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「俺、赤い薔薇が1番好きなんだよね」
そう話しながらアヤトは車を走らせる。
彩音も薔薇は好きな花だった。しかも赤い薔薇は物心ついた時から大好きだった。見ているだけでほんわりと暖かい気持ちになるのだ。
そして数日後。
蓮とのCMが流れる日、またまた彩音はアヤトと一緒に見る事になった。
アヤトに後ろからハグされた格好でテレビを見る。もうそろそろだ。
彩音とアヤトの歌、それに彩音と蓮のキス。
うわぁ~っ!私、こんな顔してるんだっ。イヤ~ッ!恥ずかしいっ!彩音はアヤトの横顔を横から覗き見する。何やら不機嫌な顔をしている。歌とか画像とか変だった!?
「彩音、蓮と1回目のキスの後に何か言われてただろ?それから表情が変わったんだよな。何言われたの?」
至近距離からたずねられる。
ん?あの時は『アヤトさんにキスされてると思えよ』って言われて、必死でアヤトの唇を思い出してた。そんな事、本人に言えないよ~っ!
「あ、ああ。あの時。あの時、何だっかなぁ~。はははっ」
笑って誤魔化そうとするが。
「ふ~ん、俺には言えないんだ。俺には言えない酔っ払いともキスしてるみたいだしな」
ご機嫌斜めなアヤトはそのまま部屋を出て行く。彩音の視界には数日前、アヤトにもらった薔薇が満面の笑みで咲き誇っていた。
そう話しながらアヤトは車を走らせる。
彩音も薔薇は好きな花だった。しかも赤い薔薇は物心ついた時から大好きだった。見ているだけでほんわりと暖かい気持ちになるのだ。
そして数日後。
蓮とのCMが流れる日、またまた彩音はアヤトと一緒に見る事になった。
アヤトに後ろからハグされた格好でテレビを見る。もうそろそろだ。
彩音とアヤトの歌、それに彩音と蓮のキス。
うわぁ~っ!私、こんな顔してるんだっ。イヤ~ッ!恥ずかしいっ!彩音はアヤトの横顔を横から覗き見する。何やら不機嫌な顔をしている。歌とか画像とか変だった!?
「彩音、蓮と1回目のキスの後に何か言われてただろ?それから表情が変わったんだよな。何言われたの?」
至近距離からたずねられる。
ん?あの時は『アヤトさんにキスされてると思えよ』って言われて、必死でアヤトの唇を思い出してた。そんな事、本人に言えないよ~っ!
「あ、ああ。あの時。あの時、何だっかなぁ~。はははっ」
笑って誤魔化そうとするが。
「ふ~ん、俺には言えないんだ。俺には言えない酔っ払いともキスしてるみたいだしな」
ご機嫌斜めなアヤトはそのまま部屋を出て行く。彩音の視界には数日前、アヤトにもらった薔薇が満面の笑みで咲き誇っていた。
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