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街に出てきてジュリアは『やめとけば良かった』と後悔している。
最初の数分は、何だか視線が気になるなぁ?位に思っていたのだが、ソレが刺さる様な視線だとすぐに気がついた。
そう、この人は例え部屋が汚くても(皆さん知らない)『抱かれたい騎士N o.1』だったのだ。そんな人が微妙な私を連れていたら睨むのも仕方がない。
『皆さん、安心して下さい!!彼女じゃないですよ~!!』
って叫んで歩く訳にもいかないしな。
ラルク様おススメのパスタ屋さんに入る。可愛いと言うよりも、男性がガッツリ食べるお店みたいで女性は男性に連れて来られた風のカップルだけだ。
「ジュリアちゃん、何する?ココ、カルボナーラかトマトとモッツァレラが美味しいよ?ケーキはね、シフォンケーキが絶品」
「じゃあ、トマトとモッツァレラとシフォンケーキとダージリンティーで」
「俺は、カルボナーラとシフォンケーキとコーヒー。シフォンケーキは2つともアイスと生クリーム・ベリーソースもね」
近くにいた店員さんに頼む。
「ラルク様はこのお店、良く来るんですか?」
シフォンケーキの頼み方が凄い慣れている。
「ああ、月に2~3日位は来るかな?たまに甘いモノ食べたくなるだろ?女性が多い店に入ると大変な目に合うからな。その点この店は男性客が多い割にはケーキが美味い。テイクアウトも出来るし、焼き菓子を買って帰るのもいい」
「楽しみになってきました~」
待ってる間に、綺麗になったミニキッチンに置くモノを話していた。
「来る途中で考えたんですけど、ミルで本格的なモノを作るよりも、インスタントの美味しいのが便利でいいと思うんです。キッチンは基本お湯を沸かすだけ。なので、買うのはヤカンとマグカップをいくつかと、スプーン・コーヒー・サトウ・ミルク以上です」
「えっ。休みの日にミルで挽いたり、サイフォンでコポコポ淹れるの憧れなんだよな?」
悲しそうな目をする。
「高いし、お手入れ大変ですよ。雑に扱うとサイフォンは割れますよ?ヤカンは丈夫ですよ?」
「うっ。ジュリアちゃんプランでいい」
「ふふっ、素直でよろしい」
笑いながら運ばれてきたパスタを食べる。しかし、量をみてびっくりする。
「何この量っ!」
多分普通の2倍はありそうだ。
「あ~、ジュリアちゃんの少な目で注文するの忘れた。いいよ、食べれなかったら俺食べるから。さすがに両方カルボナーラだったらキツイけど、トマトなら大丈夫だわ」
ジュリアは『美味しいっ!!』と食べ始めるが、さすがに半分を超えた辺りから、ケーキの入る場所を考える。そろそろ限界かな?
ラルク様を見ると既に食べ終わっている。
「ラルク様、これ以上食べるとケーキが入らなくなりそう」
「じゃあお皿貰うね?」
ラルク様はあっと言う間に食べてしまった。
最初の数分は、何だか視線が気になるなぁ?位に思っていたのだが、ソレが刺さる様な視線だとすぐに気がついた。
そう、この人は例え部屋が汚くても(皆さん知らない)『抱かれたい騎士N o.1』だったのだ。そんな人が微妙な私を連れていたら睨むのも仕方がない。
『皆さん、安心して下さい!!彼女じゃないですよ~!!』
って叫んで歩く訳にもいかないしな。
ラルク様おススメのパスタ屋さんに入る。可愛いと言うよりも、男性がガッツリ食べるお店みたいで女性は男性に連れて来られた風のカップルだけだ。
「ジュリアちゃん、何する?ココ、カルボナーラかトマトとモッツァレラが美味しいよ?ケーキはね、シフォンケーキが絶品」
「じゃあ、トマトとモッツァレラとシフォンケーキとダージリンティーで」
「俺は、カルボナーラとシフォンケーキとコーヒー。シフォンケーキは2つともアイスと生クリーム・ベリーソースもね」
近くにいた店員さんに頼む。
「ラルク様はこのお店、良く来るんですか?」
シフォンケーキの頼み方が凄い慣れている。
「ああ、月に2~3日位は来るかな?たまに甘いモノ食べたくなるだろ?女性が多い店に入ると大変な目に合うからな。その点この店は男性客が多い割にはケーキが美味い。テイクアウトも出来るし、焼き菓子を買って帰るのもいい」
「楽しみになってきました~」
待ってる間に、綺麗になったミニキッチンに置くモノを話していた。
「来る途中で考えたんですけど、ミルで本格的なモノを作るよりも、インスタントの美味しいのが便利でいいと思うんです。キッチンは基本お湯を沸かすだけ。なので、買うのはヤカンとマグカップをいくつかと、スプーン・コーヒー・サトウ・ミルク以上です」
「えっ。休みの日にミルで挽いたり、サイフォンでコポコポ淹れるの憧れなんだよな?」
悲しそうな目をする。
「高いし、お手入れ大変ですよ。雑に扱うとサイフォンは割れますよ?ヤカンは丈夫ですよ?」
「うっ。ジュリアちゃんプランでいい」
「ふふっ、素直でよろしい」
笑いながら運ばれてきたパスタを食べる。しかし、量をみてびっくりする。
「何この量っ!」
多分普通の2倍はありそうだ。
「あ~、ジュリアちゃんの少な目で注文するの忘れた。いいよ、食べれなかったら俺食べるから。さすがに両方カルボナーラだったらキツイけど、トマトなら大丈夫だわ」
ジュリアは『美味しいっ!!』と食べ始めるが、さすがに半分を超えた辺りから、ケーキの入る場所を考える。そろそろ限界かな?
ラルク様を見ると既に食べ終わっている。
「ラルク様、これ以上食べるとケーキが入らなくなりそう」
「じゃあお皿貰うね?」
ラルク様はあっと言う間に食べてしまった。
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