われていたのだ。
そしてここは世紀末地区。なんでもありのルールである。暴力禁止の区域は塀で囲われて一つの国や街になって言った。
そしてその間を冒険者たちが貿易などで行き合うのだが、それだけだとつまらないということで、皇帝のスキルによって様々なモンスターが生成されていくのだった。 全体の平均レベルから適切な強さが設定され、その体から取れる魔石でエネルギー資源にできたり、魔法が使えたりもする。

「最高~~!!」
「あべしゃー!!」
そういいながらバーテックスは通行人の首をつぎつぎともいでいった。
凄惨な光景だが、これが日常。そうバーテックスにとっての楽園であり、天国。





そう、それがバーテックスの世界だ。

バーテックスの、とわざわざ言ったのは、帝国のスキルによるプロジェクトが進行していたからだ。それは平行世界を作り色々と難癖をつけて全ての人の固有の世界を作り、それぞれに世界を創造させるという企画だ。いうなれば世界を個人所有させてその中で進化するなり神や王になるなりする。そうそれこそが、すべての人間がナンバーワンかつオンリーワンになるもっともシンプルな最適解。つまるところ、コミュニケーションは大切だといっているが、超オーバーテクノロジーにとって、必ずしもコミュニケーションは必須ではないのだ。実際他人に悪行を働こうが、善行を働こうが、自分の世界に浸って他者を拒もうが、どれにしろ、個人という範囲にスケールを狭めれば、各自自分でオナニーしていることと同じなのだ。そして人は個人という領域を出ることができないのである。それができるとすれば、それは某アニメの人類補完計画にほからなず、そしてそれは他者を道ずれにする悪と同義なのだ。
それに、その科学力の前には、他人なのか、それとも精巧なロボットなのか、もはや見分けがつかないのだ。

そう、この世界において到達した真の平和。それをしたものはもちろん、皇帝のスキル人格、アポカリファである。それをする理由の一つは、皇帝と遊べる人を人工的に作る、あるいはその手がかりを見つけるということ、そして彼の故郷の世界のすべての人類を殺したことへの贖罪。皇帝が幼児化を望んだのは、もともとその罪悪感には耐えられなかったからである。故に、もてなさなくてはならない。そういう精神になってしまったのだ。

故に、平行世界でかれは、自身がパンツになる能力や、熟女をねとるストーリー展開、愛しの人と結婚をする人生や愛しの人とセックスする話を作っていたのだった。

「パンツおいしいですぞー!」
「ぐへへ、熟女熟女、、!」
「バーテックスさんそこはらめぇ!」
「もう、バーテックスさんったら、、!」
「殺すの楽しー!!」

それを見てアポカリファは思った。
(こいつらいつも楽しそうだな・・)



おしまい。
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