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朝、彩音が目を覚ますと目の前にはアヤトの思いの外厚い胸板がある。
モゾリと身動ぐとアヤトも起きた様だ。
「ん、彩音おはよう」
「アヤトおはよ」
流石に毎朝の挨拶は慣れてきた。最初はあんなに恥ずかしいかったのにな。
「彩音、今日卒業式なんだろ?送って行くよ」
「えっ?嬉しいけど、アヤト忙しくないの?大丈夫?」
「彩音の制服姿最後だろ?記念にな」
「ありがと」
微笑むアヤトにお礼を言い支度する。
のんびり朝食を食べ、彩音が作ったチャイも飲み、地下の駐車場に向かう。
彩音がアヤトの車に乗ると、すかさずアヤトはシートベルトをしてくれる。
「じゃ、行くか」
颯爽と車を走らせる。道は混んでおらず10分程で着いてしまう。
「アヤトありがと」
車を降りようとする彩音の腕を引っ張る。
「え?アヤト、なに?」
アヤトの方を向くと『チュッ』とキスされ
「迎えにくるからな」
と言われる。
「えっ、でも・・・」
「いいから、じゃあな」
彩音を送り出すと、アヤトはすぐに車を出す。そのタイミングで後ろから声をかけられる。
「うっす、彩音。アイツこないだのヤツだろ?何なん?」
拓哉が不機嫌そうに聞く。
「あ~、仕事関係?」
濁した返事をするが嘘はついてない。
「そうだ!お前、CM!多分今日大変だぞっ、て言うかバンドどうするんだよ」
捲し立てられるが、彩音は何と答えたらいいのかわからない。CMと同時に歌手デビューした事にもなってしまっている。困っているとクラスの子達に捕まり拓哉から離されていく。
「ごめんっ、拓哉またっ」
拓哉から離れる。
クラスに着くと、更に人が集まり大変な事になった。担任がやってくるとようやく解放されるが好奇の眼差しは途絶えなかった。
卒業式はつつがなく終わり、大学もみな同じなので、敢えてこれから何処かに行こうとかの話しは無く通常通り帰路に着く。
さて、アヤトは迎えに来てくれるって言ってたけど。とさっき別れた辺りを見るといた。あの車は見間違えないよね。
近づいていくとアヤトが車から出てきて、ドアを開けてくれる。
「ありがと、アヤト」
そして車に乗るとアヤトは彩音の頭をポンポンしながら
「卒業おめでとう」
と言った後に花束を渡してくれた。でも、その花束は。
「えっ、薔薇?」
しかも両手いっぱいの?赤い薔薇?
ふふっ、とアヤトは微笑むだけだった。
モゾリと身動ぐとアヤトも起きた様だ。
「ん、彩音おはよう」
「アヤトおはよ」
流石に毎朝の挨拶は慣れてきた。最初はあんなに恥ずかしいかったのにな。
「彩音、今日卒業式なんだろ?送って行くよ」
「えっ?嬉しいけど、アヤト忙しくないの?大丈夫?」
「彩音の制服姿最後だろ?記念にな」
「ありがと」
微笑むアヤトにお礼を言い支度する。
のんびり朝食を食べ、彩音が作ったチャイも飲み、地下の駐車場に向かう。
彩音がアヤトの車に乗ると、すかさずアヤトはシートベルトをしてくれる。
「じゃ、行くか」
颯爽と車を走らせる。道は混んでおらず10分程で着いてしまう。
「アヤトありがと」
車を降りようとする彩音の腕を引っ張る。
「え?アヤト、なに?」
アヤトの方を向くと『チュッ』とキスされ
「迎えにくるからな」
と言われる。
「えっ、でも・・・」
「いいから、じゃあな」
彩音を送り出すと、アヤトはすぐに車を出す。そのタイミングで後ろから声をかけられる。
「うっす、彩音。アイツこないだのヤツだろ?何なん?」
拓哉が不機嫌そうに聞く。
「あ~、仕事関係?」
濁した返事をするが嘘はついてない。
「そうだ!お前、CM!多分今日大変だぞっ、て言うかバンドどうするんだよ」
捲し立てられるが、彩音は何と答えたらいいのかわからない。CMと同時に歌手デビューした事にもなってしまっている。困っているとクラスの子達に捕まり拓哉から離されていく。
「ごめんっ、拓哉またっ」
拓哉から離れる。
クラスに着くと、更に人が集まり大変な事になった。担任がやってくるとようやく解放されるが好奇の眼差しは途絶えなかった。
卒業式はつつがなく終わり、大学もみな同じなので、敢えてこれから何処かに行こうとかの話しは無く通常通り帰路に着く。
さて、アヤトは迎えに来てくれるって言ってたけど。とさっき別れた辺りを見るといた。あの車は見間違えないよね。
近づいていくとアヤトが車から出てきて、ドアを開けてくれる。
「ありがと、アヤト」
そして車に乗るとアヤトは彩音の頭をポンポンしながら
「卒業おめでとう」
と言った後に花束を渡してくれた。でも、その花束は。
「えっ、薔薇?」
しかも両手いっぱいの?赤い薔薇?
ふふっ、とアヤトは微笑むだけだった。
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