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18 〜ランドリュー男爵家の驚愕〜
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「あ、あの。慰謝料の請求ですか?」
私はランドリュー男爵。ライムの父だ。
ライムには長年申し訳ない事をした。ゴルバチョフ伯爵家に無理矢理番にされ、婚約者に仕立て上げられてしまった。明らかに番ではないと分かっていたのに、伯爵家には逆らう事が出来なかった。
しかし、3年かかりライムが番婚約破棄という嫌がらせのような婚約破棄をされた日、新たな番が現れた。その人がライムと番である事は一目瞭然だった。愛の花を大量に量産して持ってきたのだ。しかも、一瞬目を離した隙にキスしたらしく、新たな花も出てきた。
ライムはやっと幸せになれると思った。
ライムが婚約発表に向けて、王宮に向かったある日、マクシミリアン殿下はライムがいないのを承知でやってきた。相談があるのだと言う。それが『慰謝料の請求』だった。
「ええ。ランドリュー男爵家からは手配していないでしょう?ゴルバチョフ伯爵家に対して」
「まあ、格下の男爵家から慰謝料請求などとは、なかなか出来ないものでして。格下の家は泣き寝入りが常です」
「ふむ、そうか。では、私が代わりに手配しよう。もし何かゴルバチョフ伯爵家から言ってきたら俺に一任していると言ってくれ。ランドリュー家に不利になる様な事はしない」
「はあ、分かりました。ではお願いします」
マクシミリアン殿下にお願いし、我が家は特にする事が無いので、すっかり忘れていた。
マクシミリアン殿下とライムの婚約発表の日、ジギーはやらかしてくれた。マクシミリアン殿下の逆鱗に触れたのだ。と言うか、水面下で着々と準備していた殿下の網にかかったのだ。ゴルバチョフ伯爵家は爵位剥奪、ライム以外にも犠牲者がおり、多方向から慰謝料請求されているようだ。
騒動から数日後、元ゴルバチョフ伯爵家から書簡が届いた。中身は小切手だった。慰謝料の支払いだと言うその金額ーーー、
「5億ルビー!?」
我が家の年間の純利益が約3,000万ルビーだ。
「ぬぬぬ~っ!?なんと言う事だっ!?」
「あなた、どうかしましたの?変な声を上げて」
妻が心配してやってきた。
「まあ、桁数が多くていくらかわかりませんわ。おいくらなの?」
「ごっ、5億ルビーだっ!!」
「何ですって?」
「5億ルビー!!我が家の収入の15年分以上の金額が慰謝料として入ってきた!」
「まあっ、凄いわっ。あら、うちの収入が少ないって事かしら?」
妻が、素朴な疑問なのだろう。つい口にしたと言う感じだが。
「いや、確かにうちは収入が他に比べれば少な目だが・・・。しかし,慰謝料でこの金額はありえないっ!殿下はどんな手を使ったのだろう?」
ライムに向ける優しい眼差しの裏には、何かライムに見せてはいけないモノを隠しているのかもしれない。
ランドリュー男爵は、殿下には逆らわない様にしようと心に誓ったのだ。
私はランドリュー男爵。ライムの父だ。
ライムには長年申し訳ない事をした。ゴルバチョフ伯爵家に無理矢理番にされ、婚約者に仕立て上げられてしまった。明らかに番ではないと分かっていたのに、伯爵家には逆らう事が出来なかった。
しかし、3年かかりライムが番婚約破棄という嫌がらせのような婚約破棄をされた日、新たな番が現れた。その人がライムと番である事は一目瞭然だった。愛の花を大量に量産して持ってきたのだ。しかも、一瞬目を離した隙にキスしたらしく、新たな花も出てきた。
ライムはやっと幸せになれると思った。
ライムが婚約発表に向けて、王宮に向かったある日、マクシミリアン殿下はライムがいないのを承知でやってきた。相談があるのだと言う。それが『慰謝料の請求』だった。
「ええ。ランドリュー男爵家からは手配していないでしょう?ゴルバチョフ伯爵家に対して」
「まあ、格下の男爵家から慰謝料請求などとは、なかなか出来ないものでして。格下の家は泣き寝入りが常です」
「ふむ、そうか。では、私が代わりに手配しよう。もし何かゴルバチョフ伯爵家から言ってきたら俺に一任していると言ってくれ。ランドリュー家に不利になる様な事はしない」
「はあ、分かりました。ではお願いします」
マクシミリアン殿下にお願いし、我が家は特にする事が無いので、すっかり忘れていた。
マクシミリアン殿下とライムの婚約発表の日、ジギーはやらかしてくれた。マクシミリアン殿下の逆鱗に触れたのだ。と言うか、水面下で着々と準備していた殿下の網にかかったのだ。ゴルバチョフ伯爵家は爵位剥奪、ライム以外にも犠牲者がおり、多方向から慰謝料請求されているようだ。
騒動から数日後、元ゴルバチョフ伯爵家から書簡が届いた。中身は小切手だった。慰謝料の支払いだと言うその金額ーーー、
「5億ルビー!?」
我が家の年間の純利益が約3,000万ルビーだ。
「ぬぬぬ~っ!?なんと言う事だっ!?」
「あなた、どうかしましたの?変な声を上げて」
妻が心配してやってきた。
「まあ、桁数が多くていくらかわかりませんわ。おいくらなの?」
「ごっ、5億ルビーだっ!!」
「何ですって?」
「5億ルビー!!我が家の収入の15年分以上の金額が慰謝料として入ってきた!」
「まあっ、凄いわっ。あら、うちの収入が少ないって事かしら?」
妻が、素朴な疑問なのだろう。つい口にしたと言う感じだが。
「いや、確かにうちは収入が他に比べれば少な目だが・・・。しかし,慰謝料でこの金額はありえないっ!殿下はどんな手を使ったのだろう?」
ライムに向ける優しい眼差しの裏には、何かライムに見せてはいけないモノを隠しているのかもしれない。
ランドリュー男爵は、殿下には逆らわない様にしようと心に誓ったのだ。
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