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47〜アヤト目線〜
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『カチンッ』
開始の合図が出る。彩音は微笑もうとするが笑えていない。
それに比べて蓮は極上の笑みを浮かべ彩音を見ている。まさかコイツ彩音の事が!?
『彩音ちゃ~ん、普通に微笑んで』
『彩音ちゃ~ん、顔引きつってる』
『彩音ちゃ~ん!』
『休憩しまぁす!』
彩音の目の前にいる蓮が、彩音に向かって何か囁いているが、言い終わると、フイッとスタジオの外に向かって行った。
何やら彩音が悔しそうな顔をする。
「彩音。ほら、彩音」
下を向いていた彩音を俺の方に向かせ、
「大丈夫だよ、焦らないで。ね?」
と言いながら柔らかく微笑む。
すると、彩音もつられて微笑んできた。
「俺には普通に微笑む事が出来るのになぁ」
俺は苦笑する。
「そうよ~、彩音ちゃん。コレ見比べてみてよ~」
美緒子さんが蓮の時と俺の時を比べて見せる。
「ん~、愛情の差?彩音ちゃん、しょうがないから蓮君の顔の上にアヤトの顔置き換えなさい」
愛情の差、そりゃあるだろうな!
「ほら、もう少し練習するぞ。せっかく俺と彩音の曲がかかってるんだから、楽しかった音録り思い出せよ。な?」
そう言って俺は鼻歌を歌いながら、彩音に微笑みかける。俺の事を考えて微笑め。
蓮が戻ってきて再開する。
『うん、彩音ちゃん。そんな感じで~』
その後また何テイクか撮って、その部分はOKになる。
『はい、次のシーン。彩音ちゃんは目瞑ってるだけね~。蓮君、お願い~』
そして、彩音は蓮に瞼をキスされる。
ギリッと奥歯を噛みしめる。
例え芝居でも、こんなシーンは見たくない。が、知らない所でこんなをして欲しくもない。
『は~い、もう一回ね~』
早く終われよっ!
そんな時、蓮が彩音の耳元で何か囁く。
すると、その後から彩音の表情が柔らかく、色気が増す。
一体何を言われたんだ!?
そのシーンの撮影を俺は腑が煮えくり返る思いで見ているしかないのだった。
3部作目はリップだから、キスは唇だろう。
俺は冷静に見ている事が出来るのか?
開始の合図が出る。彩音は微笑もうとするが笑えていない。
それに比べて蓮は極上の笑みを浮かべ彩音を見ている。まさかコイツ彩音の事が!?
『彩音ちゃ~ん、普通に微笑んで』
『彩音ちゃ~ん、顔引きつってる』
『彩音ちゃ~ん!』
『休憩しまぁす!』
彩音の目の前にいる蓮が、彩音に向かって何か囁いているが、言い終わると、フイッとスタジオの外に向かって行った。
何やら彩音が悔しそうな顔をする。
「彩音。ほら、彩音」
下を向いていた彩音を俺の方に向かせ、
「大丈夫だよ、焦らないで。ね?」
と言いながら柔らかく微笑む。
すると、彩音もつられて微笑んできた。
「俺には普通に微笑む事が出来るのになぁ」
俺は苦笑する。
「そうよ~、彩音ちゃん。コレ見比べてみてよ~」
美緒子さんが蓮の時と俺の時を比べて見せる。
「ん~、愛情の差?彩音ちゃん、しょうがないから蓮君の顔の上にアヤトの顔置き換えなさい」
愛情の差、そりゃあるだろうな!
「ほら、もう少し練習するぞ。せっかく俺と彩音の曲がかかってるんだから、楽しかった音録り思い出せよ。な?」
そう言って俺は鼻歌を歌いながら、彩音に微笑みかける。俺の事を考えて微笑め。
蓮が戻ってきて再開する。
『うん、彩音ちゃん。そんな感じで~』
その後また何テイクか撮って、その部分はOKになる。
『はい、次のシーン。彩音ちゃんは目瞑ってるだけね~。蓮君、お願い~』
そして、彩音は蓮に瞼をキスされる。
ギリッと奥歯を噛みしめる。
例え芝居でも、こんなシーンは見たくない。が、知らない所でこんなをして欲しくもない。
『は~い、もう一回ね~』
早く終われよっ!
そんな時、蓮が彩音の耳元で何か囁く。
すると、その後から彩音の表情が柔らかく、色気が増す。
一体何を言われたんだ!?
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俺は冷静に見ている事が出来るのか?
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