花笑みの庭で

ゆきりん(安室 雪)

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 アヤトと昼食を食べた後、今後の話を聞いた後にこの会社の建物について説明してもらった。

 1Fには受付・打ち合わせも出来る外部からもフリーでお洒落なカフェ・コンビニがあり、2~5Fが事務所、6Fが食堂と休憩室、7~10に撮影スタジオ・音楽スタジオ・ダンススタジオを備え、10~20Fがマンション風の居住スペースになっている。居住スペースにはデビュー前のタレントが住んでいたり、アヤトの様に不規則な時間で活動する人間ばかりのようだ。しかも彼らはほっておくと食事を忘れるので、24時間空いている食堂があるのは本人にとっても周りでサポートする人間にとっても有難い。コンビニだけではやはり栄養が偏ってしまうのである。

 さっきのアヤトから渡された食堂のカードは勿論食堂の精算に使えるが、下のコンビニ、各フロアのセキュリティ通過の際のチェックにも使うらしい。このビル内を動く際には必ず必要になるって事だ。

 だからネックストラップに入ってるんだね~。貰った時にはなんで食堂のカードをネックストラップに?て不思議だったんだよね~。
 
 ふとアヤトの首からぶら下がってるネックストラップを見ると、彩音に渡されたものと同じ。

 所謂、お揃いっ!

 嬉しいっ!

 彩音の視線に気がついたのか

 「ああ、ライブのグッズサンプルで作ったやつであんまり数がないんだけどな。メンバーが使ってるぐらいか、気に入らなかったら他のに代えても・・・」

 「気に入りましたっ!代えませんっ!」

 アヤトの言葉を遮り大事に首から下げる。

 ふっ、と優しく笑うアヤトにまたまた心臓がバクバクする。

 「じゃ、俺先にスタジオ行くから彩音は16時位に来て。それまでは部屋でゆっくりしてて」

 彩音の頭をポンポンっと撫でる様にたたき、颯爽と食堂から出て行く。

 1人取り残された彩音はしばし、ぼ~っとしてしまうが、周りからの刺さる視線で我に帰り、アヤトの部屋に戻る事にした。

 
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