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pKK(プレイヤーキラーキラー)は辞められませんわ
しおりを挟むPKK、プレイヤーキラーキラーというものがある。
プレイヤーを殺し金品を奪う悪人だ。
我らは巨大なオーバーテクノロジーな宇宙船の中で生活をしている。そのため食料を節約しなければならない。
故に仮死状態になっているのだが、その間ずっと寝ているわけにもいかないので、VRという仮想現実を作るシステムによってネットゲームの中で生活している。
そしてそのネットゲーム空間は複数ある。それは世界観からシステムまで、あらゆるものが違うのだ。
しかし、資本主義とか、コスト削減のためか、課金制でそのネットゲーム内の高額の金額を払わなければ他のネットゲームに移れないのだ。あと多大な研究をしたリアルマネーをしている人も免除されるらしい。
そしてこのネットゲーム世界は最悪だった。
とれはPKKが許可されているということである。
「ぐへへ・・今全額出せば許してやらんこともないぜぇ」
「や、やめろぉ!!」
馬車が盗賊に襲われている。
今はかない命が散らんとしていた。彼らの目的はお金である。
殺すことで相手のお金を奪うことができ、通常モンスターを狩るよりかははるかに効率的に稼ぐことができる。まあ、指名手配になるのでその道を貫き通せないものはやるべきではないが。しかし開き直れば生きやすい生き方であることは間違いない。普通に殺さないのは殺したとき相手の全額の半分だけだからだ。もし相手が急ぎの用事だったり、恐怖で正常な判断を失う場合は、全額渡してもらう方が二倍稼げるからな。
と、まあここまででいいだろう。観察するのは。
「とうっ!!」
私は草むらから突然姿を現し、ドロップキックを食らわせた。格闘家のスキルで前動作に難ありだが、これでファーストアタックは完全に決まった。
「き、貴様は?!」
全身メタリックの安物っぽい全身タイツを吐いた不審者。というか私だが、そいつがこの話の主役、いやヒーロー。
私は日夜編み出し続けている登場ポーズの中で一番今の気分にあっているものをチョイスした。「悪いやつは、スヴぇ手殺す!」
「く!!まさかこいつ最近巷を騒がせているPKKか!!」
「やっちまえ!!」
相手は数人。こちらは一人だったが、「うぐはっ!!」喉元に毒入りナイフを投擲。
「てめぇ!!」魔法ジョブの一人が魔法を発動。しかし、「魔法ジャマーアイテム?!コスパ最悪の奴じゃん!!使うやついたのか?!」その間に首を飛ばす。そして残りも爆弾やらなにゃらで適当に処理。
余裕で勝利した。
その理由は私のリビドーにあることだろう。
私は定期的に人殺しをしたくなるときがある。
そして、感情のないサイコパスというわけでもない。相手に悪いと思って後悔してしまうだろう。気が弱いのだ私は。
しかし、相手が人殺しだったらどうだろう。人殺しを殺す。つまりマイナスがマイナスになって結果的にいいことをしたということでゃないか。
そして、私はこの殺人衝動を限界までためてためて我慢できなくなった時に一気に放出する。私は普段町でお花屋さんのバイトをしているから普段の生活には困っていない。つまり毎日人の者を盗むこいつら盗賊よりも疲労、消耗を抑えられて、かつ欲求不満で精神的に攻撃性が増す。気力とか精神的ないみで大きなアドバンテージがあるのだ。(ちなみに指名手配を殺しても指名手配にはならない)
相当ため込んでいるから消費アイテム差し引きでも利益は出ている。金を稼ぐこともできるし、一石二鳥である。
私はせめて名前だけでも!とか言っている訳アリ貴婦人とかを背にその場を後にした。
「だがしかし・・」
最近、盗賊の数が減ってきている気がする。この街にきた当初は一日に一回はあったはずなのに。今日はもう一週間ぶりの獲物だった。
「そろそろ次の町にいくかな・・」
「おい貴様!!」「む?」
なにやら仮面をつけた見ず知らずの愚連隊に遭遇してしまった。
盗賊か。アイテムは既に消耗している。ここは帰還アイテムで・・
と思ったが、違和感に気が付いた。こいつら指名手配されてない?
明らかにギャングといった異様な格好なのに。ならこいつら名一体何なんだ?
「俺たちはお前と同じPKKだよ」
「な?!」
俺と同じ?!それにしては規模が大きくないか?
PKKってのはもっと少数派で、私のような陰湿なやつがやるようなものだと思っていたのだが
「最近噂になってるからなPKKは儲かるってよ」
「だからクラスのみんなでチームを組んでPKK集団を作ったってわけよ」
「同業者ってわけだ。」「よくも獲物を奪ってくれたな・・」
「殺すか?ひゃははは!!」「だが指名手配されたくねぇしよ・・」
「ということで協定を結ぼうか?あたりのしまを分けて互いに不干渉にしていこうや」
「・・・・・」
ああ、違う。そういうんじゃない。PKKっていうのは、もっと救われてて、自由でなくちゃいけないんだ。
「ごめんこうむる!!さらば!!」
「てめぇ!!」
そしてこの後、PKKが流行しはじめ、PKが絶滅寸前になっていった。するとPKKも減ったりして、それはまあ、食物連鎖的なアレだったのだった。
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