番は君なんだと言われ王宮で溺愛されています

ゆきりん(安室 雪)

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5 〜フレデリック視点3〜

 その茶会には、王妃・第3王子マクシミリアンの妻ライム・貴族令嬢6人・メイド多数がいた。人数はわからない。メイド達は行ったり来たりしているので、正確な人数は分からないし、去って行き戻らない者もいる。

 「フレッドがお茶会なんて本当に珍しいわ」

 「俺だってたまには、令嬢の皆さんとお話ししたいのですよ?」

 誰だ、仮番。匂いが段々と薄くなってきたぞ。もうココにはいないのか?横に座ってるいるライムにこっそり話しかける。

 「さっきまでココにいて、今いないメイドはどれくらいいる?」

 「えっ、メイドですか?あんまり気にしてなかったです。令嬢の皆さんを覚えるのに必死で」

 確かにな。有名貴族令嬢達の名前を間違える訳には行けないから必死だろう。でも、メイドも気にしてくれっ!

 「ああ、そう言えば。メガネをかけた子がいないわ。椅子を引いてくれたんだけど」

 「他に特徴は?いないのはその子だけ?」

 頼むっ!他にも何か情報をくれっ!!

 「他の特徴・・・、ごめんなさい。覚えてないし、他にも何人かはいたかと思うわ。もしかして、消えた番いですか?」

 「ああ。メイドの可能性が高いんだ」

 「まあっ!そうなのね!?それなら。ねえ、あなた、さっきココにいたメガネをかけたメイドの子に夕方、私の部屋に来てもらいたいのだけど。伝言をお願いできるかしら?」

 ライムは近くにいたメイドに話しかける。

 「メガネ、ですか?ああ、三つ編みをしてたミーシャでよろしいでしょうか?」

 メイドが特徴を聞き返す。

 「ええっ、そう、確か三つ編みをしていたわ。必ずお願いね?」

 「畏まりました」

 そのメイドは伝言を伝えに去っていった。

 「とりあえず、1人は確認出来そうです。他の人はごめんなさい」

 「いや、とりあえず藁をも掴む思いだからな。夕方17時頃からお邪魔するよ」

 次の仕事の時間が迫ってきた為、茶会の突然参加した礼を皆に言い、その場を後にした。



 
 そして、夕方17時からライムの部屋にお邪魔し、仮番を待つ。待つ。待つ。

 が、現れない。

 「兄さん、ソロソロ帰ってくれない?」

 時間はすでに21時だ。

 2人は気を使って部屋での食事に変更し、3人で食べたのだが、その間も誰も来なかったのだ。

 「伝言が伝わっていないのか?」

 「もしくは急用で王宮外に出てしまったかだな。とにかくーーー」

 『コンコンッ!! 遅くなって申し訳ありませんっ。メイドのミーシャと申します」

 走って来たのか、息を切らせている。

 「「「来たっ!!」」」




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