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23 〜ガイナ視点〜
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歓迎会で賊を捕まえた後、スミレに抱きつき俺は鳩尾に食らわされ、股間を蹴り上げられた。そんなことをされたのはもちろん生まれてはじめてだ。新鮮で、この女性が俺の番なのかと思うと嬉しかった(俺はドMでは無い)。上辺だけ笑い、腹の底じゃ何を考えているか分からない女の子じゃない。俺と同じ目線で物事を考えられる子だ。騒ぎを納めてからデラウェア伯爵家に向かった。
スミレに会いたい。
もう一度抱きしめて、そして可愛い唇にキスをしたい。
はっ!!
どうした俺っ!?
コレが番に対する愛情の深さなのか!?
しかし、デラウェア伯爵家に着くと衝撃的な発言をデイジーから受ける。
「あの・・・、姉は番がイヤだと馬で逃げました。どこに行くかも言い残しませんでしたので、行き先不明です」
じゃじゃ馬めっ!!
そんな大人しく捕まらないところも好ましいぞっ!!
絶対に捕まえてやる!!
さて、逃げるとしたらどこだ?スミレは多分犯罪者の心理(スミレは犯罪者では無い)の行動に当てはまる行動をするだろう。逃げるなら人の多い所か。そうだな、俺なら王都だ。しかも旅行客の多い宿の密集地帯だ。人をたずねても『旅で出てきたばかりで』とか『仕事で数日しかいないからわからない』の返事しか期待できない場所だな。
よし、俺は狙いを定め護衛を置いて王都に向かった。確かスミレの兄・ダラスが王都にいるはずだな。デラウェアを出る直前、騎士団に文鳥(鳥が手紙を運んでくれる)を飛ばし、ダラスに王都の門に来るように手配した。そして門で待っていたダラスと共にスミレが泊まっているだろう宿の食堂に向かった。
ダラスに様子を見に行かせ俺は外にいたのだが、スミレは多分いるだろう。スミレの匂いを濃く感じる。俺が建物内に入るとスミレもこちらを見た。目が合うが、イヤそうな顔をされた。ダラスにはスミレが見つかれば帰っていいと言ってあったので、すぐに帰って行った。
さて、スミレは王宮に大人しく着いて来ないだろうし。どうしたもんだ?俺ももっとスミレを知りたい。そして俺はデランジェまで肉を食べに行く事にした。2週間程あればお互いの事も分かるし、スミレを口説いてみせる。
道中、普通の騎士仲間みたいな感じだったが俺は少し物足りなかった。もっとに触れたいのだ。スミレとの始めてのキスは全然ロマンチックじゃなかったが、まあ、それも俺達らしいのかも知れない。だが、確実にゆっくりと2人の距離は近づいていると思ってたのだ。デランジェでスミレが言うまでは。
「『なりたくてガイナの番になった訳じゃないっ!!』なんて言ってしまって。ガイナだって、私なんかが番じゃ不服だろ?綺麗に着飾った令嬢がいいよな。だから、番は気にせずにーーー」
ソレを聞いた瞬間、俺の心は一気に凍った。しかし、スミレの心も実際には開きかけている実感もある。だが、スミレは思った以上に鈍感過ぎだ。本人が自覚しなければどうしようも無い。
俺は『押してダメなら引いてみろ』を実践する事にした。ホントは離れたく無いけれど、敢えて離れる。もしソレでスミレが俺の事を気に掛けないのであれば、もう仕方ない。諦めて一生独身でいる事にしよう。
スミレ以上に愛せる人にはもう出会えないだろうからな。
スミレに会いたい。
もう一度抱きしめて、そして可愛い唇にキスをしたい。
はっ!!
どうした俺っ!?
コレが番に対する愛情の深さなのか!?
しかし、デラウェア伯爵家に着くと衝撃的な発言をデイジーから受ける。
「あの・・・、姉は番がイヤだと馬で逃げました。どこに行くかも言い残しませんでしたので、行き先不明です」
じゃじゃ馬めっ!!
そんな大人しく捕まらないところも好ましいぞっ!!
絶対に捕まえてやる!!
さて、逃げるとしたらどこだ?スミレは多分犯罪者の心理(スミレは犯罪者では無い)の行動に当てはまる行動をするだろう。逃げるなら人の多い所か。そうだな、俺なら王都だ。しかも旅行客の多い宿の密集地帯だ。人をたずねても『旅で出てきたばかりで』とか『仕事で数日しかいないからわからない』の返事しか期待できない場所だな。
よし、俺は狙いを定め護衛を置いて王都に向かった。確かスミレの兄・ダラスが王都にいるはずだな。デラウェアを出る直前、騎士団に文鳥(鳥が手紙を運んでくれる)を飛ばし、ダラスに王都の門に来るように手配した。そして門で待っていたダラスと共にスミレが泊まっているだろう宿の食堂に向かった。
ダラスに様子を見に行かせ俺は外にいたのだが、スミレは多分いるだろう。スミレの匂いを濃く感じる。俺が建物内に入るとスミレもこちらを見た。目が合うが、イヤそうな顔をされた。ダラスにはスミレが見つかれば帰っていいと言ってあったので、すぐに帰って行った。
さて、スミレは王宮に大人しく着いて来ないだろうし。どうしたもんだ?俺ももっとスミレを知りたい。そして俺はデランジェまで肉を食べに行く事にした。2週間程あればお互いの事も分かるし、スミレを口説いてみせる。
道中、普通の騎士仲間みたいな感じだったが俺は少し物足りなかった。もっとに触れたいのだ。スミレとの始めてのキスは全然ロマンチックじゃなかったが、まあ、それも俺達らしいのかも知れない。だが、確実にゆっくりと2人の距離は近づいていると思ってたのだ。デランジェでスミレが言うまでは。
「『なりたくてガイナの番になった訳じゃないっ!!』なんて言ってしまって。ガイナだって、私なんかが番じゃ不服だろ?綺麗に着飾った令嬢がいいよな。だから、番は気にせずにーーー」
ソレを聞いた瞬間、俺の心は一気に凍った。しかし、スミレの心も実際には開きかけている実感もある。だが、スミレは思った以上に鈍感過ぎだ。本人が自覚しなければどうしようも無い。
俺は『押してダメなら引いてみろ』を実践する事にした。ホントは離れたく無いけれど、敢えて離れる。もしソレでスミレが俺の事を気に掛けないのであれば、もう仕方ない。諦めて一生独身でいる事にしよう。
スミレ以上に愛せる人にはもう出会えないだろうからな。
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