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6 〜ガイナ視点2〜
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街に入り、デラウェア騎士団へ向かう。デラウェア伯爵は屋敷に俺達を泊めたかったようだが、気疲れするので歳頃の令嬢がいるようなので辞退すると当たり障りの無い断りをした。しかし、歓迎会だけは逃げられず明日の歓迎会には参加する事になった。
騎士団に着くと既にデラウェア伯爵令嬢がお出迎えと言う名で待ったいた。建物物の中では無く、外にいた。
あ~、面倒だなと思いつつも予定よりも遅くなっていたので急いで馬で駆け寄り近づいた所で馬を降り、お互いに挨拶した。
デイジー・デラウェア伯爵令嬢。
俺がイメージする令嬢とは違い、しゃしゃり出て来ずおっとりしたタイプだ。しかも賊に襲われたのをすでに知っているのか
「お忙しいのにお邪魔して申し訳ありませんでした」
とお辞儀をしてすぐに帰ろうとする。礼儀的にもお茶を進めなければならない所だが、デイジー令嬢はガイナードと騎士達を気遣い帰っていった。彼女に対してマイナスなイメージは付かなかった。
「気遣い出来る伯爵令嬢に初めて出会った」
その呟きにガイナードの部下ギルバートは苦笑いした。ギルバートはガイナードの乳兄弟で、子供の頃からずっと近くにいる。そんなギルバートが珍しい言葉を聞いて
「番じゃないのか?」
と聞いてきた。
「残念ながらな」
と答えた。
内心では、『俺の番は女じゃないかも』と思っていたのは秘密だ。
この日は騎士達を休める為に俺自身も騎士団でのんびりし、街やその周辺は翌朝から見て回る事にした。夜には歓迎会があるから夕方には支度に戻らなければならない。
あ~、面倒だ。
街中を数名の騎士と馬を歩かせていると、どこからとも無く甘い匂いがしてくる。
昨日の匂いだ。
俺は匂いの方に馬を向ける。
集まっていた人々が解散する所だ。何があったか聞くと、騎士が賊を捕まえたと言う。
やはり俺の番は男か・・・。
勘弁してくれ、女には興味は無いがせめて異性がいい。
重い心を引きずりながらその場を去る。
俺は自警団の詰所も見ておく事にした。
昔の騎士団の建物を使用しているそこは、古びていたがまだまだ使える建物だ。ここにも甘い匂いがうっすらと漂っていた。その建物から女性が出て来た。自警団の制服をきている。馬に乗り、颯爽と走り去っていった。
ふ~ん、女もいるんだ。
俺は馬を降り、自警団の建物に入っていく。
はっ!?
女っ!?
領地に来た時の自警団に女がいたら?
街中の騎士が女だったら?
俺は心の中が晴れていくような気分になった。
騎士団に着くと既にデラウェア伯爵令嬢がお出迎えと言う名で待ったいた。建物物の中では無く、外にいた。
あ~、面倒だなと思いつつも予定よりも遅くなっていたので急いで馬で駆け寄り近づいた所で馬を降り、お互いに挨拶した。
デイジー・デラウェア伯爵令嬢。
俺がイメージする令嬢とは違い、しゃしゃり出て来ずおっとりしたタイプだ。しかも賊に襲われたのをすでに知っているのか
「お忙しいのにお邪魔して申し訳ありませんでした」
とお辞儀をしてすぐに帰ろうとする。礼儀的にもお茶を進めなければならない所だが、デイジー令嬢はガイナードと騎士達を気遣い帰っていった。彼女に対してマイナスなイメージは付かなかった。
「気遣い出来る伯爵令嬢に初めて出会った」
その呟きにガイナードの部下ギルバートは苦笑いした。ギルバートはガイナードの乳兄弟で、子供の頃からずっと近くにいる。そんなギルバートが珍しい言葉を聞いて
「番じゃないのか?」
と聞いてきた。
「残念ながらな」
と答えた。
内心では、『俺の番は女じゃないかも』と思っていたのは秘密だ。
この日は騎士達を休める為に俺自身も騎士団でのんびりし、街やその周辺は翌朝から見て回る事にした。夜には歓迎会があるから夕方には支度に戻らなければならない。
あ~、面倒だ。
街中を数名の騎士と馬を歩かせていると、どこからとも無く甘い匂いがしてくる。
昨日の匂いだ。
俺は匂いの方に馬を向ける。
集まっていた人々が解散する所だ。何があったか聞くと、騎士が賊を捕まえたと言う。
やはり俺の番は男か・・・。
勘弁してくれ、女には興味は無いがせめて異性がいい。
重い心を引きずりながらその場を去る。
俺は自警団の詰所も見ておく事にした。
昔の騎士団の建物を使用しているそこは、古びていたがまだまだ使える建物だ。ここにも甘い匂いがうっすらと漂っていた。その建物から女性が出て来た。自警団の制服をきている。馬に乗り、颯爽と走り去っていった。
ふ~ん、女もいるんだ。
俺は馬を降り、自警団の建物に入っていく。
はっ!?
女っ!?
領地に来た時の自警団に女がいたら?
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俺は心の中が晴れていくような気分になった。
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